あなたにもう一度毛布をかけるため   作:もしも=ロマンの可能性だよねッ!

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どうも皆さんもしロマです!
いよいよやってきましたアルガの戦い最終章!
ワノ国編は長いですし何より私自身じっくり書きたいのでこのお話はこれまで以上に話数を増やす予定です。
最後まで戦い抜く彼の姿をご覧ください。
それでは続きをどうぞ!( ´ ▽ ` )つ


48話 決戦前の2週間 上

 これは、俺がまだ百獣海賊団にいた頃の話。

 

 前世の記憶が蘇り「俺」という本来いるハズのない存在はどう生きていけばいいのか最初はハッキリと決めていなかった。

 

 とりあえず、百獣海賊団にはいたくない。なら、いずれ訪れる麦わらの一味に好印象を持ってもらうためにヤマトとは良好的な関係を築いて行こう。

 

 そんな、ぼんやりとした考えで俺はヤマトに接触した。そう、自分可愛さに打算的に、保守的に、利己的に、自己中心的に、己の利を優先した。

 

 勿論、そんな下心をヤマトに見せないように徹底していた。彼女との関係を保つことが今俺にできる防衛手段だったから。

 

 しかし、そんな利しか見ていない関係は他にもっといい利を前にしたら崩れる訳で……。

 

 

「俺をここから逃がしてくれないか?」

 

 

 ワノ国にモリアがやって来たのを見て「コレだ!」と思ってしまった。20年以上もここでルフィが来るのを待つよりもコイツらに着いて行き頃合いを見て見切りをつけば俺は晴れて自由の身。

 

 わざわざヤマトのご機嫌を取ってこの島で待つ必要も無くなる。

 

 今の俺からすればホント、嗤えてしまう。コミックの世界とは言えここは海賊の世界。そんな甘い見通しなんて、簡単に崩れ去ってしまうと言うのに……。

 

 ワノ国を出ようとし最後の最後で裏切られてしまった俺はモリアに深手を負わされてしまう。結局、俺はここから抜け出す事は叶わなかった。

 

 息も絶え絶えに地を這い拠点へと戻るもその道半ばでもう疲れたなと自暴自棄になり全部どうでもよくなったなと目を閉じたその時───声が聞こえた。

 

 

「大丈夫?イタくない?」

「……ァ?」

 

 

 少女の声が聞こえると頬に温もりを感じる。

 

 目を開き顔を上げるとそこにはヤマトがいた。血だらけの顔に恐る恐る手を伸ばし心配そうに頬に触れていた。

 

 何でコイツがここにいたのか色々思う事はあったんだろうが、この時はただこの子の触れる手が……暖かい。それしか考えられなかった。

 

 その後、不器用に俺を手当てし安静にしているとふと疑問をこぼしてしまった。

 

「何で、助けたんですか……?」

「んーとね」

 

 少し意地の悪い質問だったのかもしれない。そんなもの、いつも孤独なヤマト自身が寂しいからなんて容易に想像できることなのに。

 

 しかし、ヤマトがてくてくと近づくと少し哀しげな顔でこう応えた。

 

 

「おじさんが、さびしそうなカオしてたから」

「───ッ!!」

 

 

 この時、俺は……。

 

「えっ!?おじさんどうしたの!まだどこかイタいの!?」

 

 理由は分からない。だが、俺の目から涙が流れていた。

 

 それ以降、俺はヤマト……いや、()()()をこれまで以上に構うようになった。自分でもよく分からないが、この子の傍に居てやりたい。そう思うようになった。

 

「おじさーん!おなかすいたー!」

「ではこの前の川へ行きましょう。いい鮭が穫れますよ」

 

「おじさーん!ぼくつよくなりたい!いっしょにとっくんしよー!」

「いやいや、力なら私より強いじゃないですか。ですが、そうですねェ。最近やっと覇気を金棒に纏えるようになりましたし復習も兼ねて金棒の振り方から教えましょう」

 

「おじさーん!きょう父さんにあってイジメられたァ〜!もうやだァ〜!……おじさん?」

「鬼姫様、人生のリセットボタンってどこにあるんでしょうね?」

「そんなのぼくの方が欲しいよ」

 

