気づいたらカードゲームアニメの強キャラに憑依した   作:名無しのカードバトラー

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カラミティ・ドラッヘの効果発動コストを変更しました


034/セシルのワームデッキ・後編

セシル・パヴィア

ライフ6 コスト4 手札2枚

フィールド

スピリット・ワーム

サモン・ワーム

 

黒導龍吾

ライフ4 コスト1 手札4枚

フィールド

黒龍の雛

ドラゴニュート・エンターテイナー

ドラゴニュート・ソーサラー

暗精の小竜

リュザードマン

ドラゴニュート・カイザー

ドラゴニュート・ソードマスター

 

 

 アイドルなのにワームデッキを使用するセシル・パヴィアとのサモンだが意外にも相手が強い為に攻めきれないでいる。こちらは主力級の“ドラゴニュート・カイザー”を召喚し、パワーを大幅に上昇させることに成功したがカウンターマジックで止められてしまった。ワームデッキはコストがなくとも展開できるのが最大の強みだ。この状況からでも場合によっては逆転さえ出来るだろう。

 

「私のターン! スタンバイフェイズ! ドローフェイズ! ヒールフェイズ! メインフェイズ!」

 

セシル・パヴィア

手札2枚→3枚

コスト4→6

 

「私は“サモン・ワーム”をセメタリーに置く事で“エンジェル・ワーム”をノーコスト召喚する!」

 

エンジェル・ワーム(戦闘モンスター)

コスト4 天使/インセクト パワー11000 ダメージ1

 

「……私はこれでターンエンドよ」

 

 ふむ、どうやら手札が悪かったのか? これだけで終わるのはある意味では恐ろしいが今召喚された“エンジェル・ワーム”は厄介だ。破壊されるとライフを1つ回復されてしまうからな。除去をさせづらくさせてこちらの動きを鈍らせるつもりなのだろう。

 

「俺のターン。スタンバイフェイズ、ドローフェイズ、ヒールフェイズ、メインフェイズ」

 

黒導龍吾

手札 4枚→5枚

コスト1→4

 

「……俺は手札より“龍魂循環”を発動する。“ドラゴニュート・ソーサラー”の効果で発動コストを2軽減する」

 

黒導龍吾

コスト4→3

 

「俺はセメタリーから“咆哮”、“エマージェンシーコール”、“ドラゴニュート・ナイト”をデッキに戻しシャッフルする。その後、デッキから1枚ドローする」

 

黒導龍吾

手札4枚→5枚

 

ふむ、特に出来る事はなさそうだな。ここはコストをためる方向で動くか。

 

「俺はバトルフェイズに入り、“ドラゴニュート・カイザー”、“ドラゴニュート・ソードマスター”の効果を発動する。“ドラゴニュート・カイザー”の効果は前ターンと同じ効果を使用する」

 

黒龍の雛

パワー0→2000

 

ドラゴニュート・エンターテイナー

パワー7000→14000

 

ドラゴニュート・ソーサラー

パワー8000→15000

 

暗精の小竜

パワー1000→3000

 

リュザードマン

パワー8000→10000

 

ドラゴニュート・カイザー

パワー22000→29000

 

ドラゴニュート・ソードマスター

パワー13000→20000

 

「くっ!」

「いくぞ。俺は“ドラゴニュート・ソードマスター”でアタックだ。アタック時効果によりパワーを3000アップする」

 

ドラゴニュート・ソードマスター

パワー20000→23000

 

「ライフで受けるわ!」

 

セシル・パヴィア

ライフ6→5

 

「更に“ドラゴニュート・カイザー”でアタックだ」

「それもライフよ!」

 

セシル・パヴィア

ライフ5→4

 

「“ドラゴニュート・エンターテイナー”でアタックだ。アタック時効果でセメタリーから“龍魂循環”を手札に加える」

「それもライフです!」

 

セシル・パヴィア

ライフ4→3

 

 ふむ、ここはこの辺で止めておくか。一気に攻める必要はないだろうからな。

 

「俺はターンエンドだ」

「ならば私はエンドフェイズに“エマージェンシーコール”を発動します!」

「っ!?」

 

 まさか握っていたのか。この世界の強者は当然のように汎用カードを使ってくるから油断が全くできない。まぁ、原作でも絶対皇帝と主人公が同じカードを使用していたなんてこともあるからな。

 

「私はドローする効果を選択して6枚ドローします」

 

セシル・パヴィア

手札1枚→7枚

 

 一気に6枚もドローしてきたか。やはり手札が増えると出来る事が多くなって厄介だな。

 

 

セシル・パヴィア

ライフ3 コスト6 手札7枚

フィールド

スピリット・ワーム

サモン・ワーム

エンジェル・ワーム

 

黒導龍吾

ライフ4 コスト3 手札5枚

フィールド

黒龍の雛

ドラゴニュート・エンターテイナー

ドラゴニュート・ソーサラー

暗精の小竜

リュザードマン

ドラゴニュート・カイザー

ドラゴニュート・ソードマスター

 

 

