宿儺「どけ!!!俺は主人公の相棒だぞ!!!」 作:バケギツネ
◇
はーい、すっくんどうぇーす!!!!
やって来ました!八十八橋!!うわっ、思ったよりちゃんと高い....
ここからバンジーできる不良共、パネエな。呪術師の素質あるんじゃね?
『よし、早速試すか。』
ん、恵くん?ビニール紐で悠仁をグルグル巻きにして....
『じゃ、行ってこい。』
「おわああああああああ!!let'sバンジー!!!!」
◇
結局、バンジージャンプは関係なかった。呪霊のじゅの字も出てこない。
俺たちは一度橋を後にし、お夜食を摂ることにした。
『すっくん。何食いたい?』
そうだな〜。おにぎり先輩の影響か、おにぎりが食べたい。具は、
「炊き込みご飯、唐揚げ、SPAM!」
『邪道ばっかだな、すっくん...』
ケヒヒッッ!!
あ、悠仁。ちゃんと20円引きのやつにするんだぞ。じゃないと500円オーバーするからな。
『はいはい。あーーーーん。』
「あーーーーーーん。」
うむ、SPAM以外はうまいな。
あれ、恵くんの後輩ヤンキーがまた来た。なっ!!ヤンキーのくせに可愛い彼女持ちだと!?
シメるか?
んん、ああ、一緒にいるその子はお姉さんか。いいキャラデザだ。
この漫画、モブの女の子の打率いいよな。俺もあんなお姉ちゃん欲しかった。
すっくん、前世じゃ...まあ、実質一人っ子だったからな〜。羨ましい...
やっぱあの不良、シメるか?
『あの、ねーちゃんが、伏黒さんに話したいことがあるって...』
んん、なんだなんだ?
『わ、私行ってるの...中2の時、夜の八十八橋に!』
何!?どうやらこの娘も呪われてるらしいな。
『そ、そうだ伏黒くん、あの時、津美紀さんも一緒にいて...』
ななな何ぃ!?そっちもか!?
◇
とりあえずあの姉弟は、新田ちゃんが上手く誤魔化したうえで、家へと送ってくれることになった。
新田ちゃん、めちゃめちゃ仕事できる娘やん。カッコよ。
一方恵くんは、伊地知第一師匠経由でつみきさんの警護を依頼。しかし割ける人員はせいぜい二級術師までとのこと。
うーーーーーーん、大変申し訳ないが、頼りない。
ネームドキャラならともかく、モブキャラの二級じゃな。恵くんもそう思ったのか、シリアスな顔面で何かを考え込んでいる。
が、やがて意を決した表情で立ち上がった。
『虎杖、釘崎、すっくん。悪いが...』
ん、恵くん何するつもりだ?
『ふん、皆まで言うんじゃないわよ。』
え、野薔薇ちゃんは恵くんの言いたいこと、分かったの?俺分かってないから、こっそり教えて....
『ようは早いとこ、その呪霊を祓えばいいんだろ?』
悠仁ナイス!あー、そういうことね!!
あ、空気を読んで、俺もなんか言っとこう!!
「ケヒヒッ!!」
無難オブ無難なコメント!!
『感謝する...!!』
恵くんからの貴重なデレを受け取った俺たちは、再び橋へと向かう。
このメンバーなら正直負ける気がしない。たとえどれだけ横槍が入ろうとも、な。(フラグ)
裏技
宿儺の指をゲット!
簡単です!
まず初めに完全に日が落ちていることを確認する。落ちていないなら、それまで待ってください。
そうしたら、橋の下に降ります。全員無事に帰ってこれるので、安心してください!
注意!ただ橋の下に行くだけではダメです!悠仁がそれをやったところ失敗しています。
下から歩いて向かいましょう。
川が見えたらそれを飛び越えます。
今回の呪霊は一般的な2級術師だと護衛が難しいので、
わたしは本体を直接叩くことにします。
成功率は個人的にこっちの方が高い気がします。
注意!必ず1人では行かないでください。
1人で行ってしまうとゲットは必ず失敗します。
そこで出てきた呪霊を祓うと、宿儺の指が出てきます。
結果
宿儺の指ゲット!
◇
おーし!
新田ちゃんが集めてくれた情報から、呪霊との遭遇方法が分かったぜ!
というわけで、早速それを討伐しに出かける!後に続け、悠仁!
『お前達に、話しておきたいことがある。』
その道中、恵くんが口を開いた。
あ、シリアスを察知。
『俺の姉...津美紀はずっと寝たきりだ。本人が申告できない以上、いつ呪い殺されるか分からない。だから、今すぐ祓いたい..!!』
なるほど。そういうことだったのか。
恵くんが自分の話をしてくれるのって、なんだか新鮮だな。信頼してくれているようで、なんか嬉しいぞ。
「恵くんは、お姉さんが大好きなんだな。」
『........嫌いじゃないだけだ。』
もぉ〜、ツンデレ恵くんめ。あんなこと言ってるけど、実は重度のシスコンとか何だろ?
お姉さんのショッピングに付き合ったり、電話があればすぐに駆けつけたり、クリスマスを何故か一緒に過ごしていたり、一つのソフトクリームを一緒に分け合ったりするくらいには。
あ、そうだ!