 鬼姫様との時間は心地よかった。だからこの人に何かあった時は俺が支えてあげたい。いつの間にかそう思うようになった。

 

 麦わらの一味がやってくるその日まで……。

 

 だが、それは叶わなかった。

 

 俺が誰に転生したのか分かったあの日、鬼姫様に毛布をかけた時に覚悟を決めた。そして、その翌日カイドウ様に直接呼び出され鬼姫様の居場所を聞かれた。

 

「これまで息子のお目付け役ご苦労だった。だがもう十分だ。これ以上おでんと自称するヤマトにはおれ直々に躾けることにした」

「…………」

「お前がヤマトに食料を渡したのは報告を受けている。だが、そんなお前にチャンスをやるってんだ。さァ、教えろ。アイツは今、どこに居る?」

 

 とんでもない威圧感に俺は内心ビビり上がってしまうが───

 

『おじさーん!』

 

「だ……」

「ん?」

 

 鬼姫様の声を思い出すと、自然と震えは止まっていた。

 

 

「誰が言うかよバーカ。聞きたきゃ力づくで聞き出しな。この牛ゴリラァ!!!」

 

 

 この時、俺は思い出した。以前も今みたいに震えていた俺に勇気をくれたことを───

 

 

 

 

 チュンチュンと小鳥のさえずりが聞こえ重いまぶたを開く。

 

「んあ?ふあ〜っ。またか、最近よく見るなこの夢……」

 

 目を覚ますと欠伸をし布団から起き上がり周囲を見渡す。そこはサニー号の男部屋ではなく木造平屋の一室だった。

 

「さてと、今日も働きますか!」

 

 俺は平屋を出ると朝日を見上げながらこれまでの事を思い返していた。

 

 「万国」を出た俺達は数日かけてワノ国へとたどり着いた。そこでルフィだけ行方不明になるが錦えもんと連絡が取れ一先ず案内された場所へと向かった。

 

 場所は「九里」のおでん城跡。そこへ着くとタイミングよくルフィとも合流でき錦えもんから今の状況と錦えもん達の事情を全て聞かされる。

 

 打倒オロチとカイドウを志し仲間達が散り散りで同胞を集めていること。錦えもん達が20年前にやって来たこと。

 

 決戦は2週間後の深夜。それまでにやるべき事を済ませようと作戦を聞いていると空から暗雲が立ち込めカイドウが現れる。ルフィは無鉄砲に突撃し返り討ちにあうとそのまま連れて行かれてしまう。

 

 最初こそ皆は驚いたがルフィなら何とかするだろうと気持ちを切り替え今日まで地道に同志を募っていた。

 

 各々が違うやり方で味方を増やす中、俺も自分なりのやり方で情報収集と反乱の意志を持つ者達に錦えもんが用意した暗号の絵を渡していた。

 

「にしても連日であの時の事が夢に出てくるのはいいけど、目を覚ます時が必ずカイドウにボコられた後ってのが縁起悪過ぎる……」

 

 前世の死因であるカイドウとの決戦が近いせいでナイーブになっているのかそれとも……。

 

「やっぱお前が原因ってワケじゃないよな?」

 

 そう呟き部屋に立てかけている刀を見る。その刀は以前まで俺が使用していた刀ではなく、この島に来て半ば無理やり受け取ってしまった物。

 

 妖刀と謳われし刀。大業物21工の内の一本"()()()()()"である。

 

 ………………うん、ホントに何で???

 

 いや、経緯は分かってるよ当事者だもん。各々別行動に移ろうとした時、ルフィが持っていたハズのコレが何故か俺の傍らにあったんだよ。

 

 その後も気がつけば足元に置かれてて一種のホラーを感じたわ。なので俺は持ち主である光月スキヤキ改め天狗山飛徹に渡そうとしたが……。

 

 

