宿儺「どけ!!!俺は主人公の相棒だぞ!!!」   作:バケギツネ

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本性

 

 

 僕の名前は、賀茂ひかり。

 

 僕はそう、この世界のヒロインなんだ。

 

 ああ、ごめん。もっと、分かりやすく説明するね。

 

 デ○ズニープリンセスって、分かる?どの娘も、すっごく可愛いよね!

 

 で、その頂点に君臨するのが、僕なの!!!

 

 白○姫、シン○レラ、オー○ラ姫、ジャ○ミン、ア○エル、その他諸々、歴代のディズ○ープリンセス全員を超える、史上最高のディズ○ープリンセス、

 

 それが僕なの!!!!!!!!

 

 それでそれで〜、僕が生きてるこの世界はきっと、僕がヒロインを務めるディズ○ー映画の“物語の中”なんだよ!!

 

 

《脹相に転生した“現代の少女“、賀茂ひかり。》

 

《彼女は、本作の誇る主人公・すっくんを遥かに上回るレベルで、思い込みの激しい女の子だった。》

 

《具体的に言おう。》

 

《彼女の思い込みの激しさは、あの東堂葵に匹敵する。》

 

 

 僕は間違いなく、この世界のヒロインだ。

 

 なのに、不思議な力が目覚めることも、王子様とのフラグが建つこともない。10歳になった僕は、いい加減気付いてしまったんだ。

 

 僕には、努力が足りないんだって。

 

その日から、血の滲むような修行を始めた。

 

 演技、メイク、お歌、楽器、お料理、社交ダンス、陸上、水泳、弓道、パルクール、変装技術、近接格闘術...

 

 ディ○ニーに適応するために、できることは全部やった。

 

 あとは、王子様との、その...キ、キスのイメトレ、とか。

 

 だってしょうがないじゃん!!

 

 ディ○ニーの世界はねえ、キスの有無で人死にが出るんだよ!!

 

 そう、必要なこと!必要なことだから、仕方なく。

 

 け、決して、王子様のキスが待ち遠おしくて仕方ないとか、そそそ、そんな不純な動機じゃない!!

 

 ま、まあ、そんなこんなで修行を続けて17歳になった僕は、ヒロイン適齢期を迎えた。

 

「本編さん、いつでも来ていいよ〜。あ、王子様のビジュアルは、正統派で!逆張りしなくていいからね〜。あと声帯は、できるだけ本職の声優さんがいいなぁ〜。」

 

 その日の僕は、まだ顔も知らない王子様に思いを馳せながら、両親の待つ我が家へと向かっていた。

 

 その途中で、信号無視のトラックが下校中の小学生に突っ込もうとしているのを見てしまう。

 

「危ない!!!」

 

 この世界のヒロインとして、あんな小さい子達を見捨てるわけにはいかないと、身体が勝手に動いていた。

 

 轢かれそうな小学生を突き飛ばして、僕はトラックの前に割り込む。

 

 世界はスローモーションになった。

 

 僕が助けた子は、ああ、大丈夫。怪我はなさそうだ。よかった〜。

 

 こっちも心配いらない。最強最高のディ○ニープリンセスであるこの僕が、こんなところで死んじゃうなんて、あ、あり得ないし、そ、そうだ、ここできっと僕の王子様が現れて、助けてくれるんだ!

 

 な、なーんだ、そういうことか〜。た、たしかに、出会いとしては、な、なかなかドラマチック!だ、大丈夫...絶対、王子様は来てくれる...こ、怖くなんか....ない.......だから...弱音なんて.....

 

「助け

 

 それが、僕が前の世界で発した最期の言葉になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ、ここは....?」

 

 僕は再び目を覚ます。そこは、ディズニーグッズで溢れたファンシーな空間。

 

 

『3人とも、受肉....したのか。お前の仕業か?』

 

 

 どこからか、見知らぬ声が聞こえてくる。部屋の外に意識を向けると、ぼんやりとだが人間が見えた。

 

 目の前にいたのは、銀の髪を短髪にしたツギハギだらけの男。

 

「わぁ〜、異世界転生だぁ〜!!!!!」

 

 僕はテンションがぶち上がる。トラックに轢かれた後に遭遇した、あの現実離れしたビジュアル!間違いない!!

