It is calm and it is a passionate magic boy. 作:桜井舞人
あらすじ
本局長にうっかり捕まり、吐かされました。
まぁお陰で動きやすく、さらにパトロンゲット!!
しかしながら問題もあります。
それは―――
「姉さんこの子かわいい!!食べちゃっていい!?」
抱きかかえられた。
「駄目よ!この子はまだ9歳なんだから!それに……この子は私のよ!!」
また抱きかかえられた。
女2人の争いが始まった。
「お兄ちゃん……だいじょーぶ??」
「あぁ、大丈夫……「マスケラ君!どっちのお姉さんが好き!?」じゃないかな??」
あぁ……少女の優しさが……あれ??
目からしょっぱい水が溢れてる。
おかしいな……
「お姉ちゃん達!めっ!!」
と少女が、業務用レンジで2人を殴った。
……………!?
業務用レンジ!?
そんな重いものを振り回せるだと!?
こ……この子も危険だ!?
「お兄ちゃんが困ってるよ!お兄ちゃんいじめたら……ひな、ひなぁ……。」
うわぁぁぁんと泣き出した少女。
「「ごめんねひなちゃん!!私が悪かったからぁ!!」」
そして僕は見た。
泣きながら口元がにやりとなったのを。
駄目だ!!この子は将来色んな人を振り回す!!
というか既にやっている!!
な、なるべく関わらないでいよう……
そしてゆっくりと気配を消しながら離れる。
扉を開けて部屋を出て行く。
えっと……ただ今本局長の経営している孤児院にきています。
孤児の数は30人程。
まぁ個人としては多いと思う。
そして、この孤児院は、食わせ者が多い。
まず院長であり、本局長の妹のミリア・テーア。
ここの孤児院出身らしい。
年齢は自称21歳。
自称姉妹の中で一番かわいい。
自称この地区で一番かわいい。
自称この地区で一番スタイルがいい。
自称……自称……自称……。
そして、自他共に認める変わり者。
というか彼女だけで僕は手一杯です。
他の人のこと考えるのを止めよう。
うん、それが一番精神的にいい。
さて……なぜ僕がここにいるかと言うと―――
「マスケラ君。今日立食パーティの前によって行きたい所があるんだが……」
「構いませんよ。時間もまだまだ余裕があります。どこなんです??」
「この前話しただろう、孤児院を経営してると。そこだ。」
えぇ、言ってましたね。すごく感心した覚えがあります。
「えぇ、行きましょう。」
で、やってきたら……
「姉さん!久し振り!!どうしたのきょう……は??
ってきゃーーーっ!!姉さんこの子かわいい!!食べちゃっていい!?」
に戻るわけです。
さて……落ちついたから、部屋に戻ろう。
部屋に戻ってみると。
そこには誰もいなかった。
何故??
他の部屋にでも行ったのか??
月詠。
(はい。なんでしょう。)
構造解析だ。
隠し部屋があるかもしれない。
もしかしたら本局長の裏を取れるかもしれない。
(了解しました。スキャン開始します。)
もしかしたら……もしかしたらここは研究施設なのかもしれない。
なければそれでいい。
あったら、それは―――
(スキャン完了。隠し部屋は―――あります。合計20。
どうしますかマスター。)
どうするもこうするもない。
もっと深くまで読み取れ。
本局長が帰ってきたら……いやデータを持ち帰り、ドクターと話す。
この施設を洗い流しにするんだ。
犯罪施設の場合は……潰す。いいな。
(了解しましたマスター。)
クソ!!藪に棒突っ込んだらでてきたのがドラゴンかよ!?
変なことにならなきゃいいけど。
それから10分してからスキャニングが終了。
どうだ月詠。
なんの施設かわかったか??
(はい。ここはただの保管庫のようです。)
保管庫??なんの……ってまさか!?
(はい、得意能力者たちの保管庫……つまり養豚所ですね。)
なんってこった……っていってもここのデータを調べんとなんともいえない。
とにかく帰ってからだ。
「遅いなぁ……月詠。本局長と連絡取れないか??」
と声に出していう。
「はい、確認しています。連絡取れました。繋ぎます。」
「済まない!マスケラ君。ちょっと急ぎがあってな……
悪いが、現地で集合しよう。そのときは変装を頼むぞ。」
「了解しました。」
大方こちらの施設で何かやっているのだろう……
今はまだ泳がせておこう。今はまだ。