それは小説家になろうに投稿され、書籍化、アニメ、何処かでゲームにもなった作品である。
知らない人は知らないが、知っている人は知っているそんな作品だと私は思っている。
私自身、書籍を買っており良く読んでいた。
「クルト」
そう、クルト・フォン・ベンノ・バウマイスターである。長い間、無能を演じてきたが段々と嫌気が差してきた。
「何でしょう、父さん」
「いや、弟達をじっと見てなにを」
「……何、鳥が居たんですよ」
肉体は鍛えられ、才能がないなりにどうにかしてきた。恋人は居ない、どうせ出来るが俺には必要ない。未来を知っている身からすれば、俺はヴェンデリンにこの領地を渡すことが正解なのだ。
『俺には経営知識など無い』
かと言って、すべてを棄て去るには速すぎる。
魔法の才能何てものは存在しない。
もっと言えば俺にはこの肉体しか無い。
だからこそ、俺は強くなった。
もしかしたらこれが転生特典というものなのかもしれない。
「クルト兄さん何を」
「……本を読んでいた」
真夜中、兄弟も、両親も、全てが寝静まっていたかと思っていた。
だが、起きている少年。
運命の分かれ目かもしれない、俺は救われてはいけない。
俺は、だが……血のつながりは絶てない。
「来ると良い、教えられる事があるかもしれん」
ヴェンデリンは転生者である、まだ魔法などという話は出ていないがもしかすると、憑依前なのかもしれない。
「クルト兄さん、あの……これらは」
「……モンスター。魔物でもない、真にかつての世界を牛耳っていた存在だ」
「この赤いモンスターは?」
「火竜リオレウス、もしかしたら居るかもしれんな。この……世界の何処かには」
「クルト兄さんは」
「……俺はハンターさ」
下の兄弟達の寝ている部屋でヴェンデリンを抱えながら歩く。
「クルト兄さん」
「ヴェンデリン、お前は俺とは違う。俺のように、籠の中の鳥にならなくて良いんだ」
ヴェンデリンが眠るまでじっと、頭を撫でてやる。兄弟達を守るのは兄の務めだ。
兄弟達を守る為ならば、命を捧げよう。
父さん、母さん、すまない。
「クルト、お前は東の開墾の指揮を取れ」
今日も、言われたままに指揮を取る、無能を演じ、領民からも嫌われるために。
それが……俺に架せられた日常。
そして、夜だ。
俺にとって、夜だけが自由な時間だ。
睡眠時間は2時間あれば良い方だが、この肉体はどうやら限りなく人間を超越した存在《ハンター》となれる存在だ。
一度崖から落ちた事があるが、怪我一つしなかった。だが、この世界に今のところアイルーという存在は居ない。
少なとも、俺は見ていない。
此処にはネコタクというハンターをどんなモンスターの
前からも救い出し、キャンプに届けてくれる存在は居ない。
1乙=死なのだ。
「……行くか」
部屋から出れば森へと向かう。
この森には自分が見たことのあるモンスターが何故か生息している……気がする。
「ジャギィ」
正直な話、モンスターハンターとクロスしているとしか思えない。
存在してほしくない、ナバルデウスやオストガロア何て棲息していたら………世界の終わりだ。
「……なら、世界の為に俺が狩るだけだ」
ハンターナイフとも言えないレベルのナイフと盾を装備し、
魔の森へと入る。
アンデッドや化け物といった魔物が多く生息している。
これが何を意味するのか、恐らくは5年前の犠牲者という事だろう。食われれば同じ道を歩むことになる。
「安らかに眠れ、そして……二度と目覚めるな」
音を立てずに回り込み、首を斬り落とす。
ゾンビの殺し方は合っているか等は知らない。
だが……頭を破壊して動かなくなるのだから問題ないだろう。
「……これは」