 

 僕がヒロインを務めるこの物語は、異世界転生ものだったんだ!!やっとだ。やっと“本編”が始まったんだ!!

 

『感謝してよ〜。キミたちを高専から奪うのに、結構苦労したんだから。俺は真人。呪いだ。君たちには俺の計画に協力して欲しいんだ。』

 

「わぁ〜、世界観のチュートリアルだ〜!!!!」

 

 ワクワクが止まらない!ふむふむ、呪い?

 

 すっごくディ○ニーじゃん!

 

 えーっと、あのツギハギの他には...うわっ、緑色の化け物と、Tバックの変態!ろくなメンバーがいない....

 

 ビジュアル的にもこの人たちって、ディ○ニーヴィランの方だね。

 

『計画だと?何を企んでいる?』

 

 あれ今、私の体が勝手に喋って動いて...

 

「もしかして私、精神態系のヒロイン!?ヴィランの身体に封印されてる的な!?」

 

 

 僕の脳内に溢れ出す、存在しない記憶!!

 

 

 呪いで、悪人の身体に憑依してしまった、現代のいたいけな少女(僕)。

 

 彼女(僕)は異世界で孤独に生きることになってしまう。

 

 しかし、そんな彼女(僕)の前に救世主が現れる。そう、王子様だ。彼は唯一、彼女(僕)の存在に気付いてくれる。

 

 すったもんだの末、王子様は戦いに勝利し、なんやかんやで彼女(僕)を助け出してくれるんだ。

 

 そして本当の姿を取り戻した彼女(僕)に、王子様は結婚を申し込む。2人は、月明かりに照らされたお城のバルコニーで、情熱的な...キャーーーーーーーーーーーーーー!!

 

「ふふ、ふふふふっ!」

 

 ウッヒョ〜、たまらない!!

 

 良い!すごい良い!

 これは名作!!これは純愛!!

 

 あ、どうしよ。展開予想に夢中になりすぎて、外の会話全然聞いてなかった。

 

『これからは仲間になるんだし、いいでしょ。スキンシップってやつさ。』

 

 あーーー、痴漢!このツギハギ、痴漢です!!

 

 身体触ってくるとか最低!僕に触れていいのは、王子様だけですっ!!

 

 あれ、今一瞬...ツギハギが僕の部屋に入ってきたような...怖っ!多分あのツギハギがメインヴィランだね。

 

 王子様、早くあんな奴、ボロ雑巾にしちゃって!!

 

『...へぇ〜驚いた。2人目か。さあ、三兄弟〜。早速だけど、“お使い”頼めるかな?』

 

 八十八橋(?)へと向かう、僕の“ガワ”達。やる事がなかったので身体を乗っ取れないかを試した。

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

『う、ううっ!!』

 

『兄さん、どうしたの?』

『兄者、頭痛いのぉ?』

 

「うおりゃああああああああ!!!!!」

 

『あああっ、がっ、あああっ!!はあ、はあ、はあ...』

 

 ダメそう。全然乗っ取れない。ここは大人しく、王子様を待つとしよう。

 

『はあはあ、何だったんだ?今のは...』

 

 

 

 

 

『俺はそいつらの、お兄ちゃんだ!!』

 

 その後なんやかんやで、ピンク髪の新キャラが出てきた。ビジュアル的に王子様って感じじゃないんだよなぁ〜。鼻くそ食べてそうな顔してるし。

 

『サンキュー、すっくん!』

 

 なんか1人で喋ってるし。って、この子よく見たら、さっきの痴漢と同じ顔じゃん!怪しい!!

