淫な実力者です!   作:ただのニンゲン

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「やっと着いた...」


ラワガス遠かったな高度8000mを魔力噴射してブッ飛んできた甲斐があった、栄養補給しないと餓死するこのままだと。


まあ適当にサンドイッチでいいかな、ミツゴシ支店で頂きます。


「...マリーさん?」


「...ゑ?」


なるほど、ホテル周辺とかかな...本当に詰めが甘いな私は。


「何で...確か意識不明の重体...」


「ちょっと話していかない?」


「...はい」


________________________________


「食べたい物はある?好きなの頼んでいいよ」


「珈琲で」


さて誤魔化し方はどうするか、う〜んそうだねぇ本当にどうしようかなマジで。


「ラワガスに来たんだね、何を学びにきたの?」


「...」


シドと戦うなら核兵器ぐらいは必要だよね、う〜ん核兵器の話するか。
核分裂のウランニウムとプロトニウム...あと核融合の水素爆弾、あとダーティー・ボムとコバルト爆弾かな。


「シャドウに復讐するんでしょ?」


「...」


「貴女は誰ですか?」


「マリー・カゲノーだよ、まあ貴女の知っているマリー・カゲノーじゃないけど。」


「どういう事ですか!!」


机を叩き、今の彼女が出せる最大の声で叫ぶ。


「落ち着いて他の客に迷惑だよ、まあこういう訳だ。」


一部情報を開示する、まあ彼女はどう感じるか...この肉塊を見てどう感じるかな。


「...へっ?」


「こういう訳、好きに解釈していいよ。」


まあ納得はしてないらしいけど整理はできたらしい、まあいいか。


「何しにきたんですかラワガスまで...それとシャドウの事を何か知っていますか?」


「そうだね今シェリーちゃんは暇?」


「数日ぐらいなら自由な時間がありますが...」


「じゃあ一緒に来る?それとシャドウを殺し得る兵器の話もしてあげるけど」


「...同行させて下さい」


「じゃあ宜しくね、シェリーちゃん。」


ドラゴンスレイヤー・マリー&シェリー

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

ん〜地図と照らし合わせたらここか、派手に爆破されたみたいだなこの扉。

 

 

「ここだね」

 

 

「こんな場所に施設が...」

 

 

「んじゃ行こうか安全は保証してあげる、中は暗いから足元には気を付けてね。」

 

 

「はい...」

 

 

「通路は多分長くないからすぐ着くよ」

 

 

「資料焼け焦げてますね、読めないです。」

 

 

「まあこんな爆発じゃあねぇ」

 

 

「...そうですね」

 

 

________________________________

 

 

「...アーティファクト!!」

 

 

道を抜けた場所にポツンと置いてある扉の前に二人は立つ、そこには現在の魔法技術では到底再現不可能なアーティファクトが聳り立っていた。

 

 

「ラワガスの別荘と言うべきかな?

ここはそんな感じの場所、私はここにあるディアボロス教団と悪魔憑きの資料と研究結果を探しにきた。

まあそれは本来オマケなんだけどね...」

 

 

「ディアボロス教団ですか...でも開きそうにないですよこの扉」

 

 

「そうだね、でもこれはブラフだよ多分。」

 

 

「そうなんですか?!」

 

 

「至ってそれっぽいモノだよこれは、そうだね...おっこれだ。」

 

 

「隠し扉?!よく気が付きましたね」

 

 

「まあ相手は学者だからね意地の悪さを想像するんだよ、シェリーちゃんだけだよ学者で普通のいい子なのはね。」

 

 

「...私がいい子ですか、貴方は私の事何も知らない癖して。」

 

 

「私は知ってるよ、君は人の為に泣ける優しい子だ。」

 

 

「は?」

 

 

「見てたからねあの時、忠告を無視して先に進んだ君を...偽りの世界で狂うのもまた一興。」

 

 

「シャドウガーデンの!!」

 

 

「私は違うよただ手を貸しただけ、私は正直シャドウの事はどうでもいい...訳ではないけど今回狙いがあってここに調査に来たんだ。」

 

 

「あっ...うぅ...何で...どうして...」

 

 

「こんくらいで泣かないの、これから先持たないよ...それじゃ行こうか。」

 

 

「...はい」

 

 

________________________________

 

 

「...どこですかここは?」

 

 

「ありゃ懐かしいな、ここ東京か。」

 

 

「トウキョウ...ですか?」

 

 

「そう東京、私達が生きてた世界の日本という国の首都。」

 

 

