It is calm and it is a passionate magic boy.   作:桜井舞人

28 / 67
第21話 「変な名前だなぁ……」

あらすじ

お風呂に一緒に入れと……無理やり脱がされて、入らされました。

しかも三人(ギンガ、スバル、クイント)と一緒に。ここ重要。

そして悟ったんですが、お風呂のときに仮面ははずそうと思います。

湯あたりしました。

 

 

 

「お兄ちゃん……もう帰っちゃうの??」

「あぁ、ごめんな……仕事が入っちゃったんだ。」

これ以上付き合ったら体が持ちません。

ここは別の意味でストレスがたまります。

そしてゲンヤさん……未成年にお酒を飲ませないで下さい。

二日酔いがひどいです。

 

「また……また来てね。」

と泣きながら言うギンガ。

僕は何でギンガに気に入られたのか分からないのだが……??

(マスター……時間です。)

分かった。

「あぁ、ギンガ。約束だよ。

では、クイントさん。本局の方に呼ばれているのでこれで失礼します。

また機会がありましたら、伺いますので……」

と社交辞令を言うと……

「いつでも来ていいわよ。なんたって私達は……家族なんだから。

貴方は大事な大事な私の息子。ねっ、貴方♪」

「あぁ。という訳だ……いつでも来いよ。」

と言って首に腕を回された。

「ギンガもスバルもクイントも、そして俺もお前を気に入ってる。

困ったときはいつでも言え。協力する。

仕事も、プライベートも……だ。」

と耳元でぼそぼそと囁かれた。

「ありがとうございます。その時はぜひお願いします。」

陸上警備隊第206部隊の副隊長との連携が取れるようになった。

今回のお泊りにも意味が大分あったな。

と考えていたら、思い出したようにゲンヤさんはもっと身を屈めて言った。

 

 

 

「あぁそれと……本当の意味で俺の息子にならねぇか??」

 

 

 

はい??

なんですと??

いや待て待て……僕がナカジマの家の息子に……??

つまり……こういう事が、四六時中おきると??

今はジュエルシードに手一杯な状態なのに??

最近はアリサもうるさくなって来たし、何よりそっちからもオファーが……。

しかも高町家や月村家に向かう度にも同じ事言われるし……

レティさんにリンディさん。

士郎さんに忍さん。

デビットさんに……あぁ、はやてにも言われたな。

後は……ドクターにグラシアさん。

レジアスさんにゼストさんにメガーヌさん。

あっ、ラルゴ武装隊栄誉元帥にも言われた!!

そしてゲンヤさんだろ??

待て待て……他にも……他にもいた気がする……。

駄目だ、思い出せない!!

とにかく、今言ったのだけで……13人かな??

 

言われすぎだろ!!!!

 

(マスター……それはマスターの設定がいけない。)

何処が!?

(マスターのIDや戸籍は天涯孤独になっています。

親交のある親戚は英禰(あくね)家のみとなってますし……

なによりマスターは養子ですから、本当の親戚はいませんね。

また、マスターの周りには権力者が多いため……というのも関連します。

まぁ引き取り手の花菱が大金持ちだからというのもありますがね。

後はドクターの責任と言ったところですが……

一番の問題はそのマスクです。

ちゃんとそのことを理解しているのですか??)

すみません。

月詠に言われるまで、全くそんなこと考えてませんでした。

でも月詠よ……はずすと僕、利用されるんですが……(泣)

(ええそうでしょうね。

今でさえ管理局のプロパガンダにされているのに更に拍車がかかりますね。

全く……そういう風に頭の回転が速いのに、何故ここ一番でポカをするのでしょう??)

すみません……月詠さん。僕の心はズタボロです。

(いいたい事はたくさんありますが、そろそろ答えたらいいと思いますよ??)