 

 多分、さっきのツギハギのブラザーで、ヴィラン側の内通者とかそんな感じの立ち位置なんだろう。

 

 ふむふむ。あれ、仲間割れ?そういうのいいからさ〜、王子様まだ?

 

「今から俺たちと戦え。勝った方が好きな条件で更なる縛りを結べる。というのでどうだ?」

 

 あれ、ピンク髪のほっぺにお口が生えて喋ってる?きもっ。

 

『.....いいだろう!!』

 

 なんかバトルが始まった。おお、良作画!ぬるぬる動く!!

 

 さすがディ○ニーだ。っていうか、作画の感じが手書きだ!わーい!

 

 僕どっちかっていうと、ディ○ニーはCGより手書き派なんだよね〜。

 

『黒庭拳!!』

 

 ちょ、僕のガワ負けちゃうの!?ちょ、起きてよ!初めて負ける相手は、僕の王子様であってよぉ〜!

 

 ってあれ、今なら身体を動かせるんじゃ...やっぱり!

 

 僕はゆっくりと立ち上がる。

 

 

「答えろ!!誰だお前は!?」

 

 うわっ、ピンク髪が険しい顔をしてこちらに迫ってくる。やばい、またセクハラされちゃう!!

 

「衛瑠裟(エルサ)」

 

 僕の身体は勝手に動く。

 

 それと同時に痴漢ピンク髪の身体を覆い尽くすほどの氷城が出現した。

 

 すごい。アナと○の女王の、エ○サみたいだ。

 

 これが僕の力!まあ当然だね、ヒロインだし。

 

 あれ、頭がぼんやりする。意識が...

 

「お前、転生者だよな!?落ち着いて聞いてくれ!俺も転生者で....」

 

「う、ううっ...!!」

 

 頭いたーい。あれ、痴漢ピンク髪のほっぺが、なんかすごいこと言わなかった!?

 

今の、どういう意味...あ、ダメだ、意識がもたな

 

 

 

 

 

 

『蕩蘊平線・深潭』

 

「ブクブクあぶぶぶぶ...」

 

 次に僕が目覚めたのは、きれいな海の中。なんで!?展開飛びすぎじゃない!?

 

『あの世で、漏瑚と花御に詫びろ!!虎杖悠仁いいい!!』

 

 なんかタコさんの化け物が、巨大なお魚さんを、痴漢ピンクに差し向けてる。

 

 ちょ、タンマ!その人には、聞きたいことがあるの!

 

 不思議と自分にできることが、頭の中に流れ込んできた。

 

「藻荒那(モアナ)」

 

 僕が披露したのは、『モ○ナと伝説の海』の主人公の力。

 

 発生した渦潮が、キショいお魚さんとタコさんを飲み込んでいく。やっぱこれ疲れるな〜、また頭がボーーっとして...

 

『貴様は何なんだ...九相図ぅぅぅぅ!!!』

 

 蛸足がこっちへ伸びてくる。やばいもう余力が...

 

 はい、王子様チャーンス!!

 いつ出るの、今でしょ!!

 

 大丈夫...トラックの時とは違ってここはディ○ニーの世界!王子様がちゃんと存在してる、はず!!だ、だから、怖くない!怖くない!怖く.....怖くなんか.......ああ、やっぱ怖いいいいい!!!!!

 

「助け

 

 

「大丈夫か、転生者?」

 

 痴漢ピンク髪が、僕を庇うように立ち塞がる。そのほっぺたから聞こえる声は、とっても暖かかった。

 

 

 

 

 今再び溢れ出す、存在しない記憶。

 

 そうか、そうだったんだ。

 

 この人は、転生した僕に唯一気づいてくれた。命がけで守ってくれた。

 

「貴方は、僕の王子様だったみたいだね!!!」

 

 最愛の人をその目に焼き付けながら、僕はゆっくりと眠るように気を失った。

 

 

 

 

 

 

 むにゃむにゃ。んん、ここは....

