あなたにもう一度毛布をかけるため 作:もしも=ロマンの可能性だよねッ!
ワンシーン集もだいぶ溜まりましたので新しく『2年後編』を追加しました。
それでは続きをどうぞ!( ´ ▽ ` )つ
『34話後 ハチのケジメ』
タイガーさんの墓参りの帰り、俺はジンベエの背の上で目を醒ます。ちょうどサニー号の前に来ており仲間達は魚人島を出る準備に取りかかっていた。
起きた俺を見るや否や仲間達がこぞってホントに酒を1杯飲めたのか聞かされた。どんだけ弱いと思われてんだ……いや、自覚はあるけどさ。
「送ってくれてありがとうジンベエ。もう降ろしてもらって大丈夫だよ」
「おお、そうか。しかし、オヌシにあんな弱点があったとはな!わははは!」
そう笑いながら降ろしてもらうと少し先の方で真逆にすんごい暗い様子でウソップとチョッパーが落ち込んでいた。
「もうダメだ……「四皇」に目をつけられた!!おれ達は新世界に死にに行くんだ……!!!」
「これから手に入れたお宝は全部ビッグ・マムに贈る事で許して貰えねェかなァ……」
この世の終わりとでも言いたげな雰囲気で項垂れている。言葉から察するに原作通りの展開になったみたいだね。後ろでネプチューン王達がオロオロしてるしおそらく玉手箱も……。
イタズラ心でこの2人に爆弾入りの玉手箱をあげちゃった事言いたくなったけど……流石に可哀想かな。
「ア、アルガァ……聞いてくれよォ~。ルフィの奴お宝を取り返しに行くお使いで四皇にケンカ売ってきやがったァ……」
「初めてのお使い史上類を見ないレベルのやらかし内容だね」
うん、改めて聞くとすごい内容だな。初めてのお使いで小さな子供がスーパーじゃなくてどっかの不良校にカチコミかけてる様なもんだぞ。
まあ、そんな事はさておき今は2人を落ち着かせよう。
「まあまあ、これから"新世界"に行くんだしそんな恐がってても仕方ないよ。ルフィが海賊王になるにはいずれ越えなきゃならない壁なんだから」
「そ、そそそうだよな……うむ!ビビってたって何も始まらねェ!漢ウソップ気合いじゃあ!!!」
「ウオォ~!カッケェぞウソップ~!!」
調子を取り戻しつつあるウソップとチョッパーを見てウンウンと頷きひとつ情報を提示した。
「因みにビッグ・マムの懸賞金額は43億を越えます」
「「43???よん───よ"っ!!?!?」」
この瞬間、ウソップとチョッパーの動きがピシャリと止まり白目を向いて意識が飛んだ。
「アルガ、ちょっといいか?」
「ん?ハチか、どうかした?」
「ニュー、少しだけ話がしてェんだ。ナミも呼ぶから少し待っててくれ」
ウソップとチョッパーの反応を楽しんでいるとハチが俺とついさっきまでログのルートでルフィと喧嘩していたナミを呼ぶ。
何の用かと思い聞いてみるがここで話しづらい事らしく少し皆と離れた場所に移動する。そこで改めて俺とナミは用事を聞いた。
「それでどうしたのよハチ」
「ニュ~……実はお前らに伝えたい事があるんだ」
「伝えたい事?」
「ああ……」
なにやら浮かない顔で下を向くハチ。一瞬、言葉が詰まり躊躇していたが意を決したようで顔を上げた。
「おれ……実はこの島の復興を手伝い終えたら自首するつもりなんだ」
「えっ」
ハチの告白にナミは口元を抑える。
「ホントはオメーらの船を守りきった後に行こうと思ってた。けど、治療を終えた先日にホーディの企みを聞いたおれはじっとしてられなくて……。結局、今日までズルズル引き延ばしちまった。島がこうなっちまったのはおれにも責任がある。だから、最後にここで役に立ってから行こうと思ってよ」
「そんな!ハチは……充分に──っ!?ちょ!アルガ!?」
ナミが最後まで言い終える前に遮る。ハチがどれ程の覚悟で俺達にそれを伝えたのか察したから。
「本気なんだな?」
「元々おれはアーロンさん達に頼まれて脱獄したんだ。皆の代わりにコアラへ手紙を渡すために……」
2年前にシャボンディで俺が預かった手紙の話だ。流石に直接渡すことができなかったハチは俺を通してコアラに手紙を渡すことにしたのだ。その件でハチは改めて俺にお礼を言うとナミの方に向き合う。
「オメーらには昔ホントに迷惑をかけた。特にナミ、オメーには幾ら謝ったって謝りきれねェ事をしちまった。その償いをしてェんだ」
ここでハチは地面に膝を着け頭を下げた。
