淫な実力者です! 作:ただのニンゲン
...流石人間の集団心理によって生まれた団結を求めるだけのモノなだけある、宗教を信じる人の恐怖心とかを取っ払えるのは本当に凄いよね。
「期は満ちた!!女神ベアートリクスよ我が祈りに報え、ここに集いし戦士達に試練を授け給え。」
「アレクシア様今見ました?」
「何か見つけたの?!」
「いえ、ただ代理のハゲが足元のボタンか何かを押しました。」
「プッ...フフッ...」
「これより女神の試練を開催する!!」
「「「「ウオォーーーーオ!!」」」」
私も宗教始めようかな?いやでもパクス・マリーが既に宗教か...
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「一番手はオリアナ王国からの挑戦者!!トップ・バッテリオス!!」
「古代の戦士よ!!我が呼び声に応え給え!!」
野球しに来てんじゃね〜よ
てか酷い話である、これ剣士が来なかったら笑われるんだぜ。
「ラワガス自警団所属!!マッター・ムーリ!!」
待った可哀想...もう見てられない...
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とまあ140人ぐらいの人が参加してたかな、もう夜だし眠くなってきたよ。
...てか適当だな女神様も、ぽんぽんひょい〜ってさドンドン人を入れ替えるもん。
結局古代の戦士を呼び出したのはアンネローゼ・フシアナスだけか、まさかの敵を選んでるのは聖教じゃなくて聖域だった話...これはマジで驚きだわ。
「ミドガル魔剣士学園所属!!シド・カゲノー!!」
次はシド・カゲノーか、如何にも女の子にモテてそうな名前だ...は?シド参加するんだいやしないって言ってたじゃん。
「「「「えっ?!」」」」
「魔剣士学園の生徒とは、余程腕に覚えがあるようですな。」
「茨の道を越えた先には、二人の幸せが待っている。」
とローズ王女が言う、そしてシド・カゲノーの妹はその言葉を追求する。
「シド・カゲノー!!棄権と見做すがよいか?!」
「現れませんな...まあ例年二〜三人は怖気付く者が居ますが...」
「すみませんローズ会長...二人の幸せが待っているとはどういう意味ですか?」
「それはー...」
その瞬間、会場の上空で青紫の光が地上へ注がれる。
「あの光は...?」
そしていつの間に...その中央でフードを深く被った何者かが佇んでいた...
「見て!!」
「...あれは!!」
「まさか...」
「「「シャドウ?!」」」
シャドウ、放火監禁殺人ミドガル王国でありとあらゆるテロ行為を行なってきたシャドウガーデンの首領。
ディアボロス教団と敵対する謎の組織、その正体不明の存在が女神の試練に乱入してきた。
「我が名はシャドウ...陰に潜み陰を狩る者...」
「何のつもりで...」
「お下がりくださいアレクシア様、ローズ王女様も。」
「シド君は...」
さてはお前かシドを女神の試練に巻き込んだの...まあでもいいのかシャドウとして参加するつもりだったから...あいつってもしかしてケチなのか?さては金欠か?
「シャドウ...我らが足元に這い回るドブネズミか、己の強さを過信した愚かさをせいぜい悔やむがいい。」
いやお前隠せよ、いやでもこれは聖教としての言葉か。
そしてシャドウは剣に魔力を集め、剣を振り下ろし聖域から古代の戦士を呼び出す。
「聖域に眠りし古代の記憶よ...今宵我らが解き放つ!!」
「何故だ...ワシは動かしておらんぞ...」
おい待て今のは問題発言だろ、てかフシアナ嬢は呼び出させて貰ったんだ...よかったじゃん?あれでもおかしいね何か。
「シド...まだ私にも話してくれないんだね...」
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「馬鹿な...あれはまさか!!」
「最悪の魔女アウロラ」
何度でも思う、そして更にその思考が加速した。
「最悪の魔女アウロラ...何てインモラルな響きなんだ!!」
しかもあんなヒップとバストを持ってながら括れも...更に更にシルクの様に綺麗な髪!!
そしてなんて雰囲気!!しかも滅茶苦茶美人だし同性なのに見惚れちゃうわ...
「夏目先生...アウロラとは?」
「フヘヘッヘヘヘッヘ...」
「アンタ何言ってんのよ」
「おっといけない」
「最悪の魔女アウロラ、かつて世界に混乱と破壊を招いたモノ。」
「ごめん忘れて...」
「初耳です...」
「マリー、何か言いなさいよ。」
「作家の嗜みです〜」
「よくそんな事知ってるわね」
「とは言えアウロラは最悪の魔女と伝わっていますが、実際どんな混乱と破壊をもたらしたのかは記録が残されていません...司教様?宜しければ最悪の魔女の事教えて下さいな。」
ベータお前魅せ方分かってんな...かつて若かりし頃に指導した甲斐があったよ...
