大きなおっぱい触りたい 作:ピノの星型が全く出ません
オリ主のセカイはありませんが仮にあったらバチャシンは露出度控えめの清楚な服を着たMEIKOとルカしかいません。理由はお察しの通りです。(もしかしたらifとかでそのうち書くかもしれない)
「小鳥遊くん、こんにちは。今日はいつもより早いね」
「こんにちは、朝比奈さん」
予備校で学校の授業の復習をしていたら隣の席に座り、話しかけてきた人物。
そう、この人こそいつぞやか彰人に話した最強の拒絶タイ──あっ、いい匂い。ごちそうさまです。
キリのいいところまで終えたので勉強道具を片付けて朝比奈さんのおっぱいでも眺めようとしたところ、机上に置いていたスマホの画面がついた。誰かからメッセージが来たようでその中身を確認してみる。
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『もしよければ実け─────』
途中で読むのをやめた。ついでにスマホの通知も切ってカバンの中へ突っ込んでおいた。
暇だと返すべきではなかった。一見、俺に拒否権があるように見えるが、この手のパターンはどうせ明日には強制連行されて実験台にさせられるのがオチだ。未来が確定してるのにせっかくの朝比奈さんが話しかけてくれておっぱい観測を始めたのに邪魔するんじゃない。
「昨日は夜遅くにごめんね。あの問題でどうしても詰まっちゃって……」
「だいぶ複雑な文構造だったからね。俺も初めて見るタイプで勉強になったから全然問題ないよ」
さて、話を戻そう。
以前、彰人に話したように朝比奈さんは常にATフィールドを全開にしていると言っても過言では無い。特にここ数週間は放っておいたらサードインパクトが発生して朝比奈まふゆ補完計画が発動するのではと思うほどに酷い気がする。……今までは観察に徹していたが、ここまで来ると流石に放っておけない。
それにこれを取っ払って素の朝比奈さんを見せてもらわなければおっぱいどころか一定ラインを超えるところまで仲良くなることすら不可能な気がする。
それではATフィールドを取っ払うためにはどうすればいいのか。
ここで偉大なる先達の知恵を借りてみよう。
『領域に対抗する最も有効な手段、こっちも領域を展開する。同時に領域が展開された時、より洗練された術がその場を制するんだ』
そう、五条先生も言っていたように何かしらの特殊能力を中和するための常套手段と言えば、こちらも同じものを使うと相場が決まっている。というか誰かも作中で「ATフィールドはATフィールドで
流石に授業前に聞くのは時間的にも厳しい。となると授業後、それも帰る直前に声をかける。
「朝比奈さん」
「ん?どうかした?」
「今日、一緒に帰らない?」
教室に残っていたほんの数人の動きが止まるが再びペンが動く音が聞こえ始める。さすがはこの時間になってもなお自習を続ける訓練されきった学生と言うべきか。
「いいよ。途中までだけど一緒に行こっか」
「小鳥遊くん?……えっと、そんなに見つめられると少し恥ずかしいんだけど……何かついてたりする?」
作ったような笑顔を浮かべながらそう言う朝比奈さんの顔を見つめる。
……おっぱい大きいね。人の視線を引き寄せるブラックホールかな?それならこっちは天衣無縫の極みで対抗するけど。
……ダメだな、なんだか今いち乗り切らない。
「いや、朝比奈さんって綺麗だなって」
「……もう、褒めても何も出ないよ……それとも、私のこと口説いてたりする?」
「いやいや、本当に違うから。思ったことを言ってるだけ」
ここでデートにでも誘い、然るべき時、場所で確実に聞けばいい。
それは雑魚の思考だ。
なぜなら、俺が誘ったところで朝比奈さんがそれを承諾する理由が一つもない。むしろ距離を取られる可能性すらある。…ならば、周りには誰もおらず俺と朝比奈さんの二人きりのこの状況を利用する。ここで話題の緩急をつけて思考を一瞬でも遅らせて本題をふっかける。
思わせぶりな態度で帰りに誘ったのも道中でそういう雰囲気を出したのも全てはこの一手に繋げるための布石。4分11秒の間に朝比奈さんの仮面を外してみせる!