俺も恵くんに言っておきたいことがあるんだ。
「内田雄馬さん。遅ればせながら、ご結婚おめでとうございます。末永くお幸せに。」
『................なんの話だ?』
「あれ、ホントに何の話だ?」
俺が首を傾げている間に、川を踏み越えていたらしい。
『出たな。』
周りの風景が瞬間的に変化する。なんか、トゲトゲがいっぱいの洞窟って感じか。
あれ、この雰囲気もしかして...
「悠仁!近くで俺の指の気配がする!!」
『ええ、マジで!?』
俺の指絡み!どうやらメインシナリオのようだな。
気が抜けない。俺たちの前に出現したあのモグラのような呪霊。
弱そうに見えてめちゃくちゃ強いんだろうな。恐らくヤツには、俺たち4人を同時に相手どるだけの力があるんだ。
多分、レイドボスみたいな感じだろう。
「悠仁、恵くん、野薔薇ちゃん、3人の最高火力を一気にぶつけて...」
『なんだあ、先客かぁ?』
うわああああ!なんだコイツ!?
胴体に大きな口がある緑色の化け物が、いきなり乱入してきた。
『俺はお使いにきたんだあ、邪魔するなあ!』
そ、その声は!
ウソップ、お前船降りろぉ⤴︎⤴︎⤴︎
って、テンション上がってる場合じゃない。こいつ、そこそこ強そうだ。俺と悠仁で引き受けよう!!
「悠仁!!」
『おう!黒閃!!』
悠仁の回し蹴りが、緑のウソップを吹っ飛ばす。その時に緑のウソップの吐いた血が、洞窟の天井を溶かしていた。
ひぇ〜、毒かな?いや酸?何にせよ、あれには触らんようにしよう。生理的にも嫌だし。
『お前強いなあ、つまんないぞお!!!』
あ、緑のウソップが逃げ出した!!
逃げるな卑怯者!!!
逃げるなァ!!!
どうする、追うべきか?しかし、恵くん達が...
『虎杖!!さっさと追いなさい!!』
『ここは俺たちで十分だ。』
サンキュー、野薔薇ちゃんに恵くん!
じゃあ遠慮なく、ウソップを追わせてもらうぜ!!
「ヤバくなったら、恵くんと野薔薇ちゃんもこっち来るんだぞー!!」
悠 仁は猛ダッシュで、結界の外に逃げていた緑ウソップに追いつく。
「見ぃ〜つ〜け〜た〜。」
『ぎゃああああああ!!!助けて兄者あああ!!!』
へへへへへ、もう逃がせねえぜ!!
ん、兄者?
『蝕爛腐術・極ノ番、翅王!!』
うぉっ!!!
別方向から、血のビームが飛んできやがった!?
『貴方も同じお使いですか?少年。おや、その顔...?』
なんだアイツ!!??
モヒカンムキムキTバック!?
んで声は勇者王!!!
情報量が多いっての!!
『ありがとう、兄者あああ!!!』
『いえいえ。それより、あの少年は強い。警戒しましょう。』
『うん!分かったあ!!』
こいつら、兄弟か。全然似てないな〜。
そして2対1と。まあ、ハンデには丁度いい。
『喰らえええ!!!』
『走りなさい、背を向けて!!!』
ウソップと、えーーーと、Tバックの波状攻撃がきた。血のゲロに、光線。中々の攻撃範囲だ。
だがその程度じゃ、うちの悠仁は止められない。
『うおおおおおお!!!』
悠仁は宿儺呪力モードを発動するまでもなく、血の包囲網を掻い潜る!
さっすが、俺の相棒!
勇者Tバックのバックを取れたぜ!!(激ウマ)
『見たなぁ!!殺す!!』
うぉ、背中に顔があったのか。
まあいい、いけ!!悠仁!!!
『黒閃!!!!!』
悠仁のパンチはガードした勇者Tバックの右腕を、肩ごと吹っ飛ばす。
『黒閃!!!』
さらにもう一発!黒閃のドロップキックをお見舞いだ!!
『かはっ..!!!!』
勇者Tバックは大ダメージと共に吹っ飛んで、河原を転がる。
『兄者あああああ!!!!』
後ろから大口を開けて迫る青緑ウソップ。だが、あまりに遅すぎる。
『黒閃!!!!!』
悠仁の裏拳が、青緑ウソップに直撃した。
『あ.....ああ......兄者........』
ウソップの方は、だいぶ弱ってきてるぞ...!!
よし、次でとどめだ!!!
『黒閃!!!!!!」
目の前にいるウソップを祓おうと、悠仁が拳を振り下ろす。
『穿血!!』
「悠仁!!避けろ!!」
悠仁は攻撃を中断し、回避の体勢に入る。その数秒後、凄まじい速さで飛んできた血のレーザーが悠仁の右肩を貫いた。
「悠仁、大丈夫か?」
『ああ。アイツは....呪詛師..?』
悠仁はレーザーの飛んできた方を見遣る。そこにいたのは、顔色の悪いツインテールの男。
『誰だ、お前?』
悠仁からの問いに、その男は凄まじい熱量で答える。
『俺はそいつらの、お兄ちゃんだ!!!!!』
◆
虎杖悠仁と脹相は原作より少し早いタイミングで出会う。まだ、お互いが腹違いの兄弟であるとは、知らないまま。