淫な実力者です!   作:ただのニンゲン

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フェンリル派は首領が死んだ事で壊滅、快進撃なんてレベルじゃないよ私達。

後釜に座るのは誰なのかな、まあどうでもいいやガーデンにはそんな事を気にしてる暇がない。

次は聖教の聖地リンドブルかな?いや〜まさかね、フェンリルが趣味(辻斬り)をしてる場所に居合わせるとは。

アイリス・ミドガルの直筆の謝罪文、そして取って付けた様な学術学園魔力研究会の招待か。
了承するとでも?お断りだね...アイリス様、遣う人は選べよ本当に。


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「話は分かったわ...
通り魔事件はシャドウガーデンではなく、それを騙る何らかの集団の仕業ということね」


「シャドウはそう言っていました」


「シャドウね...結局彼らの実態はつかめないまま、私も先の王都同時襲撃事件でシャドウガーデンの所属と思われる強力な魔剣士の存在を確認した。」


「アルファと名乗ったようですね」


「他の報告からもシャドウガーデンという組織が極めて高い戦闘力を持っている事が分かった、そしてあなたの報告からシャドウという男とシャドウガーデンという組織名も...でもシャドウガーデンに関してはそれぐらいしか判明していない。
...他はすべて謎に包まれていて組織の目的すらわからない、スタンピードを起こしたもう片方の集団も謎のまま。」


「少なくともシャドウはディアボロス教団と敵対していました...彼らの目的は教団にあるのでは?」


「手掛かりはディアボロス教団か...」


「我らはシャドウガーデン...調和と平和パクス・マリー...まさかそんな...姉様?」


「ディアボロス教団...
魔人ディアボロスを信仰するただの宗教団体かと思ったけれど、全体的に状況を鑑みると想像以上に根が深いわね。」


「例の放火事件もですか?」


「それもあるけれど...実は紅の騎士団の予算案が通らないの、しばらくは自費で運営することになりそうね。」


「騎士団だけでなく、文官にも教団の者がいる?」


「わからないわ、教団の人間か金で操られているだけか。
...騎士団の設立が強引だったから、私もあまり強く言えないのだけどね。」


「お金なら私も出します」


「気持ちだけでいいわ、紅の騎士団が何人いるか知っているでしょ?」


「八人ですね、ですがそのくらいの方が丁度いいかと。」


「そうたったの八人、今の私の資産だけでも十年は安泰よ。
...私はマリー・カゲノーさんから情報を受け取っていたのゼノン侯爵が犯人だと、だけど私は無下にしてしまったわ。」


「...私でも戯言と切り捨てます」


「そんな事は結果論でしかありません、一切考慮に入れなかった私の責任でしかない。
私は担当者をゼノン侯爵以外に変える処置さえしなかったのですから...
何にせよ彼女に協力してもらって特殊な魔力エンチャント加工が行われた装備を配る事もできない今、急激な戦力強化も無理ね。」


「姉様...あの...」


「紅の騎士団の敵はシャドウガーデンかディアボロス教団か...どちらですか?」


「両方ね...この国にいる限り、勝手なことは許さない。」


「姉様!!少なくともシャドウとは戦ってはいけません!!」


「アレクシアあなたまだそんなことを言っているの?」


「姉様はシャドウを知らないからそんな事を言えるのです...少なくともあの都の夜を染めた一撃も姉様も見た筈です!!」


「あれはアーティファクトの暴走ということで結論が出たはずよ」


「私は確かにシャドウが放つのを見ました!!それに騎士団なんて信用できません...
私のお願いで監査に参加してもらったマリー・カゲノーは私に言ってました、研鑽さえ積めば普通の人間でもできる様になると。」


「あれは人間が放てる威力ではないの、なたは何日も監禁されて記憶が曖昧だった...それに変な薬で幻覚を見ていたのかもしれない。
私はあなたが嘘をついているなんて思ってない...ただ少し疲れていただけよ、今日は休みなさい。」


「姉様ッ!!」


「それに、たとえ本当にシャドウという男があれを放ったとしても、逃げるわけにはいかないわ。
私が逃げ出したら誰がこの国を守るの?」


「捨てればいいじゃないですか!!」


「アレクシアあなた何言ってるの!!」


「当日あの爆発が違う場所でもう一発!!その魔力に触れた魔物の暴走!!
どんな城塞でも穴を開けられた後に魔物が浸透してきて壊滅します!!更にシャドウが地を埋め尽くす様な魔物の群れを全て両断したんですよ...普通の人間ではどうする事もできません...」