 

 次に目が覚めた時、僕は見知らぬ場所にいた。あのタコさんは、って心配するまでもないか。僕の王子様が負けるわけないし。

 

「落ち着いて聞いてくれ。俺たちは敵じゃない。」

 

 ふぇ!?いきなり王子様!?

 

 ああ、かっこいい....

 

 ほっぺに浮きでた、鋭い一つ目に、ワイルドなおくち。

 

《恋は盲目。》

 

 そしてダンディーなお声。

 

 間違いない!この人こそ、僕が待ち侘びていた王子様だ!!

 

「俺はお前と同じ、この世界に転生してきたものなんだ。」

 

 ああ、やっぱり!異世界に転生した男女のラブストーリーって感じなんだね。

 

「俺たちはこの世界で、1人でも多くの人を助けたいと思ってる。そのために、貴方の力を借りたい。」

 

 あーー、なんて高潔な方なんだぁ!それに僕のことを、必要としてくれている!

 

「一つ聞かせてくれ、“呪術廻戦”って知ってるか?」

 

 ジュジュツカイセン?なんだろう?

 

 って言うか、王子様とちゃんと喋るの初めてだぁ!お、落ち着けええ〜、僕!!

 

 今まで散々シュミレーションしてきた通りに、可愛く、元気に、プリンセスらしくやるんだ。

 

 いざっ!!

 

「あの、ジュジュツカイセンって、それなあに?」(CV 浪○大輔)

 

 オーマイガー。何今の声!?僕の10年間のボイトレの成果がぁ〜!

 

「いや、いいんだ。気にしないでくれ。変なこと聞いて、悪かったな。」

 

 ありがとう王子様〜!優しい!大好き!!

 

「もう一個、聞かせてください。貴方の、その不思議な力についてです。その、氷を出したり...」

 

 ああ、あれは、はっっっ!!!

 

「そ、その...初めて会った時、いきなり氷漬けにしちゃって、ごめんなさい!!」(CV 浪○大輔)

 

 僕のバカっ!最悪っ!

 

「本当にごめんなさい!!...いきなり、知らない場所にいて...もう、何がなんだか、分からなくて...ぼく、こわくて...!!」(CV 浪○大輔)

 

 痴漢と勘違いしてたなんて、絶対言えない!なんとか誤魔化さなきゃ!!

 

「まわりはばけものだらけだし、こ、ころ、ころされそうになっちゃうし...ぼく、ぼくっ、無我夢中で..」(CV 浪○大輔)

 

 プリンセス流奥義・嘘泣き!!

 

 泣く時の声、顔の角度、溢れる涙のスピードと粒の大きさにまでこだわり抜いた、10年間の努力の結晶だ。

 

「大丈夫だ。辛いことを思い出させて、悪かったな。」

 

 よし、氷漬けの件はこれで有耶無耶だ。王子様の優しさにつけ込むみたいで悪いけど、仕方ない!

 

 って僕、王子様に抱きしめられてるーーーー!?

 

「う、うううっ、ううう⤴︎」(CV浪○大輔)

 

 や、やばいぃぃぃ!歓喜の震えが止まらないぃぃ!!

 

(この子の振動が、悠仁越しに伝わってくる。可哀想に。震えてるんだ....)

「怖かったな、辛かったな。」

 

 ほわぁぁぁぁぁぁぁ!王子様の身体あったかいぃぃぃ!!!もっと!もっとお願いします!!

 

「おとうさんっ、おかあさんっ.......」(CV浪○大輔)

 

 嘘泣きのギアを2段アップ!さあどう来る!?王子様!?

 

「大丈夫、もう大丈夫だ。」

 

 頭なでなでだ〜!うっひょおおおお、手、ゴツゴツしてるぅ〜!!

 

「怖がらなくていい。キミのことは、俺が必ず守ってやる。俺は呪いの王・両面宿儺、いやすっくんだ。」

 

 両面宿儺、か。それが本名なんだね。メモメモ。

 

「いいか?今日から俺が、キミの家族だ。」

「え?」(CV浪○大輔)

 

 家族って、それってつまりプロッ、プロッ、プ、プロロロッ、プロッ、プロポーズぅ!?