「私のターン! スタンバイフェイズ! ドローフェイズ! ヒールフェイズ! メインフェイズ!」

 

セシル・パヴィア

手札7枚→8枚

コスト6→9

 

「私はもう1体の“サモン・ワーム”を効果でノーコスト召喚するわ! 更に今召喚した“サモン・ワーム”を生贄に、“巨大蟲-キング・ワーム”を召喚する!」

 

セシル・パヴィア

コスト9→1

巨大蟲-キング・ワーム(進化(生贄)モンスター)

コスト8 インセクト パワー22000 ダメージ2

 

 セシルが召喚したのは巨大な芋虫の王だった。でかいために多目的室からはみ出て全体像が見えていないのが救いか。見えていたら吐いていたかもしれない。だが、外見通り効果も凶悪だ。

 

「“キング・ワーム”の召喚時効果発動! 自分フィールドのワームと名の付くモンスターの数だけ相手フィールドのモンスターを疲労させる! 私は“リュザードマン”、“ドラゴニュート・ソーサラー”、“暗精の小竜”を疲労させる」

 

 疲労という破壊やバウンスに比べれば緩いと判断される傾向にあるためかこういった効果はどのモンスターにも通用するように設定されている。こいつらの前では相棒でさえ疲労は免れない。

 

「更に手札の“ドラグ・ワーム”の効果でフィールドの“サモン・ワーム”をセメタリーに送りノーコスト召喚!」

 

ドラグ・ワーム(戦闘モンスター)

コスト4 ドラゴン/インセクト パワー11000 ダメージ1

 

「更に“サモン・ワーム”の召喚コストでセメタリーに送った“リバイバル・ワーム”の効果発動! 自分フィールドのモンスターがワームと名の付くモンスターの効果でセメタリーに送られた時、セメタリーからノーコスト召喚する!」

 

リバイバル・ワーム(戦闘モンスター)

コスト4 インセクト パワー11000 ダメージ1

 

「更にこの“リバイバル・ワーム”をセメタリーに送り手札から“ワイバーン・・ワーム”を召喚する!」

 

ワイバーン・ワーム(戦闘モンスター)

コスト4 ドラゴン/インセクト パワー11000 ダメージ1

 

「私はバトルフェイズに入るわ! そして“キング・ワーム”の効果でワームと名の付くモンスターのパワーを4000アップするわ!」

 

スピリット・ワーム

パワー11000→15000

 

エンジェル・ワーム

パワー11000→15000

 

巨大蟲-キング・ワーム

パワー22000→26000

 

ドラグ・ワーム

パワー11000→15000

 

ワイバーン・ワーム

パワー11000→15000

 

 こちらがパワーを上昇させる方向で来たためか相手も同様の手で来たらしい。ただでさえワーム系のモンスターは11000で固定されているのにこれ以上上昇するのは厄介だな。

 

「行くよ! 私は“ドラグ・ワーム”でアタックするわ! アタック時効果でパワー3000以下のモンスターを3体まで破壊する! 私は“黒龍の雛”と“暗精の小竜”を破壊する!」

 

 唯一回復していた“黒龍の雛”が破壊されてしまったか。これで俺のモンスターは全て疲労状態でブロックは出来なくなった。

 

「俺はライフで受ける」

 

黒導龍吾

ライフ4→3

 

「よし! 私は更に“ワイバーン・ワーム”でアタック! アタック時効果でパワー10000以下の相手モンスター1体を破壊する! 私は“リュザードマン”を破壊!」

 

 やはりドラゴンテーマモンスターは厄介だ。パワー上昇にモンスター破壊。それらを高水準で行えるのだからな。しかし、こちらを確実に倒すという意思がよく伝わってくる。でなければこの盤面でここまで徹底的に動かないだろう。自分のアタックが止められても次のターンでの相手の動きを阻害する。成程、大会上位に入れるだけの事はあるな。

 

「それもライフだ」

 

黒導龍吾

ライフ3→2

 

 着実に減る俺のライフ。それに対して俺が全く防御していない為に周囲が沸き立つ。セシルが俺に勝てるのではないか、と。現状、公式戦における俺の戦勝は全勝だ。俺が憑依してからも負けたのは絶対皇帝との秘匿試合のみだ。だからこそ、誰もが俺たちの試合を固唾を飲んで見守っている。

 

「っ! 私は“エンジェル・ワーム”でアタック!」

「ライフだ」

 

黒導龍吾

ライフ2→1

 

 俺のライフが残り1つとなったことでついに周囲から歓声が上がった。誰もがセシルの名を叫び、その勝利を願っている。そしてそれを受ける本人も緊張と興奮、そして溢れ出る歓喜を隠せていなかった。

 

「私は! “キング・ワーム”でアタック!」

 

 そして、自らのエースモンスターに俺に黒星をつける栄誉を与えようとしたのだろう。最後の最後で“キング・ワーム”にアタックの指示を出してきた。誰もが見ている光景はこの巨大な芋虫が俺のライフを0にする光景だろう。そして、俺に勝利したサモナーとしてセシル・パヴィアが一躍有名となる。それこそエレナすら霞む人気を手にするかもしれないな。

