初投稿、駄文注意です。
よお、俺の名はトーマス・カーク、独立傭兵だ。
こんの名前にピンとくる人はお察しの通りさ。
ACVIのチュートリアルで発見されるライセンスの人(故人)だぜ。
まだ生きてる!
絶賛ピンチだけどな。
状況を説明しよう、俺は依頼を受けたベイラム・インダストリーのだ、解放戦線が占領した汚染市街の移設型砲台の破壊ミッション。
報酬は敵MT並びに汎用兵器の撃破にボーナスされる不特定多数へ向けたばら撒き依頼。
みんなご存じ2つある最初の依頼の面倒な方。
依頼料はもう片方より多く貰えて敵撃破にボーナスとくればホイホイ飛び付き、経験の浅いレイヴンは遠距離から砲撃をたくさん撃ち込まれるミッション。
不用意に飛んでいると移設型砲台から撃たれ、ミサイル装備型MTと狙撃型MT狙われ、ボス以外も舐めて掛かってはいけないことを教えてくれる。
慣れたレイヴンにはサクサクで狩られるだけの兵器でしかないけど。
そんな依頼を受けてしまった俺は
そして機体はご存じBAWS社製。
頭 :BASHO
コア:BASHO
腕 :BASHO
脚 :BASHO
旧型とも言われる50年前にも既に製造されてたりするAC、そこそこいい感じで使える……のはゲーム中だけ!
今乗っているBASHOはver.2である。
ver.2とはなんぞ?と思うかもしれないが、脱出機構が搭載されたバージョンです。
?が増えたと思うが、まぁ旧式のーー
地面が爆発し機体に衝撃。
爆薬による被害はなく、コンクリートの破片がガツガツ当たったことによる衝撃だった。
AP に変動はないが緊張し操縦桿を握る手に汗がにじむ、胃がムカムカして不快感を訴える。
あーー……絶賛ピンチ、機体の
オマケに機体コンディションは悪く、砲撃の直撃で左脚に損傷、並びにブースター推力20%低下、
武器は右腕に
左腕は肘から先が動かなく、正に満身創痍な状況。
先ほどのBASHO ver.2というのは緊急脱出機構が追加されたモデルで
そして緊急脱出は使うと炸裂ボルトで頭部回りが吹き飛び搭乗者が射出される仕組みで、使うとコアがお釈迦になる愉快な仕様。
「……ちぃっ!?」
廃ビルを背にしていたこちらの右側面より、回り込んできたMTにマシンガンを撃たれ
ダメージは微々たるものだが機体の具合が大変よろしくない以上余計な被弾は避けたいが、なんとなく体が覚えている操作で機体を動かしているため酷くぎこちない動きになってしまっている。
敵MTがマガジンチェンジで弾幕が途切れた、この隙に反撃の
MTからの至近からのマシンガンで微々たるといったが、そもそもAP最大数値6400と著しく低い、整備不良と部品ケチってジャンクのJAILBREAKのAP数値まで低下している。
この状態から依頼を達成して生還するには、砲台と狙撃型MTの攻撃を回避し続けて、2回適正距離で当てないとMTを撃破できない
これなんて無理ゲーとは言わないけど現実ではやりたくないクソゲー状態ですか?
よし撤退だ。
こんなボロボロでやってられるかよ命をかける場面でもないし、命あっての物種って言うし。
生きてりゃなんとかなるだろうさ、たぶん。
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「【依頼は達成できませんでした】っと、戦闘ログを添付して送信……撃破報酬でてくれないかな……」
どうにかこうにか遮蔽物を使って撤退できたが途中で何度も追撃されてスクラップにされかけ、逃げ切る直前には外部スピーカーから態々『愚かな独立傭兵が尻尾を巻いて逃げ出したぞ!』なんて言われながら逃げました。
帰還してからMTになんか苦戦しているとか散々他の独立傭兵に笑われてめちゃくちゃ恥ずかしい、俺としては気付いたらルビコンでACに乗って撃破されかけてたんだとは言えないので愛想笑いで調子が悪かったと誤魔化しておく。
収支はマイナスで機体はほぼ大破とひどい有り様、いつものトーマス・カークなら高いくせにまずい酒を飲んでやけ酒するが今の俺はそれどころじゃない。
転生なのかゲームして寝落ちしたらAC6の世界でルビコンでAC乗りなのだから。
俺自身の記憶とトーマス・カークの記憶の2つがあるが人格の大部分は俺だ。
記憶によればトーマス・カークは無鉄砲で計画性がなく密航してルビコンに来たみたいで、《コーラル=儲かる》と短絡的に考えたようだ。
安くて堅くて比較的整備の楽なBASHOに乗って被弾を気にせず突っ込んでいく戦闘スタイルで、予定では簡単に儲けられると思っていたが、鳴かず飛ばずでミッションもギリギリ収入が残る程度の実力。
ゲームだとARENAランク26/Eにいたりするが、まあEとFのランク帯はそこまで強くないからアセンさえ変じゃなければ苦戦はしないけどレッド君に勝ってる謎。
悲しいかな突撃して勝てるのなんて最初だけなのよね、突撃しまくって移設型砲台で死にかけたし。
トーマス・カーク的にはあそこで撃破されてAC6のチュートリアルで発見される流れなのかもしれないが、流石に俺は死にたくなかったから逃げた。
無様を晒してでも生き残り現在はオールマインドの整備工場で愛機のBASHOを修理中、今は何時でどんな状況なのかを調べている。
俺が逃げた以上は流れが僅かに変わるだろうけど、チュートリアル時点で失効して使えないライセンスだったし問題はない。
なので時期を調べるのに一番簡単に分かる確認法方、RaDの頭目カーラが何時来たかをネットワークの情報で確認する。