「"海の森"ではおれ達の件を水に流してくれた。ナミの優しさには感謝しきれねェ。……けど、だからってこのままケジメをつけねェのは違う気がするんだ!!」
「ハチ……」
「小さい頃からレイリーと知り合いだったおれならアーロンさんを止められたかも知れねェってのに……!おれァ……ホントにバカだから……!アーロンさんを止めるどころか一緒に同調して人間を陥れてた……!!だから、おれは自首するって決めたんだ!!!」
「…………!!」
ここで顔を上げナミを見つめる。ハチの覚悟を決めた目を見てナミは何も言えなくなる。
しばらく無言の時間が続き俺はハチに質問した。
「たこ焼き屋はどうすんだ?"夢"だったんだろ?」
「ニュー、"夢"だったたこ焼き屋を一時でもやれて満足だ。ケイミーも今じゃカフェの定員として上手くやれてる。思い残すことは……もう何もねェ……」
夢よりも償いを選ぶ、か……。
「アルガ……」
ナミが俺の服を引っ張る。だが、その力は弱々しいものだった。そして、どこか悲し気に、それでいて何かを訴えるような眼を見た俺はナミの思いを悟る。
ナミもどうすればいいのか迷っているのだろう。過去の行いを許すことはできない。だが、これまでのハチの誠意は充分に伝わっている。そんな気持ちが重なって彼女自身どうするべきか決めかねているんだ。
過去は許せないけどこれ以上自分の事で"夢"を捨てて欲しくない。苦しんで欲しくないと。
……ナミ、お前はホントに優しいな。
俺は震えるナミの手を握り優しく笑いかける。そしてナミ、ハチ2人の思いを汲むために俺はハチに今一度確認をする。
「要するにハチ、お前は償いがしてェんだな?」
「え?あ、ああ……そうだ。だから──」
「それなら提案なんだけど──」
「お前、革命軍に入らねェか?」
俺の提案に2人は驚く。
「エエッ!?」
「ニュッ!?」
「ちょうどいいじゃん。コアラもまたお前とコイン当てゲームしたいって言ってたぞ。あ、手続きは任せてよ。俺ドラゴンさんや幹部達に顔が広いから」
「ニュ、ニュー!待て待て話が飛びすぎだ!!おれが革命軍?そんなの務まるわけ……それに今のおれにはアイツに見せてやる顔なんて」
「その顔を見せてやれよ」
「ニュ……?」
驚くハチに俺は話を続ける。
「確かにお前がやってきたことは許されることじゃない。だが、今はそれを反省して本気で償おうとしている。その本心から出てる今の顔を、見せてやれよ」
「け、けど……おれがやりたいのはたこ焼き屋で」
「だったら掛け持ちすりゃあいい。俺の友達に革命軍を副業に歌の配信活動を本業にしてる奴もいたぞ?」
一つずつハチの言い訳を潰していく。そして、断る理由がなくなるとワナワナと震えながら俯く。
「お、おれは……バカでドジだから償う方法なんてひとつしか思い付かなかった。でも……オメーが教えてくれた別の償いを聞いた時、つい喜んじまった……!なァ、アルガ……」
ハチは我慢していたものが決壊し目から大粒の涙を溢れ出した。
「おれェ……まだ"夢"を捨てないでいいのかなァ……?"償い"なのにこんなに幸せでいいのかなァ……?」
「これからは迷惑をかけてきた人達以上に困っている人達を救っていけばいいさ。ホントに心を入れ換えたんならな。これもまたケジメのつけ方なんじゃないか?」
「ニュォオオ~~!!!ア、アルガァァアア~~~~!!!」
しばらくの間、ハチは泣き続けた。今まで罪悪感に駆られずっと苦しんでいた彼はここでようやく溜め込んだものを吐き出せたから。
その後泣き止んだハチはスッキリしたのか元気になりケイミー達の所へ戻っていった。
「ありがとうアルガ」
「何が?」
「ここへ来てからあんたには助けてもらってばっかりだったから」
「当たり前だろ、仲間なんだから。それに、言ったでしょ……ナミが震えてる時は落ち着くまでこうしててあげるって」
「───っ!!……フフ」
俺の言葉にナミは一瞬眼を見開くがすぐに戻ると俺の手を強く握り返してきた。
「エエ、お陰ですっごく落ち着いたわ!ありがと!」
そういい笑顔を見せる彼女の握る手からは震えが止まっていた。
『38話後 似た者同士』
彼が若様……いえ、ドフラミンゴの所まで飛んでいく姿を見上げているとこれからについてどうするか漠然と考え始める。
「私のやりたい事……」
もし、叶うのならやりたい事がひとつだけある。でも……。