「王族としての責務をこの私が果たさなかったら誰が民を守るの?アレクシア?それとも陛下に...いやごめんなさい、そうねその通りだけど私は殿として立たなければいけない。」


「ごめんなさい...怪我が治ったら手伝います、それとマリーには私が話を通します。」


「それには及ばないわ」


「え?」


「言い忘れていたけれど、あなたしばらく謹慎よ。」


「えぇっ!?何でですか!!」


「証拠品の盗難」


「あ〜赤い錠剤!!そういえばそんなモノもありましたね〜」


「しっかり反省しなさい、それと自分の失敗は自分で埋め合わせるから。
アレクシアはあの子と王族のパイプが寸断されない様にしてくれるだけでいいわ...」


ハッピーバレンタイン!!

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

「よう、昨日は災難だったな。」

 

 

「おはようございます、昨日は大変でしたね。」

 

 

「ああおはよう、今日の方がよっぽど試練の日になりそうだよ。」

 

 

「うんこもらしヒョロ&ジャガ、シドはうんこしないんだよ?知らないんだね。」

 

 

「するよ何言ってんのマリー」

 

 

「ところで!!昨日のチョコは持ってきたか?」

 

 

チョコの包みを取り出すヒョロ。

 

 

「持ってきましたよ」

 

 

とジャガ。

 

 

「勿論、そうそうシドにはお礼に手作りクッキーあげるね。」

 

 

とマリー

 

 

「一応持ってきたよ」

 

 

と僕。

 

 

「よし、じゃあ昼休みにプレゼント大作戦だ」

 

 

「むふふ、楽しみですねぇ」

 

 

「だね」

 

 

「哀れな被害者がまた一人か...」

 

 

「マリー本当に何言ってんの」

 

 

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という訳で昼休み、まず手本を見せてやると言うヒョロに僕らは付いて行った。

 

 

そこは二年生の教室、ヒョロは廊下でスタンバイ...僕らは少し離れて見守った。

 

 

「上級生ですか、ヒョロ君やりますねぇ。」

 

 

「だね」

 

 

「いや無理でしょ何言ってんの二人とも」

 

 

少し待つと、かわいい系の少女が出てきた。

 

 

「あ...あの!!これ...」

 

 

ヒョロは彼女にチョコを差し出す、その瞬間...現れるゴリラ。

 

 

「おい...俺の婚約者に何か用か?」

 

 

ガシッと、ゴリラに肩を掴まれた骸骨。

 

 

「あ...いやその...」

 

 

「ちょっと話聞かせてくれや」

 

 

僕らは助けを求めるヒョロの視線を無視して踵を返す、また会おうヒョロ。

 

 

「行きましょう」

 

 

「だね」

 

 

背後からヒョロの絶叫が聞こえてきた。

 

 

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ジャガの行く先は図書館、学園の図書館は学術学園と共同ということもあってかなりでかい。

そして当然魔剣士学園の脳筋どもはこんな場所ほとんど利用しない...当然僕も、ただマリーを除いて。

 

 

「学術学園の生徒が相手か」

 

 

「なるほどいいんじゃない?頑張れヒョロ!!」

 

 

「はい、応援ありがとうございますマリーちゃん。

自分はヒョロ君と同じ轍は踏みません、相手のことは全て調査済みです...交友関係から食事の好み。

さらには寮の部屋番号、いつも利用するトイレ靴のサイズに匂いそれから下着の色とスリーサイズまで。

更に使用済みのコップから...」

 

 

「もういい、早く行け。」

 

 

「女の敵として最低だと思うけどその頑張れる所は評価しよう」

 

 

僕達は図書館の中にジャガを押し込んで、結果を見ることなく立ち去る。

 

 

「キャアアァァァァァ!!この人ストーカーです!!」

 

 

「ヒョロったらアホだよね本当に、何でこの二人はこうなのかね。」

 

 

「マリーはいいの?待ってる人が沢山居るみたいだけど...」

 

 

「あっそういう待ちなのか...」

 

 

「マリーさん!!今日は何の予定で図書館まで来たんですか?」

 

 

「いやぁぁぁぁ!!シド助けてぇぇぇぇ!!」

 

 

すぐに背後から叫び声が聞こえてきた、僕はマリーに話しかけられた後にチョコの袋をプラプラさせながら歩く。

 

 

図書館周りは普段ほとんど利用しないから新鮮な感じだ

 

 

そして僕は最初にすれ違った学術学園の女子生徒に声をかけた、どうやらアーティファクトの勉強をしてるみたいだ。

 

 

「チョコあげる」

 

 

「え?」

 

 

桃色の髪の美人さんだった...