『……ほう、おヌシ中々酔狂な人生を歩んで来たと見える。よもやこの刀が使い手を選ぶとは』

『は?』

『確かにこの刀はワシのだが刀の意思を尊重するのもまた刀鍛冶の仕事である』

『は?』

『刀は実直。おヌシさえよければこの刀を受け取ってはくれんか?』

『は?』

「いつまで聞こえぬフリをする気だ!言っとくが鬼徹は既におヌシを気に入っておるからな!」

『ハア?』

『つぶらな瞳で言うのもヤメロ!?何故か無性に腹立つ!?』

 

 

 そんな感じで押しつけ……頂いた物だ。

 

 いやね、実は言うとサニー号でビッグ・マムとの戦闘の時に無理しすぎたせいかナマクラの方の刀がダメになってて新しい刀が欲しいなとは思ってたのよ。

 

 でも、だからって妖刀はどうなのよ?

 

 扱いきれない名刀を人は妖刀と呼ぶってのは聞いたことあるけど……。

 

「コレ受け取ってから悪夢しか見ないってどうなのよ……。ハア、お陰で目覚めが悪ィや」

 

 俺はひとりで愚痴を溢しながら洗面所で顔を洗い眠気を飛ばすと今日もしっかりと仕事へ出向くのだった。

 

 

 

 日は登り昼時前。俺は店を構え働いていた。

 

「お客さん、今日も凝ってますねェ〜。力加減はよろしいですか?」

「アア〜っ、ソコソコ!効くゥ〜♡」

 

 施術台に寝そべるお客の背中を指圧すると心地良い声を漏らす。

 

 俺は現在、都にて自前のマッサージ技術で「癒し処」を開き揉みほぐしをしていた。

 

「お客さん、ここの所よく来ますがそんなにお疲れな仕事なんですかい?」

「へへ、実は近い内にやらないといけない事がありましてね。それに向けて特訓中なんでさァ」

 

 このお客さんの疲労箇所は足腰や腕がパンパンに筋肉が張っている。だが、仕事でできたものにしては少し違和感を覚えた。まるで修行でできた様な。

 

 俺は視線を足の方へ向けると、そこにはある印が彫られていた。

 

 左足に月の印。間違いない、この男も味方だ。

 

「いや〜、気持ちよかったよ!ありがとう♪」

「いえいえ、またのお越しを〜」

 

 確認した後一通り施術を終えお客さんが店を出る際にさり気なく懐に錦えもんの用意した絵を入れた。こんな感じで俺は同志に情報を伝えつつ、そうでない者からはワノ国の情報を集めている。

 

 この仕事は結構身なりの良い人も多く来店する。だからそう言った人から通常では手に入らない細かな情報なども上手いこと聞き出し錦えもん達に送っている。

 

「アル吉の旦那ァ〜。今日も頼むよ〜」

「おっ、いらっしゃい!こちらへどうぞ〜」

 

 接客でお客さんを相手する度に思う。転生前の仕事がこんな形で役に立つとは思わなかったが、個人的にもこの仕事好きだったから楽しいと。

 

 だが、疑問に思う人もいるだろ。いくら技術を持っていてもたった数日でここまで繁盛するなんてと。

 

 勿論、それにも理由がある。

 

「それで旦那ァ。今日もあの娘は居るのかい……?」

「いらっしゃいますよ〜。なにせウチの看板娘ですからねェ〜」

「あら、次のお客さん?いらっしゃい。氷菓子でもどうぞ」

 

 お客さんと話していると店の奥から緑髪に合わせた鮮やかな翡翠柄の着物の女性がカキ氷を持ってやって来た。それ人を見るやいなやお客さんは鼻の下を伸ばす。

 

「おモネちゃんありがと〜♡今日も可愛いねェ〜」

「そ、そんな、可愛いだなんて……///」

「うっひゃ〜!大人の妖艶さから初々しくなるその反応たまんね〜!」

 

 褒め言葉に弱いモネがお客さんの言葉にテレているとお客さんもテンションを上げ目がハートになる。そこへ奥からもうひとりの少女が怒鳴りながら駆け寄ってくる。

 

「ちょっと!お姉ちゃんに色目使わないで頂戴!」

「へへ、悪いね嬢ちゃん。キミのお姉さんが綺麗でつい。しっかし、旦那が羨ましいですなァ。こんな別嬪さんな姉妹を捕まえて」

「捕まえるなんて人聞きが悪い」

 

 そう、俺が繁盛している理由。それは───

 

 看板娘としてモネがいるから!!!!

