宿儺「どけ!!!俺は主人公の相棒だぞ!!!」   作:バケギツネ

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やっぱ主人公ってモテるよね。

 

 

 おっす、俺すっくん!!

 

 前回までのあらすじ!!

 

 恵くんがジャイアン係を引き受けてくれた!その間に俺たちは、ターゲットの二級呪霊を探すぜ!!!

 

『なあ、すっくん。』

 

 んん、どった?悠仁が心配そうに話しかけてきた。

 

『伏黒、大丈夫かな?』

 

「ああ、問題ない。」

 

 恵くん、最近修行頑張ってたもんな。

 

 友情・努力・勝利。それが少年ジャンプだ。強くなろうと頑張る奴が、それだけ報われるのがこの世界。

 

 それに、

 

「これは2戦目なのだろう?大丈夫だろう。メタ的にも。」

 

『...色々台無しだよ、すっくん。』

 

『はーい!ストップ!』

 

 お、なんだなんだ?パンダ先輩の一声で、俺たちは立ち止まる。

 

『クンクン。方向はあっち。京都校4人、まとまって移動してるな。...真っ直ぐこっち向かってきてるぞ。』

 

 まとめてこっちに?ひょっとして皆様、俺たちと戦う気満々?

 

 あの〜皆さんこれ、呪霊を狩るゲームって忘れてません?ほっとかれる2級呪霊が、可哀想とか思わないの?

 

『なあ、真希。奴らの狙いって...』

 

 何だか、パンダパイセンが深刻そうな表情だ。どしたん?

 

『悠仁。奴らが狙ってんのは、お前だ。』

 

『!!まさか.....』

 

 真希先輩から告げられる、衝撃の事実。うちの悠仁が狙い...!?

 

 ハハーン、さすがは主人公。

 

 『悠仁、俺はお前と戦いたい!』みたいな感じか。まさかそれが、4人同時とはな!

 

 もお〜、しょうがないな〜。

 

 ここは主人公として、いっちょ胸を貸してやるか!もしかしたら、新たなライバルの発掘にも繋がるかもしれないし。

 

「悠仁、ここは俺たちが引き受けるぞ。」

『....おう!先輩方を巻き込むわけにはいかないもんな!』

 

 巻き込む?まあ、いいや。いっくぞーー!!!

 

『な、おい!!待て悠仁!!』

 

 悪いな真希パイセン!心配してくれてサンキュー!

 

 でも大丈夫。俺たち、主人公だから。

 

 悠仁は森の中をピョンピョンして、京都校の奴らを出迎えにいく。

 

 待ってろよ、新たなライバル達!君らとの戦いで、俺たちは更に強くなってみせる!!

 

 

 

 

 

 

 

 真希の見立て通り、京都校の4人は虎杖悠仁を抹殺すべく行動を共にしていた。

 

『正直いやだ。東堂先輩もメカ丸も、どっか行っちゃったし...』

 

 三輪だけは、心の中で泣いていた。

 

『うん。そのまま真っ直ぐ。伏黒くん以外の全員が、纏まってるわよ。』

 

 会場の上空。付喪操術で操る竹箒に乗った西宮が、地上の憲紀に報告を入れる。

 

『よし。そのまま監視していてくれ。人数がバラけた瞬間を狙って...』

 

『待って、加茂くん!!虎杖悠仁がきゃああああああああああああああああああああああああああああああ!!!』

 

『西宮...?西宮!!!!』

 

 西宮からの電話が、彼女の悲鳴を最後に途切れる。

 

『...西宮が、虎杖悠仁にやられた。』

 

『ええ!!??』

 

『全くあの人は.....』

 

 あたふたする三輪と、周囲を警戒する真依、憲紀。

 

 

『あんたら、俺が狙いでいいんだな。』

 

「まずは1人目。ケヒヒッッ。」

 

 そんな3人の元に西宮を抱えた宿儺の器、虎杖悠仁が現れる。

 

 

 

 

 

 まずは、1人目撃破!ケヒヒッ!!!

 

 相手は魔女っ子くぎゅう!空飛べるのって、いいよなぁ〜。

 

 羨ましい!!

 

 ただ見た目の通り、彼女は接近戦がクソ雑魚ナメクジだった。悠仁の大ジャンプ→首への手刀。そのコンボで一撃だ。

 

 首トンッ、ってすると気絶するの、なんなんだろうね。漫画の世界だけのお約束だよな〜。

 

 流石に悠仁も、女の子にグーパンはしなかったか。紳士。まあそれやったら、絵面がよくないし。主人公たるもの、戦い方にも気をつけなくてはな。

 

『....西宮を離せ。宿儺の器。』

 

 そう言って、糸目くん(もう名前忘れちゃった)が弓を構える。この子クールガイに見えて、なかなか仲間思いじゃないか。

 

 見どころあるな〜。ライバル候補として認めてやってもいいぞ。そして、弓使いか。

 

 さてと〜。他の子たちは、

 

 三輪ちゃんの武器は刀。

 

 真依ちゃんの武器は拳銃。

 

 うーん、拳銃か。作品にもよるけど、銃ってあんまし強いイメージが...