「今更……こんな私にそれを許される筈ないわよね……」
これまでの行いを振り返る。ドレスローザでは国を乗っ取るためにスパイとして潜入し、パンクハザードではシーザーの人体実験のために子供達を……。
「ウプッ……!」
考えただけで吐き気がする。ああ、何故今になって一丁前に罪の意識を感じているのだろうか。
…………いいえ違う。考えない様にしていただけだ。全ては若様のため、そう思わなければやっていけなかったから。
それに他にも悪事に手を出してきた私にそんな資格なんて……。
そう、思っていた時に私の目の前に一輪の花びらが降ってきた。
「花びら?何故こんな所に……」
いったいどこから入り込んできたのだろう。
「これは……あっ──」
その瞬間、私はドレスローザに来る少し前の事を思い出した。
時は今朝まで遡る。ドレスローザに着く前に私はニコ・ロビンに女部屋へと招かれた。いったい何をされるのか分からず彼女の様子をうかがっていた。
「そう身構えないで頂戴。別に取って食べようだなんて思っていないわ。勿論、物理的にもね」
「ヒッ」
彼女は笑っている筈なのに何故か恐怖心が更に上がる。何なのこの女恐いわ……。
「そう怯えないで、私はただあなたに興味があったの」
「私に……何故かしら?」
「そうねェ。どことなく、私と似ていたから……かしらね」
「私が……あなたに?」
思わず聞き返してしまう。想定内の反応だったのかニコ・ロビンは話を進める。
「ええ、実は私昔は仲間達と敵対してたの。"アラバスタ"という国の乗っ取りをかけて。だから、あなたを見ていると昔の自分を思い出しちゃうわ」
そんな過去があったのか。確かにこの一味を調べている内にこの女だけは幾ら調べても形跡は見つからずいつの間にか一味に在籍していた。成程、"アラバスタ"ということはこの女は以前まではクロコダイルと組んでいた訳ね。
若様と同じ、七武海に。
「それにしても、彼のあの力を見て納得したわ。当時、私が秘密にしていた素性を全て知っていた理由に。大方、私が寝ている間におでこを……したんでしょうねっ」
ここへ来てギンッ!とまた視線が鋭くなる。その目は恐いからやめてほしい……。
「でも、だからかしら。恐らくアルガもあなたと私が重なって見えてから今も庇うような素振りをしてるみたいね」
「何で、庇うのよ。私はあなた達の敵なのよ」
「さあ、あなたを完全な悪者と思えなかったんじゃないかしら。だって、あなた私がさっき子供の事を話したら顔を暗くしたから」
「え……」
私が……暗い顔をしてたですって?
「どうやら自覚がなかったようね。まあ、そんなあなただから彼は動いたのかも」
「そんなまさか……彼に私の何が分かるって言うのよ。それも先日会ったばかりの人相手に」
「さあ?でも、不思議とアルガなら分かってるんじゃないかって思ってしまう。彼はそういう人だから」
よほどアイツの事を信頼しているのだろう。無意識なのかアイツを語る時の彼女は優しい笑顔になっていた。
「話を戻すけど、さっきのそんなあなたの顔を見てふと気になったことがあるの。あなたに"夢"はある?」
「"夢"……?」
「ええ、したくもない事をやらされているあなたにはそれを耐えるだけの目的があるのかと思って」
彼女の問いかけに私は迷いなく即答する。
「目的、そんなもの決まってる……若様よ。私にとって若様は全て。彼の為なら命なんて要らない。若様の役に立つことだけが……私の
「
私の解答に納得がいかなかったのか少し考えた後続けて質問をした。
「それじゃ、もうひとつ聞くけれどあなたはやりたい事はあるの?」
「やりたい事?だから私は若様の……」
返答しかけると彼女はそれを遮り首を横に振った。
「それは
「っ!わ、私は……」
「私も昔"アラバスタ"という国を乗っ取ろうと裏工作したり色々ヒドイ事をしちゃったわ。でも、それは私にどうしても叶えたい"夢"があったから。そして、それは今も持ち続けている。夢は欲と同じ、必ず持っているものよ」
「ウゥ……わ、私がやりたい事……は───」
少し戸惑いつつも小さく呟くように応えると……彼女は笑った。
「フフ……とてもいい"夢"じゃない」
「ハア?バカにしてる?私自身こんなこと許されないって分かっているわよ」
「別にいいじゃない。私達は海賊よ?迷惑をかけたから夢を諦めるなんて人……少なくともウチにはいないわ」