 

 ……あ、ついでにシュガーも。

 

「何か失礼なこと考えなかった?」

「そのようなことがあろうはずがございません。ほら、ブドウやるから腕輪外そうとしないで」

 

 今までずっと手錠なのが可哀想だったのでワノ国技術を借りてオシャレな海楼石の腕輪を作ってもらったのだ。ポイントなのが手首にいい感じにフィットして外せないようにしている所だ。これでずっと手錠だったシュガーも周りの視線を気にする事はなくなったハズだ。

 

 にしても女の勘ってのはホントに恐ろしいな。

 

 ……とまあ、このようにモネとシュガーの美人姉妹目当てに来る人も多くそのお陰でこうして店が繁盛しているってわけだ。

 

 モネの魅力で繁盛しない理由はないからね。これ常識。ア゙ア゙〜……まさかモネと一緒に店を構える日が来るなんて幸せ過ぎりゅ〜♡俺死んじゃうんじゃないの?あ、もう既に2回死んでましたヨホホホホ。

 

 ルンルン気分で仕事を終えると外は既に夕暮れ。店仕舞いの準備をすると今度は紙を広げて図面を描き始める。

 

「ねえ、それ昨日も夜遅くまで描いていたけど何の図面?」

「ああ、これは俺が覚えている限りの鬼ヶ島の間取り図だよ。今探してる屋敷図みたいな細かい寸法とかはないしそこはフランキーに任せるつもりだけど、元クルーだからこそ知ってる抜け道とかもあるしそれらをまとめてたんだよ」

 

 残念ながら設計図を作成する技術は俺にはない。だけど、大体の構造は覚えている。だからこうして自分なりに間取り図を製作中なのだ。

 

「敵の本拠地ならそれなりに広いでしょう。ひとりで大変じゃないの?あなたちゃんと寝てないでしょう。はいこれ」

「お、ありがと〜」

 

 描き続けていると横からモネが緑茶を置いてくれた。ズズッ…アア〜うまい。

 

「確かにここのところ2時間ぐらいしか寝てないしちょっと眠いかも。まあ、いつも3時間くらいだしそんな変わらないよ」

「2時間!?しかも普段ですら3時間っ!!?……そういえば貴方が寝てる所あまり見たことなかったわ」

「うんうん、だから気にしなくていいよ。モネは先に自分の拠点に戻っていいから」

 

 さてと、昨日頑張ったから間取り図ももうちょいで───

 

「本気で勝つ気なのね。あのカイドウに」

「モネ?」

 

 先程とモネの声色が変わったのが気になり振り返ると神妙な顔で俺を見ていた。

 

「若さ……ドフラミンゴですら諦めていた事を貴方達はやろうとしている。四皇を倒す……口で言うのは簡単だけどそれがどれ程危険な道か」

 

 下を向き表情が見えなくなると両肩を抑え何かを思い出すかの様に身体が震える。

 

「数日前、実際にカイドウ目の当たりにしたあの時から……震えが止まらないの。情けないことにね」

「まあ、火を吐くカイドウとは相性悪いしね」

「ううん、相性どうこうじゃない。もっと根本的に、強さの次元が違い過ぎる。貴方だって聞いたでしょう。あの麦わらがあっという間にやられた事を」

「ああ」

 

 カイドウの”熱息,,で俺達が焼き払われたと思ったルフィは立ち向かいその結果見事に惨敗という結果に終わってしまった。

 

 これまでルフィの強さを見てきたモネからしてもとても信じられなかっただろうな。でも……。

 

()()()()()()

「え?」

「ルフィは確かに圧倒的実力差で敗けた。だけど、話を聞けばカイドウの攻撃を躱して一撃ぶちかましたんだろ?それを食らったカイドウは()()()()()()

「え、ええ……。でも軽傷でその後すぐにやられてしまったけどね」

「ハハッ」

 

 それを聞いた時は思わず笑みをこぼしてしまったっけな。よかった、ちゃんと強くなってんじゃん……って。

 

