淫な実力者です! 作:ただのニンゲン
王都ブシン流1部の教室に入って、まず言わずにはいられなかった。
例えるならデカい体育館、当然更衣室風呂軽食場他色々完備で扉はメイドさんが開けてくれる人力自動ドア仕様だ。
ちなみに9部は雨の日も風の日も屋外である、扉がないからメイドさんいらずだ。
私達は絡まれないように素早く着替えて、隅っこでアレクシアを待った。
...どうしよシドはアレクシアが居るけど私は居ないんだった、仕方ない適当な奴引っ掛けるか。
しばらくして私は...
アイザックって奴と組む事になった、ん〜体臭的にディアボロス教団の人間かな薬品臭い。
「軽く身体をほぐしましょうか、適当にストレッチでいいよね。」
「体をほぐす?ストレッチ?」
「うん、怪我の防止に最適だから...更に血行を促進する効果もあって病気の予防にもなる。
それに柔軟性は大事だよ?多少なら無茶な動きができるし、更に三次元的に動ければ技の幅も広がる。」
「なるほど面白いね、確かストレッチと言ってたっけ?勉強にさせてもらうよ...さすがアレクシア様が一部に推薦するだけある。」
何様だよオメー...
そうこうしているうちに授業が始まった、はい。
「今日から新しい仲間が入った」
と、顧問の先生に紹介される私達。
「シド・カゲノーです、よろしくお願いします。」
「マリー・カゲノーです、よろしくお願いします。」
そして仲間とは欠片も思われていない視線に曝される、まあ当たり前だねうん。
流石1部見渡せば重要人物がそこら中にいる、アイザックもそうだし...あそこの美人は現役魔剣騎士団長の娘だし。
そして顧問の先生はなんとこの国の剣術指南役だったりする、しかもまだ28歳という若さの金髪イケメンだ。
「みんな仲良くするように」
うん無理ですねこれ
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うんうん基本は大事だ、9部なんてちょっと素振りしたらチャンバラするからね。
...やはり強い人は基本を大事にする、シドお前は少し基礎に傾倒し過ぎだがな新しい技術を追い求めたらどうなんですかね。
いやそこまでの力は必要ないのか?
周りのレベルも高いしお世辞抜きでいい環境だと言える、9部ではシドとチャンバラしかできなかったけど一部は色んな人と組み合えるのがいいねぇ。
実はこの王都ブシン流とかいう剣術は非常に理にかなっている、練習に参加していて苦にならないって素晴らしいことだと思う...私達浮症の人間は特に。
「君達は王都ブシン流が好きかい?」
「「そう見えます?」」
「ああ、楽しそうだ」
「そうかもしれませんね」
「まあ程々ですかね?」
私達の答えにゼノン先生は爽やかに笑った、ヤツは人身掌握もお手の物である胡散臭い...まさかローちゃんのおかげでここまで人を見る目が養われるとは思わなかった。
「王都ブシン流は知っての通りブシン流から分裂して出来たまだ新しい流派だ、伝統のブシン流革新の王都ブシン流...始めは風当たりも強かったがアイリス王女のおかげで今やこの国でブシン流に次ぐ流派とまで言われるようになった。」
「先生も、王都ブシン流を盛り上げた剣士の1人だと聞きますが?」
「そ〜そ技の組み立ての多くはゼノン先生が考えた物ですよね?」
「何でそう思ったのかい?」
「動きですね、何というか女性の剣は遠心力にモノを言わせた物が多いんですよ。
男は骨格的に二の腕の力だけで最低限攻撃に必要な力を生み出せるんですけど、女子は肩まで使わないといけないんですよね。
王都武神流はインパクトを重視する剣技、特に上腕の筋肉に頼っている剣技...だからそう感じました。」
「そうか、君には王都武神流はそう見えるんだね...なるほど遠心力か少し考慮に入れておこう。
でもアイリス王女に比べれば微々たるものだよ、それでも王都ブシン流は自分が育ててきたと思っている。
だから王都ブシン流を好きになってもらえたなら嬉しいんだ、すまない練習の邪魔をしたね。」
「ほらアイザック、休憩終わり。もう一度行くよ!!」
