2人の弟〜迷子とマスカレード   作:シュステーマ・ソーラーレ

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第3話ではAve Mujicaのメンバー全員と、そのメンバーの1人に深く関わるオリキャラが登場します!


第3話〜マスカレード&マイドゥおおきに~

ライブハウスRiNGでアルバイトをしている2人の主人公···松原詩音と今井リク。

 

果たして今回の話では何が起きるのであろうか?

 

※※昼休み·花咲川学園高等部1年B組

 

男子1「早くカツサンド買いに行こうぜ!」

 

男子2「おう!」

 

女子1「一緒に食べよ!」

 

女子2「うん!」

 

ワイワイ!ガヤガヤ!

 

ある日の昼休み。花咲川学園高等部の1年B組は、購買に行ったり机を囲んで仲良く昼ご飯を食べたりして過ごしている。そんな中、主人公の1人である松原詩音は···

 

※花咲川学園の中庭

 

初華「詩音君!ウインナー食べる?」

 

海鈴「詩音さん。これ差し入れです。」

 

詩音「いいの?ありがとう!」

 

クラスメイトの三角初華と八幡海鈴と一緒に昼ご飯を食べていた。

 

楽奈「ふーま、食べさせて♡あ~ん♡」

 

風舞「もうわかったさー···あ~ん//////////////」

 

立希「ったく野良猫は···自分で食いなよ···////////////」

 

すぐ近くでは、同じくクラスメイトの椎名立希が、後輩の要楽奈と名護風舞と一緒に食べていて、2人のバカップルっぷりに顔を赤らめる。

 

男子1「くっそー!松原の奴ー!sumimiの初華ちゃんと昼ご飯を食べてるなんて羨ましすぎるぞ!!」

 

男子2「止めとけよ···!松原は空手や中国拳法の達人だぞ!」

 

男子3「前に初華ちゃんにちょっかい出した男子をぶっとばしたからな···」

 

それを物陰から見ていた男子達が嫉妬と恨みの込めた目で詩音を見ていた。

 

人気アイドルユニット『sumimi』の初華と一緒に昼ご飯を食べるなんてファンの人からしたらスキャンダル級の羨ましいシチュエーションだ。

 

それを堂々とやってのける詩音に嫉妬して妬むのは当たり前だ。しかし、詩音達の邪魔をする事は出来ない。

 

何故なら詩音は空手と中国拳法の達人でめちゃくちゃ強いのだ。

 

昔から気弱で頼りない姉の花音を守る為に我流で特訓していた。

 

今ではプロの軍人や衛兵よりも強く、人間離れした格闘能力となっている。

 

男子達は、前に初華にちょっかいを出した男子が詩音にぶっとばされた場面を目撃していた為、詩音と初華の邪魔をする事が出来ないのだ。

 

初華(あぁ~♡詩音君と一緒に昼ご飯食べれるなんて幸せ〜♡♡毎日こうしていたい!♡そしていつかは結婚して詩音君のご飯を私が作るんだ♡♡フフフフフフフフ♡♡♡)

 

男子達が見ている事など眼中に無い初華。誰が見ても分かる程、大好きな詩音と一緒に昼ご飯を食べてる事に幸せを感じていた。

 

海鈴(浮かれていますね···まぁ仕方ありませんが···)

 

詩音(何か初華ちゃんがすごく嬉しそうな顔になってる···可愛いなぁ//////////////)

 

それを見ている海鈴は初華の気持ちを察して少し呆れた表情になる。そして、詩音も嬉しそうな初華を見て可愛いと思うのであった。

 

こうして花咲川の昼休みはゆるゆる(?)と過ぎていった···

 

※放課後の花咲川

 

詩音「はぁー···今日の授業終わった〜···バイトも休みだし、早く家帰って休もう···」

 

トコトコトコトコ···

 

放課後、授業が終わり家に帰宅しようと校門までの道を歩いていた詩音。そして、校門まで来た···その時!

 

ブゥーーン!キキーーッ!!

 

詩音「うわぁー!?」

 

突然、詩音の前に1台の車が止まった。それも、セレブしか乗らないような高級リムジンだ。

 

ガァー···!