逸れゾンビを殲滅し終えれば、先にあるのは空間だ。何もない場所だが、這いずらなければ入れず、辺りから守られる様になっており、キャンプにするにはもってこいだ。
「ベースキャンプとしよう」
素材を集めるのは大変だ。
雨風しのげるような場所を作らねばならず、回復役の調合も必須となる。
幸い蜂蜜ならそこら中に作られている。
刺されるのにもなれた。
蜜蜂程度の毒なら既に克服している。
翌日、俺はベースキャンプに必要な物を入れ込んでいた。変わらない日常に新しい刺激だ。
「……アイテムボックス」
それは青い箱だった。ベースキャンプに運んだ物で一番辛かった。
バウマイスター家の倉庫でホコリを被っていたこれは中に大量の素材と装備が入っていた。
自分の使い慣れた装備だ。
自分がここに来るまでMHRSBを終わらせて、MHWIBに戻っていた。
そのMHWIBの自分が使っていた装備が入っている。
「……そうか、これが転生特典なのか」
モンスタハンターという世界との融合、そして自分というたった一人のハンター。
それが……恐らくは転生特典というものなのだろう。
「……手に馴染む」
一番使っていた大剣を装備する。
瞬間レイトウ本マグロ、マグロながら氷属性値690という狂った大剣だ。
「……うん」
そこにドラゴンシリーズ一式に攻撃7、見切り7、満足感3、集中3等が付いた装備で夜の森を歩く。
詳細は省くが、俺はモンハン廃人じゃない。
MRも165で200を目指す途中だった。
ドラゴンシリーズを隠すために重ね着を着る。
やはりわからない、どうやったらダンテシリーズになる?
これも私が生前愛用していたダンテシリーズの髪色をデフォルトにし、レザーを黒。
それ以外を蒼に染めてなんちゃってバージルだ。
だが、太刀のカウンターが下手で次元斬はできなかった。宮廷礼刀【将星】を黒くして愛用していたが、マイセットにきちんとあった。
驚きだ。
「ドスジャギィ」
ハンターノートはあったかもしれないが、属性とかドスジャギィには関係ない。
独特な鳴き声、遠吠えの様に聞こえるソレを無視し、一段目をぶつける。
蹌踉めく身体に二段目を。
そして、最後に三段目を決めようとした時、ジャギィノスに、吹き飛ばされる。
そうだ、これはゲームではない。現実の世界だ。
「……」
クラッチクローを使い、ドスジャギィの胴体に傷を付ける。ジャギィやジャギィノスが邪魔をしてくるが、閃光弾で混乱させる。
奇跡的にドスジャギィにも当たっていたようでドスジャギィが目を瞑りながら暴れる。
「……石ころならそこら中にあるか」
礫程度の石ころをスリンガーに装填する。
知らないはずなのにこの肉体が知っている。
「ぶつかれ!」
眼の前の木に向かって吹き飛ばしを行えば、ドスジャギィの頭が壊れる。
吹き飛ばさたが、即座に走り出し瞬間レイトウ本マグロを抜刀し、ドスジャギィの息の根を止めた。
「……属性、考えてなかったな」
ドスジャギィだからと高を括った。
素晴らしいのはモンスターにランク付けはない。
リアルに存在しては困る、いや……もしかするとこの周りだけ所謂下位なのかもしれない。
他の所に出かければ上位やマスターランクになる可能性もあり得る。
「剝ぎ取りは忘れずにか」
考えたらドスジャギィの襟巻きを破壊したら回収できない。これはゲームではない。
改めてそう思い知らされた。
「……剝ぎ取りは疲れる」
革、肉、骨、解体する知識と能力も既に肉体が知っている。そして、ハンターのアイテムポーチという四次元ポケットへ全てが収納される。
血は無理だ、凍らせる何てできない。
注射器でもあれば空き瓶に入れれたのだが……
そう、現実ならば空き瓶も使える。
