気づいたらカードゲームアニメの強キャラに憑依した 作:名無しのカードバトラー
「っ! 先行は私のようですね。私のターン! スタンバイフェイズ! メインフェイズ!」
エレナと同じアイドルグループ、
アイドルらしく精霊などの可愛らしいものだろうか? それとも名前に関しているように人魚などが主体のアクアテーマデッキか天使デッキだろうか? それともエレナの“大海神龍リヴァイアサン”を意識してドラゴンデッキだろうか?
そんなことを考えている中、ついにセシルが最初の一体をくり、だ、し……て……。
「私は“ベビー・ワーム”を召喚するわ!」
セシル・パヴィア
コスト10→8
ベビー・ワーム(戦闘モンスター)
コスト2 インセクト パワー5000 ダメージ1
出てきたのは人と同じ程度の大きさの
あれぇぇぇぇ!!?? 芋虫!? なんで芋虫なの!? 一番アイドルが使っていそうにないカードじゃん!
あ、でもこいつだけがおかしくて他はまともかも……。
「そして手札の“ラフレシア・ワーム”の効果発動! 自分フィールドの植物若しくはインセクトテーマモンスター1体をセメタリーに送る事でノーコスト召喚するわ!」
ラフレシア・ワーム(戦闘モンスター)
コスト4 植物/インセクト パワー11000 ダメージ1
あ、ハイ。ワームデッキで間違いないですね。それを使っている女子なんて前世も含めて初めて見ましたよ。
確かにワームデッキは強い。何しろすべてのテーマモンスターが揃っている唯一のデッキだからな。それぞれのテーマの特性を持ったモンスターが多く、進化モンスターも豊富。サポートカードも大量にあって強いデッキなのだがいかんせん絵柄が酷すぎた。何しろデフォルメして余計にキモくなったからスタッフの中でさえ拒絶反応で販売中止をも騒ぐ者もいたと言われる程のカードだ。
それを女子が使ってくるとは思わなかった。よくよく見てみれば兵士たちの中には顔をしかめている者もいるしなんなら口を押えてどこかに行った奴もいる。カルメンだけは見慣れているのか苦笑いしていたがな。
「そしてセメタリーに送られた“ベビー・ワーム”の効果発動! 効果でセメタリーに送られた時、1ターンに1度だけノーコスト召喚出来る! よみがえれ! “ベビー・ワーム”!」
そして再びフィールドに姿を見せる芋虫……。うん、ちょっと絵面が酷すぎる。前世だったら確実に吐いているわ。
「更に“ベビー・ワーム”をセメタリーに送り、“ロック・ワーム”を召喚するわ!」
ロック・ワーム(戦闘モンスター)
コスト4 ランド/インセクト パワー11000 ダメージ1
やはりこのデッキはすさまじい。ここまでしてコストが“ベビー・ワーム”の召喚コスト分しか減っていないのだからな。
「更に私は手札から“ドロー・ワーム”を召喚するわ!」
セシル・パヴィア
コスト8→4
ドロー・ワーム(戦闘モンスター)
コスト4 インセクト パワー11000 ダメージ1
「このカードの召喚時効果で私はセメタリーから“ベビー・ワーム”を回収するわ」
セシル・パヴィア
手札1枚→2枚
「そして私は手札から“インセクト・ドロー”を発動! この効果で今手札に加えた“ベビー・ワーム”をセメタリーに置いてデッキから2枚ドローするわ!」
セシル・パヴィア
コスト4→2
手札0枚→2枚
ふむ、無駄のないプレイング。実力者というのは本当らしいな。
「私はターンエンドよ」
大分動いたな。セシルのフィールドには“ラフレシア・ワーム”と“ロック・ワーム”の2体が存在している。これら2体のモンスターは厄介な効果を持っており、“ラフレシア・ワーム”は花ヶ咲花蓮が使っていた植物テーマモンスターによく見られるブロック時に相手モンスターをバトルを行わずに破壊する【捕食】の効果を持っている。“ロック・ワーム”は自身を疲労させることでそのターンの間モンスター1体のアタックを封じる効果を持つ。どちらも防御に適したモンスターと言える。
「俺のターン。スタンバイフェイズ、ドローフェイズ、メインフェイズ」
黒導龍吾
手札5枚→6枚
「……俺は手札より“龍奏乱舞”を発動する。この効果により手札の“スカル・ドラゴン”をセメタリーに送り、デッキから2枚ドローする」
黒導龍吾
コスト10→7
手札5枚→4枚→6枚
「更にセメタリーに送られた“スカル・ドラゴン”の効果発動。このカードをデッキに戻し、シャッフルする。その後、デッキから1枚ドローする」
黒導龍吾
手札6枚→7枚
これで手札の損失は無くなり、逆に1枚多くドローできた。さて、ここからどう展開していくか、だが……。
