気づいたらカードゲームアニメの強キャラに憑依した 作:名無しのカードバトラー
メアリー・響子・カールラント。彼女は原作アニメ「ザ・シクスドラゴンズ」におけるヒロインである。彼女と主人公の出会いは東北編が始まって直ぐの時だ。他民族との混血児である彼女が虐められていたところを主人公が助けたことで二人は出会ったのだ。最初はお礼としてカフェでお茶をするだけで終わったがその後もトラブルに見舞われる彼女に遭遇したことで主人公は放っておけなくなったのだ。そして、そんな彼の気持ちを後押しするように彼女の両親が統一軍によって捕らえられた。罪状はレジスタンスへの支援であり、彼女も捕まりそうになったことで主人公が連れていくことにしたのだ。これで彼女は主人公と共に東北編をともに過ごすことになるのだが、次のデスサイズ編で本性を現したのだ。
彼女の本名はメアリー・ドレークと言い、ユーロ軍管区の重鎮の娘だった。日本人の血が混じっている事は確かだが本籍はユーロ軍管区にあり、日本軍管区に思い入れはない。そんな彼女はデスサイズの最初の策として主人公に近づき、スパイとして活動していたのだ。当然捕えられた両親というのも偽物であり、主人公の懐に入りやすくするためだったのだ。
しかし、誤算だったのが主人公に対して彼女が惚れてしまった事。結果的に本性を現し、主人公に戦いを挑むがその途中で一緒に過ごした時間が嘘ではなかったとバレてしまい、自分の思いを自覚する。そして主人公に負けた彼女は統一軍を抜けて主人公と共にレジスタンスの一員になることを宣言したのだ。当然今までスパイだった彼女をレジスタンス側が受け入れるわけがないが主人公の説得と公衆の面前で彼女が宣言したことで受け入れられることとなったのだ。これによりレジスタンス側は3体の6龍を持つこととなり、本格的にアース帝国は危機感を感じ始め、黒導龍吾率いるデスサイズの攻撃が激しくなっていくことになるわけだ。
そんな彼女は天使と悪魔の混合デッキを使用する。とはいえ悪魔は
「へぇ、統治センターの上にはこんなスペースがあったんですね。初めて来たからわかりませんでした」
「俺も利用するのは初めてだがな」
そんなわけで彼女は見た目に惑わされてはいけない優秀なサモナーというわけだ。実際、彼女の立ち振る舞いは13歳でありながら強者の風格を出している。流石は正体を明かしていない時に主人公と戦って追い詰めただけの事はある。
「それじゃ先輩。始めましょうか」
「ああ」
「「ゲーム、スタート!」」
「あ!私の先行みたいですね! ではレディファーストという事で! スタンバイフェイズ! メインフェイズ! 私は“権天使タルシエル”を2体召喚するわ!」
メアリー・響子・カールラント
コスト10→6
権天使タルシエル(戦闘モンスター)
コスト3 天使 パワー1000 ダメージ0
最初はやはりコスト軽減モンスターか。だがいきなり2体も出すとはドロー運も良いようだな。
「そして私は“力天使シャケエル”を召喚! 召喚時効果でライフを1つ回復する!」
メアリー・響子・カールラント
コスト6→5
ライフ6→7
力天使シャケエル(戦闘モンスター)
コスト5 天使 パワー2000 ダメージ0
「そして通常マジック“天使からのギフト”を発動! 自分フィールドに天使テーマモンスターが2体以上存在する場合、デッキから2枚ドローする」
メアリー・響子・カールラント
コスト5→3
手札1枚→3枚
「更にもう一回“天使からのギフト”を発動! 2枚ドロー!」
メアリー・響子・カールラント
コスト3→1
手札2枚→4枚
一気に手札を補充しに来たか。だがコストは残り1。どう出る?
