It is calm and it is a passionate magic boy. 作:桜井舞人
Side グリフィス
~ロングアーチ~
「問題の貨物車両速度70を維持。依然進行中です。」
「重要貨物室の突破はまだされていないようですが……」
成程。
しかしそれでは―――
「時間の問題か。」
アラート!?
「アルト、ルキノ!広域スキャン!」
「サーチャー空へ!ガジェット反応!?空から!?」
「航空型、現地観測体を捕捉!」
シャーリーの指示が飛ぶ。
モニターを表示された空にはかなりの数のガジェット。
兄さん達は大丈夫だけど、新人達には荷が重いな……。
フェイトさん、まだ駐車場に着かないのか??
「こちらフェイト。グリフィス、こっち今パーキングに到着。
車止めて現場に向かうから、飛行許可をお願い。」
「了解。市街地個人飛行、承認します。」
これで兄さん達は大丈夫。
フェイトさん、なのはさん、兄さんで空を掌握できる。
頼みます、兄さん。
Side out
空の様子を見ながら高町は告げた。
「ヴァイス君、私もでるよ。フェイト隊長と二人で空を押さえる。」
「うっす、なのはさんお願いします。」
そしてメインハッチが開かれた。
「俺にお守りをしろ……そういう事だな?」
「えっと……その、はい。」
「ふん、断る。そっちはⅡでやれる。
さっさと空を掌握して援護するぞ。分かったな。」
「了解です、マスケラ隊長。」
敬礼をするなのはにしっしっと手を振る。
「じゃ、ちょっと出てくるけど、皆も頑張ってズバッとやっつけちゃおう!」
『はい!』
まぁキャロの様子がおかしい位は普通だな。
「キャロ、大丈夫そんなに緊張しなくても。
離れてても通信で繋がっている。
一人じゃないからピンチの時は助け合いができるし、キャロの魔法は皆を守ってあげられる。
優しくて、強い力なんだから……ね。」
ね、と微笑むなのは。
とりあえず、早く行って来い。
ダッシュでメインハッチから飛び降りる高町。
そのまま空でジャケットを展開した。
相変わらずのミニスカート。
恥ずかしいとかそういうのは無いんだろうか。
フェイトですら今は膝上のタイトスカートなのに。
まぁそれはどうでもいいとして、任務だ。
「任務は二つ。
ガジェットは逃走させず、全機破壊すること。
そして、レリックを安全に確保すること。
ですから、スターズ分隊、ライトニング分隊。
二人ずつのコンビでガジェットを破壊しながら、車両前後から中央に向かうです。
レリックはここ。7両目の重要貨物室。
スターズか、ライトニング、先に到達した方がレリックを確保するですよ。」
『はいっ!』
「で―――私も現場に降りて、管制を担当するです!」
「まぁ新デバイスでぶっつけ本番になったが、練習通りで大丈夫だ。
お前達が気負っても何も変わらん。
普段通りやるんだ。いいな。」
『はいっ!』
高町に飛ばしていたサーチャーがガジェットをとらえた。
成程……ドクターにしては珍しく少なめだな。
これなら簡単だ。
「さーって新人共。
隊長さん達が空を押さえてくれてるお陰で、安全無事に降下ポイントに到着だ。
準備はいいかっ!!」
『はいっ!』
「まずはスターズが先に降下しろ。頑張れよ、二人とも。」
「うん頑張るよ兄さん。」
「あたしもあたしも~!」
「よし、行って来い。」
「「了解!行きます!!」」
スバルのマッハキャリバーはかなり安全を意識してるから大丈夫だろ。
可能な限り遠くの敵機の懐に飛び込み、一撃を撃ち込んだ後急速離脱する。
ってのが本当のコンセプトだけどな。
ティアナのヴァイスリッターはかなりピーキーだ。
長距離魔法を駆使して超々距離から敵中枢に打撃を与えるのがコンセプト。
デバイス内部に魔力タンクを導入した。
そこの魔力で自動的にバリアを展開するようになっている。
近距離射撃、中射程砲撃、長距離砲撃、どれもティアナが好みそうな奴を入れといた。
問題はとある魔法をティアナが気付いてくれれば、もっと完成度が上がることだな。
俺からは言わないけど。
「次、ライトニング。頑張れよ。」
「「うん!頑張る兄さん!」」
そう言って二人で仲良く飛び降りた。
ストラーダも可能な限り遠くの敵機の懐に飛び込み、一撃を撃ち込んだ後急速離脱する。
ってのがコンセプトだけどな。
ただし、高速・高機動戦用だけどな
ケリュケイオン。
アイツだけは戦闘系ではない。
完璧に補助型。
主にブーストと防御と回復。
一様射撃魔法を入れてはいるが、本人の性格上使わないだろう。
「さてっと俺はここで援護する。
ヴァイス!そのまま上昇して停止させろ。狙撃するいいな!」
「了解っす!」
あいつらなら大丈夫だ。
俺が教えてるんだ、きっと大丈夫。
「高町、フェイト!援護する。フェイトは3時方向!高町は7時の方向に砲撃魔法!」
「「了解!」」
さてと狙撃メインのデバイスはっと……ないな。
ヒュッケバインでいいか。
ヒュッケには一様砲撃用だが狙撃プログラムがある。
しかもこれは自分で作ったデバイスだ。
どうすればいいかも分かっている。
魔力を絞り、魔力で編んだ7.7mm弾を無数作り出した。
「バレットセット、マルチロック、追尾付随。
ターゲット・インサイト、シュート!」
ダンダンダンとけたましい音を立てて弾は放たれた。
これでだいぶ減ったな。
後はって!おいおいまた数増えてんじゃねえの??