 

『聞こえなかったか?宿儺の器。西宮を離せ。』

 

 悠仁は気絶している西宮ちゃんを、そっと地面に寝かせる。

 

 しかし糸目くん。宿儺の器、宿儺の器、って。

 

 悠仁は悠仁だぞ!!

 

 もしかしてあれか?

 

 『お前如きが宿儺さんの器だなんて、俺は認めねえ!!』的な奴?

 

 ハハーン。この糸目くん、俺の大ファンだな!!やめて、すっくんのために争わないで!!

 

 サインとか、今のうちに考えとくか。後でプレゼントしてあげよう。

 

「なぜこんな真似をする?貴様は悠仁が嫌いなのか?」

 

 糸目くんに直接問いかけてみる。できれば、ライバル候補である彼には悠仁と仲良くしてほしいのだが、

 

『そんな次元の話ではない。呪術界を牽引すべき御三家が一つ、加茂家の嫡流として。いや、それ以前に1人の呪術師として、為すべきことをしている。それだけだ。』

 

 つまり、どういうことだってばよ?

 

 専門用語が多いし、言ってることも複雑で、よく分かんなかった。まあとりあえず、愛想笑いで誤魔化そう。

 

「ケヒヒヒヒヒヒッッッッ!!」

 

『何がおかしい!!??』

 

 ああ、ごめんなさい!愛想笑いがバレた!?

 

『両面宿儺、貴様はここで祓う!!』

 

 糸目くんは思いっきり弓を弾き絞る。もっと喋っていたいけど、しゃあないか。ここからは少年漫画らしく、拳と拳でトークするとしよう。

 

「いくぞ、悠仁!!」

 

『おう!!!』

 

 まあ、俺は何もできないんだけどな!

 

 さあ、戦いが始まりました!未だ顕現ができない私、すっくんが実況解説を担当します!

 

 うちの悠仁に放たれる糸目くんの弓、真依ちゃんの銃弾!

 

 しかーし!悠仁はそれらをひらりとかわす!おおーーっと、糸目くんの放った弓が、不自然に軌道を変えたぁぁ!

 

 ホーミングアローです!!!

 

「悠仁、後ろだ!!弓がきてるぞ!!」

『ダイジョブ、見えてる!!』

 

 流石は悠仁ぃぃぃぃ!!!!

 

 糸目くんの放ったホーミングアローをキャッチ&デストロイ!

 

 だがっ、しかし!

 

 悠仁が逃げた先には刀を構えた三輪ちゃん!その構えは抜刀術かーー!?三輪ちゃんの周囲に、なんか模様が浮かぶ!

 

 よく分かんないけど、カッコいいよ三輪ちゃん!

 

『シン陰流・簡易領域 抜刀!』

 

 悠仁は普通に避ける。

 

 なんだ、意外とただの居合い斬りだったな。さてさて、やはり俺が顕現しなくても悠仁は充分戦えそうだ。

 

「貴様ら、そんなものではないだろう?ほら、頑張れ、頑張れ。」

 

 何となくだがあの糸目くんは力を隠している、そんな気がするのだ。

 

 ほらほら、早く全力を出し給えよ。舐めプで勝てるほど、うちの悠仁は甘くないもんね!!

 

『...両面宿儺めっ!!』

 

 加茂くんの纏う雰囲気が変わる。お、来るか?彼の本気!ってあれ、弓を捨てた!?

 

『赤鱗躍動。』

 

 技名カッコよ!!ってうぉ!?

 

 いきなりスピードを上げた糸目くん。その掌底が悠仁にヒットする。この子、インファイトもできるのか!?

 

『舐めるなよ....!!宿儺の器!!!』

 

 あれええ!?糸目くんが開眼してる!片目がなんかカッコいい感じになっている!!

 

 いいね、燃えて来た。さあ、真剣勝負と行こうか。

 

 あれ、なんか辺りが暗く...

 

 

『踏み潰せ!!!究極メカ丸絶対形態装甲傀儡究極メカ丸試作0号!!!』

 

 はえ?なんだあれ!?

 

 

 お、親方!空からエ○ァンゲリオンが!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さて、そろそろ始まってるかな?交流会。』

 

 時を同じくして、特級呪霊・真人も動き出していた。夏油傑の目的の為。

 

 ...ではなく、自分自身の欲望を満たすために。

 

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