「それに」と付け加えるように彼女は自分や仲間達の諸行を説明する。
「それを言うなら私なんて国家転覆を目論むどころか世界を滅ぼす兵器の情報を持ってるわ。後、ルフィはインペルダウンで凶悪犯を大量解放いてるし、アルガなんて天竜人をブッ飛ばしてるわね」
「…………」
何も言えなくなった。改めて考えるとあなた達ってホントにイカれた集まりよね。
「これで理解したかしら?まあ、気持ちの整理は時間がかかるものね。とりあえず、ドレスローザに着くまでの間よかったら一緒に本でも読まない?あなた本は好き?」
「え、ええ……パンクハザードでヒマな時はよく読んでたわ。最近は『幸せの黒い鳥』とか読んでる」
「っ!あなたも知ってるの?私もあれ好きよ。名作よね。罪を犯した子鳥が成長するに連れ自身と向き合い幸せに向かって羽ばたく物語。最後なんてつい泣いてしまったわ」
「ちょっと待ってネタバレしないで私まだ最後まで読んでない」
「それじゃちょうど本もあるし一緒に読みましょう」
「一応私達敵同士の筈だけど……まあ、いいわ」
そうして、本を通じて本来敵であるニコ・ロビンと一緒にドレスローザに着くまでの間一緒に読書を楽しむのだった。
そして現在、翼に乗る花びらを見て私は肩を震わせる。
『別にいいじゃない。私達は海賊よ?迷惑をかけたから夢を諦めるなんて人……少なくともウチにはいないわ』
ホントにいいのだろうか?私が"夢"を見ても……。
『どんな些細な事でもいい。自分のしたい事をこれから見つけていこうよ』
『ひとりが不安なら俺も一緒に探すよ。モネさんの生きる理由を。生きる理由がないとか死んだ方がいいとか決めるのは……それを探してからでも遅くない』
彼の言葉を思い出す。ヒドイ男ね……。あんな笑顔で言われちゃったらもう───
「もう、"夢"を叶えたいって気持ちが止められないじゃない……!」
『40話後 モネとデート』
ドフラミンゴを打ち倒しホントの平和を取り戻したドレスローザは翌日から復興作業に勤しんでいた。
現在、殆どの国民が仕事を中断し復興にあたっているが、漁業や飲食店などライフラインで欠かせない所は今も営業している。
なので、俺とモネさんは2人で先日訪れた海鮮レストランへと来ていた。
…………???(宇宙猫状態)
「貴方の言ってた通りここの料理すごく美味しいわ。昨日食べなかったのが勿体ないと思えるぐらい……あら、どうしたの?」
レストランへで美味しく食事を楽しんでいたモネさんは未だソワソワしている俺を見て不思議に思ったのかそう微笑みかけてくる。
「いやー、まさモネさんとこうして食事する事になるとは思わなかったから」
「フフ、貴方から誘ったんじゃない。戦いが終わったら一緒に食べに行かないかって」
「いやまあ、確かに言ったけど!そうだけどォ……」
あの時のモネさんを放っておけなくてあんなこと言っちゃったけど……今更思い返すと完全にデートのお誘いじゃねェかこれ!?
うっわ、そう考えるとめっちゃ緊張してきた。改めて推しと一緒にいるこの状況……心臓に悪すぎる!!!
何とか話題を出して気を紛らわさねば……!
「そういえば、シュガーはどうしたの?ひとりにさせて大丈夫?」
「ええ、シュガーは用事があるとかで少し出掛けているわ。でも、変装もしていたから安心して。後で合流する予定だし。それまでは……貴方との時間を楽しむとするわ♪」
「…………」
…………ハッ!いかん一瞬意識を飛んでいた!てか何この人!?俺を惑わして何か企んでる?あーもう可愛すぎかよ!!
落ち着け俺、心を静めろ。俺の心はカームベルト。そう、カームベルトの海ように穏やかで静かな心を……。
「よかったら私の料理も食べてみる?美味しいわよ。ほらアーン」
「アピャアァ!!?」
俺の心のカームベルトは海面に潜む海王類が浮上し荒れ狂ってしまった。
モネさんがアーン!?アーンって事はつまり……アーンって事だよな!?(IQ3)
「スッ……フゥ~~……」
このままでダメだと思い一旦深呼吸して頭をリセットした俺はずっと気になっていた事を聞いてみた。
「……あー、気になっていたんだけど……その姿……」
気になっていたのはモネさんの姿。
そう、変装もせず今もこうして普通に町中で食事できているのはモネさんが
今日初めて見た時は何事かと驚いた。
