気づいたらカードゲームアニメの強キャラに憑依した   作:名無しのカードバトラー

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021/光の天使デッキ・後編

「俺のターン、スタンバイフェイズ、ドローフェイズ、ヒールフェイズ」

 

黒導龍吾

コスト3→6

手札4枚→5枚

 

「俺は“ドラゴニュート・ソーサラー”の効果でコストを2軽減して手札より“ドラゴニック・ドロー”を発動する。俺はデッキから2枚ドローし、更にデッキトップを1枚めくり、そのカードがドラゴンテーマモンスター1体だった場合手札に加える」

 

 2枚引いた後にデッキトップを確認すればそれは“レッドホーンドラゴン”だった。まさにドンピシャと言えるカードだ。

 

「引いたカードは“レッドホーンドラゴン”だ。よって手札に加える」

 

黒導龍吾

コスト6→3

手札4枚→6枚→7枚

 

「“レッドホーンドラゴン”はドローフェイズ以外で手札に加わった時召喚コストが半分となる。よってノーコストで召喚する!」

 

レッドホーンドラゴン(戦闘モンスター)

コスト6 ドラゴン パワー20000 ダメージ0

 

「更に“ドラーク”と“ゼーシュランゲ”を召喚する」

 

ドラーク(戦闘モンスター)

コスト2 ドラゴン パワー6000 ダメージ1

 

ゼーシュランゲ(戦闘モンスター)

コスト3 ドラゴン パワー10000 ダメージ1

 

「一気にモンスターを3体!?」

「バトルフェイズに入る。俺は“レッドホーンドラゴン”で“力天使サバエル”に指定アタック」

「指定アタック持ちですか……!」

 

 人型ではない、図形と言える天使を“レッドホーンドラゴン”が踏みつぶす。パワー0のモンスターだけにあっけなく勝負がついたな。

 

「クイックマジック“弱肉強食”を発動する。このカードの効果により“レッドホーンドラゴン”は相手モンスターだけを破壊するたびに回復する」

「うそぉ!?」

「再び“レッドホーンドラゴン”でアタックする。対象は“権天使タルシエル”だ」

 

 このままいけば最終的にメアリーのフィールドは疲労状態の“熾天使カルカラエル”を残して全滅するだろう。実際、俺はそれを狙っているわけだがメアリーがそのまま通すとは思えないがな。

 

「……うー! あー! もう! 私はカウンターマジック“光の壁”を発動します! この効果でアタックを無効にしてバトルフェイズを終了させます!」

 

 “レッドホーンドラゴン”の行く手、というよりメアリーのフィールドを守るように半透明の光の壁が発生しこれ以上の攻撃を防いだ。モンスターを倒すことは出来なかったがメアリーの様子からここぞという時に使いたかったカウンターマジックなのだろう。つまり、現状のメアリーにこちらのアタックを防ぐカウンターマジックは持っていないという事になる。それが知れたのはかなり朗報だな。

 

「俺はターンエンドだ」

 

 

メアリー・響子・カールラント

ライフ6 コスト7 手札0枚

フィールド

権天使タルシエル

権天使タルシエル

力天使シャケエル

熾天使カルカラエル

 

黒導龍吾

ライフ4 コスト3 手札3枚

フィールド

黒龍の雛

龍の魂

ドラゴニュート・ソーサラー

機龍-パワーメタル・ドラゴン

レッドホーンドラゴン

ドラーク

ゼーシュランゲ

 

 

「私のターン! スタンバイフェイズ! ドローフェイズ! ヒールフェイズ!」

 

メアリー・響子・カールラント

手札0枚→1枚

コスト7→10

 

 やはり天使デッキはすさまじい。ノーリスクでコストを限界まで回復できるんだからな。だが、それも手札が揃っていればの話だ。今のメアリーの手札は1枚。さて、どう出る?