「私達...?」

 

 

「そう私達、懐かしいな15年振りか。

シャドウも私も一度死ぬ前この世界に居たんだ...」

 

 

「...そうですか、凄い発展してる世界ですね。」

 

 

「想像できないかもだけどこの世界には魔力が存在しないんだ、電気だけで本当によく...ああなるほどそういう事か。」

 

 

「何か分かったんですか?」

 

 

「言うなら違和感を探す遊びかな?あの建物だけ、やっぱこの場でコンクリートガラス鉄杉檜以外の使われた建物みたいだね...目立つなあれ。」

 

 

「私には何が何だか、私には何も分からないので任せます。」

 

 

「多分だけどあの扉の先に続きがある、何回似た様な事を繰り返すか分かんないけどまあ先に進むよ。」

 

 

最悪ループ状態に陥るか、或いはただの罠か...まあ何でもいいか。

 

 

「とても心配です...」

 

 

「もしもの時は諦めて全部吹き飛ばすからいいの」

 

 

「それ良くない事な気がします...」

 

 

そして二人は新たな扉を開き、新たな場所に降り着く。

 

 

________________________________

 

 

「...マジか早過ぎだろ」

 

 

「資料庫ですかね?ここは...」

 

 

「うんうん当たりだった、どうやら趣味は悪いが意地は悪くないらしい。」

 

 

「こんなに沢山の本が...」

 

 

「ちょっと待って、私の一歩後ろに。」

 

 

「何ですか?」

 

 

「魔物だよ、ざっと10かな?まあ初めて見る種類だし自己拡張には丁度いいか。」

 

 

「...何言ってるんですか?」

 

 

「折角だし私の正体の話でもしようか、私はマリー・カゲノー...カゲノー男爵家の次女。

そしてそのマリー・カゲノーの本体と言えるかな、まあそのマリー・カゲノーの人間の部分だ...外付けのない状態が今の私なんだ。」

 

 

「どういう事ですか?」

 

 

「要するに黒歴史以外の部分って事だ」

 

 

「何言ってるかよく分からないですマリーさん」

 

 

「まあ要するにさっきの私は人間、今の私はヒトの皮と血肉を持った高度な魔物と考えてくれればいい。」

 

 

手を変形させ三体の魔物を輪切りにする

 

 

「...私は貴方も人間だと思います」

 

 

「これでも?」

 

 

腕を部分的に魔物化し、この場の魔物を喰い殺す。

 

 

「そもそも人間悪魔憑き吸血鬼獣人エルフ、これらにどれだけの違いがあるか私には分かりませんし証明もできません。」

 

 

「へぇ聖教が聞いたら怒りそうな事を言うね、信心が足りないんじゃないのかな。」

 

 

「神なんて居ませんよ...

繁殖行動の可能な生物ならば同種と言えます、そもそも人か人以外かという分類をするのは人だけですし魔物なら気にしないですよそんなどうでもいい事。」

 

 

「シェリーちゃんは常識に囚われない柔軟な頭を持ってるね、でも魔力があるから神も居るかもしれないし世界はそう簡単に絶望できる薄っぺらいモノじゃないよ。

因みに魔物と人間の間で子を成す事は可能だったよ、あの時の実験は大変だった。

...器である細胞と遺伝情報そして魔力の親和性が高い事が最低条件、更にその後色々調整する必要もあったけど。」

 

 

「何故か分かってしまいました、魔力エンチャントが上手な理由を...そしてそれにアーティファクトを使わない理由も。」

 

 

完全に意のままに操っているからだ、回路も肉も全て情報と照らし合わせて再構成もする。

 

 

「そういう事、血と遺伝子の器はそのままだからね。

それでも肝心な部分は一度変わったら戻らない、私は君の優しさは大事にして欲しいと持ってるよ。

シドの友人の君にはね...」

 

 

「そうですね...そうします...」

 

 

「好きに読んでいいよ、ここには世界の闇が詰まってる。

ディアボロス教団ディアボロスの雫...王族の血の話もね...」

 

 

ロード・ラワガス、学術都市ラワガスの初代学園長。

...マッドで興味のある事にしかしないしやろうとしない、イータだね。

 

 

なるほどこの場は別次元の別荘と言えるね、この技術があれば色々と体積的な肉体の自己補完が必要なくなりそうだ...いいね。

 

 

「何ですかここ...魔人って何ですか?ディアボロスって!!永遠の命って!!」

 

 

「それは自分で知るべき事だからね、自分で歩んでる人の足を止める人間じゃないもの私は...自分で消化してね。」

 