「うーん……。私は“力天使サバエル”を召喚してターンエンドです」
メアリー・響子・カールラント
コスト1→0
力天使サバエル(戦闘モンスター)
コスト5 天使 パワー10000 ダメージ1
「そして“力天使シャケエル”のエンド時効果で私はコストを1つ回復」
メアリー・響子・カールラント
コスト0→1
「さ、先輩のターンですよ」
「分かっている。俺のターン。スタンバイフェイズ、ドローフェイズ、メインフェイズ」
黒導龍吾
手札5枚→6枚
いきなり天使4体か。それでいて手札も減っていないどころかライフは7になっている。あまりうじうじしている暇はないな。
「俺は手札から“黒龍の雛”を召喚する」
黒導龍吾
コスト10→8
黒龍の雛(戦闘モンスター)
コスト2 ドラゴン パワー0 ダメージ0
「このカードはお互いにも作用する代わりにドラゴンテーマモンスターのコストを2つ下げるカードだ。俺は手札より“龍の魂”を召喚する。」
龍の魂(戦闘モンスター)
コスト2 ドラゴン パワー1000 ダメージ1
「更にコストを3軽減して“ドラゴニュート・ソーサラー”を召喚する」
黒導龍吾
コスト8→7
ドラゴニュート・ソーサラー(戦闘モンスター)
コスト4 ドラゴン パワー8000 ダメージ1
「このカードの召喚時効果でデッキの上から3枚めくり、その中から通常マジック1枚を手札に加える」
3枚捲るが通常マジックは2枚あった。“龍奏乱舞”と“オーバーソウル”だがここは“龍奏乱舞”だな。
「俺は“龍奏乱舞”を手札に加え、残りはデッキの下に戻す。そして“ドラゴニュート・ソーサラー”は自分のターンに1度だけ通常マジックの発動コストを2つ下げる事が出来る。俺は1コストで“龍奏乱舞”を発動する。手札から“ワイバーン・トマホーク”をセメタリーに送り、デッキから2枚ドローする」
黒導龍吾
手札3枚→2枚→4枚
「“龍の目”を召喚する。このカードの召喚時効果でデッキを上から3枚めくり、その中からドラゴンテーマモンスター1体を手札に加える。……俺は“デビルドラゴン”を手札に加えて残りはデッキの下に戻す」
龍の目(戦闘モンスター)
コスト1 ドラゴン パワー1000 ダメージ0
「俺は“デビルドラゴン”を召喚し、効果発動。その効果によりパワーが6000以下になるように相手モンスターを破壊する。俺は“タルシエル”2体と“シャケエル”を破壊する」
「残念! そう簡単に破壊できませんよ! 私はカウンターマジック“聖なる光”を発動します! この効果で私はコストを1つ払って“デビルドラゴン”の効果を無効にしたうえで破壊します!」
メアリー・響子・カールラント
コスト1→0
召喚された“デビルドラゴン”が天より降り注いだ光によって消滅した。防御札はあったか。ならば次だな。
「手札よりコストを3軽減して“機龍-パワーメタル・ドラゴン”を召喚する!」
黒導龍吾
コスト7→3
機龍-パワーメタル・ドラゴン(戦闘モンスター)
コスト7 ドラゴン/機械 パワー24000 ダメージ2
「“パワーメタル・ドラゴン”の召喚時効果発動! 機械もしくはドラゴンテーマを選び、選んだモンスター以外の全てのモンスターを破壊する!」
「うそ!? まさか私に防御札カードを使わせる為に!?」
「切り札は最後まで取っておくものだ」
機械に改造されたドラゴンが両肩から巨大な砲口を上空に向けて放つ。それらは空中で無数のビームに分裂し、フィールドに降り注いでいく。このままいけば彼女のモンスターだけが全滅するだろう。
「なら私はカウンターマジック“神の威光”を発動! ライフ1つをコストにエンドフェイズまで全てのモンスターは効果で破壊されなくなります!」
メアリー・響子・カールラント
ライフ7→6
これで俺は相手モンスターを効果で破壊できなくなったわけだが同時に俺のモンスターも効果破壊から守られることとなった。とはいえ天使テーマモンスターは効果破壊をしないためあまり意味はないがな。
「ならばバトルフェイズに入り、“機龍-パワーメタル・ドラゴン”でアタック! このカードのアタック時効果によりこのカードは相手のパワー10000以下のモンスターからブロックされない」
つまり、現状だと“パワーメタル・ドラゴン”をブロックしたいのであれば“サバエル”でしかブロック出来ないというわけだ。とはいえあのモンスターはターンに1度だけとはいえマジックの発動コストを2減らしてくれるサポートモンスターだ。ブロックに使用するとは思えない。つまり……。