 

「……ふ、この勝負私の勝ちです! 私は先輩の“黒龍の雛”、“権天使タルシエル”、“大天使マスエル”でコストを7軽減して偉大なる6龍の一体を召喚します!」

「っ!? このタイミングでか!」

「行きます! 聖なる光を身にまとい、地上の邪な者達に天罰を! “聖天龍ホーリーライト・ドラゴン”! 召喚!」

 

 瞬間、フィールドにとてつもない光が降り注ぐ。全ての者を光で包み込むその光はやがて一つの龍になっていく。神々しいその姿は神の龍とも言えてしまいそうな姿をしていた。

 

メアリー・響子・カールラント

コスト10→7

聖天龍ホーリーライト・ドラゴン(戦闘モンスター)

コスト10 ドラゴン/天使 パワー30000 ダメージ2

 

「“ホーリーライト・ドラゴン”の召喚時効果発動! 私はライフを3つ回復します!」

 

 初期値の半分をノーリスクで回復か。6龍というだけあってその効果もぶっ壊れていやあがるがこいつには他にも恐ろしい効果があるんだよなぁ。

 

メアリー・響子・カールラント

ライフ6→9

 

「バトルフェイズに入ります! 私は“熾天使カルカラエル”でアタックします! アタック時効果で私はライフを1つ減らしてコストを3回復します!」

 

メアリー・響子・カールラント

ライフ9→8

コスト3→6

 

「そして自分のライフが7以上の場合、“熾天使カルカラエル”は回復します」

「つまりあと一回は回復できるというわけだな」

 

 マジでやばいじゃないか。そして“ホーリーライト・ドラゴン”は自分のエンドフェイズに疲労状態の自分のモンスターを全て回復させてしまう効果がある。つまり、多少は防御を気にせずにアタックが出来るというわけだ。

 

「クイックマジック“ドラゴンズ・ハウリング”! この効果により“熾天使カルカラエル”のパワーを半分にする」

「なっ!?」

「そして“パワーメタル・ドラゴン”でブロックする」

 

 “パワーメタル・ドラゴン”のパワーは24000。パワーが半減した“熾天使カルカラエル”など敵ではない。現状、メアリーの手札は0枚。この状況を打破してくれる効果を持つモンスターはフィールドにはいない。つまり、こちらの手にメアリーは対応できないというわけだ。結果、最上級天使は本来はパワーで劣る“パワーメタル・ドラゴン”に返り討ちに遭い破壊された。

 

「くっ! ならば“聖天龍ホーリーライト・ドラゴン”でアタック!」

「それはライフで受けよう」

 

 “ホーリーライト・ドラゴン”の眩しいくらいのブレスが俺に降り注いでくる。これで“大海神龍リヴァイアサン”に続き2体目の6龍の攻撃を諸に受けたことになる。そんな人物は中々いないだろう。そもそも活動域が全員違うからな。

 

黒導龍吾

ライフ4→2

 

「この瞬間、“ライフ・コンヴァーター”を発動する! このカードの発動時に減ったライフ1つにつき俺は2枚ドローする。減ったライフは2つ。よってデッキから4枚ドローする」

「なっ!?」

 

黒導龍吾

手札1枚→5枚

 

 本来は“ライフ・ドロー”で一気にライフを減らしたときに更なる追加ドローの為に入れていたカードだが普通のダメージでも2枚ドローできるのは確定しているからかなり使い勝手がいいんだよなぁ。

 

「どうする? ほかのモンスターでアタックするか?」

「……私は、ターンエンドです」

 

 そりゃそうだ。他のモンスターは全てサポート。パワーも低く破壊されたら、と考えて攻めに転じれないのはわかる。手札もないからカウンターマジックもないだろうからな。やはりドロー系のカードはそれなりに入れて置くに限る。それだけ戦術の幅が広がるし一発逆転も狙える。

 それにしても……。今回相棒はお休みか? 全く登場する気配がない。まぁ、相棒に頼り切る戦い方ばかりしていたからそれを見直すきっかけにはなるか。少なくとも引いたカードは悪くはない。

 

「俺のターン。スタンバイフェイズ、ドローフェイズ、ヒールフェイズ」

 

黒導龍吾

手札5枚→6枚

コスト3→7

 

「手札より“機龍-ジャイアント・ドレイク”を召喚する」

 

黒導龍吾

コスト7→5

機龍-ジャイアント・ドレイク(戦闘モンスター)

コスト5 ドラゴン/ 機械 パワー13000 ダメージ2

 

「更に“ワイバーン・トマホーク”を召喚する」

 

黒導龍吾

コスト5→3

ワイバーン・トマホーク(戦闘モンスター)

コスト5 ドラゴン パワー14000 ダメージ1

 

