It is calm and it is a passionate magic boy. 作:桜井舞人
ようやくまとまった休みが取れたので投稿しています。
やっぱり夜勤はきついです。
3年間夜勤していますが、最近は特に。
体がついていきません。
まぁそんな感じで、作者は生きてます。
「さて浪漫巣館に行くぞ。乗れ。」
「アンタ“それ”……重くない訳??」
それとは牛一頭……つまり食べれる部分約400kgだ。
そして豚……約100kgだ。
見事に両手をふさいでいる。
「鍛えているからなどうという事はないが、開けてもらえると助かる。」
「それはもちろんいいけど……この車で運ぶ訳??」
「途中までな。浪漫巣館に持っていく。」
「なんでなの?叶君。」
「あそこには一(にのまえ)がいる。あとは運ばせる。」
「成程、花菱のお付きのドライバーね。」
「そうい事だ。ほれ乗った乗った。」
「ねぇ、ちょっと運転してみていい??」
うずうずしているアリサ。
まぁ昔からこういう事が好きだったからな。
「構わないが……飛ばすなよ。」
「分かってるって。」
分かってると言いながら、一気に加速。
3速までギアチェンジ。
175kmまで加速した。
「ちょっ!!」
「だから飛ばすなと言ったんだ。6速で最高744kmだぞ。」
「何よそれ!?化けものじゃないっ!!」
「と、とりあえずアリサちゃん!
落ち着いてスピード落としてくれると嬉しいんだけど!」
すずかの一言にそりゃそーだと思ったのか、スピードを落とした。
それでもまだかなり速い。
「こんなのどうやって運転するのよ。」
「だいたい2速だ。最高でも120位しか出ないからな。」
「本当に規格外。何に使うのよ、その速さ。」
「使わないさ、そんな速度を出し続けて大丈夫な所は日本にはないよ。」
それもそーねと言ってアリサは運転に集中。
俺は先ほどの話の続きを始める。
とっ、その前に。
「お前、浪漫巣館への道分かってるよな??」
「当たり前じゃない。アタシを誰だと思ってるのよ!」
「ならいいんだが。って言ってるそばからそこは左だ。」
「えっ!?うそ、○イレブンまだ1個目じゃない。」
「阿呆。さっき2個通り過ぎたわ。」
「うん、通り過ぎたね。」
「やはり代われ。俺が運転した方が早い。」
近くのコンビニに止まり、座席を変わった。
ちょっとさっきのお返しにと、脅かしてやる事にした。
「コレの運転はこうやるんだ。」
『ちょっ!?』
一気に220kmまで加速させドリフト。
この速度で浪漫巣館まで約15分かからないだろう。
キュルキュルと音を立てながら曲がる車。
すずかの叫ぶ声が聞こえるが、アリサは意外と普通だ。
こいつ、一体どういう生活してんだか。
「俺が今更ここに戻ってきた理由なんだが。」
「こ、この状態でそれを話すの!?」
「ん?大丈夫だよ。たったの250kmじゃないか。」
「え゛!?そんなに出てる訳!?」
さすがにアリサも驚いていた。
まぁ確かにコーナリングだらけのこの道でそこまで出ているんだ。
さすがにビビるか。
「まぁいいや。仕事でね。色々来れないように手を尽くしたんだが―――」
「来るはめになった訳ね。」
「なんでそんなに落ちいてるの!?」
すずかぁ、うるさいぞ。
「まぁこうなることが予想出来たから来たくなかったんだが。
なってしまった事はしょうがない。
こちらに用事もあった事だしな。
いい機会だと思ってこっちに来た訳だ。」
「そう。あら??もう着くのね。」
「ひぃぃぃ」
「すずか、目ぇ回してらぁ。」
浪漫巣館の駐車場に着いてもすずかは目を覚まさなかった。
仕方がないのでアリサと一緒に行く事にした。
「叶様、アリサ様お久し振りでございます。」
「あぁ久し振りだな那賀川。いい加減引退したらどうだ。」
「坊ちゃんを待つ事が老い先短い爺の楽しみでございます。」
「お前どう見ても末期癌だ。もう俺の事待っていることもつらいはずだ。
どう考えてもお前が生きている間に帰って来れる気がしない。
入院するか療養しろ。」
「ですが坊ちゃま。」
確かにコイツの好きに生きさせてやりたい。
その気持ちもない訳じゃない。
だとしてもだ。
「俺にお前が死ぬのを黙って見てろっていうのか!?
育ての親ともいえるお前の死を、俺が原因で早めているというのに!」
その言葉を聞いてハッとした那賀川。
がそれと同時に真剣な顔立ちになった。
「分かっております。
坊ちゃまがそれで心を痛めると言う事はもちろん。
ですが、この爺最後の最後までこの店で働きたいのでございます。
私には妻も息子もいません。ここがホームなのでございます。」
「叶……那賀川さんを許してあげて。」
そんなことは、そんなことは分かっているんだ。
それでも割り切れないこともあるんだ。
仮面をかぶれば非情になれると思っていた。
それでも俺は家族の事になると非情になれない。
切り捨てるんだ。ここで今。
その為にここに来たんだ!!
