It is calm and it is a passionate magic boy.   作:桜井舞人

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第09話 「お持ち帰り?そんな馬鹿な。」

前回のあらすじ。

訳もわからずアリサに追われ、伏見君を犠牲にした。

伏見君…君の事は、忘れないから…(死んでません。)

約束の地公園に走る僕。

そしてフェイトと喫茶店にGO!

 

「お待たせしました。

ラズベリーティーソーダを二つに、ローマン・エスプレッソでございます。

こちらから、チョコケーキとチーズケーキ。

それから、ショートケーキでございます。ではごゆっくりどうぞ。」

不思議そうな顔でケーキと紅茶を見つめるフェイト。

うむ…非常にかわいいぞぉ。

(マスター、よだれよだれ。)

おっと…ってたれてないわ!!

(でも鼻の下は伸びてますがね。)

む…そいつは失敬した。

(それよりも、放っといていいのですか??)

まずいまずい。

 

「どうかしたか?」

「これは…紅茶なんですか??」

指差す先にはラズベリーティーソーダ。

いくつもの要素が織り成す風味、ラズベリーティーソーダ。

まずはラズベリーシロップ。

そしてその上に氷を二つそっと乗せる。

フルーツジュースとガムシロップを割ったものを氷の上にそっと注ぐ。

そうすると2層に分かれる。

更に氷を2個砕いて入れる。

そして2時間程水出ししていた紅茶を静かに注ぐ。

これで3層。

更に氷を2個砕いて入れ、ソーダ水を入れる。

最後にミントをそえれば出来上がり。

そんなに難しくはないし、舌はもちろん、目でも楽しめる一品だ。

ケーキは言うまでもないよね??

ローマン・エスプレッソなんて、エスプレッソにレモン入れるだけだしね。

おっと話がそれたな…

 

「もちろんさ。飲んでみるといい…とても面白いと思うよ。

あ、もちろんかき混ぜて飲んでね。」

少し残念そうにかき混ぜるフェイト。

そして一口飲んで…

「うまい!」

アルフが先に感想を言いました…残念…

「えぇ…とてもおいしいです。」

「まぁ、マスターの腕がいいからね。あっ、ケーキも食べてね。」

どれでも好きなのをどーぞと言ってあげたら…

じゃ、じゃあこれを…とイチゴのショートケーキを持っていった。

アルフはモンブラン。

すると僕は自動的にチーズケーキだ。

ここのチーズケーキは絶品でね!

大好きなんだよね~♪

う~ん!おいしい!!

(マスター本来の目的を忘れないで下さい。)

忘れてないよ~。

あぁ~、超うまい!!

(マ・ス・ター!!)

あぁ~、はいはい。わかりましたよーっだ。

 

「それでは本題に入ろう。」

と言ってフェイトとアルフを見ると…

めっちゃおいしそうな顔してる…

流石だぜ瑠璃垣さん…

「~♪」

いい!かわいいから許(許さないで下さい。)はい。

「悪いな…また連れて来るから、本題に入らせて欲しい。」

「え!?あ、はい!すみません…その…すごくおいしくて…」

顔を赤らめながら顔を伏せるフェイト。

本当にかわいいなぁ~。

アリサも見習って欲しい…

(だから、アリサさんもしょっちゅうしてますって…)

え??してないよ~。

いきなりうつむいたと思ったら、殴るじゃんアイツ。

(それは…マスターが悪いんです!)

なにゆえ!?

(とにかくマスターの責任なんですからね!全く…なんで私がこんな事…)

あの…月詠さん??大丈夫ですか??

(私のことはほっといて下さい!それよりさっさと本題に入って下さい。)

そーでした、そうでした。

危うくこれで帰る所だったよ…

 

「あの…その…もしかして…怒りました??」

うわ…その上目遣い反則!

目なんて、涙をためてうるうるしてるし…

あぁ…もうダメだ…僕には、勝てません…

って!涙ためってんじゃん!

えっと…えっと、フォローフォロー!!

「え?あ、あぁ…別に怒ってないよ…ただ、考え事をね…すまない。」

「い、いえ!その…こちらこそすみません…」

(なんなんですか、本当に…

まるでお見合いで初めてあったみたいじゃないですか!?)