「ええ、実は貴方と別れてからローにお願いしてね。また人間の姿に戻してもらったのよ」
「何でまた。あの姿も素敵だったけど」
「ン"ン"ッ!」
その時モネさんの動きが止まる。少し恨めしそうに俺を見つつも理由を教えてくれた。
「ホントにこの人は……。まあ、理由は色々あるけどそうね……一番はもう必要ないと思ったからかしら」
「必要ない?」
「ええ、私は昔から自由に羽ばたく鳥に憧れていた。だからローの人体実験で鳥に変えてもらったけれど……もう、私にあの翼は要らないから」
そう囁くモネさんはどこか楽しそうな顔をしていた。彼女がそう言うのならもう気にするのはやめよう。
「それに、あの姿のままじゃこうして貴方と一緒に出歩く事ができないじゃない?」
「~~ッ!!そ、そそそっかそっか~!それじゃそろそろ俺もいただくとしますか!いただきま~す!!」
「そうね、それじゃはいアーン」
「……モネさんひょっとして楽しんでない?」
「フフ、さて……何の事かしら♪」
間違いない、この人俺の反応を見て楽しんでやがる!ワザと狙ってたのか……!おのれこの魔性な女め!!そんなところも素敵だよ!!!(情緒不安定)
こうして、モネさんの悪ふざけに振り回されドキドキしながらも何だかんだで食事を楽しむ俺達だった。
レストランの壁に
「ずいぶん楽しそうねあの2人……。アナタもそう思わない?妹ちゃん」ゴゴゴ…
「ええ、ホントに……」ゴゴゴ…
食事を終えレストランへを後にした私達は他のところも回る。途中、
そんな感じで町中を歩いている間も面白半分でアルガをからかい遊んでいた。
彼は何故か初対面の時点で私に好感を持っており、私がする事一つ一つに面白い程リアクションをしてくれてつい楽しんでしまうのよね。
ウブな反応が可愛い。あまりこう言った経験がないのでしょうね。仕方がない、なら今日はお姉さんである私がリードしてあげるとしましょう。(異性との交際経験無し)
そう、思っていたのだけど……。
「ここら辺は細かい瓦礫が散らばってるから足元に気をつけて。ホラ、手を繋げば安心だよ」
「あら、紳士ね。ありがとう」
「脚手術したばかりならまだ歩くの慣れてないんじゃない?食べたばかりで歩き続けるもよくないしそこのベンチで休憩しよう」
「ええ、ありがとう」
「この島は日差しが強いから日傘持ってきたよホラ入って」
「え、ええ……ありがとう」
「さっき、そこのお店でかき氷買ったから一緒に食べよ。はい抹茶ミルクかき氷」
「……あ、ありがとう」
…………あらァー??何か思っていたのと違うわね……。最初はあんなに初々しかった彼が急に女性の扱いに慣れた歳上の男性のように私をエスコートしてくれている。
いや、何この温度差?ギャップあり過ぎじゃないこの子!?と言うより何で当たり前のように私の好物知ってるのよ!?一度も話したことないわよ!??
こんな感じで彼の気遣い翻弄されつつ楽しい時間が過ぎていった。そして、最後に妹のシュガーとの落ち合う予定の合流地点へと向かった。
今日は楽しかったと話し合っていると奥から何やら禍々しい気配を感じた。
ゴゴゴゴゴゴゴ……
そこには先に着いて待ってていた無表情のシュガーと……すぐ隣に笑顔なのにすごいプレッシャーを放つロビンがいた。
「フフフ、待っていたわ」
何とも言えない迫力に思わずたじろいでしまう。
「あれ?ロビンも一緒だったの?」
「ええ、少しこの姉妹に用があってね。そう言う訳だから、アルガには悪いけど2人を借りるわ」
「まあ、元々ここで解散する予定だったからいいけど。それじゃモネさん今日はありがとまたね」
そう言い彼は首を傾げつつもどこかへ去っていった。それを見届けた後、ロビンは私の方を見る。
「それで、今日のお出かけはどう?楽しかった?」
「え、ええ……」
「そう、フフ……フフフフフ」
ひょっとしてどこかで見ていたのかしら……笑顔が逆に恐い。そして、シュガーも終始真顔で少し恐いわ。
そういえば、ロビンってアルガの話になると性格が少し変わるのよね。初めて女部屋へ連れてきたあの時もギラついた目をしいて恐かったわ……。
そして、今の彼女の目はその時と同様……いやそれ以上の気迫。私の本能が危険信号を鳴らしている。このままではマズイと。
何かロビンの機嫌を直す方法は……考えるのよ。何かある筈!
