It is calm and it is a passionate magic boy. 作:桜井舞人
あらすじ
なのはが無茶してます。
僕も無茶してます。
フェイトがかーなり無理してます。
やっぱり僕がちゃんと守ってあげないと……な。
「グッ……フェイトーーーーー!!」
ジュエルシードの魔力が暴発した。
恐らく小規模ながら次元震が起こった。
その衝撃で吹き飛ばされるなのはとフェイト。
両者とも飛行魔法で問題無く着地するも、デバイスが深刻なダメージを受けていた。
「大丈夫?戻ってバルディッシュ」
「Yes Sir.」
所どころひびが入ったバルディッシュを待機状態に戻し、フェイトはジュエルシードに目を向ける
ジュエルシードの暴走はまだ終わっていなかった。
まばゆい光を発しつつ空中に浮かぶジュエルシード。
このままでは次の暴発が起きるのも時間の問題だった。
(抑えなくちゃ!)
フェイトは一気にジュエルシードまで駆けようするが……
「フェイト!任せろ!!」
ペルソナがジュエルシードの所にいた。
「月詠、魔力パターン解析!」
「もう済んでます!!」
「よし!アンチマギリングフィールドを小規模展開!!」
「それはまだ試作段階で……!!」
「僕を信じろ!!」
「はい、マスター!!」
月詠は新武装アンチマギリングフィールドを展開。
ジュエルシードの魔力をジャミングしていく。
ジュエルシードの魔力は何とか安定の兆しを見せていた。
「止まった??」
「ペルソナさん!!」
ジュエルシードは止まったものの、その魔力の余波を受けたペルソナはふらついていた。
それに気付いたフェイトはブリッツアクションで近づくが……
アンチマギリングフィールドによって……勢い余ってこけた。
いきなり術式が解けてこけたのだ。
しかも場所が悪かった。
そのままペルソナの上に覆いかぶさったのだ。
少し朦朧としていたペルソナに突っ込んだお陰で、二人ともノックダウン。
それを見ていたアルフは何やってんだいと言うかのような顔をした。
そして二人を抱いてそのまま逃げて行った。
「なんかすごいの見ちゃったね……」
「うん……なんで転んだんだろう……」
一人と一匹の声は三人の去ったこの静かな場所で霧散した。
意識を失っているペルソナを介抱するのに研究室に戻った。
といっても、桜マンションであるが……
「ともかくフェイトに怪我がなくてよかったよっ!」
とケラケラ笑うアルフ。
一方ペルソナは……
「むっ……あばらの4番にヒビが……なぜだ??」
「あぅ……」
その言葉にフェイトは声を漏らして俯いた。
(言えない……!助けようとして頭から突っ込んだなんて言えない……!!)
「まぁ何はともあれ、二人とも無事でよかったよ!」
ふぅと溜息をつくペルソナ。
「これでジュエルシードは7つだ。どうかね、まだ必要なのか??」
ペルソナの言葉にアルフやフェイトは悩んだ。
「「ど、どうなんだろう……」」
「何??」
「「や、私(あたし)が使うわけでは(使うわけじゃ)ないので(ないんで)……」」
………こいつら……何処から突っ込めばいいんだ??
(ですが、これで一つ裏が取れましたね。)
あぁ……フェイトの後ろには誰かがいる。
(ドクターの推測によるとプレシア・テスタロッサで間違いないそうです。)
大魔導師プレシア・テスタロッサか……やっかいだな。
(ですが、取引はしやすいと思います。)
あぁ、一度取引は成立している。
もう一度商談をするだけだ。
(はい。)
「そうだ、ペルソナさん!明日母さんの所に相談しに行くのだけど……」
「その前に一ついいか??」
「はい。なんでしょうか。」
「君の母親はプレシア・テスタロッサかい??」
その言葉にフェイトは驚愕した。
「!?はい……そうですけど。」
「そうか、なら父の知り合いということか……悪いんだが、座標を……」
「わかりました……ですが、なぜ今なんですか??」
全く頭のいい子だ。
(マスターと同い年ですよ?たぶん。)
「少し個人的な話しがあってね……すまない!!この通りだ!!」
とペルソナが頭を下げた。
逆にフェイトがその姿に恐縮してしまった。
「あ、頭を上げてください。座標を教えますから!!」
ちょろいものだ。
(マスター……恐ろしい子!!)
