大きなおっぱい触りたい   作:ピノの星型が全く出ません

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モモジャンの地球最後の告白をと少女レイ聴きながら書きました。透明感すごくて好きです。



幼馴染の親友の同期とボクの最初の会話、あるいはおっぱい星人の激唱

 

 

 

「散在する獣の骨 尖塔・紅晶・鋼鉄の車輪」

 

 

 神山高校のグラウンドに三人の二年生が佇んでいた。

 

「動けば風 止まれば空」

 

 

 一人は傍らに置いた機械に触れ、一人は目を瞑ったまま右手を胸の前でまっすぐ正面に向け、一人はその様子を少し離れたところから見守っている。

 

 

「槍打つ音色が虚城に満ちる」

 

 

 右手を胸の前でかざした生徒が目を開いて声を張り上げる。

 

 

「破道の六十三『雷吼炮』!」

 

 

 その直後、あたかも彼の手から雷が放たれたかのように見えた。

 

 

「おおおおお!!神代くん、やっぱり君は最高だよ!高身長!イケメン!天才!!」

「確かにこれは凄いな。何よりも爆発が起きてない!」

「試しに作ってみた3Dプロジェクターなんだけどね。気に入ってくれたようで何よりだよ。さあ、次はこっちだ。司くん、この杖を持って呪文を唱えるんだ」

「もしかしたら今日はまともなものなのかもしれん…よし!任せろ!!……と言いたいところだが呪文なんか知らんぞ」

「いいや、呪文は既に君の手中にある。さあ!」

「手中…む?確かに持ち手になにか……せい!!」

 

 

 次の瞬間、未来のスターが杖を向けた数十メートル先が爆発した。

 爆風が三人の髪や制服をはためかせた。

 

 

「…おい、類。オレの見間違えでなければ爆発したぞ」

「これ絶対火薬使ったでしょ」

「いいや、空気圧の実験の応用だよ」

「天馬ー!神代ー!……小鳥遊、お前もか」

「おっと、どうやら時間のようだ。では二人ともそろそろ逃げようか………ついて来れるかい?」

「神代くんの方こそ、ついて来なよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱりこっちに来た!待ち伏せ作戦成功!」

「なに!?」

 

 

 こちらが神山高校1年A組風紀委員会所属白石杏さんの度々運動部の助っ人に出ることで鍛えられた制服の上からでもわかる大きな形のいいおっぱい、制服トッピングです!

 

 うっひょ~~~~~~!

 

 おっぱいを見た時、つい大きな声を(心の中で)出したら、白石さんからの誠意で左右に展開していた屈強な体育教師と風紀委員に捕まってしまいました

 ちなみに、俺と天馬くんと神代くんが生徒指導室で反省文を書いている様子はぜひサブチャンネルを御覧ください

 

 

「確保ー!」

「ぐっ、どうして俺がここを通ることを…」

「天馬先輩に反省文の量を半分にする代わりに教えてもらいました」

「え!?」

 

 

 なに仲間を売ってるんだ!俺たちは共に仲間を売らないという約定を結んでいたでは無いか!天馬くんの鬼!悪魔!武田信玄!!

 

 

「次は神代だ!急ぐぞ!!白石、小鳥遊のことを頼んだぞ」

「はい!」

 

 

 そう言うと先生たちは一斉に走り出した。この場に残っているのは両手を後ろで拘束された俺とその俺の手を掴む形で待機している白石さんのみ。

 

 

「へへっ、お代官様、今度課題出たら代わりにやってあげるから見逃してくだせえ」

「くっくっくっ、お主も悪よのう……まあ、だめですけどね」

「それは残念。ところでもし良ければ今からお茶しない?生徒指導室なんていう退屈な場所よりももっとオシャレなカフェを知ってるんだけど…」

「はいはい、何回目ですかそれ。変なこと言ってないで行きますよ〜」

 

 

 どうやら逃がしてくれる気はないらしい。こうなってしまっては仕方がない。

 白石さんにも聴かせてあげよう────論理(ロジック)律動(リズム)を…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 酷い目にあった。

 まさか反省文を二倍に増やされるとは思っていなかった。いくらなんでも横暴すぎやしないだろうか。おまけに仲のいい数人に放課後にどこか寄らないかと聞いてみれば…

 

 

 

 天馬くんと神代くん→ショーの練習があるから無理

 

 

 ストライク!