捻り出せ。己の知恵と記憶を……!何か打開策は……そういえば、今日は
「そうそう、ちょうど貴女に渡したいものがあったの」
「フフ、何かしら?言っておくけれど珍しい本の一冊二冊程度では今の私は───」
「アルガのビブルカード作ったのだけどよかったらいる?」
「今日から私達は親友よ。これからも仲良くしましょう」
こうして、私はロビンと親友になった。その後、シュガーの機嫌も取りつつ3人で楽しく本の話で盛り上がるのだった。
『42話後 親の話』
"ビッグ・マム"が統治する島「
「それにしてもサンジ君が結婚ね~。想像できないわ」
「ですね~、サンジさん気が多いですから」
特に問題なく航海が続きヒマになったナミがふとこんな話を切り出した。ブルックも便乗する形で会話が広がる。
「ですが、ヴィンスモーク家……噂は聞いたことがありましたがまさかサンジさんのご家族だったとは」
「本人は断固否定してたけどね。まあ、気持ちは分からんでもない」
「あら、どうして?」
俺の言葉にモネさんが反応し尋ねてくる。皆も聞きたそうにしてたので答える。
「クズ親の元に産まれると関係を否定したくなるからね。俺も前世はロクな親じゃなかったからなァ」
皆にはすでに俺の食べた悪魔の実について話しているのでこうして普通に前世の事も話せるようになっている。
何だが前より気が楽になった感じがするな。
そんな事を考えているとモネさんが申し訳なさそうな顔になる。
「話しずらい事を聞いたのならごめんなさい」
「ああ、別に気にしなくていいよ。今は最高の親の子になれたから」
「そういえば、聞いたことなかったわね。お祖父さんならウォーターセブンで会った事あるけど……アルガの親かァー、気になる!」
俺の両親についてナミが興味を持ったようで食い気味に聞いてくる。
「そうだなー、父さんはいつも笑顔でニカッと笑う人で母さんは本を書くのが好きとか──ひゃんっ」
俺が説明していると突然後ろからガブリと耳をかじられてしまい変な声をあげてその場にへたり込む。犯人が誰なのかはすぐ分かり振り返えるとソイツはにこやかな顔で挨拶してきた。
「アルガ~!おっはよォ~!」
「キャロットォ!俺にはその挨拶しないでって言ってるだろ!力が抜けるんだあひん!」
すぐに立ち上がりキャロットに注意しようとしたら今度はナミがフゥーと耳に息を吹きかけた。案の定情けない声をあげ再び倒れてしまうと頭上でナミがニタ~と笑っていた。
「ホントにアンタ耳弱いのねェ~。ロビンから聞いてた通り」
「あらら~、アルガさんにそんな弱点が」
「あら初耳。可愛いわねェ」
ナミがいたずらっ子みたいな悪い顔でそういい周りもニヤニヤしだす。
以前、ウォーターセブンで宴をしていた時にロビンが俺の耳が弱い事を知ったのを思い出す。2年前の事なのでひょっとすると既に他の人にも伝わっている可能性も……。
ロビーーーンッ!!俺の知らぬ所で人の弱い部分を暴露しないでェ!!
心の中で叫んでいるとベッジの船からサンジがやって来た。
「お~~い、メシ作りに来たぞ……ってアルガの奴どうしたんだ?」
「気にしないでサンジ君。ささ、食事にしましょ!」
「は~~い!ナミすわん♡」
倒れている仲間を放置とか鬼かコイツら……?
内心唸っているとペドロが小さくタメ息を吐く。
「ゆガラら、もう少し緊張感を持ったらどうだ?後数日もすれば"ビッグ・マム"のナワバリなんだぞ」
「ししし!まあ、何とかなるだろ。それよりサンジ~!メシ~!」
「わ~い!私ニンジン料理がいい~!」
「呑気な……ってお前もかキャロット!!」
これから敵地へ乗り込む者達の雰囲気ではなく再びタメ息を吐くペドロ。
「まあまあ、ウチはいつもこんなんだよ。いざって時はちゃんとするから安心して」
「アルガ……まだ倒れているのか?」
「腰抜けた」
しょうがないじゃん2連続で襲われたんだから。にしても……。
俺はサンジを見て不思議な感覚を覚える。
原作じゃサンジを奪還するために出航したのにその本人が今は目の前にいるって何か不思議な感じだなー。
このまま順調にいってくれれば原作よりもスムーズに事が終わるのでは?勿論、不足な事態も起き得るだろうし細心の注意を払うつもりではあるが。
「全く、ほら手を貸せ連れてってやる」
「アザッス」
ペドロが手を取り起き上げてくれる。そしてそのままダイニングへと連れてってくれた。
改めて、ペドロは優しいなと思い……。
「もしもの時は助けるからな」
「それはおれのセリフだ。恩人であるゆガラらの恩返しの為にここにいるんだ。だから……もしもの時はおれが助ける」
「言ってくれるねェ~」
お互いにニッと笑い合いつつダイニングへと向かう。そして、俺は改めてペドロを絶対の死なせないようにしようと固く心に決めたのだった。
そして、時は流れこの会話から数日後「
「フザけんな……ッ!!!俺の親が……あんなクズがいい親なワケねぇだろうがぁあっ!!!!」