「俺は“黒龍の雛”を召喚する」
黒導龍吾
コスト7→5
黒龍の雛(戦闘モンスター)
コスト2 ドラゴン パワー0 ダメージ0
「更にコストを2軽減して“ドラゴニュート・エンターテイナー”を召喚する」
黒導龍吾
コスト5→4
ドラゴニュート・エンターテイナー(戦闘モンスター)
コスト3 ドラゴン パワー7000 ダメージ1
「“ドラゴニュート・エンターテイナー”の召喚時効果により、デッキから1枚ドローし、手札を1枚デッキの下に戻す」
黒導龍吾
手札5枚→6枚→5枚
「そして俺は1コストで“ドラゴニュート・ソーサラー”を召喚する」
黒導龍吾
コスト4→3
ドラゴニュート・ソーサラー(戦闘モンスター)
コスト4 ドラゴン パワー8000 ダメージ1
「“ドラゴニュート・ソーサラー”の召喚時効果発動! デッキを上から3枚めくり、その中のマジックカード1枚を手札に加える」
デッキトップをめくってみれば“ドラゴニュート・ファイター”、“咆哮”、“ドラゴニュート・ロイヤルガード”と2体がモンスターだから“咆哮”一択だな。
「俺は“咆哮”を手札に加え、残りはデッキの下に戻す。そして“暗精の小竜”を召喚する」
暗精の小竜(戦闘モンスター)
コスト1 ドラゴン パワー1000 ダメージ1
「“暗精の小竜”の召喚時効果発動。再びデッキトップ3枚をめくり、その中からコスト3以下のドラゴンテーマモンスター若しくは名に“カラミティ・ドラッヘ”を冠するモンスター1体を手札に加える」
どれどれ。“黒龍カラミティ・ドラッヘ”、“龍の両足”、“機龍-パワーメタル・ドラゴン”か。当然相棒を選ぶ。というか選ばないと拗ねてゲームに出てこなさそうだからな。
「俺は“黒龍カラミティ・ドラッヘ”を手札に加え、残ったカードはデッキに戻してシャッフルする」
「っ! 早速来ましたね! 龍吾さんの切り札が!」
とはいえ相棒はモンスターが大量に展開している状態で出すのが一番強いからな。暫くは様子見だな。
「最後に俺は“リュザードマン”を召喚する」
リュザードマン(戦闘モンスター)
コスト3 ドラゴン パワー8000 ダメージ1
「バトルフェイズは行わずにこれでターンエンドだ」
セシル・パヴィア
ライフ6 コスト2 手札2枚
フィールド
ラフレシア・ワーム
ロック・ワーム
ドロー・ワーム
黒導龍吾
ライフ6 コスト3 手札5枚
フィールド
黒龍の雛
ドラゴニュート・エンターテイナー
ドラゴニュート・ソーサラー
暗精の小竜
リュザードマン
最初のターンはお互いに次のターンに続く土台作りに徹した形だな。だが、ここから試合は大きく動くことになるだろう。
「私のターン! スタンバイフェイズ! ドローフェイズ! ヒールフェイズ! メインフェイズ!」
セシル・パヴィア
手札2枚→3枚
コスト2→4
「私はフィールドの“ドロー・ワーム”をセメタリーに送り、手札より“スピリット・ワーム”をノーコスト召喚するわ!」
スピリット・ワーム(戦闘モンスター)
コスト4 精霊/インセクト パワー11000 ダメージ1
「そして“ドロー・ワーム”がモンスター効果でセメタリーに送られた時、デッキから1枚ドローするわ! 更にそれがワームと名の付くモンスターの効果でなら更に1枚ドローする!」
セシル・パヴィア
手札2枚→3枚→4枚
一気に2枚のドローか。そしてそれを行うのにコストは一切使っていない。まだまだ展開しそうだな。
「いくよ! 私は手札1枚をセメタリーに置く事で“サモン・ワーム”をノーコストで召喚するわ!」
セシル・パヴィア
手札3枚→2枚
サモン・ワーム(戦闘モンスター)
コスト4 インセクト パワー11000 ダメージ1
「そして手札の“ソード・ワーム”の効果発動! このカードは自分フィールドのワームと名の付くモンスター1体に突き召喚コストを1軽減する! 私はノーコストで“ソード・ワーム”を召喚するわ!」
ソード・ワーム(戦闘モンスター)
コスト4 インセクト パワー11000 ダメージ1
ふむ、これでセシルのフィールドにはワームモンスターが5体……。うん、ちょっとトイレに行きたいかな。胃の中の物を全てぶちまけたくなってきたよ・
「バトルフェイズ! 私は“ソード・ワーム”でアタック! アタック宣言時、“ソード・ワーム”よりパワーが低い相手モンスター1体を破壊する! 私は“黒龍の雛”を破壊する!」
っ! “黒龍の雛”をここで失うのは痛い。だが、それを止められるカードをここで使っていいものか……。いや、次につなげるためだ!