 

 

 彰人と青柳くん→歌の練習があるから無理

 

 

 ツーストライク!

 

 

 絵名→これから学校なので無理

 

 

 スリーストライク!バッターアウト!

 

 

 

 他に誘えるような関係の相手は一人だけ。しかし、そいつは現在アイドル活動真っ最中。そんな時に男と1対1でいるところなんか見られたら炎上不可避だろうし遠慮しておいた。私、知り合いにこぞって断られたのに生きてる。何故?

 

 

「あら、椿じゃない」

 

 

 そんなことがありぼっちで帰宅中に声をかけられたので振り返ってみればそこにはちょうど誘おうとしたけどやめておいた人物がいた。

 

 

「愛莉じゃん。久しぶり」

「久しぶりね。帰ってる途中に見えたから少しだけ話でもと思ったんだけどいいかしら」

「問題なし…それでそっちは」

「初めまして、日野森雫よ。愛莉ちゃんからお話は聞いてるわ」

「え、本物?」

 

 

 ……まず、初めに言っておこう。俺は確かに大きいおっぱいは好きだ。だが、以前*1も言ったようにあくまでも大きいおっぱいが格別に好きというだけであって、それが『小さいおっぱいが嫌い』ということとイコールで繋がっている訳では無い。むしろ小さいおっぱいには小さいおっぱいからしか感じることが出来ない独特の良さがある。例えるならば…そう、サイケやヘビメタのような最初はよく分からなくても聞いてるうちにだんだんハマっていくタイプの音楽のような、そんな魅力が小さいおっぱいにはある。あと、小さいからって寄せて上げてるのをバカにする人がいるけどそれもどうかと思う。『俺なんかのために』みたいな手作り弁当と同じタイプの温もりを感じ取ることが出来るのは大きいおっぱいにはできない小さいおっぱいだけの特権であるとも言える。他にも『貧乳はステータスだ。希少価値だ。』という言葉があるが、そもそもおっぱいであるという時点で俺からすればステータスであり希少価値でもある。マユリ様も『偉大な相手というのは輝いて見えるのだヨ』と言っていたように、俺にとって偉大な乳というものは輝いて見えるので朝比奈さんと望月さんと白石さんのおっぱいが輝いて見えるのは当然ながら、日野森さんのおっぱいも輝いて見えた。つまり、日野森さんの平原のようになだらかなお胸も決して嫌いではなくむしろおっぱいであるという時点で俺からすればやんごとなき存在でありおっぱいぱい。そもそも、なぜ俺がおっぱいを好きなのか…忘れもしませぬ、あれは拙僧が大パイ巨峰主義に目覚めたばかりだった頃─────

 

 

 少々話が長引いてしまいそうだな。こういう時は、あの魔法の言葉を唱えれば大抵なんとかなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 おっぱい!

 

 

 

 

 

 

 

 はい、リセット完了。

 

 

 

 …要するに何が言いたいかというと日野森さんはマジですごい。綺麗とか美人とか通り越してビジュアルの暴力だろこれ。

 

 

「初めまして、日野森さん。神山高校2年の小鳥遊椿と申します。兼ねてより愛莉からお話は聞いていました。こうしてお会いできて光栄です」

「……似合わないわね」

「聞こえてるぞ、オカンピンク」

「だ!れ!が!オカンよ!!」

 

 

 女性には優しくするのが紳士の基本だろうが。…絵名と愛莉?二人は長い付き合いだから例外。

 実は、一回だけ冗談で『本気でお母さんみたいだと思ってるんだ』て言ったら真面目に怒られたことがある。だって言動が完全にお母さんなんだから仕方ないじゃん。

 

 