『最終話後 モネの夢』
ルフィとゾロが目を覚ましワノ国総出で大規模な宴を開いた翌日、城内を歩いていた私は向かいからアルガとヤマトがやって来るのが見えた。
「あ、君は確かルフィ達と一緒にいた……モネだっけ?おはよう!」
「ええ、おはようヤマト」
「そういやモネってルフィの仲間なんだよね?手配書はないの?」
あら、そういえばいつも彼らと一緒にいたからそう思うのも当然よね。
そう思い私は彼女に分かりやすく簡潔に説明する。
「んー、何から話せばいいかしら。実は最近まで別の海賊団にいたのだけど訳あってそこを抜けて妹と一緒にこの船に乗せてもらっていたの」
「あー!そうだったんだね!でも、船に乗ってるんだよね?それは仲間ってワケじゃないの?」
「そういう事になるわね」
船に乗る=仲間になる。そんな安直な考えを持っていたヤマトに私は微笑み返す。でも、ここでアルガが個人的な意見を述べる。
「俺も個人的には仲間になって欲しいんですけどねー。彼女にはやりたい事がありまして」
「やりたい事?」
「はい」
やりたい事、それはドレスローザで話した
あの時は本当に嬉しかった。だけど、だからこそこれを言うには勇気が必要だった。
私は決意を固めアルガに告白する。
「アルガ、その件なんだけど……決めたわ」
「え、決めたってひょっとして……」
私の言いたいことを察したのか少し寂し気な顔になる。でも、ごめんなさい。これはもう決めたことだから……。
「私、
ここでお別れを決意した。
話は少し遡る。あのワノ国天上決戦を終えた翌日からモモの助君はワノ国を変えようと奮闘していた。そのお手伝いも兼ねて私は寺子屋で先生をしていた。
「はーい、それでは今から授業を始めるわ。いいわね皆」
『はーい!』
教室内に元気のいい子供達の声が響く。
ここにいた先生は元々百獣海賊団の船員だったが戦後、海賊団は壊滅してしまいその姿はぱったりなくなった。それにより寺子屋に人員が不足してしまったのだ。
聞けば、そこでは幼い子供達におでんが如何に愚将でオロチが如何に素晴らしい将軍なのかを刷り込んでいた。要するに洗脳だ。
それを聞いた当初は胸を痛めた。子供達に何て非道な事をしていたのかと。
そして───以前同じ事をしていた私もなんて非道な人だったのかと。
子供達に罪悪感はあれどあの時は若様……いえ、ドフラミンゴの為ならと自身の感情を押し殺し任務を遂行していた。
そんな最低な人間が今こうして寺子屋で先生をやっている。なんと滑稽な事か……。
それでも、私はここで先生をすることを希望した。何故なら、それこそが私のやりたい事───私の"夢"だったからだ。
私の"夢"……それは子供の先生となること。だけど、ここで先生をするのにはもう一つ理由があった。
この寺子屋には以前いた子供達の他にえびす町やお金が無く勉学を学べなかった子達もいた。
えびす町にはスマイルで長年苦しんできた子供達が大勢いた。今はチョッパーの薬で笑いの副作用は消えたがその苦しみの過去が消えた訳では無い。
スマイルの製造には私も関与している。つまり、私がここで先生をしているのは一種の罪滅ぼしだ。こんな事で償い切れるなんて思ってはいないけれど……何もしないなんて私には出来なかった。
だから私は先生になる事を志願した。誰にも隔てなく笑顔になれる国にする為にモモの助君が考案したこの件に。
最初はそう思い始めた先生だが、続けている内に子供達と仲を深めていき……。
「モネせんせー!おはよー!」
「せんせー!ここおしえてー!」
「ありがとーせんせー!」
「またねーモネせんせー!」
子供達の明るい笑顔を見る度に心が洗われるようだった。そこで改めて私は子供達と接するのが好きなんだと理解する。
罪滅ぼしとして始めたが今ではかけがえのない一時となっていた。しかし、日が経つに連れ、彼らとはお別れしないといけないと思うと切ない気持ちが大きくなって行った。
それから時間は戻り現在、アルガにここに滞在する意を告げた夜……私は城の屋根の上から夜空を眺めていた。
いよいよアルガ達がワノ国を発つ日が訪れる。こうして彼らの顔を見るのも暫くはできないだろう。
「どうしたいのかしら、私は……」
「よおモネ今朝ぶり」
「キャッ!?アルガッ!?」
アルガが下からヒョコッと顔を出し屋根に上がってくるのを見て驚いてしまう。誰もいないと思ってたから思わず声が出てしまった。
「どうしてこんな屋根の上に?」
「昼寝したせいか鬼姫様がまだ元気なままで城中徘徊してて探してたんだよ。いつもならここに居るんだけど……。そういうモネは?」
「私は……」
答えづらくなってしまい口籠ってしまう。それを察してかアルガの方から話しかけてきた。
「そんな顔してどうかした?何かやな事でもあった?」
「そう言うわけじゃないんだけど。ちょっとね……」
いや、折角ならここで話した方がいいのかもしれない。明日にはもう彼はいないのだから。
