It is calm and it is a passionate magic boy. 作:桜井舞人
あらすじ
ドクター死ねばいいと思う。
運動会終了してた。
フェイトの膝枕、もう少し堪能しとけばよかった。
「叶君や!珍しいやんそんなに時間空けずに来るんなんて……
後ろの人達は誰なん??」
「俺の知り合いだよ。
良き理解者で協力者のテスタロッサ一家だ。
今回は魔法関係の協力者で、リンカーコアを提供してくれる。
まずはこの四人で夜天の魔道書の項目をうめて行こうと思う。」
「そうんなんか!おおきにな、えっと……」
「フェイト……フェイト・テスタロッサです」
「アリシアだよっ!」
「プレシアです。よろしくね、八神はやてさん。」
「よろしくな、みんな!!」
自己紹介と目的を伝えて、まずは説明会をしようと思う。
シャマルにお茶を出してもらい、席に着いた。
「まずは簡単な状況説明をしよう。
闇の書が、主であるはやてと深く結びついている。
一定期間、頁の蒐集がないと持ち主自身の資質(リンカーコア)を侵食する。
それによって成長途上にあるはやてのリンカーコアの魔力を侵食している。
これが足が不自由な理由になっている。
真の持ち主以外によるシステムへのアクセスを認めない。
それでも無理に外部から操作をしようとすると、持ち主を呑み込んで転生してしまう。
ここまでが現在重要な点だ。
それで今回やろうとしていることは、まず400P程うめる。
すると管理プログラムが発現します。
そしたら今僕の後ろに現れた変態と僕が頑張りますので―――」
その言葉にヴォルケンリッターが驚いた。
振り向くとそこにはドクターがいる。
もっとも僕が呼んだんですがね。
「僕の名前はスリエッティ。ドクターと呼んでくれたまえ。
やることはシンプルさ。
400項目うめて、あらかじめ作っておいたワクチンを入れる。
その後残りの266項目をうめて完了さ。
すっごく簡単だろ??
おそらくプレシアとアリシアのみで400なんて埋まる。
まずはプレシアを蒐集しようか。」
ヴォルケンリッターのみんなは納得がいってないようだ。
が、僕の協力者と言うことで渋々ながら蒐集を始めた。
シャマルがリンカーコアを蒐集し始めたら、異変が起こった。
「え??えぇ!?」
「ど、どうしたシャマル!」
「止まらない、止まらないのぉ!!」
「何!?」
どうやらリンカーコアの蒐集が止まらないらしい。
こいつは予想外だ。
というかプレシアさんアンタどれ位魔力持ってんのさ!!
「とりあえず吸える所まで吸ってみてよ。」
「わ、分かったわ!」
吸い始めること5分。
やっと止まったらしい。
さすがの大魔導士も肩で息をしている。
「で……どれ位埋まった??」
「見てみよう……っ!?」
「どうだったシグナム?シグナム??」
「……Pだ。」
「は??」
「620Pだと言っている。」
620P??
いやいやいや、マジでありえないんですけど!!
ちなみに後で分かった話しだけど、まだ余裕があるらしい。
全く……困った人だね。
「ま、まぁいいじゃないか。
目的は達成してるわけだしね。
さて、叶。
いよいよ僕達の出番なわけだけど……準備はいいかい?」
「いやいや、ここじゃ無理でしょ。そっちのラボに行こうよ。」
「それもそうだね、準備は怠らないでおかないと。
でも転送ポートは遠いし。」
「大丈夫、マンションの一室にポートを新しく設置したから。
そこからラボに飛ぼう。」
「流石だね、それじゃ移動しよう。
ここでもできなくはないんだけどね、失敗したくないからね。」
その言葉を聴いて、コクコク首を動かすシャマル。
了解するシグナム。
未だにぶすっとしているヴィータ。
無表情のザフィーラであった。
一同は桜マンションの一室にやってきた。
「すっごいなぁ~。叶君はこんな所に住んでるん??」
「いや、住んではないよ。
ここは僕の研究室みたいなものさ。
流石に家ではこんなオーバーテクノロジーの研究はできないしね。」
「ほへ~。ふ~ん。ほー。」
「聞いといて聞いてないのね、はやては。」
「あぁごめんごめん。しっかしすごいな~。」
「まぁまぁ、早速で悪いけどこの機械の上にみんな乗って。
ヴォルケンリッターとはやてと僕。
次にテスタロッサ家とドクターでラボに飛ぶよ。
いいね?」
「うん。」
「叶がそういうのなら従おう。いいなヴィータ。」
「しかたがねーか。ここまで着ちまったら戻れねーしな。」
転送ポートに乗ったのを確認して僕らは転移した。
転移したところでウーノが待っていた。
「お帰りなさい、兄様。」
「あぁ、ただいまウーノ。早速だが用意はできてるよね?」
「はい。すぐに取り掛かれます。」
「じゃぁやろうか。」
後ろからドクターがやってきた。
そのきもやかスマイルやめてくれませんか?