「もしよかったら私にも愛莉ちゃんみたいに気軽に接してくれると嬉しいわ」

「…まあ、そう言うならそうさせてもらうけど……よろしく、日野森さん」

「ええ!こちらこそよろしくね」

 

 

 あらやだお上品やだ〜!(某大蛇丸の人)

 それにしても望月さんといい朝比奈さんといい白石さんといい日野森さんといいどうして美人って何しても絵になるんだろうね。

 

 

「絵名はどんな様子?」

「中学の終盤に比べれば圧倒的に落ち着いてる。今はなんかのサークルでイラスト描いてるって」

「…そう、よかった。椿は最近どう?」

「順調だよ。もうやりたい事も決まってるしそれに向けて頑張ってるところ」

「あなたが決めたならそれでいいと思うわ…ただ、くれぐれも前みたいに無茶はしないこと」

 

 

 そこで少しだけ気まずそうにした日野森さんが声を出した。気まずそうにしててもかわいいとかこの人マジやばくない?

 

 

「……何かあったの?」

「え?愛莉、話してないの?」

「あなたが隠してなくても本人がいない所で話すようなことじゃないでしょ」

 

 

 「色々聞いてる」って言うからこれも話したものとばかり思っていたがどうやらそうでも無いらしい。

 

 

「小鳥遊さんも言いにくいことなら別に────」

「そんな大層な話じゃないよ。ただ中学の頃にちょっとした事故にあってすごいことになったってだけで」

「そうだったの……」

「そうそう、今は落ち着いたけど昔は『奇術師(トリックスター)って呼んでくれ』とか言ってたのよ」

「…おい、日野森さんいる前で変なこと言うなよ」

「あら、いいじゃない。奇術師と書いてトリックスター…ねえ、雫はどう思う?」

「ええ!とってもかっこいいと思うわ!!」

 

 

 パッと花の咲いたような笑みを浮かべて日野森さんはそういった。

 

 悪意なしでここまで言うとはもしかしたら日野森さんにはナチュラルドSの素質があるのかもしれない。

 そう思って愛莉の方を見れば勝ち誇ったような顔をしていた……まさかこいつ全て計算に入れて!?

 

 

「雫もこう言ってくれてる事だしいいじゃない。少なくともオカンピンクよりはマシでしょ?」

「あっ…」

 

 

 愛莉も先程の日野森さん同様に満面の笑みを浮かべているものの、普段の『やれやれ仕方ないわね』的な笑みではなく、キレてる時のお母さんが『別に怒ってませんけど?』とか言ってる時の笑みだった。

 

 

「すいませんでした…もう言いません」

「分かればよろしい」

 

 

 

*1
第1話冒頭参照




オリ主は相手との仲の良さに応じて口調変えてます。 順にタメ口(えななん愛莉ちゃんセンパイ彰人の三人)>柔らかめの口調(他の登場人物)>敬語(教師とか)です。下ネタは別枠。


桃井愛莉→中学時代からの友達…というより悪友みたいな関係。

日野森雫→オリ主との関係は『友達の友達』。本人たちに面識は無かった。

白石杏→彰人に幼馴染み的存在がいることは知ってるがそれがオリ主だとは知らない。風紀委員の仕事でオリ主のことを捕まえる度にお茶に誘われてる。

天馬司→変人その1。なんやかんや言いながらも実験に付き合ってくれるし面倒見がいい。オリ主とは1年の頃もクラスが同じだった。『なんか隠してる』とは思ってるがおっぱいの事だとは思ってない。

神代類→変人その2。頭いいし運動もできるし身長180cmあるしなんやかんや優しいという超ハイスペック。マユリ様とか好きそう(偏見)

オリ主→変人のおまけみたいなやつ。問題起きた時に低確率でワンツーフィニッシュと一緒にいる。『文武両道で性格もいい優等生なのにときどき意味わからないことする』という良くも悪くも話しかけづらい立場なので学校内で話す知り合いは多いが休日に遊ぶくらいに仲がいい友達は少ない。
 かっこつけて衛宮○郎みたいに『そっちこそついて来い』とか言ってたけど足の速さは司と同じくらいなのでついて行く側。
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