弓に使うだけでなく、液体を入れるのに使える。
また、毒瓶なども自由に付けられる。
現実様々だ。
「……兄か」
友人にはバージルはクソ兄貴やら、息子の片腕で切り落とし野郎等と呼ばれていたが、納得できる。納得できるが、俺は個人的には好きなんだ。
重ね着を着ただけで髪色も変わる。
そして、装備を脱いでも変化しない。
「……バージルで良いか」
どうせ魔法は使えない、あるのはこの身体能力のみ。ならば、太刀を極め強者となれば良い。
自分を利用しようとする者達を排除し、そして時が来た時に俺は自由になる。
「仕方ないか」
その日はアイテムボックスにすべて収納し、屋敷に戻る。
また、くだらない日々の始まりだ。
せめて、兄弟達にバレないようにしなければ。
「……つまらんな」
今日も今日とで侮辱される日々を過ごす。
無能を演じるというのが何れ程疲れるか、クラウスという老害も仕留めたい。
「……クルト兄さん」
「ヴェンデリンか……どうした」
「何でクルト兄さんは……その」
「……エーリッヒめ、余計な真似を」
持っていた石のグラスを砕いてしまい、ついヴェンデリンを驚かせてしまう。
「……エーリッヒを呼んでこい」
「えと……」
「ヴェンデリン、エーリッヒも私が呼んでいると言えば来るだろう」
ヴェンデリンは部屋から出るまで私の右腕をじっと怯えた目で見ていた。
こんなのは、見せたくはなかった。
「クルト兄さん、来ましたよ」
「……エーリッヒ、貴様。ヴェンデリンにバラしたのか」
「……聞かれたから答えただけです。ヴェンデリンはクルト兄さんに懐いていましたから」
時期的に既にヴェンデリンは主人公ヴェンデリンとなっている。でなければ、ヴェンデリンにとって俺は良き兄止まりだ。
「……エーリッヒ、ヴェンデリン、鳥は何故飛ぶか判るか?」
「……翼があるから?」
「飛べない鳥は死んだも同然だからかな?」
「ヴェンデリン、翼か……そうだな。エーリッヒ、お前の言うことも正しい。お前達は、家を継ぐこともできないと卑下する気も無いだろう、だが……家を継ぎたいと、俺は思った事はない。俺は……俺にとってのお前たちが羨ましい。俺は飛べない鳥だ、死んだも同然だ。このバウマイスター領という鳥籠の中で生き続ける事を定められたな。教えてやろう、鳥が何故飛ぶか。自由だからだ、自由だからこそ飛び、羽を休める。俺は、自由になりたい、俺は………もう良いだろ。眠れ、特にヴェンデリン。済まないな、何時もの様に本を読んでやれない」
ヴェンデリンを同じようにを抱きかかえ、ベッドに連れて行く。
エーリッヒも自身のベッドに入り、眠りにつくはずだ。
「………」
何処か嫌な予感がする。
ハンターとして、自身の直感を信じなければ行けない気がする。
「……行くか」
自室にも何故かアイテムボックスは増えていた。
『砕光の閃矢』と『ドラゴンシリーズ』一式、重ね着はバージル。スリンガー装填数アップは5。回避性能5
、集中3、しかしランナーはない。穴も多数開いているが、残りは防御6、攻撃6行くしかない。
導蟲が謎の痕跡を見つける、『謎の這いずり痕』
大きな存在が森を這いずったようだ。
付近には『謎の足跡』も存在する。
俺の所持するハンターノートにはすべてのモンスターの情報が記載されている。
だからこそ泣きたくなってくる。
似ている存在は海竜種、何処かヒレのような足跡。
「……兄さん」
「……え?」
何故か後ろから泥だらけのエーリッヒとヴェンデリンが居る。俺の見た目はなんちゃってバージルのはずのにエーリッヒには見破られた。
ヴェンデリンは驚いている。
「帰れ、これ以上はお前達の生命が」
「なら、クルト兄さんは」