「そしてこれが俺を勝利に導くカードだ。俺は“龍の行進”を発動する。このカードの効果により俺のドラゴンテーマモンスターは相手モンスターだけを破壊した時、そのドラゴンテーマモンスターのダメージ数だけ相手ライフにダメージを与える」

 

黒導龍吾

コスト3→0

 

「なっ!? ですが、それでもまだ私のライフを削り切れませんよ」

「問題ない。バトルフェイズに入る。俺は“機龍-ジャイアント・ドレイク”で“権天使タルシエル”に指定アタック!」

「っ! そいつも指定アタック持ち!? どうしようもないじゃないですか!」

「それだけではない。“ジャイアント・ドレイク”はパワー5000以下の相手モンスターとバトルしたとき回復する」

「なっ!?」

 

 つまり、“ジャイアント・ドレイク”にフィールドを蹂躙されつつライフが削られていくというわけだ。そして逃げ惑う“権天使タルシエル”を破壊してまずは1ダメージだ。

 

メアリー・響子・カールラント

ライフ9→7

 

「更にもう一度“ジャイアント・ドレイク”で“権天使タルシエル”に指定アタック!」

「うぅ……!」

 

メアリー・響子・カールラント

ライフ7→5

 

「そして“ジャイアント・ドレイク”で“力天使シャケエル”に指定アタック。回復はしないが“龍の行進”の効果で更にライフダメージだ」

「っ!」

 

メアリー・響子・カールラント

ライフ5→3

 

 これで一気にライフは6も減った。決着はついたも同然だがまだ“ホーリーライト・ドラゴン”がいる。あいつには厄介な効果があり、それが相手よりコストが多い時にコストを2支払い回復するというものだ。それがバトル時に発動するため、アタック・ブロック関係なく発動出来てしまう。それではメアリーを突破する事は出来ない。だからこそ、“レッドホーンドラゴン”が必要なんだ。

 

「俺は“レッドホーンドラゴン”で“ホーリーライト・ドラゴン”に指定アタック!」

「? 馬鹿ですか先輩? “ホーリーライト・ドラゴン”は相手よりコストが多い時に回復できるんですよ? 無駄死にしたいんですか?」

「いいや。これでいい。これが最適解だ。“レッドホーンドラゴン”のアタック中、相手はモンスター効果を発動できない」

「え!?」

「例え6龍であろうと効果が適用されないなんて事はない。“レッドホーンドラゴン”のアタックが終了するまで、簡潔に言えばバトル終了時まで“ホーリーライト・ドラゴン”の効果は発動されない!」

 

 これで“ホーリーライト・ドラゴン”の回復戦法は封じられた。“レッドホーンドラゴン”はまさにこういう戦い方に特化したモンスターだ。

 “レッドホーンドラゴン”が自身よりも強大な敵に突っ込んでいくがそれを難なく回避し、“ホーリーライト・ドラゴン”はブレスで反撃をして返り討ちにして見せた。しかし、“ホーリーライト・ドラゴン”はそのまま疲労し、回復する事はなかった。

 

「そして“レッドホーンドラゴン”の効果で自身を破壊したモンスターのコストだけ回復するがいまさらどうでもいいな」

 

黒導龍吾

コスト0→10

 

「止めだ。“ゼーシュランゲ”、“パワーメタル・ドラゴン”でアタック!」

「っ! ……! ……。……ライフ、で。受けます……」

 

 よほどの屈辱だったのだろう。メアリーは二体のモンスターの攻撃が放たれる直前まで無言を貫いた末に、その身を吹き飛ばされた。

 

メアリー・響子・カールラント

ライフ3→2→0

 

 1ターンのうちにライフを9も吹き飛ばしたからだろう。メアリーはこれまで戦ってきたやつらよりも明らかに消耗していた。とはいえ今回は相棒の出番はなかった。相棒が出てきていれば最後まで試合が続いたかはわからないがな。そんな相棒はデッキの上におり、俺がしくじればその尻拭いをしてくれる気でいたようだ。相棒の優しさがうれしいが今はそれよりもメアリーについてだろう。

 何故彼女が日本軍管区にいて、俺に接触してきたのか。一体何が目的なのかそれをこれから聞かせてもらおうとしようかな。

 

カード紹介は別作品として分けた方が良い?

  • 分けた方が良い
  • 今のままで良い
  • 登場した話のあとがき欄で十分
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