「朝比奈さん、実は俺、少し前から朝比奈さんに伝えたいことがあったんだ」
足を止めて深呼吸。雰囲気作りは完璧。朝比奈さんはもう完全に『そういうこと』だと思い込んでるはず。ここで切り込めば確実にいける。
「…」
幸いなことに朝比奈さんは足を止めてこちらから話を切り出すのを待ってくれてる。ここまで来て逃げられるということは無いだろう。
「…朝比奈さん、大丈夫?」
「……え?どうしたの急に?」
「俺ってさ…他の人よりもほんの少しだけ察しがいいって言われるんだ」
とは言っても『表面上は笑っていても内心ではイラついてる』というのが何となくわかる程度なのだが。
「だけど朝比奈さんは表面上は笑ってはいるけど何考えてるのかよく分からないんだよね」
「……ふーん」
一瞬、ほんの一瞬だけだが、間違いなく朝比奈さんの演技が崩れた。
「これだと少し違うかな……………ちょっと待って………うん………
「…………へえ、そうなんだ」
なんだ!?このプレッシャーは!朝比奈さんのプレッシャーか?
「それで?どうして急にそんなことを?」
…流石に踏み込みすぎたか?今の朝比奈さん「恥を知れ 俗物!」とか言ってきそうで怖いんだけど。
いや、でも朝比奈さんの雰囲気から察するにここを逃せば次はこうして二人きりになって話を聞く機会すら与えられない。
「前々から声をかけようとは思ってたんだけど機会がなくてさ…………それでもここ最近は特に酷いから。ほっといたらそのうち
「……そう。でもそれがあなたになにか関係ある?」
そう言った朝比奈さんの瞳は、どこまでも虚ろで吸い込まれそうだった。きっと、これが素の朝比奈さんなのだろう。
「…………なにもないならもう行くから」
一度だけ、似たような目を見た事がある。
俺ではどうにも出来なかったもの。今は落ち着いてはいるがいつ吹き返してもおかしくは無い衝動。そこに至るまでの理由と経緯は違ってもたどり着いた結果は同じ。
「待って」
「…なに」
「もしかして本当に消える気?」
「…………さっきも言ったけどあなたには関係ないでしょ。もう全部どうでもいいの」
「どうでもいいって…」
「……言葉通りの意味…わたし、こっちだから」
「あっ…」
手首を掴んでいた手をそっと離される。残された俺は静かに歩いていく朝比奈さんの背中を見つめていることしか出来なかった。
「……結局、また…」
次話からはちゃんとIQ下げます。大晦日〜正月の間には投稿する予定です
神代類→名前だけ登場。オリ主がおっぱい星人なことは気付いてるけど、本人が隠してる以上気付いてないふりをしてくれてるできる男。自分含めて周りが個性的すぎることもあるのでドン引きはしてない。
朝比奈まふゆ→書いてて思ったけどこのラスボスどうやって攻略するんだ……。セカイでニーゴのことを拒否ってから数日目。告白されるとめんどいから適当に振ろうと思ったらいきなり自分の内面突かれた。この状態で話聞いて貰えただけで奇跡に近い。
オリ主→国英社はどの科目もまふゆに聞かれるくらいにはできる。数学と理科は死ぬ気で頑張ってようやく予備校の同じクラス内で中の下あたり。
分かりやすく言うとぼ〇勉の古橋文乃に英語の才能も盛った感じ。
まふゆ本人がボロ見せた訳でもないのに自力で核心突いたから朝比奈ポイントちょい高め。それはそれとして現時点では深い関係がある訳ではないのでこの時のまふゆをなんとかできる人間にはなれてない。