 俺の笑いに怪訝そうな顔になるモネ。

 

「何よ突然笑い出して」

「予想以上の結果だったからだよ」

「ハア?以上って何よ。敗けたのよ?」

「モネ、俺はね……たとえ一撃で敗けたとしても諦める気はなかったよ」

「えッ!」

「今は勝てないとしてもルフィにはまだ成長の余地がある。次の戦いでキッカケを掴めば……アイツはまだまだ強くなる」

「アルガ……」

 

 安心させようとヘラっと笑顔でモネを見つめる。

 

「それに決戦時には俺も参戦するんだからこの前のようには行かないよ。絶対に勝ってみせる」

「そうね、貴方達を信じるわ」

「おう、それにこの戦いに勝てないとモネの夢も叶えられないしな」

 

 俺の言葉にモネはえっ!と意外そうな顔で驚いた。

 

「憶えてたのね……」

「もちろんっ」

 

 ドレスローザで話してくれたモネの夢。俺としても是非とも見てみたかった。原作ではドフラミンゴが全てだったモネが初めて口にした叶えたい夢。

 

 またひとつ、敗けられない理由ができてしまったな。

 

「あ、そうそう。明日は休業して行きたい場所があるんだけどモネも来る?」

「あらそうなの?どこへ行くのかしら」

「決戦前に少し会いたい奴がいてね。場所は……「鈴後」だよ」

 

 

 

 

 雪原広がる凍えるここは「鈴後」おいはぎの橋。

 

 そこでおれは盗られた刀「秋水」を取り返すべく刀泥棒と交戦していた。背中に幾つもの刀を背負う大男の薙刀を払うも向こうも相当な強者でこれと言った有効打を与えられずにいた。

 

「秋水はワノ国の宝!!貴様如き輩が手にするものではござらん!!!」

「おれには関係ねェ話。秋水は返してもらう!三本ねェと落ち着かねェんだ」

「フン!それがしの買い被りだったか!秋水は黒刀だぞっ!!リューマの歴戦にて()()()刀!!!それを欲する程度の気概なき小僧かと問うたのだ!!」

「っ!?………()()?」

 

 ()()()刀……?どういう事だ。秋水は元から黒刀って訳じゃねェのか?刀泥棒の言葉に引っかかりを覚える。

 

 そういや、気になってた……。

 

「…………。おい、「黒刀」ってのはまさか───」

「キャーーー!!!」

 

 おれの質問を遮るように突然そこへ甲高い女の悲鳴が聞こえてきた。

 

 振り返ると遠くからガキを抱えた女が誰かに追われていた。女は切羽詰まった声でおれに助けを求めるが一緒にいるガキは笑っており状況がいまいち掴めなかった。

 

 しかし、女の腕から血が流れており穏やかではないのは確か。仕方がないので酒とメシを条件に助けることとした。

 

「隙アリィィ!!」

「うおっ!?ちょっ!待てって!!お前とも後でやってやっから!!」

 

 ……のだが、新たに現れた追手の鎌男と交戦するとその隙を狙い的確に刀泥棒が攻撃を仕掛けてくる。こいつマジで隙を狙ってくるのがウザったい。

 

 お陰で反撃に転じづらい。やりづれェなおい。

 

 その上、何だこの鎌男……かなり強ェ!クソ、このままじゃ埒が───

 

「隙アリィ!!!」

「うおっ!?ヤベッ!!?」

「ファファ!!死ねェ!!!」

 

 後ろから刀泥棒が不意打ちを仕掛けてきた。何とかそれを避けるが意識が逸れてしまい鎌男はニィっと笑みを浮かべ大鎌を振り上げた。

 

 しまった!避け切れねェ。仕方ないがこうなりゃ一度攻撃を受けて───

 

「はいストォォォオオオオップゥ!!!」

 

───ガキィィイイイン!!!