あながち間違っていないのがポイントである。(作者)

(作者、黙りなさい。)

ごめんなさい(作者)

 

「それで…本題なんだが…」

「は、はい。」

「私の渡したジュエルシードとこの前回収した奴以外で回収は??」

「ま…まだです…」

しょぼんと、まるで捨てられた子犬のように落ち込むフェイトとアルフ。

うん。アルフは犬だし?

すっごくその表現が似合ってる。

「別に責めていないよ。ただ確認さ。後は、協力するにあたってだが…

第1に戦闘では仮面をつける。これは管理局対策だ。

第2に管理局が出て来るまでの協力であること。

そして第3に、私のことはペルソナと呼ぶこと…

そして第4に、私のことは、君の協力者以外には他言無用だ。

それから第5に、何かがあったら私に連絡すること。

以上が条件だ。

これが守られないのなら返して貰おう…」

 

すると即答で…

「わかりました。約束します。アルフもいいよね?」

「あ、あたしはフェイトに従うだけさ。」

なんか尻尾と耳がぴこぴこ動いてて可愛いんだが…

ついつい撫でたく…撫でたく…

すーっと2回程頭を撫でてしまった。

「あ、すまん…ついつい、な。」

頬をかきながら、ごめんなと言ってると、次第に赤くなるアルフ。

「べ、別にいい…その、撫でたかったらもっと…撫でても…」

「あ、アルフ??」

フェイトがビックリしてるよ。

いや、僕もビックリ。

(この天然ジゴロ。)

月詠が僕のことをどーゆー風に見てるかわかったよ…

と言うよりも、別に僕はジゴロじゃない!!

「じゃ、じゃぁ…お言葉に甘えて…」

優しく、優しく頭を撫でる。

するともっと激しく尻尾が揺れる。もうぶんぶんと。

「(アルフ良いなぁ…)あの…ペルソナさん??」

手を休めることなくフェイトのほうへ向く。

「どうした?あの…その…私も撫でてもらっていいですか?」

ついぽかんと口を開けてしまった。

「かまわないが…一体君達はどうしたんだ…」

「その…アルフ見てたら、気持ちそうで…撫でてもらいたなぁ…なんて…」

私は一向に構わない!

むしろ喜んで!!

 

 

 

こうして僕らの心理戦(?)は終わった…

うむ…くすぐったそうなフェイトの顔かわいい…

(アリサさんでも十分かわいいと思いますよ、私は。)

ま、まぁ…否定は、しないかなぁ。

(素直じゃありませんね。)

素直じゃないのはアリサの専売特許だろ。

(否定できませんね。)

全く…あ、フェイトとアルフ寝ちゃった………

ど、どうしよう…!!

(こういう時こそ別宅を使えばいいじゃないですか。)

あぁ、デバイス研究室のこと??

それいいね。

彼女らをそこで眠らせるか。

「那賀川さん、チェック。」

「いいですよオーナー。」

「ダメダメ、後で帳尻合わなくなるんだから。

それと、一(にのまえ)さん借りたいんだけど…」

「ええ、いいですよ。安養(あんよう)さん。オーナーがお呼びですよ。」

「はーい。今行きます。」

たったったと走ってくる男性。一(にのまえ) 安養(あんよう)さん。

元ドライバーである。

まぁ後は言わなくてもわかりますよね??

「彼女達を桜マンションまで送りたいんだけど、いいですか??」

「もちろん!オーナーのお願いなら、何でも聞きますよ~。」

はっはっは!と笑って、車のキーを取り出した。

 

 

 

そして…

「よいっしょっと!ふぅ…役得だけど疲れました…」

アルフを最上階の65階まで上げて貰った。

もちろんエレベーターですよ。

僕には役得の意味がわからないが、まぁいいでしょう。

「ではオーナー、自分まだ仕事があるので帰りますね!」

「うんありがとう。一さん。」

ではと、走って降りてった。

エレベーター使えばいいのに…

さて…どうしようか??

 





こんなキャラだっけ叶…
随分とフェイトのことが好きだね…
あれ??
これデジャヴ??
なんか以前にも同じようなことが…気のせいか。

桜マンションは個人資産です。
花菱系列のマンション。
つまり、現在はバニングス系列マンションになります。
ここにしょっちゅう寝泊りをするので、特に何も言われません。
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