「分かった。ただし葬式には俺は出ない。」
「勿論でございます。坊ちゃまは坊ちゃまのなすべき事をおやり下さい。」
切り捨てるんだ。感情を、親子の情を。
「あぁ、一と瑠璃垣を借りるぞ。」
「かしこまりました。」
花菱家の専属ドライバーの一(にのまえ)とコック長の瑠璃垣(るりがき)。
今回よんだ理由は。
「瑠璃垣、肉をさばいてくれ。安養はさばき終わったらここまで運んでくれ。
それから―――――」
「お久し振りです叶様。」
「君は……――――ッ!!」
そこにいたのは俺の専属のメイド、鈴木 麻冬藍(まとら)だった。
しかも記憶があるらしい。
「どうして君が―――なんで。」
「お忘れですか??私は叶様専用アンドロイド。月村製の超特別仕様です。」
「お忘れも何も、そんなこと今知ったんだが??」
「えぇ私も叶がいなくなってから知ったわ。」
「え!?言いませんでしたか!?」
アリサと見合わせ頷いた。
「少なくとも俺は知らん。」
「あぅぅぅ……失敗してしまいました。」
まぁこれで一つ納得した。
彼女がアンドロイドなら、“人間用”の記憶消去は効かない。
「改めて麻冬藍のスペックを説明しますと、メイドとしての機能は勿論!
夜の愛玩具としてご利用になさることも可能です。可能なんです!!
と、ついでにボディーガードもできます。」
「どう考えても2番目と3番目の説明が逆だろ。」
コクコクと頷くアリサ。
そして威圧してる。
そんなことはモノともせず喋り続ける麻冬藍。
「いえ、私の趣味の観点から考えても間違えありません。
叶様が望むのでしたら妊娠だってしてみせます!!」
『せんでいいっ!!』
ついアリサと叫んでしまった。
本当にこの世界は調子が狂う。
仮面をかぶって無情になる。
少しずつ、少しずつ感情を無くしていけばいい。
「麻冬藍のことはほっといて行くぞアリサ。」
「えぇ、そうしましょう。」
「那賀川、ケーキ12ホールくれ。」
「かしこまりました。同じ所でよろしいでしょうか。」
「あぁ。無理はするなよ。絶対にだ。」
にこりと微笑む那賀川。
とても優しく、眩しく見えた。
「かしこまりました。では―――」
「行ってくる。」
こうして俺たちは浪漫巣館を後にした。
すずか??あぁ、まだ寝てる。
案外疲れてるんじゃないか??
と、運転中にロングアーチからの念話が届いた。
なんでも持ち主が判明。運搬中に紛失した、事件性は無いとのこと。
本体の性質も逃走のみで、攻撃性は無し。
ただし大変に高価なモノなので、出来れば無傷にとのこと。
まぁそうだよな、どう考えても仕組まれてるなコレ。
カリムだか、局長だかは分からんが、仕組まれている。
恐らく、働きづめの六課に休息をとのことなんだろうが―――
こんな事してたら、レジアス中将キレるぞ。
「どうかした訳??」
「ん、ロストロギアの説明が来てただけだ。
早くしないとあいつらが戻って来る。
急いで支度をするぞ、アリサ。」
「わかったわ。」
「んー一応聞いておくか。
(こちらマスケラ。スターズ、ライトニング。車で迎えに行く必要はあるか??)」
「(こちらライトニング。
こっちは車で行動中です。スターズを回収しようかと思ってます。)」
「(こちらスターズ。ライトニングに拾って貰えるならこっちはOKです。)」
「(こちらマスケラ。ライトニングの用意した車は5人乗りだ。
俺も回収に向かう少し待っていろ。)」
「((了解!))」
「わるいアリサ、準備お願いしていいか?」
「アンタはどうすんの??」
「5人乗りを7人で乗ろうとしてる奴らがいるから迎えに行く。」
「それは……まずいわね。」
俺は済まんと顔の前に手を合わせ、急いで奴らが待つ場所へ向かった。
場所は化け物の巣窟、喫茶 翠屋。
来てしまった……ついに。なんか入りずらいな。
非常に入りずらい。
笑い声が聞こえる辺り、余計に入りずらい。
だが、入らなくては―――いざっ!
「はーい!いらっしゃいませ~♪」
「お一人様ですか?」
「いや、私はだな―――「兄さん!」ティアナか。」
「ほよ?あぁ……皆!マスケラ隊長が来たよ。」
するとその声に反応する“皆”。
つまりそのまま、店の中全員がこちらを見た。
「マスケラさ―――――」
「?どうしたいきなり。」
俺の顔を指差してわなわな震えている。
顔??
しまった―――仮面してない。
『えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?』
「かなり美男子!」
「しかもあのしなやかな髪。きれいな銀髪ね~。」
「ま、まさかなのは!?こ、こここここの男をお父さんに紹介―――」
「しない!しないよぉ!!」
「兄さんの素顔久々にみたわね。」
コクコクと頷く数人とうるさい高町家。
無事に脱出したいな。
「す、すみません任務中なので、私達はこれで失礼します!!」
「失礼出来ると思うのか…い゛!?」
さすがに喉元に剣を向けられる気にはなれない。
普通にすり抜けさせてもらった。
と同時に、高町母、桃子さんが鍋で殴っていた。
本当にこの家族は規格外だと思う。
「ティアナ、スバル、行くぞ!!」
「あっ、待って兄さん。」
「あにぃ、待ってよ~。」
こうして俺は魔王城を即座にリレミトを使った。
だが回り込まれてしまったとか魔王様からは逃げられないとか知らない。
知った事ではない。
麻冬藍さんとか、そんなのいたな―って、俺も思いました。
とりあえず絡ませたいので絡ませてみたって感じです。
追記
まぁ予想はついてると思いますが、アリサとフェイトがヒロインです。
そして多分頑張れれば分岐ルート書きます。
まぁその前に色々やりますけどね。
皆さんの感想ご要望お待ちしております。
それが俺の生きがいです。
また不定期更新となりますがご了承ください。
では皆さんまた来世。