「待って!!もう少し休憩させて!!アダダダダダ!!」
「何を話していたの?」
「王都ブシン流について」
「ふぅん...次はマスだから組みましょうか、貴方達もどうです?」
「アレクシア王女?!」
「実力違い過ぎない?」
「大丈夫よ」
「アイザックさん?私達は別で組も?二人の邪魔しちゃ悪いし」
「そうですね...そうしますか、二人の時間を邪魔したらいけないですし。」
アレクシアに教団は興味ないのか、私か?狙いはやっぱり...私にも姉さんと同じで悪魔憑き容疑あるんだね。
「っていきなり魔力込めるの?!こういうのって型の確認なのに?まあでも実際の戦闘は魔力使うから...ああそうか!!」
「確かにこれは型の確認だ、魔力の使用を前提とされている技もある...でもそれ以外なら使わなくてもいいのか。」
おっ剣技分かるクチだね、まあ私は貴方に合わさせてもらおう。
「君本当に一年?既に三年ぐらいの実力だよ」
「まあね、私にはいい教師が二人居たから。」
「へぇ、父と母かい?」
「違うよ、姉と片割れがね。」
「ああ、クレアさんとシドくんの事か。」
「そうそう受けの技術は姉さんから、攻めと魔力操作はシドからね。」
と、このアイザックは言ってるけど実際は私に合わせてくれている。
...技術は兎も角、魔力量や筋力は普通の魔剣士と変わらないどころかそれ以下なのだから。
真面目に騎士を目指している少女の演技は完璧だ、魔剣士として我ながら素晴らしい。
とまあそんな感じで今日1日は終わった、因みに騎士になる〜って今では言ってないです...まあ表向き騎士を目指しているのは本当。
パワーこそフィジカルフィジカルこそパワー、こんな騎士を目指してます。
実は少しどころか滅茶苦茶浮いている、魔力エンチャントが国一の実力なのに騎士を目指しているのだから。
学術学園に外堀を埋められ始めてるの困るな、私の取り巻きも実は全員学術学園の人だし。
まあそれはそれとて私は感のいいガキにお灸を据えなければならん、そんな事関係なしに事態が悪化してるのはマジでヤバい。
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僕は大方の予想に反してこの授業を無事切り抜ける事が出来たようだ、素早く片付け着替えて全力ダッシュで帰宅...
「待ちなさい」
出来なかった。
僕はアレクシアに首根っこ掴まれて連れて行かれた...
「それが、君の答えというわけかな?アレクシア。」
そしてなぜか目前にはゼノン先生、その後ろにマリーである。
「ええ私、彼と付き合うことに決めたから。」
「いつまでもそうやって逃げられる訳じゃないよ」
と厳しい目でゼノン先生、後ろからチョッカイかけてるマリー。
「大人の事情は子供には分かりませんの」
ホホホと、アレクシア。
僕はもうこの流れで大体察していた、僕がここに連れてこられた理由も彼女が僕と付き合う事に決めた理由も。
頼む巻き込まないでくれと願いながら、僕は空気になって2人の主役級イベントを見守った。
...嘘だその二人の間に堂々と割り込むマリーは相変わらず胆力がある、つい目が離せなかった。
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「あっ...確かマリーさん!!アレクシア様と付き合ってるシドくんと双子だって話の!!」
「そうそう、それでね?実は黙っててほしい事があるんだ。
私達はエルフと繋がりがある訳でも、女の子の幼馴染が何人も居た訳でもない。」
「あ...ごめんなさい、外聞とかあるものね。」
「いいや別にそんなのは気にしないよ私は、でもさシドの取り巻きのヒョロとジャガって子が居るんだよね。
その二人とか一部の妙な人に勘付かれたくないんだよ私とシドは...でもねどう気を付けても人間って本質を見抜く目だけは優れ過ぎてて定期的に正体とかバレちゃうんだ、だからお願いがあるの聞いてくれないかしら。」
「えっと...どういうこと?」
「じゃあ私は貴女に素晴らしい体験をさせてあげる、だから貴女は私達の情報操作をして欲しい...どうかな?承諾してくれるよね。」