 

「「ッ!!?」」

 

 突如割って入ってきた奴が鎌男の一撃を受け止めた。おれも鎌男もまさかの乱入に驚く。

 

 その後、受け止めた人物が分かると再び驚いた。

 

「アルガッ!?」

「久しぶりゾロ!ここにいると思ったよっ」

 

 鎌を弾くと鎌男は警戒するように後ろへと下がった。それを見ておれも体勢を整えアルガに近づく。

 

 思わぬ再会に驚いたが今はそれどころではない。後ろにいる刀泥棒がアルガを見て更に警戒心を剥き出しにする。

 

「おのれ賊の仲間か!!!いくら来ようがあの刀は渡さん!!!全員斬り捨ててくれる!!」

「悪いが俺はここに戦いに来たワケじゃない。モネ!」

「ハァイ、ごめんなさい♡」

「ヌゥッ!?何だ!足が……!!?」

 

 アルガの声にどこからかモネの返事が聞こえると刀泥棒の足元の雪が腰まで埋まり身動きが取れなくなる。そして、おれたちの前に白い着物を来たモネが雪原から現れた。

 

「雪の妖術……キサマ雪女か!!!」

「人を妖怪扱いしないで頂戴。失礼よ」

「そうだぞ!いくら雪女の様に純白の着物に似合う綺麗な白い肌!美しい容姿!吸い込まれてしまいそうな魅了の瞳!まさに妖艶な魅力の女性だけども!!!」

「アルガ……///もうその辺で……///」

 

 懐かしい、いつものアホアルガだ。

 

 だが、まだ気は抜けねェ。もうひとり厄介な奴がいやがる。

 

「ファファファ!何人いようが邪魔立てする奴ァ消して構わんと上のお達し。お前らも一緒に……」

「おいおい俺達知らねェ仲じゃないんだからそ他人行儀みたいな言い方やめろよ。"同じ世代"なんだから仲良くやろうぜ?」

「ファ!?」

「おい待てアルガ。知り合いなのか?っていうか"同じ世代"だと……」

 

 思わぬ言葉に引っかかりを覚えつい聞き返すとアルガは頷く。そして、本当の名を答えた。

 

「ああ、つーかよ。お前はお前でいつまでオロチ何かにいいように扱われてんだ。「最悪の世代」の名が泣くぞ人斬り鎌ぞう……いや、"殺戮武人"キラー」

「ッ!!ファファ……よく、わかったなァ」

「キラー?んー聞いたことがあるような?ないような……?」

「ほらアイツだよ、キッドの所にいた鎌仮面」

「あーアイツか」

 

 名前を言われてもピンとこなかったが特徴を聞いて思い出した。しかしそれはそれで妙だな……。

 

「それで?何でキッドの部下がワノ国の言いなりになってんだ?」

「大方カイドウに敗けてキッドを人質にされてるとかそんな所だろ。カイドウは敵でも強い奴なら仲間にしたがるからな。まだ殺されていないハズだ」

「うるせェよ……」

 

 アルガの推測が当たったのが鎌男……いやキラーは怨めしい目で此方を睨みつける。

 

「ああ、そうさ。おれがこうしているのもキッドが死なねェようにする為……。それにキッドだけじゃねェ!他の仲間も皆捕まっちまった!おれ一人反抗したって……どうしようも……ッ!!」

 

 キラーの現状を聞き納得する。成程な、それでいい様に使われていたと。

 

 敵ながら同情はすれど所詮は他人事。しかもおれ達を狙うってんなら関係ねェ。テメーの不運を恨む事だなと思っているとアルガはキラーに歩み寄り………。

 

「情けねェ〜〜〜〜なァ〜〜〜〜」

 

 呆れ返っていた。

 

「ファファ……ッ!!何だとてめェ!!!」

「いつまでも心折られてんじゃねーよって言ってんだよ」

「何……!」

 

 アルガの言葉にキラーはイラ立ちを隠せずにいる。それでもアルガの口は止まらない。

 

「今のお前を見てキッドや仲間たちはなんて思うだろうな」

「ファファ……黙れ……」

「しかも、その終始笑う喋り方。お前「SMILE」を食べてるだろ」

「黙れッ……」

「尊厳を破壊され死ぬことも許されず仲間達のために恥被って()()()()()。……悔しくねェのかよ」

「黙れェェエエエエッ!!!!」

 

 とうとう堪忍袋の緒が切れたキラーがアルガに襲いかかる。おれが刀を構えるもアルガは無用だと手で制される。

 

 そして、振りかぶった大鎌がアルガの首目掛けて振り下ろされた。だが………。

 

───キィン!