「俺は手札よりカウンターマジック“咆哮”を発動する。これにより“ソード・ワーム”の効果を無効にする」
「まぁ、止めてくるわよね」
「更に“咆哮”の【アディション】を発動する」
発動条件は自分フィールドにドラゴンテーマモンスターが2体以上存在する事。俺のフィールドには4体存在する為条件は満たしている。
「この効果でコスト4以下の相手モンスター1体を破壊する。俺は“ラフレシア・ワーム”を破壊する」
「っ!」
「そして“ソード・ワーム”のアタックはライフで受ける」
“ラフレシア・ワーム”の効果は厄介だ。今のうちに除去しておくに限る。
黒導龍吾
ライフ6→5
「ならば私は“スピリット・ワーム”でアタックする! “スピリット・ワーム”のアタック時効果で私はデッキから1枚ドローする! 更に手札が3枚以下の場合、もう1枚ドローできる!」
セシル・パヴィア
手札1枚→2枚→3枚
中々手札が減らないな。次から次へと補充していって途切れない。
「ライフで受ける」
黒導龍吾
ライフ5→4
「私はターンエンドよ」
「ならば俺はエンドフェイズに“エマージェンシーコール”を発動する。この効果により俺は4コストを回復する」
「っ! しまった!」
黒導龍吾
コスト3→7
「俺のターン。スタンバイフェイズ、ドローフェイズ、ヒールフェイズ、メインフェイズ」
黒導龍吾
手札4枚→5枚
コスト7→10
“エマージェンシーコール”のおかげでコストは最大まで回復した。手札も十分だしこれだけあれば十分だろう。
「俺は“ドラゴニュート・ナイト”を召喚する」
黒導龍吾
コスト10→9
ドラゴニュート・ナイト(戦闘モンスター)
コスト4 ドラゴン パワー13000 ダメージ1
「“ドラゴニュート・ナイト”の召喚時効果によりデッキから1枚ドローする」
黒導龍吾
手札4枚→5枚
よし、条件はそろった。そろそろ仕掛けに行くか。悪いな相棒。出番はもう少し先になりそうだ。
「俺は“ドラゴニュート・ナイト”を生贄に、“ドラゴニュート・カイザー”を召喚する!」
黒導龍吾
コスト9→4
ドラゴニュート・カイザー(
コスト8 ドラゴン/カイザー パワー22000 ダメージ1
俺が出したのは
「“ドラゴニュート・カイザー”の召喚時効果発動! コストを2支払い相手モンスター2体を破壊する! 対象は“ロック・ワーム”と“ソード・ワーム”だ!」
「くっ!」
黒導龍吾
コスト4→2
「俺は“ドラゴニュート・ソードマスター”を召喚する」
黒導龍吾
コスト2→1
ドラゴニュート・ソードマスター(戦闘モンスター)
コスト4 ドラゴン パワー13000 ダメージ1
「バトルフェイズに入り、“ドラゴニュート・カイザー”よ“ドラゴニュート・ソードマスター”の効果を発動する。“ドラゴニュート・カイザー”の効果で自分フィールドのドラゴニュートと名の付くモンスターのパワーを+5000し、“ドラゴニュート・ソードマスター”の効果でドラゴンテーマモンスターのパワーを+2000する!」
黒龍の雛
パワー0→2000
ドラゴニュート・エンターテイナー
パワー7000→14000
ドラゴニュート・ソーサラー
パワー8000→15000
暗精の小竜
パワー1000→3000
リュザードマン
パワー8000→10000
ドラゴニュート・カイザー
パワー22000→29000
ドラゴニュート・ソードマスター
パワー13000→20000
これで最大7000もパワーがアップしたことになる。ワームモンスターのパワーを大きく上回るモンスターが大量に出来た。
「行くぞ! 俺は“ドラゴニュート・ソードマスター”でアタックだ! “ドラゴニュート・ソードマスター”のアタック時効果によりパワーを+3000する!」
ドラゴニュート・ソードマスター
パワー20000→23000
「うそでしょ!? パワー23000!? 高すぎるわ!」
「どうする? ブロックするか?」
「いいえ! これを使うわ! 私はカウンターマジック“蜃気楼”を発動する! これでアタックを無効にしてバトルフェイズを終了させるわ!」
さすがに防御カードは用意していたか。しかも中途半端に止められたせいで“ドラゴニュート・カイザー”のエンドフェイズ時の効果を発動できなくなってしまったな。さてはて、止められてしまった以上次はあちらの攻撃が飛んでくるがどう動くべきか……。まぁ、相手の出方を見てから考えるとしようかな。
「俺はターンエンドだ」
セシル・パヴィア
ライフ6 コスト4 手札2枚
フィールド
スピリット・ワーム
サモン・ワーム
黒導龍吾
ライフ4 コスト1 手札4枚
フィールド
黒龍の雛
ドラゴニュート・エンターテイナー
ドラゴニュート・ソーサラー
暗精の小竜
リュザードマン
ドラゴニュート・カイザー
ドラゴニュート・ソードマスター
カード紹介は別作品として分けた方が良い?
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分けた方が良い
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今のままで良い
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登場した話のあとがき欄で十分