It is calm and it is a passionate magic boy. 作:桜井舞人
あらすじ
局長が白から灰色に変わりました。
なんでこう次から次へと厄介事が起きるんだろ。
と言う訳で、ここはパーティー会場前なのだが……来ない。
かれこれ30分程待っている。
ただずっとここにいるのは迷惑だし、不審者だ。
まぁ子供の姿(元々だし)をしているし、仮面もつけていない。
ん??なんか電波が来たような気が……気のせいか。
ともかく格好は出席者そのものな訳だが……局長が来ないことには入れないし。
とにかく困っ「済まない遅れた!」やれやれやっと来たか。
ここからは演技をしなくてはいけないんだよな……だるいなぁ。
「あ~っ!お姉ちゃ~~~んっ♪」と言って走って抱きついた。
ついでに頬ずりもしてあげた。
完璧だ。これなら歳相応に見えるだろう……どうですか局長!
「遅いよおねえちゃんっ!」と言って顔を上げると―――――
鼻血を出している局長がいた。
ちょっ、本当に大丈夫かこの人。
てかなんでいきなり鼻血出してる訳!?
「お姉ちゃん大丈夫!?鼻から……血が!?」
ティッシュを手渡す。
素直にティッシュを受け取り大丈夫だと言って鼻を押さえて上を向いた。
あれ??その対処法は正しくない対処法じゃ……
「お姉ちゃんそれじゃ駄目だよ。あっちにベンチがあるから座ろうっ!」
と言って、局長をぐいぐい引っ張って行く。
なるべく人目につきたくない任務だし、局長のこんな姿見せられない。
「はい、ティッシュ詰めて。僕に寄りかかって楽にして……そう。
それで少し下を向いて。うん、しばらくゆっくりしよっかっ!」
と、笑顔を向けると、ティッシュがみるみる赤くなる。
ごめん……正直すまなかった。って僕はなんで謝ってるの!?
あ~もう、訳わからない!!
(マスター。それよりも仕事の話をしましょう。)
そうだった!仕事だよ仕事!!
(局長。今の所怪しい奴はいません。)
(そうか……まぁ簡単には尻尾を出さないだろう。
それにしてもビックリしたぞ。
お姉ちゃんか……しばらくそう呼んでくれないか!?)
いや、なんかハァハァしてるし。
目が血走ってるし、怖いんですけど……しかしお姉ちゃんが原因か!?
それとも笑顔なのか!?
実はどっちもなんだが、わからない叶であった。
(と、とりあえず、この場ではそう呼びますけど……局では呼びませんよ。)
少し残念そうにそうかとうつむく局長。
なんて面倒な人なんだろうか……
(それよりも、早く会場に入りましょう。鼻血も止まったでしょう?
予定時間よりも15分も遅れているんです。示しがつきませんよ??)
と言うとキリッと顔が凛々しくなったが……ティッシュの所為でシュールだ。
(うむ。では会場に入るぞ。ここから気を引き締めていけ。)
その言葉……貴方にお返ししたいですよ局長。
もう本当に鼻血を出すのだけは勘弁して下さい。
ドレスだし。
局長だし。
何より……この会場には色々な著名人が来るのだから……
パーティー会場はやはり著名人がいた。
エスペランサ重工のフランツ・アントン・ベッケンバウアー。
デバイスのパーツや、戦艦のパーツを主な生業にしている。
最近では医療にも力を注いでいるが……なんか矛盾してるよね?
死の商人が医療なんて……まぁいいや次。
ルミナス商業のエリス・レナ・レジーナ。
主に食品関係を生業にしてる。
幅広く商業展開している。
ファッションから医療機器、パーツや医薬品なども販売している。
まぁこの辺りは普通だよね。
次は……株式会社アリオスのエドワーズ・モンテネグロ。
宝石商だね。
炭鉱から出てきたロストロギアなんかも局に売っている。
コイツが一番がめついから嫌いだね。
もう、次行こう次!!
えっと……あっ!現在人気No.1小説家のミユキ・サリィ・クロスロード!
主にこそばゆい青春(恋愛)ストーリーを書いてる。
“木の下での約束”は罪を犯した少女は木の下でした約束を胸に服役する。
少年は少女を影ながら助けていく。
そんな大した約束ではない。
ただこの木の下で会おうというだけの口約束だ。
最終的には少女は木の下で殺されそうになるが、少年がかばって死んでしまう。
「よかった……大好きな君が無事でよかった」と最期に呟いて……
王道ながらも斬新なストーリー。
何よりもキャラクターが生きている。
僕は彼女の作品が好きだね。
最近は推理小説なんかも書いてる。
後でサイン貰おう。
まぁこんな所だね。
後は伝説の三提督とか、リンディさん。レティさん。
カリム・グラシア、レジアス・ゲイズ……この辺が局の中でも有名かな。
もちろんやり手な局員って意味で。
まぁカリムさんは聖王教会の人間だから、厳密には違うけどね。
てか若いのにパーティーに出席とは……偉い人だ。
うーん……このパーティーは何の意味があるんだ??
全くわからない。