また古いものを持ってきたね月詠。
それをわかるマスターもマスターですけどね。
違いない。
「えっと……座標は……うわ、ながったりい。
次元転移 次元座標876C 4419 3312 D699 3583 D1460 779 F3125。
開け、誘いの扉。時の庭園、テスタロッサの主のもとへ―――!!」
「へー、高次空間内にあったんだ……これは見つかんないね。
それにしても……趣味悪いな、この施設。」
「マスターの仮面にも同じことが言えますよ。」
「ほっとけ。」
「同じことを所有者が言うでしょうね。」
ドクター……本気でフォーマットしていいですか??
そう思わずにはいれなかった。
「さて……このでっかい扉の向こうにいるのかね??」
「さぁ?どうでしょうか。」
「まぁ行ってみますか。」
扉を開けてその先には……
胸元とへその部分を空けたグラマーな美人がいた。
これが……プレシア・テスタロッサ……
「何処の誰かしら??この場所に入り込むねずみは。」
すっごい高圧的な歓迎だね。
「私の名前はジョルジェット・G・スカリエッティ……
あなたの知っている、スカリエッティの息子に当たる存在だ。
もっとも、普段はこの名前を名乗っていない。
僕のことはペルソナとかマスケラとでも呼んで下さい。」
その言葉に目をぎょっと見開いたプレシア。
「スカリエッティ……!!あなたがドクタースカリエッティの息子!?」
めっちゃ興奮してるんですけど……なんででしょうね??
「まぁそういうことになるんですが……かなり不本意ですが。
まぁそれはともかく、取引してくれませんか??」
「取引?この私が……誰と??」
「まぁとりあえず、この通信を受けて下さい。」
指パッチンをして、ドクターとの回線を開く。
「やぁ、どうも!久しぶりだね、プレシア・テスタロッサ。
ご機嫌は……斜めのようだね。叶。何かしたのかい??」
「特に何も。」
「そう、さて……君の失敗作。フェイトのことなんだが……
あれ、君の娘を生き返らせるのを手伝うから、娘にしてくれないかね。
無論、本当に愛せといっているんだ。
あの子は一応私の娘でもあるわけでね……あの子が苦しむのは心苦しい。
お願いできるかな??」
その言葉にまたもや目を見開いた。
「アリシアを……生き返らせることができるの!?」
「かなり難しいけど……40%の確立でできる。
残りの60%のうちの20%は君次第だ。」
「私、次第??」
「ジュエルシードだ。それをうまく使えば……可能だろう。
ただし、これは賭けだ。伸るか反るか……どうする??」
プレシアは考え込んだ。
そして……
「少し時間を頂戴。悪いけど、今すぐには……」
「悪いが、時間はあまりあげられない。
明日だ。もうフェイトの元に管理局が到着する。」
「どういうことかしら坊や。」
「僕が管理局員であり、その手の情報は随時確認しているからだ。
もっとも、貴方やフェイトを捕まえる気は毛頭ない。」
「という訳で、明日また話を聞こうか。では御機嫌よう。」
回線は切れた。
「そろそろ私も帰る。では良い返事を待っている。」
踵を返し、帰ろうとすると……
「待ちなさい。」
呼び止められた。
「なんのようだ。」
「貴方は本当にあの人の息子なの??」
「……………一応な。」
そう言って僕は遠見市に戻ったのだった。
スランプスランプわーいわい。
はい桜井です。
最近叶が調子乗ってると思います。
まぁそこはどうでもいいです。
ではまた会いましょう。