 

...別れ道を置く人間なんだ、私は意地が悪いんだ。

 

 

「意味がわからないです」

 

 

「まあ自由に解釈してよ、私はもう全部確認したし持ち帰る物も厳選したからね。」

 

 

「そうですか...」

 

 

「んじゃ次行く?」

 

 

「いいですよ」

 

 

こうして、彼女達は次の扉を開く。

 

 

________________________________

 

 

「マリーさんここどこですか?!」

 

 

「落ち着けただの砂漠だ、気にしたら負けだ。」

 

 

「助けて下さい私砂の中に沈んでます!!」

 

 

わぁ何だろうこの光景ギャグか何かかよ...

 

 

「マリーさんここどこですか?!」

 

 

「落ち着け正直私にも分からん」

 

 

「変な芋虫がいますね、可愛いです。」

 

 

可愛くねぇよ...

 

 

「マリーさんここどこですか?!」

 

 

「私にとってさっきのが黒歴史pt.2だ、そんでこの映されてる空間がpt.1だよ。」

 

 

「どんな過酷な環境で...」

 

 

自分を追い込みまくってたからね

 

 

「マリーさんここどこですか?!」

 

 

「...入り口への道だね、本物の。」

 

 

「なら私達は歓迎されてるという事ですね、ようやく終わりですか。」

 

 

「疲れた?」

 

 

「かなり疲れました」

 

 

「だよね私も疲れた、ミツゴシ支店で甘い物を鱈腹食べたい。」

 

 

「そうですね...砂糖とミルクを沢山入れて...」

 

 

そうだね〜でも次は奢らんぞ?

 

 

「空気の流れ的にはこっちかな、そろそろ大詰めかね。」

 

 

「道が二つですね、どちらが正解でしょうか。」

 

 

「別れ道にそれぞれ壁の絵青い猫と赤い犬、淡く想わずに済む道を選べ...全然意味分からん。」

 

 

ん〜赤い犬は殺したが青い猫は殺してねぇんだよな、それに淡く想わずに済む道...つまり答えはどういう事だ?そういう事なのか?全然意味わからん。

 

 

赤い犬は危険だよな...いや危険だったな、どうしたものなのかね。

 

 

「安全色と危険色でしょうか...それに淡いですか...」

 

 

なるほどただ単純に考えるべきだったか、やはり私は頭が足らんねこれは遺伝子の問題だろうな。

...何と言うかねウチの遺伝は見掛け倒し見かけ騙し?だね、純粋な試行錯誤しか私はできない。

 

 

私一人だったら両方に行ってたね、最悪それで詰んでた可能性もあったし連れてきてよかった。

 

 

う〜ん私でもシェリーでも核を破壊すれば何方にしろ脱出できるよね、なら別行動だ今更命が惜しいとか言わんだろ。

 

 

「私は青い猫にする、新しい魔物に会えるかもだからね淡い期待をしておこう。」

 

 

「...私はどうしたらいいのでしょう、私には分かりません。」

 

 

「好きに選びなよ、まあ人の背を追うのもアリだと思うよ私は。」

 

 

「...マリーさんは魔力の光を、魔力を持たない人間に言葉だけでその現象をどう説明しますか。」

 

 

「それ私への意趣返し?私にはそんなの無理だよ私にとって魔力とは相当曖昧なモノだからね、まあ互いに共通して理解している概念を通じて頑張ればいずれ通じるんじゃないかな。」

 

 

「勿論互いに共通した認識を擦り合わせれば勿論可能な筈ですが...」

 

 

「そうだね分かった、不可思議的非物質エネルギー概念と私は説明する。」

 

 

「何ですかそれ、説明になってないですよ。」

 

 

「だって説明できる程に私って魔力に関して詳しくないもの」

 

 

「どこがですか?今すぐに適当な物を国宝級アーティファクトにできる貴方が説明できないと?」

 

 

「じゃあ魔力を用いて世界を構成する何かに働きかけ大いなる力を発揮させる力でも言えばいいかな、そんな抽象的な説明しか私にはできない。」

 

 

「...盲信的な回答ですね」

 

 

「そうだよ、でもこれが一番説明では適してると思う。」

 

 

「構成大いなる力

という二つの概念のない人達への説明は?」

 

 

「理解してもらう」

 

 

「えっ?」

 

 

「何か?」

 

 

「最初からそれでいいですね」

 

 

「その通り、話が一周したね。」

 

 