あっ……ゲンヤさん忘れてた。

 

「すみません……今はとてもそんな事は考えられないです。

でも、決してその申し出が嫌だったわけじゃないんです。

皆さん結構気にかけてくれるので、僕は寂しくありません。

それに、クイントさんは家族と言ってくれました。

今はそれだけで大丈夫です。ですので……」

そうかと言って頭をくしゃっと撫でられた。

 

「また来いよ。今度、酒でも持ってきてくれ。」

と笑って手を振ってくれた。

が、何度も言います。

僕は未成年です。

手を振り返して僕は本局へと向かった。

 

 

 

「やぁ!マスケラ執務官。御久し振りだね。」

む??

後ろを振り向くと……

「あぁ、ランスター三尉。御久し振りです。

それで、僕は“執務官”ではないですよ??」

「あれ??まだ聞いてなかったのですか??

今回の執務官試験の結果、貴方とエーロ・カッパ二尉。

それから、ウーント・マッテロ一尉、ローラ・カリモフ三尉。

えっと……たしかその4名のはずです。」

なんだそのふざけた名前……

(地球に実在しますねその名前。)

はい!?本当に!?

(はい……エーロさん、ウーントさんはフィンランドで確認。

ローラさんはウズベキスタンですね。)

なんという事だ……日本じゃないだけマシか……??

(そうですね。日本語にしたら大変ですね。)

全くだ……。

 

「そうなのか……これでやっと資格が7つ。

できることが増えるというのはいい事だ。」

としみじみ言っていると……

「しかしそんなに資格ばかり増えると、雁字(がんじ)搦(がら)めになりませんか??」

「なると思う……だが、指を咥えて見てるよりマシだ。

だからランスター三尉も執務官を目指してるんだろ??それと同じさ。」

「そう……ですね。」

資格があるに越した事はない。

増えるほど出世の道は近づくし、評議会にも近づける。

本当、出世したいなぁ……

 

「ではランスター三尉、私はこれで。本局長室に向わなくてはいけませんから。」

そう言って敬礼をした。

ランスターさんは敬礼を返して、お時間取らせて済みませんでしたと一言。

年上の人にそんな事を言わせる心苦しさが残った。

踵(きびす)を返し、局長室に向う。

 

 

 

ノックをして名乗る。

「マスケラ空曹長であります。」

「入りなさい。」

扉を開けて局長室に入る。

中には局長のシュゼット・テーア本局長と秘書のイリス・コル・メシアンがいた。

歴代初の女性本局長で、42歳に見えない容姿とスタイルで有名になった。

とは言っても、局に入ってる女性は大体そうだけどね。

レティさんもPi―――歳だし。

リンディさんもPi―――歳。

クイントさんは2Pi―歳。

クイントさんを出す意味はなかったな……まぁそんなもんだ。

 

「マスケラ空曹長参向しました。」

「よろしい。では早速ですが、執務官試験おめでとうマスケラ空曹長。

君の保持している資格を評し、二階級特進の三尉に上げる事になった。

おめでとう。なお君のマイスターとしての腕や技術提供も含んでの事だ。

これからも世界平和の為に頑張りなさい。」

「はっ!了解しました。

今回の特進を日々の糧とし、世界平和の為に精一杯働かせて頂きます!!」

その言葉聞いてにこりと笑った。

 

「よろしい。

なおこれまでの活動を評し、ヴィシーズ・トラクトゥス勲章を贈る事になった。」

ヴィシーズ・トラクトゥス勲章!?

時空管理局 本局長公認の勲章を僕に!?

