気づいたらカードゲームアニメの強キャラに憑依した   作:名無しのカードバトラー

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短いです


036/1対多(ワン・トゥ・メニー)

 ゲームルール1対多(ワン・トゥ・メニー)による最初の戦いは12人対俺という形となった。数が多いため、いくらかの行程を省くがこのように進んでいった。

 

暴徒1の場合

「行くぞ! エレナたんの元に必ず駆け付けるのだ! 俺は手札より“カッパー・アント”を召喚する! そして【羽化】の効果を持つモンスターがいる時、“ナイト・ビー”はコストを支払わずに召喚できる! 更に“ソード・ビー”のコストを1軽減して召喚だぁ!!!」

 

暴徒2の場合

「俺は“キラー・キューブ”を召喚する! ターンエンドだ!」

 

暴徒3の場合

「俺は“スパークナイト”をコストを支払わずに召喚する! そして“エレクトリック・ガンナー”を召喚コストを半分で、“スパークランサー”をノーコストで召喚する!」

 

暴徒4の場合

「俺は“ロック・ドラゴン”を召喚してターンエンドだ!」

 

暴徒5の場合

「“バイリュー”を2体召喚! 更に“カエリュー”召喚!」

 

暴徒6の場合

「私は”サラマンドラ”と“ノーム”、“シルフ”を召喚!」

 

暴徒7の場合

「ワイは“ベバリア”を3体召喚してターンエンドや!」

 

暴徒8の場合

「“ドラゴニュート・ランサー”と“ドラゴニュート・ダンサー”召喚!」

 

暴徒9の場合

「“フルメタル・ゴーレム”召喚!」

 

暴徒10の場合

「“霜の巨人(フロスト・ジャイアント)”爆誕!」

 

暴徒11の場合

「“ホワイト・ファイター”と“キャットナイト”を召喚!」

 

暴徒12の場合

「出でよ! 最強にして究極の龍! “クリスタル・ドラゴン”!!!」

 

 そんな感じで進んでいったが1対多(ワン・トゥ・メニー)を意識してか大型モンスターを普通に出す奴がそれなりにいる。特に最後の奴なんて中々出来る事ではない。パワー31000を誇る代わりにコスト軽減もノーコスト召喚も出来ない思い制約を持っているからな。自分をフォローしてくれる奴がいるからこそできる芸当だな。

 しかし、23体か……。相棒を出して決めるには微妙に足りないな。やはり何人かがモンスターを1体しか出さなかったせいだな。そうなると手札に早速来ている相棒には悪いが今回は出番はないな。次のドローで良いカードを引ければいいが……。

 

「俺のターン。スタンバイフェイズ、ドローフェイズ、メインフェイズ」

 

 お、これは良いカードだ。よほどの事がない限り一撃で決着がつくな。

 

「俺は手札より“メテオシャワー”を発動する! これにより、フィールドのモンスター全てを破壊し、破壊したモンスター1体に付き、相手ライフに1ダメージを与える!」

「なっ!? それって……!」

「やばい! 20点以上のダメージが来るぞ! 誰か防御!」

「くっ! カウンターマジック“破砕”を発動! “メテオシャワー”の発動を無効にして破壊する!」

 

 む、やはり防御札は1人くらいは持っているか。まぁ、それはこちらも同じだがな。

 

「カウンターマジック“咆哮”を発動する。これにより“破砕”は無効だ」

「そ、そんな……! おい! 誰かほかには……」

「「「「「……」」」」」

「どうやらいないようだな」

 

 最初の相手にしては弱すぎたな。カード2枚で完封だからな。

 

「ち、ちくしょーーーー!!!」

「「「ぎゃぁぁぁぁぁっ!!!」」」

「「「ぐはぁっ!」」」

「「「ごふっ!」」」

 

 天空より降り注ぐ隕石群により12人の暴徒は成す術なくやられていく。止んだ後に残されたのは気絶した暴徒のみだった。

 

「邪魔だな。次が来る前に拘束。その辺に積み重ねておけ」

「はっ!」

「少佐! 次のグループが来ます! その数100人! 4グループ!」

 

 よし、ここからが本番だ。頼むぞ相棒。相棒はこういうゲームルールに強く、相手が多ければ多い程凶悪な効果となるんだからな。

 

 

 

 

 

 暴徒が雪崩れ込む病院の敷地内がよく見渡せるビル。その屋上にて二人の男が見下ろしていた。暴徒たちは唯一開いた正面より病院に入ろうとしているがそれを統一軍が必死に返り討ちにしている。隕石が降り注ぎ、火柱が走り、黒き龍が周囲を吹き飛ばすなどこんなことでもない限り見る事が出来ないであろう激しい戦闘が繰り広げられていた。

 

「……やはり暴徒程度では突破は困難ですね。特に黒導龍吾。正直に言って想定していた以上に厄介ですねぇ」

 

 男の予定では圧倒的な数の前に統一軍兵士は圧殺されるはずだったが黒導龍吾が精神的支柱になっている事で済んでの所で食い止めていた。既に暴徒は3分の1が返り討ちに遭って死体のように積み重ねられている。このままなら暴徒の数が半分を切るのも時間の問題だろう。

 

「せっかく暴徒と化すように力を使ったのにこれでは意味がないか。良いだろう。予定よりも大分早いがこれであの防衛線は食い破る事が出来るだろう」

 

 おいで、と傍に控えていた人物を呼び出す。その人物はエレナを襲撃した本人であるが目はうつろでブツブツと何かをつぶやいており、明らかに可笑しい様子であることが察せられた。

 

「出番だ。あのドラゴン使いの男を倒せ。勝てなくともいい。出来るだけ粘って戦いを長引かせるんだ。そうすれば統一軍の兵士は対処しきれなくなる」

「……」

 

 返事はないがゆっくりと立ち上がると屋上から飛び降りる。あまりにも高すぎる高度だが男はふわりと地面に降り立ち、ふらふらとした足取りで病院へと向かっていく。その様子を満足げに見ていた男はニヤリと笑った。

 

「さぁ、序は終わり、破へと移行する。そして、急となるとき、最後に立っているのは果たしてどちらかな?」

 

 口では結末は分からないと言っているがその瞳には片方の勝利を思い描いていたのだった。

 

カード紹介は別作品として分けた方が良い?

  • 分けた方が良い
  • 今のままで良い
  • 登場した話のあとがき欄で十分
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