本編だと3年前にRaDに加入らしいのでこれを調べれば後どれくらい時間があるかが分かるはず。
【シンダー・カーラ ARENAランク11/B
2年前にRaD加入し半年で頭目となった女傑】
2年前となっているので本編まで後1年くらい、わりと簡単に調べがついた(2時間)。
序でにあの人物の情報も探してみる。
すぐ見つかる。
【オーネスト・ブルートゥ ARENAランク08/B
3ヶ月前RaDの資金と技術を持ち逃げしジャンカー・コヨーテスへ逃亡、新しい頭目となったロクデナシのクズ野郎
ONLY DEAD 50,000】
様子のおかしい人ですね。
しかも3ヶ月前だとカーラはまだお怒りかもしれない、絶対今忙しくて余計な問題持ち込んだらミサイルのシャワーとかルンバに掃除されたりとか危険そうだこれ。
なるべくお近づきになりたいけどビジネス以上の付き合いはできそうにないだろうなブルートゥの所為で、今頃RaD内の内通者潰しに躍起になってるだろうし。
RaDの依頼はない、コヨーテスの掃除とかもない。
依頼もなく個人的にコヨーテスを襲撃しても弾薬(経費)は自己負担だし、ドーザー最大勢力だから後ろ楯もない現状で俺個人が狙われたら数の暴力に曝されて潰される。
現状手を出すのがリスキー過ぎるコヨーテスと立て直しに大忙しのRaD(カーラ)は一旦放置しかない。
「登録番号【Rb18 トーマス・カーク】AC【パラレルバレット】の整備が完了しました」
ACの側で端末を操作して情報の検索をしていた俺に声がかけられる。
端末をポケットにしまいこんで立ち上がり、声をかけてきた相手と向かい合う。
黒いスーツを着た黒いショートヘアで緑色の瞳が綺麗な美人、見た目的にはすごく仕事ができそうな印象の女性。
「あー整備終わったんっすね、アザーッす!」
めちゃくちゃ軽薄そうな言葉遣いだがトーマス・カークは使っていたので、いきなり変えるとあやしまれそうでとりあえず使っているが明らかに目の前の美人は不快感を感じてそうな気配がする。
「……こちらに受領のサインをお願いします」
「うぃーっす」
差し出された端末にサインを……TKでいいか。
ダラダラしたいかにもやる気の無さそうな感じでサインを書くと、美人はサインを確認し若干怪訝な顔をするも特に何も言わない。
支払いは口座引き落としだからこれで手続きは終了、だけど個人的に確認しておきたいことがあるので立ち去ろうとする美人を呼び止める。
「聞きたいことあるんっすけどお姉さんいいっすか?」
「……はいなんでしょうか?」
嫌そう、すごく嫌そうにしてる。
対人の対応としてそんなに簡単に表情に出していいのかと思うが、チャラいやつとか絶対嫌いだはこの美人。
「登録情報ってやつなんっすけどね~、変更したいと思ってるんっすよ」
「……はあ、それでしたら一度登録情報を削除し新規での登録をオススメします、登録情報の変更は企業との連携の観点から行えない仕様になっておりますので」
トーマス・カークだけど俺はこの名義で傭兵を続けたくないので登録情報の変更できたらいいなと思ったが流石に無理か、あとAC名がパラレルバレットってなんなのさマジ。
ちなみにこの美人は「大した実績ないのですから新規で始めても変わらないのでしょう」と暗に言っている、表情も呆れた感じを隠そうともしていない。
「うぃーっすそれでおねしゃす」
「はぁー……分かりました【Rb18 トーマス・カーク】の登録情報を削除します、よろしいですね?
……登録情報の削除完了しました、それでは新規登録をお願いします独立傭兵」
端末を操作し登録情報を削除したあと新規登録の操作をしている美人、余計な仕事増やしやがってみたいな感じでイライラしているのが丸分かりである。
うわーこっちを見もしないで対応し出したこの美人、そんなにチャラいの嫌いか、俺も嫌いだこんなチャラいキャラ。
「んじゃぁ、あー……傭兵【リンクス】、ACは【ネクスト】でおねしゃす」
この名前を知っている人が現れてくれないかなと期待を込めて名乗ることにした、調べてみてもこの世界は4の直系世界じゃないから名乗っても問題なさそうだし。
「……新規登録【Rb66 リンクス】、【AC ネクスト】登録完了しました。
オールマインドは貴方の活躍を期待します。
では私は仕事がありますので失礼いたします」
棒読みで目を合わせてくれない美人さんは酷くテキトーなお辞儀をして歩き去っていく。
あの美人の名前は誰も知らない、聞いても教えてくれないしオールマインドの他のスタッフや労働者に聞いても誰も知らない。
オールマインドの美人のお姉さんとか秘書さんとか様々な呼ばれかたをする謎大き人。
本編やってたりとかすると声で、フロム脳が見せる集団幻覚とかで様々なイラストが投稿されてたりする人だかAIだか。
傭兵支援システム・オールマインドそのものらしいけど話し方も表情も態度もえらく人間くさい、ポンコツとかドントマインド呼ばわりされるのも頷ける。
関わるとヤバいので興味を持たれていない方が良い、さっさと拠点のグリッドに退散することにする。
《メインシステム 通常モード起動します》
ACに乗りシステムを起動する、ピンチの時は余裕がなかったが改めて俺
なのだが……この先3つの未来の何れかが訪れるのだと否応なく理解してしまい途方にくれるのだった。
独自解釈とか設定はそのうち
ストックはないのでできたら投稿する