「勿論宜しい、えぇ!!ええ!!姫様方が知らぬのも無理はありませんからな!!むしろ夏目先生がご存知だったのが驚きです。」
「スケベジジイ...」
「何せ教会でもごく一部にしか知らされておりません、シャドウとやらも運が悪い...まさかアウロラが現れるとは。
史上最強と呼ばれた魔女です、あの様な山賊風情では手も足も出ますまい。」
「もっと詳しく教えてくれませんかおじ様?もっと奥の深いところまで...」
「そうかしら?あとやめなさいそんな近付くの」
アレクシアに止められた、もう少し情報を引き抜こうと思ったのに悲しい。
「どういう事ですかな?」
「女神の試練はシャドウに相応しい相手としてあのアウロラって女を呼んだなら、シャドウの力は世界を破壊した存在に届くという事よ。
...そう簡単に終わるとは思えない、マリー貴女はどう見るかしら。」
「...ミドガルの王都を染めた青紫の魔力の柱、アレが使われるまでもなく終わる。」
「随分大きく出るわね...やっぱシャドウの勝ち?」
「間違いなく...てかそれにしても器用だなアウロラ、あの服は自分の魔力を使って繊維単位で編んでる。」
「それ本当に?!」
「マジ、人智の及ばない化け物だよ。」
表世界のマリー・カゲノーとして魔力エンチャントを自分の剣にする...うん案の定秒で吹き飛ぶだろうなこんなんじゃあの二人の間に挟まったら...
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その感覚を味わうのはずいぶんと久しぶりだった...
彼女も微笑んでいたし恐らく、僕らは今同じ感覚を共有している。
闘いとは対話だ、剣先の揺れ視線の向き足の位置些細なこと全てに相手の意思がある。
その意味を読み取り、互いにより良い回答を重ねるのが...それことが闘いだ。
互いの対話能力が高ければ高い程...先を察知しそれに対処しさらにそれを察し、さらにそれに対処する。
しかし対話能力が低かったり、対話能力に差がありすぎるとそもそも対話が発生しない。
どちらか、もしくは両方が...ただやりたいことをやって終わる。
そこには対話はなく過程もなくただ結果のみがある...だがそういう僕も他人の事を言えない、もうずいぶんと対話らしい対話をしてこなかったから。
ただ僕がデルタと違うのは、最初は対話しようとしている事なのだ...でも結局最初はグーでぶっ飛ばしちゃう。
最初から対話する気がないのならジャンケンで勝敗を決めた方がいいんじゃないかって最近僕は思っていた、デルタ君の事だ。
だから僕は彼女と出会って嬉しかった、彼女は僕を見てくれた。
剣先を視線を足の動きを、何気なく微笑んでいるふりをして意味のある動作全てを見ていた。
彼女のことはヴァイオレットさんと呼ぼう、親愛なるヴァイオレットさんだ。
僕らはしばらくの間、ただ見つめ合って対話した。
そうやって少しずつお互いのことが分かってくる、彼女は距離を離して戦うタイプで僕は相手に合わせて戦うタイプだ。
断じてグーでぶっ飛ばすタイプじゃない、不可抗力だったんだ。
だから、そちらからどうぞって...僕は先手を譲ったのだ。
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アウロラの足元とシャドウの足元から不明な赤い液体が噴出し、その謎の液体がシャドウを上下から襲い掛かる。
だがシャドウはその全てを読み切り、躱し...そして往なす。
そしてアウロラの第二射、さらに多くの物量で押し潰す作戦か。
「どうやら私の言った通りでしたな」
「あれが古代の戦闘技能...」
「思ったより粘る様ですが実力の差は歴然の様子」
「だがあの槍は一度も届いていない...ですよね?アレクシア様...」
「ええそうね、並みの魔剣士では手の付けられない攻撃をしてるわ。
...でもシャドウはまだ見ているだけ、私にはこれから先どうなるか分からないわ。」
シャドウの避け続けた槍が更に分裂する、針金が鋭く尖ったような赤い線が四方八方に分かれ...それがシャドウに一斉に迫る。
だがシャドウは魔力を込めた剣で全て薙ぎ払い赤い槍を一掃する、そこから更に多くの液体の触手が周囲を覆いシャドウを襲う。
そして...そして...
「楽しいんだねシド...」
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対話能力が高い程少しの対話で互いの力を察する、そして相手の事情も...何となくだけど分かる。
僕もそして恐らくヴァイオレットさんも、この戦いの結末が分かってしまった。
これが彼女の戦い方なのだ、自由自在に動くこの触手で一方的に嬲り殺す。
僕はただ観察した、触手の動きを見て動作を最適化していく。
回避に必要な動作を減らしていく、一歩から半歩へ...二手から一手へ。
避けているだけでは勝てない、回避とは反撃への予備動作なのだ。
そして回避の動きが小さければ小さい程次の反撃が速い、回避と反撃を同時に...その一歩で、僕は彼女の目前に立った。
僕は対話らしい対話を久しく出来ずにいた、だからバイオレットさん...貴女と話せて嬉しいんだ。
だからこそ分かる、今の君が本気ではない事も。
...全力を出せないという事も、残念だよ。
ヴァイオレットさんは微笑んで結果を受け入れた、この戦いは僕の勝ちだ。
だけど...
「全力の君と戦いたかった」
終わりはどうして欲しい?
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ハッピーエンド(生存)
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ハッピーエンド(死亡)
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バッドエンド(生存)
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バッドエンド(死亡)
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只管にオリ主マリーを虐めて欲しい(胸糞)
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上記の自殺ルート