そもそもこの聖域の素、正直人類にも優しくない酸素濃度低いし。

 

 

そして次の道に進む

 

 

________________________________

 

 

「何ですかこれ...」

 

 

「トロッコ問題って奴だね、地球じゃ有名なやつだよ。

...時系列が無茶苦茶だな、全然意味分からんどうなってんだか。」

 

 

「有名なんですか?聞いた事ないんですけど...」

 

 

「まあねとある異世界で、このままトロッコが進めば死者は五人だけど自分が路線を切り替えれば一人を犠牲に五人を救えるけど動かす?って思考実験。

...命の選択を迫る悪趣味な実験だ、やっぱ趣味悪いなこんな事を考えるだけある筋金入りだ。」

 

 

「なるほどそういう話ですか...」

 

 

「シェリーはどうする?私は命とかどうでもいいから無視、まあ必然に委ねるかな。

んで死んだ五人を喰って糧にするかな、そうすれば五人の命は無駄にならないし誰も手を汚さずに済む一番幸せな方法だ。」

 

 

「人間どころか普通の生物の考えじゃないですね...

私は大切な人の居る方を選ぶと思います、シド君マリーさんお義父様お母様アレクシアさんが五人の方に居たら何も考えずに一人を犠牲にします。」

 

 

「うんうん、それもいいね。」

 

 

私達の何方かは正解かな?

 

 

そして新たな扉が開き場所が変わる、最初の場所とはまた違う資料室だ。

 

 

「また転移させられましたね...

新しい資料室ですねここは、何の場所でしょうか。」

 

 

「ラワガスと同じ意思かな条件は、優生思想か悪趣味な奴め。

...優れた者の至る考え方とは、人間やっぱ脳味噌の理からは逃げられないね。」

 

 

ただし意地は悪くないな、うんうん研究者って感じだが人間性は存外保っていたんだな...イータ君も見習う様に。

 

 

「またよく分からない難しい事を言っていますね」

 

 

「シェリーちゃんの精神は少し人間らし過ぎるね、何か将来やらかさないか心配だよ私は。」

 

 

「...厳選された資料ですね、雫や王族の血に関する資料は減っています。」

 

 

「なるほど興味が移り変わったか、飽き性な奴め。

...魔力と魔物か、いいね少し唆るよラワガスさん。」

 

 

起源か、私も考えられるだけ考えたが全然分からなかったんだよな。

 

 

昔に自分の魔力の逆算をした、だけど途中で分からなくなったんだ続きが。

 

 

だから他の魔物でも何でも取り込んで全てを整理して...

でも分かんなかった、まあ魔力も不定形なモノではあると思うがどこかで決まりが普通にある。

原子と電子の様に、魔力にも決まったルールがあると踏んでいたが何も分からなかった。

 

 

「私には何が何だか...このラワガスって人すごい頭がいいです...」

 

 

「私はこれを理解しようとするその気力がすごいと思うよ...

ほら今は頭に叩き込んで、後でゆっくりと頭の中で精査すればいいさ。」

 

 

自分の知ってる事の焼き直しだったな、得られた物は何もないか。

日記とかないのか?イータは作らんけど趣味のいい奴は日記を付けるモノだ、前世の自分がそうだったからなアレは日記と言えるか怪しいが。

 

 

「マリーさん、この本...他と違います。」

 

 

「ビンゴだ、一緒に読もう。」

 

 

趣味は悪いが意地は悪くない、今更罠を置く事はないだろう。

 

 

________________________________

 

 

「知恵のある者よこの日記を手にしているという事は其方は賢く優れた人物である事だろう、この部屋の資料を見て気が付くかもしれないが私はもうディアボロスの雫に興味はない。

正確には雫以上の大いなる存在、そしてより根源的な研究を優先すべきだと判断した...私の好奇心はもっと先にあるのだ。」

 

 

奇遇だね私と同じだ、転生していたら是非話してみたいね。

 

 

「...其方ならば大扉の先にある物を見て何かを感じ取れると信じている、

解除キーは私は真実の探求者無限の知識を追い求める者なり

だ。」

 

 

「大扉の先に何があるんでしょうか...」

 

 

「まあ入り口に戻ろうか、多分転移装置もある筈...あったね。」

 

 

一秒一分が大事な人間だろうな多分、そういうクチは用意できるなら何でも用意する。

高価な転送装置もそこら中に設置してたんだろうな...費用対効果という物を知って欲しい...