「……モンスターを狩るのはハンターの仕事だ。俺は、それを師から教わった」
ヴェンデリンは転生者で、モンスターハンターすら存在した。
だからこそ、俺が現地人であると思わせる必要がある。
「……クルト兄さん?」
「……まずい」
近くの茂みにエーリッヒとヴェンデリンを抱え、口を塞がせる。
匂いでバレでもしたらまずいが、案の定最悪の予想が当たった。
近くに海はあるにはあるが、かなりの距離の筈なのだ。しかし、ここまでこいつは来た。
「……あれは」
「!!」
ヴェンデリンの反応が驚いた物を見るようだ。
仕方はないだろう、だが……
「お前達は隠れていろ、動くなよ」
エーリッヒは頷き、ヴェンデリンを抱える。
そうだ、お前たちは死んではならないんだ。
「ラギアクルス亜種、相手にとって不足なし
(モガの村の村長の気分だな)」
雷耐性は低いが、やるしかない。
奴の目線に入らない様に煙玉を使う、そして石ころをスリンガーに装填して竜の千々矢を胴体に与えた。肉質なんて見ている余裕はない。
傷つけさえすれば良い。
「くっ…咆吼ぐぁぁぁ」
咆哮と同時に大放電、コイツのモーションなんて覚えていない。ラギアクルス自体3Gから戦っていないんだ。XX?知らないな。やってない!
「………ちぃ」
弓を引く力を強める。
この程度で変わってくれるのが素晴らしい。
集中の他に自分の意識で弓のチャージが変化するのだから。
「ふっ!」
だが……体が知っている。
すべての経験、この肉体の経験が、俺の力となる。チャージステップからの剛射。
使い慣れては居ないが、機動戦では消して負けない。さらに、連続しての攻撃の中で大きな爆発が何回か起きている。
爆破属性による爆発だ。
(……属性値ならマム弓の方が上だったか?属性解放3して爆破属性高いほうが楽だったかもな)
「凄い……」
「馬鹿!何故逃げん!」
守る戦いなんてしたことがない、クソ………
「エーリッヒ!ヴェンデリンを連れて行け!!俺を殺すつもりか!」
その時、ラギアクルス亜種の雷撃が俺に降り注ぐ。雷耐性なんて上げていない。
一瞬だ、ハンターでなければ即死だった。
だが、雷属性やられからの麻痺が入った。
「ぐっかぁ………」
「ハンターなら!」
「ヴェル?」
風圧が俺を吹き飛ばし、動けるようになる。
まさか、まじで動けるとは思わなかった。
「ヴェンデリン、感謝するぞ!!」
俺は最後の一撃を目の前の存在に向ける。
「爆ぜろ」
ラギアクルス亜種の頭部が破壊され、俺も大規模な戦闘に満身創痍となる。
だが、俺を睨むラギアクルス亜種に再び『砕光の閃矢』を構える。
(消えてくれ、頼むから)
「来るか……」
だが、ラギアクルス亜種は俺をひと睨みすると海へと帰っていく。
「……はぁ、クソだ」
回復薬グレートをポーチから出して飲む。
蜂蜜によって苦みが消えたこれは実に飲みやすい。普通の回復役はちょっと不味い。
「……兄さんは何時もこんな」
「……誰にも言うなよ、これは俺の趣味なんだからな」
「ねぇ、クルト兄さん!あれって」
「蒼海の覇者ラギアクルス亜種だな、まったく……」
「知ってるの?」
「これだ、ハンターノートにはすべてのモンスターの情報が乗っている。見せないからな」
「えー!」
「ほら、帰るぞ。俺は装備を脱がなきゃいけないし、やることが沢山あるんだ。明日も速い、今日のことは忘れて寝ろ」
翌日、俺は
「兄さん!……これ見て」
「……ヴェンデリン」
ランポスを狩ったヴェンデリンを見て頭を抱えた。
「ランポスか……ヴェンデリン、魔法使いでもモンスターの相手は危険なんだ」
「そもそもモンスターって」