 

 だがな。

 

 そんなことが

 

 実際に起こるわけがないのだ。

 

 

 

「カウンターマジック“ドラゴニック・シールド”展開! 俺は手札より“ワイバーン・トマホーク”をセメタリーに送り、そのアタックを無効にし、バトルフェイズを終了させる!」

 

 当然ながら俺だって防御札の一つや二つ、持っているさ。ただただライフを削られるなんてというミスを犯すはずがない。ライフを1にまで減らしたのはただの演出だしな。

 

「っ! ならば私もカウンターマジック“破砕”を発動するわ! これでその“ドラゴニック・シールド”の発動を無効にして破壊するわ!」

 

 あらら。相手も防御札は持っていたか。確かにそれをやられると俺にモンスターのアタックを止める手段は無くなる。そしたら俺の負けだ。

 

「カウンターマジック“咆哮”発動。“破砕”の発動を無効にする」

「なっ!?」

 

 そう、言ったはずだ。防御札の()()()()()()()()()()、と。だが俺もまさか“龍魂循環”で戻した“咆哮”がドローした時に戻ってくるとは思わなかったがな。

 

「どうする? 更に効果を無効にするか?」

「……いえ。出来ません」

 

 つまり、“キング・ワーム”のアタックは止められ、バトルフェイズは終了する事を意味している。

 

「……私はターンエンドです」

「ならば俺のターンだな」

 

 そしてこれが最後のターンとなる。ここで決められなければ俺は負けるだろう。俺は前のターンでサポートカードを大きく失った。それどころか防御札もな。次の猛攻を防ぐ手段はないからな。

 

「スタンバイフェイズ、ドローフェイズ、ヒールフェイズ、メインフェイズ」

 

黒導龍吾

手札3枚→4枚

コスト3→7

 

「俺は手札より“オーバーソウル”を発動する! これにより、エンドフェイズまで俺が召喚するモンスターの召喚コストは半分となった」

「だけどその代わりにエンドフェイズ時に召喚したモンスターのコストの合計値だけライフダメージが自分に入るカード。このターンで決める気ですか!」

「ああ。どちらにしろここで決められなければ俺は負けるからな」

 

黒導龍吾

コスト7→6

 

 さぁ、行くぞ相棒。

 

「俺は手札より偉大なる6龍の一角、災厄振り撒きし黒き龍を召喚する! 出でよ! “黒龍カラミティ・ドラッヘ”!」

 

黒導龍吾

コスト6→1

黒龍カラミティ・ドラッヘ(戦闘モンスター)

コスト10 ドラゴン パワー33000 ダメージ3

 

「“カラミティ・ドラッヘ”の召喚時効果発動! “カラミティ・ドラッヘ”よりパワーの低いモンスター全てを破壊する! 厄災を振りまけ!」

「ぐっ!?」

 

 相棒が咆哮を上げればそれだけでフィールドのモンスターは消滅していく。流石は災厄の龍だ。

 

「そして破壊したモンスター5体につき相手ライフに1ダメージを与える!」

「きゃああぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 破壊したモンスターは全部で9体。2ダメージまで与える事は出来なかったが十分だ。

 

セシル・パヴィア

ライフ3→2

 

 既に敗北の射程圏内なのだから。

 

「バトルフェイズ! 俺は“黒龍カラミティ・ドラッヘ”でアタックだ!」

「っ! “カラミティ・ドラッヘ”はアタック時にモンスター・マジックの無効効果を持っている……! つまり」

「お前の負けだ」

「……ライフで受けます」

 

 セシル・パヴィアは全てをあきらめたようにそう言った瞬間、相棒のブレスがセシルを包み込み、大爆発を起こした。

 

セシル・パヴィア

ライフ2→0

 

「くっ! 負けてしまった!」

「だがかなり接戦ではあった。あのターンで仕留めていなければ本当にこちらが危なかった」

 

 いや本当に強かった。やはりワームデッキは脅威だしそれを操るセシルも強かった。少なくともこのデッキではなかったら、相棒を使わないデッキであれば勝つ事は出来なかったかもしれない。

 

「でも楽しかったです。ありがとうございました」

「こちらこそ。ワームデッキとの戦いは新鮮だった」

 

 そういってお互いに握手をしていると、病室の前にいた兵士の一人が慌てて降りてきた。

 

「し、失礼します! エレナさんが目を覚ましました!」

「え!? 本当!?」

「はい。なんでも黒導少佐のサモンを近くで感じたからだとか……」

 

 ……本当にこの世界はモンスターサモンが全てを決めるな。いや、でも流石に本当にサモンをして目を覚ますことが出来るなんて思わなかったよ。もしかしてこれも治療の一環として研究されていたりしないよな?

 さすがにそこまでいったらオカルトだし流石にないよな? 

 

 

 

 ……本当にないよな?

 

カード紹介は別作品として分けた方が良い?

  • 分けた方が良い
  • 今のままで良い
  • 登場した話のあとがき欄で十分
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