 

 

そうして入口の大扉に戻り、解除キーを入力する。

 

 

「...これ扉だったんですね、扉じゃないですかマリーさん。」

 

 

「解除キーを入れる事で扉として機能する形だったか...すんません、私が悪う御座いました。」

 

 

「でも少し安心?しました、マリーさんも間違えるんですね。」

 

 

「当たり前じゃん、私は神じゃないんだから。」

 

 

「そうですね、私達は人間です。」

 

 

「そうだね、それじゃ扉を開けるよ。」

 

 

「...マリーさん」

 

 

「何?」

 

 

「私、少し楽しかったです。」

 

 

「まだまだこれからだよ、ほら行くよ。」

 

 

少しか...まあ少し楽しめる胆力があれば今の彼女は十分だね...

 

 

________________________________

 

 

「本当に開きました...」

 

 

「こんだけ苦労したんだから開いてくれないと困る、もし開かなかったらここを更地にするつもりだった。」

 

 

「それは怖いですね」

 

 

一歩この場に踏み込んだ瞬間、微細な魔力が二人を襲った。

 

 

「うわっ凄いプレッシャー...」

 

 

「あっ...マリーさん...」

 

 

「腰抜けたね、背負っていってあげる。」

 

 

「すみません漏らしちゃいました...恥ずかしいです...何か急に怖くなって...足が竦んで...」

 

 

「畏怖する心がちゃんと働いてる証拠だよ、いい事だ。」

 

 

正直私もビビった、これは覚えがあるな...多分だけど龍。

 

 

どこれから見る可能性のある龍?の魔力に恐怖心を持たせる効果を魔力にエンチャント?されてるのかな?どうなのかな?

 

 

まあ何方にしろ、人智を超えた存在なのは確かだ。

 

 

________________________________

 

 

「...龍ですよね?」

 

 

「ああ、龍...ドラゴンだ。」

 

 

人にとって神に等しい存在か...龍ね面白い...

ラワガス、お前がどんな奴か知らんが想像以上に興味が湧いたよお前の手土産に。

 

 

「凄いですね...カッコいいです!!」

 

 

今回は同意する...

あっ日記かこれも、何か半分は研究書だが気にしない事にしよう。

 

 

「私はついに見つけた、私の仮説は正しかったよ...別次元の世界への人工的な干渉に成功した。」

 

 

別次元の世界ね...なるほど面白い...

 

 

「凄い施設です...ボタンもいっぱい...」

 

 

「その世界に流れる魔力量からするとそこまで上位の世界ではないだろう、しかしこれが革命への第一歩である事は間違いない...ウキウキで書き込んでいやがるなコイツ。」

 

 

「少し周りを見てきます、マリーさん。」

 

 

「はい分かったよ...

いくつもその世界が存在する可能性とその世界の王達の存在こそが重要なのだ、時が経ちその世界の王の捕獲に成功した...私以外の関係者は全員犠牲になったがそれそんな事はどうでもいい。」

 

 

シェリー大丈夫だよな?少し呼ぶか

 

 

「こっち来てですか?分かりました!!」

 

 

「そうだ、この世界の王は知恵のある者への手土産として用意しよう。

いつか私に並び立つ者が現れると信じて...私は魔力の流れる別次元の世界を魔界とし、黒龍の居たこの地を第十二魔界となする。」

 

 

「そしてその...第十二魔界の王の名は...」

 

 

「「ニーズ・ヘッグ...」」

 

 

「元初代ラウンズ第十一席ロード・ラワガス...ps.赤いボタンを押してみて」

 

 

おい馬鹿本当に押す奴が居るか...

 

 

「あ」

 

 

「あじゃねぇよ!!てかラワガスお前意地悪い最後の最後で!!研究者なんてどいつもコイツも...まあいいか...」

 

 

「何か...ごめんなさい...」

 

 

「シェリーちゃんは悪くない、全てはこのボンクラのせいだ。」

 

 

________________________________

 

 

「あの爪見て下さい掠っただけでこの頑丈な壁がボロボロですよ!!」

 

 

「そうだね...おはようニーズ・ヘッグ、そしてさよならだ。」

 

 

早速自分の体から魔物を出し特攻させる、だがどんな魔力を持った魔物でも一向に致命傷どころか何一つ影響すら与えられない。

 

 

ん〜まあお土産用に目牙爪皮血肉は貰ってくか、他は糧にする感じで。

 

 

スライムに魔力を込め、龍の体の一部をそれぞ切断そして採取。

...ん〜まあこんなもんでいいか、うんそうだねうん。

 

 

「勝てそうですか?」

 

 

「負ける事はない、だけど周囲の物を壊さないで勝つ方法は思い付かん。」

 

 

「大丈夫なんですかそれは?!」

 

 

「うんこの場が蒸発するけど...

