It is calm and it is a passionate magic boy.   作:桜井舞人

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第06話 「トラップカード」

あらすじ

体育祭だそうです。

色物担当だそうです。

ポロリとかできないと思います。

 

 

 

着替えて教室でHRを行われた。

先生にこのふざけた競技について聞いたら、生徒会長の仕業らしい。

いつか殺す。

 

「で、アンタ今まで何やってたのよ。

お父様に聞いても教えてくれないし、麻冬藍も分からないの一点張り。」

まぁこうなるよね。

「ちょっと世界を回ってた。

パーティーにも招待されてたからそっちを優先してた。」

うん、間違ったことは一つも言ってない。

「そっちを優先してたってアンタはウチの跡取りじゃ……」

「花菱の跡取りとして、失礼のないようにね。」

するとぽかんとした顔になる。

 

「は、花菱ってアンタ……もしかしてっ!」

「いやいや、今僕は家を出ては行かないよ。

出て行っても社会の厳しさを思い知るだけさ。

だから僕は社会勉強として学校ではなく人間関係等を重視してるだけだよ。

会社を作るにしたって地道な努力がモノを言うんだよ。

こうやって少しずつパイプを作らないとね。」

 

実はもう会社は作ってあるんだけどね。

電化製品中心の会社をね。

ミッドの技術力を生かした会社で今や一部の人の心を掴んで離さない。

今やあらゆる分野に少しずつだが手を伸ばしている。

そんなこんなで今や花菱エンタープライズの何相応しい程の売り上げをあげている。

ちなみに自分のお金だけで経営している。

だからウチには株というものが存在しない。

そういう所も評価されているのだと思う。

 

ちなみにこの前たまたま目にしてしまったのだが……

アリサの下着もウチで作っているものだ。

そんな事本人には言えないから言わないけどね。

こうやって少しずつ稼いでいかないと浪漫巣館の人達も困っちゃうしね。

花菱エンタはそういう目的で作った会社だしね。

基本的には今の会社を辞めたいという方を引き抜いた会社。

自由に企画運営させ、うまくいけばボーナス。

内部競争させて売り上げを伸ばしている。

 

男性は電化製品から車も作るし、女性はデザイン系が多い。

衣料品とかも作っている。

実はデビットさんも取引先の一つであるのはもっと内緒の話だ。

まぁそういう話は置いとこう。

今回は殆どミッドの方にいた訳だしね。

 

「何??僕がいなくて寂しかった??」

「べ、別に寂しい訳ないじゃない……

その、げ、元気でやってるのかなとか。

手紙一つよこさないし、連絡もそんなにくれないし……」

どんどん声が小さくなってきた。

「大丈夫。しばらくはこっちにいるから。

安心してアリサ。ね??」

ぎゅっと抱きしめて左耳に囁く。

これは脳が論理的な言語野をもつのに対し、右脳が感覚的な働きを担っているからだ。

抱きしめてるのは理由??

ボディタッチされて嬉しい人からされるとその感激は男性の倍以上なのだ。

こういう心理的な部分から攻めていくと女性は嬉しいらしい。

とデビットさんに教わった。

 

「バカ……寂しかった。」

あぁ……うん。

左耳で囁かれると結構来るね。

というかこのパターンは甘えんぼモードじゃないか??

と思ってたら僕の背中に少し力が入る。

あぁ幻聴が聞こえてきそうだ。

猫が喉をごろごろ鳴らしてるみたい顔だ。

こうなったら長いんだよなアリサ。

うんやりすぎた。

誰か助けて下さい。

(自業自得です。)

 

 

 

「「叶君久し振り~♪」」

すずかちゃんとなのはと合流。

アリサいい加減手を離して欲しい。

「やぁ久し振り。今日はがんばろうね。」

「「うん!!」」

 

わいわいと会話していたら体育祭が始まった。

やはりそこは小学校。

入場とか、選手宣誓とか、子供らしいことをやる。

まずは1年から6年までの50m走。

コレにはすずかちゃんが出場する。

まぁ結果は分かりきってるからいいよね??

次に借り物競争……つまり僕が出場する。

 

 

 

さぁ僕の番になった。

借り物競争は結構普通なのね。

コースに入って先生がスターターピストルを構えた。

 

『さぁみんな位置について~!よーい……ドンッ!!』

 

パァンッというスターターピストルの音。

皆一斉にスタート。

僕もスタートダッシュに成功した。

さて、札を拾ってっと……な、何だと!?

 

“あなたの大切な人”

 

何だ!?何でこんな札なんだ!?

アリサ??いや待て、後で二人(すずかちゃん、なのは)にフォローが大変だ。

だからと言って二人にするとアリサが怒る。

デビットさんは……いないが麻冬藍さんがいる。

これもアリサが怒る。

他??他なんていないだろ!?

はっ!!そうだ、アイツだ!!

アイツがいる!!(この間の思考実に0.5秒)

 

急いで席のほうに走って行く。。

「ちょっと来てくれ!!」

「え??や、やだよ!恥ずかしいもん!!」

「えぇい!お題で困ってるんだ!!意地でも連れて行くぞ!!」

と言ってぐいっと引張りだし、いわゆるお姫様抱っこで走った。

なんか黄色い声とか上で暴れてる奴とか気にしない。

一心不乱でゴールを目指す。

 

「はい、叶君お題は??」

お題の札を先生に渡した。

すると先生の鼻息が荒くなった。

「こ、このお題であなたの答えがソレなのね!?」

「はい!この伏見(ふしみ) 輝(あきら)で間違いないです!

だって……男で唯一の友達ですから……」

「あー……ごめんね。じゃぁゴールね。1位おめでとう。」

分かってもらえたようだ。

係りの人に案内されて一番フラッグの前に座る。

 

「お題……なんだったんだ。あんな事されたんだ、聞いてもいいだろ??」

やはり聞かれますよね普通。

「“あなたの大切な人”だ。」

「あー、成る程な。あの三人か。」

「分かって貰えたか。」

「あぁ、でもしばらくこういうの勘弁な、心臓に悪い。」

「もちろんだ。僕もしばらくは御免だ。

後でアトラクションチケットあげるから、浪越(なお)さんといきなよ。」

「あぁ、助かる。」

浪越さんは翠屋JFCのマネージャーだ。

こいつ、もう隠すのやめたな。

 

あー次は姫様競争だそうだ。

さっき説明聞いたが、結構面倒だ。

男女でペアになって。女の子をお姫様抱っこでゴールまで連れて行くらしい。

ちなみに僕はアリサとペアだ。

その後何故か羽多(はだ) 綺麗(きれい)(女性)とペアで、男女が逆転らしい。

なんて面倒な……誰か助けてくれーーーっ!!




最近執筆中のテンション維持の為にDystopiaGroundの曲をよく聴きます。
皆さんも聞いてみて下さい。
電波とか、POPとかあります。
お勧めです。
では、次回もお楽しみに。
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