チョコの袋を握らせて、僕は足早に立ち去る。

 

 

「え?え!!」

 

 

背後から戸惑いの声...彼女の顔はどこかで見たような気がするけど、結局思い出せなかった。

 

 

________________________________

 

 

「何ですかこの騒ぎは!!」

 

 

剣術学術学園の共用図書館で三名の騎士が突入した、その現場は数百人が集まって中心で何かを取り合ってる...そう私です。

ダサいな私、夏目先生の魔剣士の旅々の主人公くんを見習えよ。

 

 

「全員落ち着け!!一体何の騒ぎだ!!」

 

 

「マリー・カゲノーさんが紙袋を持ってこの場に来て...その後数秒でこんな事になってました!!」

 

 

「マリー・カゲノーさんが...誰か知らんが何でそんな事態に?!」

 

 

「実は...彼女が友達と一緒に気になる異性にチョコを渡そうという遊びをしてみたいなんですけど、その後なぜかこんな事態になっていました。」

 

 

「何が起きているんだ...取り敢えず応援を呼べ!!俺はマリー・カゲノーの安全を確保する!!」

 

 

「分かりました!!」

 

 

「クソッ!!どうなってる?!」

 

 

「...マリーったらモテモテね」

 

 

さてどうしたものか、チョコも引っ手繰られたし正直ただの魔剣士学園の生徒一人じゃ振り切れないな。

ん〜どうしようかな...気絶といこうかね?いやそれは駄目だ私の体が危険だ、何でどうしてこうなったのか。

 

あつ私の剣奪われた...まあいいやただの剣だし...

 

 

新手の暗殺か?アイリス王女の話を全部キックしてきた結果かね...

いやそれはないかうん流石にねこんな手を使ってくるとは思えない、はぁ私の有り余る魅力でな訳ないだろうがどうしたものか。

 

 

などと考えてる内に酸欠に陥り、私は意識を失うのであった。

...シドは社会的な生物としての基本的な防衛本能が働いていないが、私は個としての生物としての基本的な防衛本能が働いていないらしい。

 

 

________________________________

 

 

知らない天井だ、そして隣にはピンク髪の美少女。

 

 

少なくとも病院じゃない...マジでここどこ?

 

 

「...チョコを渡す予定!!」

 

 

「あっ目覚めたんですね!!今お義父様を呼んできます、少し待ってて下さい。」

 

 

そしてピンク髪の小振りな美少女は父を呼びに向かう、う〜ん可愛いねこの子...シドのチョコが置いてあるしシド次はこの子に手を出す気だな。

 

 

てか臭うなこの部屋、まるでラウンズのフェンリルに近い臭い...いやそこまでじゃないな。

魔力回路の障害か、なるほどね納得した...ルスラン・バーネットが元ラウンズ第十二席痩騎士だったか。

 

 

ディアボロスの雫に体が弱くて耐えられなかったなんて話はないだろう、それに雫には治癒効果がないのか?魔力回路の損傷程度すら治療できないと...もしくは雫を配られなくなった結果こうなったか。

 

 

ん〜変な事はされてないな、採血された感覚もないから大丈夫だね。

...故意的な盗犯は兎も角それ以外は集団ヒステリーか何かだったのかな?まあそれが一番可能性がありそう、うん陰謀の可能性はない。

 

 

「大丈夫かい?」

 

 

「はいお陰様で、ありがとうございますルスラン・バーネット副学園長。」

 

 

「気にしないでいいよ、災難だったね。」

 

 

「今日は泊まって行ってください!!疲れているでしょうし...」

 

 

エロゲーか何かですか?あれだとき◯モだこれ、うんそうだね。

 

 

「確かシェリー・バーネットさんですよね?アーティファクト研究の...」

 

 

「なかなか詳しいね...もしかしてアーティファクトや古代文字にも精通してるのかい?」

 

 

「そっちは嗜む程度ですけど一応齧ってます」

 

 

「君はやはり優秀な生徒だ、やはり特待生として学術学園に来ないかい?」

 

 

「いえ別に大丈夫です、私は騎士になるので。」

 

 

「そうか...

冷房完備

朝昼夜メニュー自由

メイドに身の回りを任せられる環境

を用意するつもりだったんだけど、少し残念だ。」

 

 

「前向きに検討させて頂きます!!