 

若葉睦「ごきげんよう。」

 

梅田金平「まいど〜♪おおきに~♫」

 

詩音「き、君達は···」

 

リムジンの窓が開いて1組の男女が詩音に挨拶してきた。

 

女子の方は『若葉睦(わかば·むつみ)』。

 

月ノ森女子学園高等部の1年生。

 

両親は共に芸能人で、父親はお笑い芸人で、母親は女優をしている。

 

普段は無口で、話す時も覇気のない口調で呟くように喋る。しかし、アイドルの曲を振り付きで歌う等ノリがよい所もある。

 

月ノ森では園芸部に所属しており、きゅうりを育ててる。睦の育てたきゅうりは色ツヤや形が美しく、売り物になるレベルの立派な物である。

 

現在は、Ave Mujicaの『モーティス』として7弦ギターを弾いて活動している。

 

そして、その睦と一緒にリムジンに乗っているのは『梅田金平(うめだ·こんぺい)』だ。

 

羽丘学園高等部の1年B組に所属している。

 

見た目は金髪のロン毛でノリのよさそうな雰囲気のイケメン男子だが中身はバリバリの大阪人だ。

 

両親は夫婦漫才で大人気のお笑いコンビ『マイドゥおおきに~』であり、その影響をもろに受けている。

 

父親譲りのボケや母親譲りのツッコミを取り入れたお笑いを時々クラスメイトに披露している。

 

そのノリの良さと面倒見の良さで、人脈が多く羽丘学園の人気者となっている。

 

また、かなり正義感の強い男で、自分の大事な人を傷つける者が現れた時は、得意の剣道で戦い、いざとなったら自分の命に代えても皆を守る覚悟を常にしている男気溢れる男。

 

睦とは、父親同士が同じお笑い芸人で同期の仲良しという関係上、小さい時からの幼馴染。現在は恋人として付き合っている。

 

そんな2人が何故リムジンで花咲川までやって来たかというと···

 

睦「祥が詩音を待ってる。早く乗って。」

 

金平「早うせんと祥子はんがお怒りやで!」

 

『祥子』と呼ばれる人物が詩音に用があるので迎えに来たのだ。

 

詩音「えっ!?祥子ちゃんが···分かった!」

 

バンッ!

 

睦「出して。」

 

運転手「かしこまりました。」

 

ブゥーーン!!

 

事情を知った詩音はリムジンに乗り、それを確認した睦は運転手に車を出すよう指示してリムジンは出発した。

 

 

※若葉邸の入口

 

睦「着いた。」

 

詩音「うわぁー···相変わらずの大豪邸だな···」

 

金平「アホ!何回も来とるんやから、ええ加減慣れろや!」

 

睦の家に着いた詩音の前には大金持ちのセレブしか住めないような大豪邸が建っていた。

 

どうやら詩音は何度か来た事があるらしいが、まだ慣れていないのか睦家の大豪邸に驚いている。

 

そんな詩音にいい加減慣れろとツッコミを入れる金平。

 

睦「早く入ろ。祥が待ってる。」

 

詩音「あっ!うん!」

 

金平「おぅ!」

 

睦が早く家に入ろうと2人に言ってそれに応じて家に入る。

 

※若葉邸·大広間

 

睦「お待たせ。詩音、連れてきた。」

 

豊川祥子「遅いですわ!」

 

金平「すまんすまん!道が混んでて、えらい時間がかってしもうたわ!堪忍やで!」

 

詩音「ごめんね?祥子ちゃん。」

 

祥子「···まぁいいですわ。ちゃんと来てくれたのですから。」

 

大広間に入った詩音達。そこにはお嬢様言葉で喋る1人の女子がいた。

 

彼女の名は『豊川祥子(とがわ·さきこ)』。

 

中学時代は月ノ森女子学園中等部に通っていて、現在は羽丘学園高等部1年生でクラスは燈と愛音とリクの隣のクラスでB組だ。

 

MyGO!!!!!の高松燈や長崎そよ、椎名立希をバンドの道に引き入れた張本人。『CRYCHIC(クライシック)』の発起人だが、家庭の事情により睦と共に脱退、解散させてしまった。

 

この出来事から最初はバンドをやり直す気にはなっていなかったがMyGO!!!!!のライブで起こったとある出来事をきっかけにAve Mujicaを立ち上げる。

 

暇ができればいつも音楽室でピアノを弾く程のピアノ好き。

 

現在は、Ave Mujicaで『オブリビオニス』というバンドネームで、キーボードおよび作曲とステージの総指揮担当である。

 

同じAve Mujicaのギター&ボーカル担当である三角初華と、同じくギター担当である睦とは幼少期からの幼馴染で親友だ。そして、詩音とも知り合いらしい···

 

そんな祥子が詩音に何の用かというと···

 

詩音「それで祥子ちゃん。ボクに用って何かな?」

 

祥子「えぇ。話をする前に紹介したい人達がいますわ。入ってきてください!」

 

詩音が祥子に何の用かと尋ねると、祥子が紹介したい人達がいると、自分のの後ろ側にある扉に視線を向けて言った。するとそこから···

 

ガラッ!

