〈………どうしてこうなったの?〉
「何が?」
〈私達傍から見たら完全に不審者よ?〉
「でも先生に聞いたら『"張り込み捜査ならアンパンと牛乳持って隠れながらじゃないと!"』って」
〈知識が古すぎる・・・・そもそもこれって張り込み捜査なの?〉
「ん〜、わからないわ」
〈えぇ……〉
「とりあえず今はヒフミちゃんの事を見張らないと!」
〈ストーカーを見つけるのが目的だからね?〉
「わかってるって!」
〈(大丈夫かしら?)〉
「あ、出てきたよ!」
〈お、やっとか〉
「ここから補習授業部の部室に向かうと思うわ」
〈なら空から見るとしようか〉
「また飛ぶのね!やったー!」
〈そんなに気に入ったの?〉
「壁を蹴って飛ぶことは出来るけど疲れちゃうから」
〈そっちの方が凄くない?〉
「でも建物がの壊れちゃうのよ」
〈そりゃそうだ。っと対象を見失わないうちに追いかけるよ!〉
「ラジャー!」
「対象が部室に入ったよ!」
〈よし、それじゃ私たちは不振な人物が居ないか調査しようか〉
「了解です隊長!」
〈誰が隊長じゃ〉
「……ねえ、あの人誰だろう?」
〈ん〜?あの銀髪の人?〉
「そうそう。私の記憶が正しければあんな子トリニティにはいなかったはずだけど」
〈………妙だね。少し話を聞きに行こうか〉
「ん、やっぱり近ずきにくい」
〈そこの人、ちょっとお時間頂きますよ〉
「ん?誰?」
〈新しく正義実現委員会に入った愛魔です。それよりお姉さんトリニティの所属じゃないよね。どうしてここに居るんですか?〉
「……ん、逃げるが勝ち」
〈だと思った。ミカちゃん!〉
「あはは☆逃げられると思わないでね!」
「ん、ティーパーティーの。なんでここに」
「ナギちゃんからのお願いでね。ヒフミちゃんをストーカーしてる人が居るらしいから調査して欲しいって。それって………貴方のことでしょ?」
「………ん」
〈どうしてそんなことを?〉
「またファウストと銀行強盗をしたくて」
〈銀行強盗?〉
「あ~前に聞いたんだけどなんか成り行きで銀行強盗をすることになった、怖かった~って」
〈なるほど、脅迫して無理やり仲間に引き込んだと〉
「ん、違う。ファウストも乗り気だった」
「あの顔見てノリノリだったとは思えないな〜」
〈とりあえず貴方の所属してる学校は?〉
「ん、アビドス」
「アビドスってあの砂の町の?」
「ん、そう」
〈なるほどね。それじゃ今回は厳重注意にしておくけど、次やったら問答無用だからね〉
「ん、わかった」
〈それじゃ、報告に行こうか〉
「はーい」
「………ん」
〈は~疲れた〉
「お疲れ様アイカちゃん。よくあそこでハッタリかましたわね」
〈魔法少女と言うより正義実現委員会って言った方が効果的だと思ったからね〉
「ヒフミちゃん大丈夫かしら」
〈大丈夫だと思うよ。自分が誘拐されそうなのに『あはは…そうでしたか。ありがとうございます』だけで済ます子だし〉
「声真似上手ね」
〈変声くらい出来ないと魔法少女は名乗れないからね〉
「魔法少女って大変なのね」
〈まあそうだね。でも楽しいよ!〉
「あ、そういえば先生にも言っておかなきゃかな」
〈あ~責任者がいるなら一応伝えに行ったら?〉
「そうしようかしら。そうだ!アイカちゃんも一緒に行きましょ!」
〈ん〜そうしようかな〉