 

「ッ!?斬れねェ……!」

「当たり前だ。心が折れてる今のお前の攻撃で、俺の"武装色"に通じるワケねェだろ」

「……畜生ッ」

 

 首に"武器色"を纏ったアルガは何事もなかったかのように微動だにせず、ただただ冷めた目で相手を見下す。その目に当てられたキラーは戦意喪失してしまったのか両手の大鎌を雪原に落とすと遅れて体も膝から崩れ落ちる。

 

 ……終わったな。

 

 決着がついたのを確信しおれは刀を鞘に納める。アルガも同じく武器を納めると項垂れるキラーに近寄った。

 

「なあキラー。お前はこんな所でくすぶってて何がしてェんだ?」

「……キッドを……仲間を助けたい」

「それで?」

「おれはどうなろうが構わない。たとえこの命に代えてでもアイツらを……!!」

 

 そこまで言いハッとなると自己嫌悪に満ちた顔になり更に表情が険しくなる。

 

「……だけど!今のおれには何もできない!アイツらを助ける手立てがない!!いったい、どうすれば……!!!」

「そうか」

 

 キラーの激情にアルガは一言そう呟きしゃがみ込んでキラーと同じ目線になる。そして……。

 

「キラー、ひとつ提案がある」

「提案……?」

「もし、お前にまだ戦う意思が残っているのなら……お前らと俺らとで同盟を結ばねェか?」

「同、盟……?」

「おい待てアルガ」

 

 流石に聞き逃がせずおれはアルガに詰め寄った。

 

「正気か?ついさっきまでおれ達を殺そうとして来たやつだぞ」

「事情もわかった。上手く行けば利害も一致する。だったらここで戦力を増やした方がお互いに得じゃない?」

「得って……お前なァ」

 

 コイツのこう言う利己的な考えは嫌いじゃないがだからと言ってなァ……。

 

 アルガの発言におれだけでなくキラーも動揺するがすぐに警戒する。

 

「どう言うつもりだ?」

「お前は仲間を助けたいんだろ?だったら俺達が手を貸してやる。その代わり俺達と百獣海賊団との戦いに参戦してくれって話だよ」

「あの怪物を、倒す気か……?」

「ああ勿論。何だ?まだ不満か?だったら俺達との同盟のメリットを提示しよう」

「メリットだと?」

 

 アルガの言葉を聞き返すとああと頷き自慢気にそのメリットを教える。

 

「まずキッドとその仲間だが、恐らく今ルフィも同じ場所に収監されている。だから数日後には一緒に救出される。もちろん仲間もな」

「そんな上手くいく訳……」

「それともうひとつは───お前が食った「SMILE」の副作用を治してやるよ」

「───ッ!!?」

 

 アルガの言葉にキラーは目の色を変えた。

 

「ホントか?治る、のか……?この笑いを……!」

「ああ、既に副作用を打消す特効薬はウチの船医が完成させている。だが如何せん時間と材料が足りない。だから、それを治すのは決戦後になっちまうがいいか?」

「治せる、これが……ッ。いや待て」

 

 うわごとの様に呟くが何かを思い出したかのように顔をしかめ左右に振った。そして、アルガを睨めつける。

 

「都合が良すぎる。いったい何が狙いだ?」

「あー、同盟ガチャ失敗して慎重になってるのか。そりゃそうか。そうだなー、お前に手を貸す理由は……」

 

 アルガは頬をポリポリかくとキラーに向き合った。

 

「おもしろそーだから」

「は……?」

 

 予想外の言葉にキラーは思わず呆けた声が漏れる。おれも同じ気持ちだ。コイツ何言ってんだよ。

 

「だって俺達「最悪の世代」が「四皇」に下剋上を決めるんだぞ?めちゃくちゃワクワクしねーか?」

「ワクワクって……遊びじゃねェんだぞ。ったく」

「ファファファファ!」

 