そのまま彼女自身の意識を包み込む様に話し掛けながら私の部屋に連れ込む、そしてそこから一つの枷を掛ける。
私はシドみたいに問答無用で枷を着けられる訳じゃない、だから一手間は加えないとね。
「えっと...へ?」
「楽にしていいよ、ところで貴女はどんな子が好きなの?男の子?女の子?薄い顔の子?それとも濃い顔の子かしら。」
「待ってダメダメ!!女の子同士で...うぅっ!!」
「難しい話になるけど私はにでもなれるんだ、身体の部位を一時的に創り出してね。
...私の中に沢山の人の因子があるんだ、専門的な話且つ感覚的な話なのはごめんね。
それでね?片方の因子を強くしたら魔法生物学かな?その応用で存在しない臓器を作る事もできる、まあ外付けのなんだけどね。
それでどっちがいい?貴女は男が好き?女が好き?」
え〜はいイプシロンのスライム研究は中々役に立ったよ、前世の経験で粗チンから剛チンまで何でも模倣できちゃうからね。
「えっ...えっ?あぁっぁ!!壊れちゃう!!ダメダメ!!」
「人間壊れてる内が一番幸せだよ?あっそうそう、今日の印を見つけにくい場所に付けてあげるね。」
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翌日、とある少女の取り巻きがもう一人増えました。
「ねぇ少し邪魔なんだけど...」
「別にいいじゃない、少しなんだから。
魔剣士学園の生徒なのに本を読むのね...」
「性格変わったね...」
「私ね...貴女の一番になりたい!!シドくんとかマリーには可愛い女の子の恋人とかカッコいい男子の友達とか沢山いると思うけどその中で一番に!!」
「あっそういう...まあいいよ好きにして、ただし情報操作は宜しく頼むよ。
私とシドの突拍子のない噂が流れたら、更に多くの噂で情報を沢山流してね。」
想像以上に堕ちたな...いやマジで...
「分かったわ、私が優秀で貴女の知り合いの中で最も優秀な事を証明する。」
アルファベータ...七陰には勝てんよあんた...
「うん期待してるね」
「今違う女の子と考えてたわね?」
前世ではこの勘を利用してたけど、立場が変わったら相当面倒臭いな。
「うんまだまだ君に目移りする事はないかな」
「むぅ...そういえばマリーちゃんって何で魔剣士になるの?魔力エンチャントで、国の用兵に一大波乱を起こすぐらい頭がいいし学術学園でもよかったんじゃない?」
「それは私の夢が騎士様になって人を助ける事だからね〜」
「私は建前を知りたい訳じゃないんだけど...」
「私は本当に大切なことは誰にも言わないようにしているの、それが叶うまでね。
私の好きな本を読んで思った事の話なんだけどさ...
したい事やりたい事を叶えるなら、しなくてもいい事ぐらいはできなきゃいけないよね?って思ったからそれもしている。」
「ふ〜ん...応援してるね!!」
「ありがとう」
...この子にも、いずれ体験させてあげたいな。
私は独り占めする気なんてない、やっぱいいモノはシェアしないとね...君にもいつか感じさせてあげるね。
終わりはどうして欲しい?
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ハッピーエンド(生存)
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ハッピーエンド(死亡)
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バッドエンド(生存)
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バッドエンド(死亡)
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只管にオリ主マリーを虐めて欲しい(胸糞)
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上記の自殺ルート