最後のチャンスと思いますひと息ついたところで重い口を動かした。
「今朝はああ言ったけど、実はまだ少し迷ってるの。ここで子供達の先生をするか、あなた達と冒険を続けるか」
「そうだったんだ。そんなに俺達と居るのが楽しかったんだと思うと嬉しいな」
「ええ、いつの間にかあの船が私にとって新たな居場所になっていたわ。だから、離れてしまうのだと思うと寂しくなってきちゃうの。情けないわよね……」
「なるほどね」
苦笑し俯く私を見てアルガは少し考えた後にこう尋ねてきた。
「モネの夢は子供の先生だったよね。二つ確認するよ。まず一つ目は、その夢に対しての気持ちはまだ消えてないよね?」
「ええ、勿論。むしろここで寺子屋の教師を始めてからはその気持ちが強くなったわ」
「そっか、それじゃ二つ目……俺達一味といてどう思った?」
「いつも楽しげで自由に生きてる、とかかしら」
質問の意図がイマイチ分からないが素直な感想を伝える。するとアルガはうんうんと頷いた。
「うんうん、そうだね。それじゃ俺から言わせて貰うよ」
今の二つを聞いてアルガは真面目な顔になり正面から向かい合う形で自身の伝えたいことを告げた。
「俺達は自由に生きちゃいるけど、半端には生きていない」
「半端……?」
「そう、俺達は全員やりたい事を決めたら途中じゃ投げ出さない。全力でやるんだ」
言われて気付く。確かにいつもおちゃらけてはいるがそれぞれ夢を持っておりそれに対してどこまでも真剣に取り組んでいる。
「だからモネも目の前に掴める夢があるのなら絶対に逃すな」
思い返しても、ゾロは世界一の剣豪になる為日々鍛錬を行い、ナミは世界地図を描くため日々島の地図を描いていた。他の皆も自身の夢にだけは一切妥協をしていない。ルフィだってそう、いつも全力だった。
「途中で投げ出さず、全力……ね」
そう呟くとまるで魔法の様に私の心が燃え上がるような気がした。
「ありがとう。お陰で気持ちを固めたわ」
「どういたしまして」
そういい彼はニカッと笑う。その笑顔も今後見れなくなると言うのに、寂しさよりも今はそれ以上に感謝の気持ちでいっぱいだった。
「短い間だったけど、あなたと冒険できて楽しかったわ」
「俺も、最初こそあんな出会い方だったけど何だかんだでスゲー楽しかったよ」
「またいつか会いましょう」
「うん、必ずね」
お互い笑い合うと彼は思い出したように懐から一枚の紙切れを取り出した。
「そうそう、モネにもこれを渡そうと思ってたんだよ。はいこれ」
「っ!?これは、ビブルカード!」
「うん、確かモネも俺の持ってたんだろ?前のはなくなったからこれをあげるよ。受け取ってくれる?」
「当たり前じゃない」
「よかった!」
そういい再び私達は笑い合った。ドレスローザで初めて夢を話したあの日の夜の様に。
翌日、いよいよアルガ達の船が出航する。
既に針路も決まりモモの助君と錦えもんが海岸でルフィから旗を貰い別れの言葉も済ませている。後は、見送るだけ。
そして、ヤマトを見送るためにエースとイスカも来ていた。まあ、その後ルフィ達にも挨拶していたけど。
「そんじゃ、行くぞ野郎共!!!」
準備も終えルフィがそう呼びかけるとスゥーと空気を吸い込み元気よく号令をかけた。
「出航だァ〜〜〜〜!!!!」
船を出すとその時アルガと目が合った。そして、お互いに微笑み手を振った。声が届かない距離ではないが交わしたい言葉はもう昨晩の内に済ませてある。
だから、私は何も話さず彼が安心して行けるよう笑顔で見送るのだった。
彼らの船が見えなくなるまで見送った後、隣にいたシュガーが私を少し心配そうに見つめてきた。
「本当に良かったのお姉ちゃん?一緒に行かなくて。お姉ちゃんアイツの事……」
「そうね、少し寂しいけれど……半端は絶対嫌だから」
「半端……?」
妹が聞き返すとええ、と私は頷いた。
「彼らはそれぞれ自分の夢に向かって全力で追いかけている。それなのに私だけただ寂しいからって理由であの船に残っても意味がないの。私も、やるからには全力でやらないと顔向け出来ないじゃない」
もう、私は迷わない。彼らの様に私もやりたい事を全力でやると決めたのだから。
「それに、言うほど寂しくなんてないわよ?だって、私には可愛い妹がいるんだから」
「も、もうお姉ちゃんったら!」
私の予想外の返答にシュガーは顔を赤らめて恥ずかしさを誤魔化すように怒り出す。普段も可愛いけれどテレてる姿は更に可愛い。全く、褒め言葉に弱いんだから。
「それじゃ、帰りましょう」
「うん」
そうして、私は妹の手を取り話し合いながら笑い合い戻って行く。もう片方の手で彼のビブルカードを握りしめて。
アルガ、いってらっしゃい。
余談だが、共にワノ国にエースが滞在した事でフーズ・フーの暗躍やうるティとページワンとの間で色々ごたついた出来事が起きるも無事解決し思いの外仲良くやっていくのはまた別のお話。