 

 はい喜んで!末長くよろしくお願いします!!

 

「やりたいことがあったら、なんでも言ってくれ。」

 

 ヤリたいことって、そんなっ、ダメですって王子様っ、いえ宿儺様っ!ディ○ニーは、全年齢向けなんですよ!?BPOが黙ってません!

 

 でも、宿儺様の望みだったら、おい作者R18タグ一丁!

 

「欲しいおもちゃがあったら、買ってやる。」

 

 お、おもちゃぁ(意味深)!?

 

「ごっこ遊びでもなんでも、付き合ってやる。」

 

 ご、ごっこ遊びぃ(意味深)!?

 

「キミを、絶対に1人にはさせない。たとえ世界がどうなろうとも、俺は絶対にキミを裏切ったりしない...!」

 

 きゃっ、急にかっこいい!

 

「...ほんとにいいの?」(CV浪○大輔)

 

「ああ信じろ!今日から俺は、そうだな〜。よし!今日から俺は、キミのお兄ちゃんだぞ!!」

 

 ん、お兄ちゃん?それってもしかして、宿儺様の趣味!?

 

「...うん。ありがと、約束だからね!お兄ちゃん!」(CV浪○大輔)

 

「ああ。」

 

 へぇ〜、宿儺様、そういうのが好きなんだぁ〜。ふふふっ。

 

「そういえば、キミのことは何て呼べばいい?」

 

 え、僕の呼び方!?

 

「ええーーっと、ぼく、賀茂ひかり、っていうから、名前で“ひかり”って、呼んでほしいかな?」(CV浪○大輔)

 

「分かった、よろしくな!ひかり。」

「っ!」(CV浪○大輔)

 

 はぐあああああああああっっ!胸キュンのオーバーキルやぁ〜!

 

「...うん。えへへへ。」(CV浪川大輔)

 

「いい笑顔だ。キミによく似合ってる。」

 

 むんぐばあああああああああっっ!!胸キュンの死体蹴りやぁ〜!

 

 あれ、そういえば

 

「あの、僕たちが転生者だってこと、他の人は知ってるの?」(CV浪○大輔)

 

「いや、基本は誰にも話してないぞ。」

 

 ヨシキタ!!!!

 

「じゃあ、そのまま秘密にしておかない?あ、えっと、転生について知られるの、ちょっと怖くて」(CV浪○大輔)

 

「ああ、そういうことか。分かった。転生のことは、俺とヒカリだけの秘密だ!」

 

 むふふふふ、これぞクロージング効果!!

 

 秘密を共有することによって、相手との距離をグッと縮める高等テクニック!!

 

「ありがとう!あ、ごめん。なんか、頭がボーッとして...」(CV浪○大輔)

 

 もっと話していたいのに。僕のガワがもう目覚めようとしてるみたい。

 

「じゃあな、ひかり!またお喋りしような!」

 

「うん!絶対また、会いに行くから!!」(CV浪○大輔)

 

 絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対絶対、また会いに行くからね!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あーあ、もどかしい。大好きな宿儺様と、ちょっとしか一緒にいられないなんて。

 

 でも、物語が進んでいけば、きっと!

 

「待っててね、宿儺様。いずれ貴方と僕は、本当の身体を取り戻す。そして、ふふ、ふふふふっ!」

 

 ああ、ダメだ。幸せすぎてニヤケが止まらない!

 

 

 

 

 

 呪術廻戦の脹相に転生した、自分をディ○ニープリンセスだと思い込んだ異常者。

 

 彼女はまだ知らない。

『呪術廻戦』がどういう世界か。

宿儺がどういう存在か。

 

 

「いやいや、よく知ってるよ!宿儺様はカッコよくて、優しくて、強くて、イケボで、兄妹プレイが性癖の、僕の婚約者でしょ?ふふふっ。』

 

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