「まずはその魔道書をこのコンソールの上に置いてくれるかな??」
「そしたらヴォルケンリッターのみんなはやてを守っていてくれ。」
僕はコンソールの上に月詠をおいて準備をした。
これからは僕とドクターと月詠とのハッキング大会の訳だ。
「これからワクチンを入れるために無理やりこじ開ける。」
「制限時間は5分。それいないにすまないとすまない。
はやて……死んでくれるか??」
『な!?』
「もともとそういう話だったしね。覚悟はできとる。
やっちゃって叶君!!」
「了解した。では始める。」
カタカタカタと小気味良い音が部屋を包む。
第一ブロック解除。
第二、第三、第四、第五ブロック解除。
「ドクター、第一ワクチン注入完了。」
「了解。こっちも注入した。」
「マスター、こちらもOKです。」
第35ブロック突破。
「第二ワクチン注入。」
「来たよ叶。防御プログラムが来た!」
「早い!マスター急がないと!」
「分かっている。」
「こっちは準備できてるよ叶!」
「分かっている!!」
「マスター!」
後たった1つのブロックなんだ。
今日この日の為に、ずっと準備してきたんだ。
この日のために勉強してきたんだ!!
負けるかよ!
死なせてたまるか、俺の大切な友達なんだ!!
死なせてたまるもんか!!
「コレで僕の勝ちだ!!」
エンターを押した。
ドクターが鍵を回す。
画面がブラックアウトした。
しばらくして画面が変わる。
そして1人の美しい女性が舞い降りた。
「システムのリカバリーを確認。
我は夜天の魔道書。マスター、ご命令を。」
「った……やったぞはやて……君はこれで生きることができる。
足も治るんだ。」
「うん。……うん!!」
「しかしギリギリだったね叶。」
「予想よりはるかに防御プログラムが進行してきたからね。
全くどうなってるだか。
まぁこれで夜天の魔道書は元通り。
めだたしめでたしだね。」
ここで次なる問題が発生した。
夜天の魔道書の発言により、僕はヴィータに睨まれた。
「マスター叶ご命令を。」
『は??』
「え?僕??いやいや何もしてないよ!?」
「そういえば、何故だかわからないが、お前もマスターとして認識している。」
「そういやそうだな、てめーなにしやがった。」
「いや、何もしてないし!」
「マスターご命令を下さい。」
「ちょっと待って!なんで俺がマスターなのさ!」
「それがご命令ですか?なら説明しましょう。
私を作ったグランドマスターからの命令です。
そのときの映像がこちらです。」
映像を見た。
何でも魔道書を悪用されるのは予想してたらしい。
それを直すものがいたら、そのものこそが相応しい。
とか言っていたらしい。
つまり、僕もマスターらしい。
「ではマスターご命令を下さい。」
「よしはやて、とりあえずないかい?」
「ないなぁー。」
「なら最初のお願いだ。」
「何なりとお申し付け下さい。」
「はやての家族になって欲しい。」
「おぉ!それグットアイディアや叶君!夜天の魔道書さん。
貴方のことどう呼んだらええ??」
「私に名前はありません。」
「そっかー。叶君。こういう場合ってウチが勝手に付けてもいいの??」
「どうぞ。」
「強く支えるもの、幸運の追い風、祝福のエール、リインフォース。」
「いいじゃないか。すごくきれいでいい名前だ。」
「あ、ありがとう……御座います!」
リインフォースは涙を流した。
何故かは想像できた。
プログラムの改変かバグかは不明だが、現在は完成と同時に主と融合、暴走してしまう。
殺したくもないのに主たちを次々と殺してしまった訳だ。
「これからはみんな家族だ。しっかりやるだぞはやて。」
「うん!」
部屋を離れて一人呆けているとシグナムがやってきた。
「どしたの?」
「礼を……礼をしたくてな。」
「いいよ、もう少しで殺すところだった。」
「それでも我らは助かった。何かないか?」
「何かって??」
「私にできることがあったら何でもいって欲しい。
お前のことを手伝いたい。
お前の望むことをしてやりたい。
別にお前が主になったからという訳じゃない気がするんだ。
私も何を言っているのかわからないし、何をしたいのかもわからない。
でも、この気持ちに偽りがない。
いつでもいい、何かあったら言ってほしい。
いつでも、お前の望むことを叶えてみせる。」
「考えておくよ。今はないよ。」
「そうか。」
そう言ってシグナムは僕の隣に座った。
隣にいるシグナムの体温が心地よく感じた。
僕はその体温を感じながら意識を手放した。
お久し振りです。
長らくお待たせいたしまた。
さてA's編ですが、終わりません。
ラスボスがまだです。
具体的に言うと後1話あります。
その後は3話ほど外伝章がつづきまして、StSに入る感じです。
長かった。
これでやっと俺のやりたいこと全てねじ込める。
因みにStSヒロインに間違いなくアリサがいるのであしからず。
では今回はこの辺で、では皆さんまた来世。