「ライフで受ける! ……くぅっ!」
メアリー・響子・カールラント
ライフ6→4
“パワーメタル・ドラゴン”から放たれた2色のビームがメアリーを襲った。いくら優秀なサモナーとはいえやはり13歳の子供だ。ダメージの衝撃は大きすぎたか。
「俺はこれでターンエンドだ」
メアリー・響子・カールラント
ライフ4 コスト0 手札1枚
フィールド
権天使タルシエル
権天使タルシエル
力天使シャケエル
力天使サバエル
黒導龍吾
ライフ6 コスト3 手札2枚
フィールド
黒龍の雛
龍の魂
ドラゴニュート・ソーサラー
機龍-パワーメタル・ドラゴン
「っ!! 私の、ターン! スタンバイフェイズ! ドローフェイズ! ヒールフェイズ! “シャケエル”と“サバエル”の効果で回復地を+2!」
メアリー・響子・カールラント
手札1枚→2枚
コスト0→5
「私は手札より“神の慈愛”を発動! この効果でお互いにカードを2枚ドローします」
メアリー・響子・カールラント
手札1枚→3枚
黒導龍吾
手札2枚→4枚
「更に自分フィールドに天使テーマモンスターが2体以上存在するため私は追加で1枚ドローします!」
メアリー・響子・カールラント
手札3枚→4枚
一気に3枚のカードを補充したか。いったいこれで何を見せてくれるのやら。
「私は“大天使マスエル”を召喚する! このカードは天使テーマモンスターの召喚コストを1つ下げる効果を持っています。つまり、私はコスト5までのモンスターをノーコストで召喚できるようになったんですよ」
「それは中々厄介だな」
俺のその言葉にメアリーはにやにやと意地の悪い笑みを浮かべて見せるがまだまだだ。せめて6龍を出してみてからその顔になった欲しいものだ。
大天使マスエル(戦闘モンスター)
コスト2 天使 パワー0 ダメージ0
「では私はコストを5軽減して“熾天使カルカラエル”を召喚!」
っ! そいつか……! 厄介なモンスターが出てきやがったな。主人公に本性を現すまで切り札としていた天使テーマモンスターの強力カード……!
メアリー・響子・カールラント
コスト5→1
熾天使カルカラエル(戦闘モンスター)
コスト9 天使 パワー26000 ダメージ1
「“熾天使カルカラエル”の召喚時効果発動! 私はライフを2つ回復します」
メアリー・響子・カールラント
ライフ4→6
「バトル! “カルカラエル”でアタック! アタック時効果で私はコストを3回復します!」
メアリー・響子・カールラント
コスト1→4
「ライフで受ける」
黒導龍吾
ライフ6→5
確かに強力なモンスターだが更なる力を発揮するにはまだ猶予がある。その間に決着をつけたいところだが……。
「まだだよ! 私はクイックマジック“天使の涙”を発動! このカードの効果により“熾天使カルカラエル”を回復させてアタック! アタック時効果でコストを3回復!」
メアリー・響子・カールラント
コスト4→7
……まさかヒールフェイズ以外でコストを6も回復されるとはな。これだから天使デッキは厄介なんだ。しかも“カルカラエル”のパワーは26000。“パワーメタル・ドラゴン”よりもパワーが高いのだ。今の俺のデッキにこのパワーを超えるモンスターは相棒しか入っていない。普通に戦ったのではまず勝てないな。
「俺はライフで受ける」
黒導龍吾
ライフ5→4
「私はターンエンドです。あれれ~? 先輩、ライフ差が逆転してしまいましたね。このままじゃ負けちゃうんじゃないですか~?」
「問題ない。ライフを回復するだけで勝てるわけではないからな」
実際、たかが6程度のライフなんてすぐに消し飛んでしまう。まぁ、俺の場合、“ライフ・ドロー”によるものが多いけどな。さてと、挑んできたこともそうだが何を考えているのか、それを知るためにもこの戦い、勝たせてもらうぞ。
そう思いながら、俺は自分のターンを迎えるのだった。
カード紹介は別作品として分けた方が良い?
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分けた方が良い
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今のままで良い
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登場した話のあとがき欄で十分