Fate/stay night [Heaven’s Dived Tales] 作:らて丸
Side:識
「んあ?」
弓道場へと向かう途中
ツーサイドアップの女生徒がいた
「おい、美綴。『触らぬ神に祟り無し』だ。話しかけ「お、遠坂じゃん、今日も随分と早いのね〜」
聞いちゃいねぇし、オレが言い終わる前に話しかけいくんじゃねぇ
「あら?美綴さんと遠海くんじゃない、今日も朝早くから弓道部の朝練?」
「誠に不本意ながらな」
「遠海?」
「全身全霊やらせていただきます」
美綴、怖いって…
「ところで、今何時か訪ねていいかしら?」
「何時って、まだ7時前だろ?機械音痴すぎてついに時計も読めなくなったかって、痛い痛い痛い!!」
「あら?どうかしたのかしら遠海くん?下ばっか見て、拾い食いでもするつもり?」
ガッツリオレの足を踏み抜く遠坂
笑ってないで美綴は助けろよ!!
ったく、手加減ってもんを知らない癖にすぐ暴力で解決しようとするなこの優等生サンはよ
「ほら、いつものガールズトーク(笑)してこいよ、俺は弓道場の準備すっから」
「ちょっと、遠海、
「さあな、ほら早くしないと他の奴らくるから…」
弓道場の鍵を開け、更衣室へと入る
「………」
オレは右手の甲に浮かんでいる紋章を眺める
齢6歳のときに刻まれたこれは
最近、寝ているときにこれが痛む
年頃の少年少女が発症する例のアレとかそういうのじゃなくて本当に痛い
まぁ、軽くズキズキするくらいだが…
そろそろ開戦が近いのだろうか?
『ところでさ、なんでこんな話ししてるんだっけ?』
『なんでって、言い出したのは遠坂でしょ?アンタがいつまでも彼氏いないのは女としてどうよなんてこぼすもんだから、なら3年になる前にどっちが先に男作るかって勝負になったんじゃない』
コイツらどんな勝負してるんだよ
もはやそれは女としてどうと言う前に人間としてどうなんだ?
彼女たちに憧れを持つ人達が聞いたら卒倒しそうな会話だぞマジで
「美綴、弁当入れておいたぞ」
「ほんと?ありがとう〜」
こいつのことをダメ人間にしている気がしてならないが、まぁそこらへんはこいつは自重するだろうから大丈夫だろう。てか大丈夫だと思いたい
「遠海くんの料理って、そんなにすごいの?」
「そりゃあすごいわよ?私の料理なんて目じゃないくらい」
「へ〜、じゃあ明日から作ってきてもらおうかしら」
「待て、流石に4人分はキツイ」
「ふふ、冗談よ」
冗談…ね…
遠坂が言うと、全く冗談に聞こえないのがフシギ〜
「私はお飾りの主将だから、出来ることといったら不良部員を取り締まるだけよ、例えばコイツとか」
「おい、失礼なやつだな」
親指をこちらに向けてくる綾子
「なによ、面倒事が嫌だから私に主将押し付けた癖に」
「ソ、ソレハ…俺ハ、オ前ガ俺ヨリモ巧イト思ッタカラダヨ…?」
「あら?遠海くん?目が泳いでるわよ?」
うるせーやい
それに結局、藤村先生にゴリ押しされて、副主将になってしまったし…
「そろそろ、部員がやってくる頃でしょ?私はおいとまするけど、美綴さんは主将に、遠海くんは副主将になりなさい」
「なんだ?見ていかないのか、射?」
見ていくものだと思ったが、そうではないようだ
「見てもわからないもの。遠くから眺める分にはいいけどね、不心得者がいつまでも道場にいる訳にはいかないでしょ?」
「そういうもんかね…」
そうすると、ひとりの女生徒が入ってくる
「おはようございます、主将、副主将」
「あ、おはよう桜ちゃん」
桜ちゃんが来たのならそろそろ
「それじゃ失礼するわ。また後でね、美綴さん、遠海くん」
「ああ。また後でね、遠坂」
「………お疲れさまです、遠坂先輩」
「―――ありがと、桜もしっかりね」
そういうと、凛は弓道場から立ち去っていく
その直後に慎二と遠坂の声が聞こえたが…
「クソッ!!遠坂の奴ッ!!」
「どうかしたのか?慎二。遠坂を口説こうとしてフラれたのか?」
「な、なんでそれを!!」
「薄い扉一枚しかないんだ、嫌でも聞こえるって」
「聞いてたならわかるだろ!?遠坂が射を見てるっていうからてっきり僕の射を見てると思うじゃないか!!」
いや、そうはならんやろ
おっとなぜか関西弁になってしまった
こいつは少し…いやかなり自意識過剰なんだがそこに目をつぶれば割りといいやつだ
このあいだも…『なんで、家の鍵なんて失くすんだよ、大事なものなんだからポッケになんか入れとくなよ』なんていいながらも家の鍵を探すのを手伝ってくれた
なんだかんだでいいやつなんだよなぁ
奇人変人が多いのが『
いつも通り部員たちが集まり毎日の日課が始まる
今日も頑張りますか!!
Side:識 out
第二話です
第一章終了のタイミングでオリ主の情報乗っけたいと思います
高評価、感想よろしくお願いします