「この私にですか??何かの間違いでは!?」

「いや、君にだ。

これまで君が開発したデバイス……新システムは素晴しいものだ。

従来の技術とは全く違う。

更に魔法もそうだ。適性のない者は空を飛べない。

が君が開発した魔法では、一時的ではあるが飛ぶことができる。

これはかなりの進歩であり、素晴しいことだ。

これまでの功績を考えると当然の事だし、むしろやっとという所だ。

上の連中は頭が固くて……やっと承認して貰えたのだ。」

と嬉々として語るテーア本局長。

僕にはその話が信じられないが……秘書を見ると頷かれたので本当のようだ。

「まぁ贈呈式は後日メールにて連絡する。しっかり確認するように。

で……本題はここからだ。

マスケラ三等空尉に私からの任務を伝える。」

「はっ!!」

「今度行われる、管理局の出資者達の立食パーティーについて来い。

マスケラ三尉には変装して、私の甥になってもらう。

まぁ後は言わなくてもわかるな??私の護衛だ。」

ここで始めて秘書のメシアンさんが喋った。

「私達の掴んだ情報によりますと、対管理局組織 ファランクスが来るとのこと。

その情報が正しいのであれば、燻り出して拿捕するのが目的です。」

成る程……対管理局組織のトップクラスのファランクスか……

捕らえれば、大分楽になる。

 

「何故お前に白羽の矢が刺さったのかと言うと……

お前は前線にあまり出ないがからだ。

つまり余り顔が売れていないお前が護衛していても攻撃してくるだろう。

だが、私の護衛がゼスト・グランガイツだったら別だろ??

作戦が変更されるかもしれない。

それにお前が変装して護衛してれば、安心できるしな。

あのゼストが一目置いている隊員なのだからな。

あと、もちろん外にも護衛は配備されている。

その辺は安心してもらっていい。何か質問はあるか??」

「いえ、特には。」

「そうか、なら今日はこれまでだ。

パーティーの件も後日連絡する。しっかり準備しておけ。

といってもスーツ等は私で用意する。

その辺は大丈夫だからな。では、下がってよし。」

「はっ!失礼します。」

本局長室を後にした。

 

 

しかし今日は驚かされることばかりだ……

二階級特進に執務官……ヴィシーズ・トラクトゥス勲章。

そして本局長の護衛……これから忙しくなりそうだな……

(そのようですね。マスターこの後どうしますか??)

ジュエルシードも気になるから地球に戻ろうと思う。

(そうですね、その方がいいと思います。)

やれやれ……やっと帰れる……。

 

「マスケラ執務官。少しよろしいでしょうか。」

受付の女の子に呼ばれて受付に向う。

「階級のバッチです。あと、執務官の制服も。

制服の方は自宅に発送しましたので後で受け取り下さい。

それから……IDをお借りしてもよろしいですか??」

「はい。」

「お受け取りします。今IDを書き換えますね。」

 

 

「はい。お返しします。この度は執務官ならびに昇進おめでとう御座います。

IDの書き換えが終了しましたので、今日から閲覧できる情報が増えました。

今までBランクでしたが、Aランクまでの情報の閲覧が許可されました。

では、本当におめでとうございました。」

「あぁ、ありがとう。失礼する。」

 

 

成る程……閲覧できる情報が増えたか……

(これでまた面白いことになりそうですね。)

うん。とにかく、ミッドの自宅に行くぞ。

制服を受け取って帰る。

(了解ですマスター。)

 

 




別に叶君は死んでませんが、二階級特進です。
オリキャラがかなり増えましたね。
名前オンリーキャラとなるか、それとも介入してくるかは未定です。

ちなみに、上の変な名前は本当に実在します。
他にも色々いたのですが、余りにも酷いのは載せませんでした。

管理局の情報は規制がかかっている設定にさせてもらいました。
じゃないと漏れちゃいますからね、汚職。

今回のでミッド編は終了です。
本編に戻ります。
温泉の話の後……つまりRH&バルディッシュ破損シナリオとなります。
アリサとなのはの喧嘩もありましたね……

という訳で次回もお楽しみに!!
アデュー!

P.S.
あ、言い忘れてました。
ヴィシーズ・トラクトゥスとは時空という意味です。
ラテン語で変換したのですが……
読み方間違ってるかもしれません。
Vicis tractusと書きます。
多分間違ってない。

感想・要望いつでもお待ちしてます。
ではでは。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。