まあ私は頭が良い訳ではないので、それにシドみたいに魔力の扱いが上手な訳でも姉の様に剣が上手い訳でもないんです。

まあ学術関係で対抗しようとした結果魔力エンチャントに落ち着いた感じなんです、まあ十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人...ぶっちゃけもう私の頭脳は頭打ちなんです。」

 

 

「それは少し違うと思うのだが...」

 

 

「事実ですよ、昔は難しい部分も理解できたけど今となっては何一つ分かりません。」

 

 

「うん少し違うね」

 

 

「...ゑ?」

 

 

この爺さん...強い!!

我ながら謙遜とか色々とグチャグチャになって何言ってるか分からなくなってきた...

 

 

________________________________

 

 

「凄いですね!!体がびよ〜んって!!」

 

 

「これが毎日柔軟を続けた結果だよ、凄いでしょ?どんな風にでも体を曲げられちゃいます。」

 

 

「魔剣士って凄いですね!!」

 

 

何この子可愛いかよ、何しても褒めてくれるんだけど最高かよ。

デルタとガンマに通じる可愛さがある...堕としたいけど我慢だ、せめてシドがこの子を捨てた後だ。

NTRはよくない、真摯に生きないと。

 

 

「そんな事より、アーティファクトの続きはもういいの?」

 

 

「忘れてました...そうですね作業に戻ります!!」

 

 

「ストレッチが終わったら一緒に見てあげるね〜」

 

 

「ありがとうございます〜」

 

 

今は体調回復の為のストレッチをしないとならん、体の隅々まで酸素を送り込み壊死した細胞の取り替えをしないといけない。

...まさか魔物の因子を再活性化させる為にストレッチで血行を促進する必要性が迫られる事態に陥るとは思わなかった、前言を全て撤回する必要があるなこりゃ。

まあ時間はあるしシェリーちゃんの研究を見てあげようか、まあ少しぐらいなら教えられる筈。

 

 

「なるほど強欲の瞳か...そしてその制御装置の研究と、なるほどね。」

 

 

「これだけで理解したんですか?!」

 

 

「うんまあ私はこのアーティファクトの研究がしたくて王都に来た事があるし...」

 

 

まあ見ただけで仕組みは分かったからここからは懐柔モードだ...懐かしいなこのアーティファクト...

 

 

「そうなんですか!!実は母がこのアーティファクトの研究をしてたんです!!」

 

 

「へぇ〜じゃあルクレイヤさんの子なんだシェリーさんって、憧れの学者だったけど死んじゃってたんだ。」

 

 

「昔の話です...今はお義父様が養子に取ってくれて幸せです!!」

 

 

「そう見えるよ私も、いいお父さんなんだねバーネットさんは。」

 

 

「はい!!」

 

 

「話を戻すけど...

いいアーティファクトだねこれ、一品物の素材は一切使う事をせずに安価で信頼性が高かった筈だ。

全兵士に持たせる事を前提にした強欲の瞳と併せて使う物だねこれは、魔力エンチャントの果てか。」

 

 

「専門ですか?それなら少し分からない部分があるんです、ここの部分とコッチの部分が相互に作用する理由が分からないんです。」

 

 

「それは無視していいやつだよ...

これは廃棄を勧めるよ誰に依頼されて解析してるのかな先輩は、一発ブン殴っていいよ。

私は頭の中で解析を終わらせたけど、このアーティファクトは危険過ぎる...このアーティファクトは人間に魔力をエンチャントするモノだ。」

 

 

古代人何て恐ろしい物を使っているのか...

多分ディアボロス教団が使ってたモノではないよな、ならミドガル王国で使っていたか。

 

 

「そうですか...

ですが依頼を受けた立場なのでそれは遂行します、王女様の依頼ですから。」

 

 

アイリス・ミドガルも彼女なりに抗ってんのか...何だろうこの世界の表舞台に立つ人ってポンコツか腹黒しか居ないのかよ...

 

 

「まあいいか頑張ってんのか、頑張ってね。」

 

 

「はい!!ありがとうございます!!」

 

 

まあ...碌でもない結果にならなければいいね...

終わりはどうして欲しい?

  • ハッピーエンド(生存)
  • ハッピーエンド(死亡)
  • バッドエンド(生存)
  • バッドエンド(死亡)
  • 只管にオリ主マリーを虐めて欲しい(胸糞)
  • 上記の自殺ルート
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