 

初華「あっ!詩音君、待ってたよ♡」

 

海鈴「詩音さん。お待ちしてました。」

 

詩音「初華ちゃん!?海鈴ちゃん!?それに···」

 

初華と海鈴が入ってきた。それに驚く詩音。更に2人の後ろには···

 

祐天寺にゃむ「こんにち〜にゃむにゃむ〜♪」

 

まるで猫のようなポーズで挨拶する女性が現れた。

 

彼女の名前は『祐天寺にゃむ(ゆうてんじ·にゃむ)』。

 

『にゃむち』の愛称で親しまれ、動画配信サイトで活動している女性。主にメイク動画を取り扱っているが、『電子ドラムを叩いてみた』等、様々なジャンルに挑戦している動画を配信する事もある。

 

ちなみに利き手は両利きである。

 

しかし、その本性は有名人を使って動画配信を行い、自ら大金を得ようとする腹黒配信者で、性格も少しだけ荒々しくなる事がある。

 

現在はAve Mujicaの『アモーリス』としてドラムを担当している。

 

詩音「にゃ、にゃむにゃむ?えーっと···どちら様ですか?」

 

ズコッ!

 

にゃむ「もぅ〜!私は、にゃむちー!!」

 

そんな有名動画配信者であるにゃむを詩音は知らず、どちら様かと尋ねてしまい、コケながらも自分は『にゃむち』だと言った。

 

金平「しゃーないわ!詩音は、俗世間に疎いしな!」

 

詩音「すいません···本当に知らないんです。」

 

金平がにゃむに詩音が俗世間(芸能界や動画配信等のエンタメ)に疎いと教えて、詩音もにゃむの事を知らないと謝った。

 

にゃむ「ふ~ん···まっ、いいや!それよりも〜···♪」

 

タッタッタ!

 

それを聞いたにゃむは、詩音の側まで歩み寄り···

 

にゃむ「君が噂の松原詩音君かぁ〜♪へぇ~♪こうして見てみると···結構可愛いねぇ~♡」

 

じぃー!

 

詩音「え、えっと···////////////////」

 

詩音をいたずらっぽい目で、じっくりと観察するようにじぃーっと見つめてくるので、詩音はにゃむの視線に戸惑う。すると···

 

ガシッッ!!グイッッ!!

 

にゃむ「うっ!?うわぁー!!?」

 

祥子「···にゃむさん。距離が近過ぎますわ。詩音が困っているでしょう?」

 

初華「···詩音君を困らせたら···ユルセナイヨ♪」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

 

にゃむ「ご、ごめんなさーい!」

 

凄まじい怒りのオーラを出して、にゃむを詩音から引き離す祥子と初華。それにビビって謝るにゃむだった。

 

詩音(助かったけど···何か2人共怖い···)

 

詩音は助かったと思いつつも、怒りのオーラを醸し出す祥子と初華を見て恐れるのであった。

 

※数分後

 

祥子「···では改めまして。詩音、今日ここに来ていただいたのは、貴方にお願いがありまして。」

 

詩音「お願い?」

 

数分後、気を取り直した祥子は本題に入った。祥子が何故、詩音を幼馴染の1人である睦の家に連れてきたかというと、詩音にあるお願いがあるからだった。

 

祥子「実はわたくし達、Ave Mujicaというバンドを組んでライブ活動していますの。」

 

詩音「アヴェ···ムジカ···」

 

祥子「えぇ···メジャーデビューをしてから、世間の注目も高まってきています。それと同時に良からぬ者からのストーカー行為等も目立ち始めました。」

 

金平「今週だけで3件もあったで!ホンマ腹立つわぁ〜!」

 

詩音「それは···許せないな。」

 

祥子の説明によると、祥子達は最近『Ave Mujica』というガールズバンドでメジャーデビューを果たした。

 

7弦ギターや5弦ベースといった演奏難度の高い楽器を扱い、ダークさと禍々しいゴシックホラーな雰囲気が話題を呼び、人気急上昇中なバンドになっている。

 

しかし、それと同時に良からぬ事を企むストーカー達からの悪質な行為が目立ち始めた。今月に入って3件も確認されている。そこで祥子が詩音にお願いしたい事とは···

 

祥子「そこで詩音にお願いしたい事がございます。そこにいる金平さんとご一緒にAve Mujicaのボディガードをしていただきたいのです。」

 

詩音「ボクが···ボディガードに?」

 

金平と共にAve Mujicaのボディガードをしてもらいたいというものだった。




Ave Mujicaと若葉睦の彼氏である梅田金平が登場した話でした!

次回では、詩音と三角初華、豊川祥子、若葉睦、梅田金平がどういう関係なのかが明らかになる話となります!

投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。

それでは次回もよろしくお願いします。

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