ゴキブリかネズミかガジェットは!
全くドクターもやってくれるぜ。
「高町、フェイト。今から指定するポイントへガジェットを誘導しろ。」
「どうするの??」
「ガジェットを砲撃魔法で殲滅する。
対軍プログラム起動。モード・ブラックホール。」
「ちょっとぉ!?すっごい不吉な言葉が聞こえたんだけど!?」
「ブラックホールキャノン。」
「無視なの!?」
うるさいぞ高町。
そう言いながらもきっちり誘導してるじゃないか。
ブラックホールキャノン。
マイクロブラックホールを射出して標的を圧壊させる重力魔法。
限られた空間に大きな質量が集中すると、光さえ脱出できないブラックホールが形成される。
微塵もクソもない。
地理すら残さん、非常に危険な魔法。
む、全てのガジェットを誘導したな。
半径10km程の結界で動きを封じる。
「ターゲット・インサイト、これで全て終わらせる。
速戦即決!デッドエンドシュート!!」
半径10kmを飲み込むブラックホール。
市街地では使えないね、本気で。
「「すごい……」」
「目標、消滅確認。これより別動グループの援護に「その必要はないですぅ。」」
Ⅱ??
「列車のレリック確保!ガジェットも全機破壊したですよー!」
「そうか、よくやった。こちらのヘリで護送しろ。
隊長たちと俺と現地の職員への引き継ぎを担当すればいいな??」
「はいっ♪フェイト隊長とマスケラ隊長とライトニング分隊でお願いするですぅ♪」
「了解した。」
さて、刻印No.9……ドクターに回せるか??
色々動いてみる必要があるな。
後で話をしてみるか。
Side out
Side スカリエッティ
「兄様の部隊にやられましたね、どうします?
追撃部隊でも送りますか??」
「いや、止めておこう。
送って後で怒られるのはごめんだ。
それよりも凄いなあのブラックホールキャノンだっけ??
我が息子ながらえぐい魔法を作る。」
「魔法でマイクロブッラクホールを作り出すとは思いませんでしたね。」
「全く……多分あれはまだ本気じゃないね。」
「ですね。」
本当に恐ろしいよ。
バニシングシステム。
ブラックホール機関というものを持つヒュッケバインでしか発動できない魔法。
それがブラックホールキャノン。
重力フィールド内に発生させたマイクロブラックホール。
そのエネルギーを動力などに転化する装置を小型化に成功した。
というかそんな物いつ実用して、いつ小型化したのかも聞いてない。
全く“凶鳥”とはよく言ったものだ。
それから、フェイト以外のプロジェクトFの残滓がもう一人いたね。
あれも、ぜっんぜん連絡貰ってないし。
ねぇ僕泣いていい??泣いてもいいですか!?
絶対私の事忘れてるでしょ……今夜連絡でもしてみますか。
Side out
「叶!お待たせ。」
「フェイト……俺はマスケラだ。」
「うんそうだったね。でも二人でいる時位―――「フェイト。」。」
「壁に耳あり、障子に目ありだ。俺は仮面(マスケラ)だ。
それ以上でもそれ以下でもない。」
俺の存在、俺のデータ、俺の階級。
全てが偽りだったとしても、俺は仮面付け、仮面(マスケラ)である事を選ぶ。
「マスケラさん……」
「行こうフェイト。ディナーするんだろ?」
「うん。」
手を差し出したのに、腕を組まれた。
意味が分からない。
まぁいい。
飯食ってドクターと通信だ。
「やっぱりフェイトさんも泥棒猫よね。そう思うでしょヴァイスリッター?」
「Yes.sir」
お待たせしました4話です。
お話的には星と雷です。
通常通りライトニングあたりに入れようかと思いましたが、いやそこはあえての隊長達にの援護に回そう。
そう思った次第であります。
実際、原作でも必要とされてませんからね。
やっと長い仕事も終了しました。
が、ちょっとまだ余裕がないのでもうちょっと長い目で見てやって下さい。
やっと前期アニメを見始めた位余裕がありません。
では失礼します。
皆さままた来世。