俺はこの世界のハンターズギルドを教えることにした。転生してから冒険者とは違った存在がいることは知っていたからだ。
夜中、バウマイスター領ベースキャンプにヴェンデリンを連れて行った。
「ここは」
「俺の仕事場だ」
ハンターノートやボックスから出た大剣が飾ってある。
「まず、モンスターは魔獣やゾンビとは違う。奴等は動物の一つだ」
「つまり」
「時々、ランポスとかジャギィは狩られるな。昔はアプトノスとかを使ってたが…まったく」
「クルト兄さんは」
「俺もハンターだ」
そう言って俺は自分の転生特典であるハンターカードを見せる。
「凄い、これって」
「俺の身分証だからな?」
「依頼達成数0?」
「色々あるんだ、そもそもハンターの存在は基本的に知られていない」
「なんで」
「冒険者だな、仕事が持ってかれるのと……俺達ハンターは既に人間をやめている。モンスターと戦い、奴等の肉を喰らう。信じられるか?300mから落ちても死なないんだ。俺たちは」
「え?」
「そうなる、普通に人は怯える。ハンターズギルドは世界中にあるし、ハンターも世界中にいる。だが、表には余り出ない。それに、モンスターは冒険者では勝てない、魔法使いも魔力がキレたらおしまいだろ?」
「うん」
「だが、俺たちは違うんだ。人間を止めたから戦える、モンスターと。それに、俺達にはハンター魂がある。捕獲すればギルドの奴等が回収して調査して、定期的にハンターノートも修正版と交換してくれる」
「じゃあ、クルト兄さんは一人でずっと」
「先代が居た、その人が死んだからハンターをしている。依頼も受けたい、知ってるか?モンスターの肉を食ってると強くなれる」
俺はそう言って生肉を肉焼きセットに。
「タンタタンッ、タララ、タンタタンッ、
タララ、タララ、タララ、タラララ、ララララン、タンタタンタタンタンッ!
上手に焼けました!!」
「うぉ」
「これも先代から教わったんだ、肉焼きセットで肉を焼いてこの音楽で焼き上げるとこんがり焼ける。上手いぞ」
「…頂きます」
調味料もない、生肉を焼いただけなのに実に上手いんだ。俺が5口ぐらいで食べ終えると、ヴェンデリンはありえない者を見る目で俺を見る。
「なんだ?食べないのか?」
「頂きます」
ヴェンデリンも俺を真似ているようだが、流石に一気食いは出来ない。
「止めとけ止めとけ、それはハンターになれば必至だがお前はハンターじゃないんだ。普通に食え」
ヴェンデリンの頭を撫でてやれば不思議そうな顔をする。
「クルト兄さんは」
「あのなぁ……俺はお前達弟が羨ましい。自由に羽撃けるのが。俺は籠の中の鳥だからな」
「……クルト兄さん、僕は冒険者になりたい」
「そうか、そう言えば12歳で入れるのがブライヒブルグにあったな。読み書きは?」
「え?出来るの?」
「当たり前だろ、親父達の前では馬鹿を演じてるだけだよ。無能とか思われた方が楽でいい、夜のハンター業もできるしな」
「……そんな理由で」
「そうだな、ヴェンデリン。お前に許可をやる、ベースキャンプの位置を書いた地図だ。何かあれば使え、ただし気を付けろ。モンスターに魔法は効かない、小型にはまだ効くが中型以上はもう駄目だ。良いな、逃げるんだ。モンスターからかくれろ、風で匂いを消したり、何でも良い。モンスターとは戦うな」
「もし……何かあったら」
予備のスリンガーをヴェンデリンの右腕につける。
「コイツはスリンガーと言って、色んな者を飛ばせる。この緑色の球をそらに上げるんだ。必ず助けが来る」
「何で?」
「ハンターの秘密だ」
ヴェンデリンの頭をくしゃくしゃになるまで撫でる。これで良いのかはわらからないが、俺はどうなんだろうか。
「…ヴェンデリン、お前の未来に幸あれ」