まあ肉体を破壊すればいいかね、力こそパワーパワーこそ正義でいこう霧の龍よりは弱そうだしね。」

 

 

「何する気ですか?」

 

 

「こういう魔物は核があるんだよ、まあこんなんでも生き物だからね当たり前だね。

勿論私にもある、どこか分かんないけどね多分脳だと思う。

でも魔物はそれぞれなんだ、普通は核を破壊しなくても死ぬが一部の魔物は核を破壊しないと死なない。

...例えば自然発生したゴーレムとかスライムとか、この辺は特に顕著だ。

シャドウから聞いた話だと霧の龍は致命傷を喰らっても死ななかった、ならコイツも普通には殺せないと思う。」

 

 

「じゃあどうするんですか?!」

 

 

「核がどうこうとか面倒くさいし、全部吹き飛ばせば同じだよね。」

 

 

「へ...?」

 

 

「I...am...the...allrange...atomic...」

 

 

________________________________

 

 

「何ですか今の!!」

 

 

「シャドウの技の真似だ、まあ龍の強さは中々かな?でも増幅された魔力の爆発には耐えられなかったらしい。」

 

 

シドの本気と比べたら全然威力は弱いけどね...まあこの程度の相手ならこんなもんか...

 

 

「施設も...それどころか島も全部なくなってるじゃないですか!!」

 

 

「ちょっと力を入れ過ぎた、まあでもうん仕方ないよね私は悪くない。

寝起きという事を加味してもこの龍が想像より弱かった...」

 

 

多分だけど進化途中の生き物だったんだろうな、カンブリア紀とかそう言う時代のドラゴン?だったんだろう。

 

 

「マリーさんはこれで...伝説のドラゴンスレイヤー?ですね?」

 

 

「そうだね?まあ残骸で作る適当な小物だからお土産にどうぞ、はい。」

 

 

「...貰っていいんですか?」

 

 

「うん、あらゆる魔力の災いから身を守ってくれるペンダントだ。」

 

 

ふっふっふっふっふ、龍が素材として使えたからね多少無茶なアーティファクトを作れました。

普段は魔力を周囲から少しずつ吸収し続けるだけの物ですが装備者が危機的状態に陥った際に魔力を放出するなり何なりで彼女の身を守ります、はい聖域メタ系アーティファクトですね。

 

 

「私...とんでもない物を貰っちゃいました?あれ?アーティファクト?」

 

 

「困ったら売ってもいいよ国買えるぐらいで売れる筈だから」

 

 

あ〜ゲシュタルト崩壊してる、可哀想に。

 

 

________________________________

 

 

やる事やったしお土産は用意した、あとは各地の渓谷なり洞窟なりに魔物を放って終わり。

 

 

そうそう龍の解析は終わった、どうやら魔力の縁戚敵にはこんな感じ。

 

 

普通の人間

今の私

ニーズ・ヘッグ

 

 

まあ私は元は普通の人間の魔力しか使えなかったけど、魔物の情報と照らし合わせて今の魔物の魔力とか少し昔の魔力まで発現させる事ができる、でもニーズ・ヘッグとはどれだけ照らし合わせても理解できない完全に色々途切れてる。

 

今の私の持っていた魔力と全く縁のないモノなのかもしれない、まあ何方にしろこの未知の魔力は素材としては満点どころじゃない花丸でプリントを埋め尽くせるぐらいだ。

 

 

んでまあこれを元にした魔物を少し放った、生態系ぶっ壊れるかもしれないけど...まあ私の夢の為に必要な犠牲だ。

 

 

そして私の聡明な頭脳は考え付いた、頑張れば俗に言うファンタジーエ◯モンスターダンジョンに登場するモンスター作れるのでは?とね...それなら私は自らを満足させる事ができる可能性はある。

 

 

んでここでモンスターの実験後に作り直そうかな、その魔物を放し飼いにする為の場所を用意する為のアーティファクトの研究もしよう。

...シャドウガーデンとパクスに変異した魔物を収集させて私が研究する、完璧だ。

終わりはどうして欲しい?

  • ハッピーエンド(生存)
  • ハッピーエンド(死亡)
  • バッドエンド(生存)
  • バッドエンド(死亡)
  • 只管にオリ主マリーを虐めて欲しい(胸糞)
  • 上記の自殺ルート
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