 おれが呆れているとキラーは突然笑い出しアルガを見る。そこにはもう敵意は感じられなかった。

 

「その提案を今、飲む事はできない。だが、無下にできない提案だ。一度この件は持って帰ってキッドと相談するとしよう」

「おっ、乗り気になってくれたか。これから行くのか?」

「ああ、近い内にキッドは解放されるんだろ?ならおれは兎丼へ行く。ようやく……現状を打破するキッカケを掴んだ気がするんでな」

「あ、待って。アイツの事だし素直に同盟を組もうと言っても信じてくれないだろ?だから───」

 

 アルガは据え置きとして一言伝言を伝えるとキラーは頷き了承した。

 

「確かに、そう言った方が分かってくれそうだ。そう伝えよう」

「ありがとう。じゃあまたな!キッドによろしく〜」

 

 そう言いキラーは来た道を戻って行った。もう襲って来ないとわかるとガキを連れた女は一安心と安堵する。

 

 おれは一応アルガに尋ねた。

 

「おいアルガ、アイツを本当に信用するのか?」

「全面的にってワケじゃないけど、仲間を大事にする奴に根っこから悪い奴はいねーよ。ゾロだってそう思うだろ」

「まあ、な……」

 

 アルガの言葉にも核心めいた重みを感じ歯切りが悪いがおれも納得した。

 

「おい貴様!!おれの事を忘れていないだろうな!?早うこの拘束を解けェ!!!」

「あ、すっかり忘れてた」

「うおい!!?」

 

 そうだった、おれコイツから刀を取り返しに来たんだった。さっさとコイツをとっちめるか。

 

「動けねェ敵を斬るのは趣味じゃねェがこっちも急いでるんでな。秋水は返してもらう」

「はいゾロも待って。俺この子にも用があるから」

 

 刀を抜き斬る気満々のおれをアルガが止めに入る。

 

「ハア?何だよお前もコイツに刀を盗られたか?……って、ンン?お前が持ってるのってまさか鬼徹か?」

「お、気付いちゃった?そーなのコレ俺の新しい刀……って今は置いといて」

 

 いや、おれとしては放っておけないんだが……。

 

 おれの思いとは裏腹にアルガは刀泥棒の方へと近づく。相手が拘束されているとは言え武器も構えず無防備な状態はマズイだろ。

 

 おれは念の為に後方から対処できるように刀に手を添える。

 

「クソゥ!卑怯だぞ!この妖術を解けい!!」

「そう熱くなるなって。さっきも言っただろ?俺は戦う気はないの。話を聞いてよ()()()

「黙れ!!如何なる理由があれどここへ来る者は……ッ!!?」

「オニ丸?」

 

 コイツの名前か?てことは知り合いか?それにしては向こうは知らない反応。ひょっとして百獣海賊団にいた頃の知人なのか。

 

 ずっと怒りっぱなしだった刀泥棒も遅れて気づき驚愕する。

 

「そ、某の名は牛鬼丸……オニ丸などでは……」

「お互い姿も名前も変わって分からないのも無理ないわな。俺だよ俺、20年前にお前の主人の刀を返した百獣海賊団の下っ端」

「なっ!?ハア?お主が??でも、ええ!??」

「あ、元だからな。今はもう違うぞ」

 

 情報の処理が追いつかないのかオニ丸と呼ばれる刀泥棒は目を回す。

 

「ま、真にあの時の……」

「おう、何ならあの時にお前に伝えた主人の伝言でも言ってやろうか?」

「ッ!いや、いい……それを知っているのはあの場にいた某と……お主のみよ」

 

 どうやら整理がついたようで落ち着いた様子でアルガを見据える。そして、アルガはモネの方に顔を向けた。

 

「もう大丈夫だよ。この子の拘束を解いてあげて」

「貴方がそう言うなら。ハイ」

 

 モネが能力を解くとオニ丸の足元はただの雪へと戻り自由になる。だが、さっきみてェにすぐ襲いかからずアルガをじっと見つめる。

 

「それにしても不思議だ。あの頃とまるで姿が違うではないか」

「俺もアンタと同じで悪魔の実を食べたからね。大体、そこはお互い様でしょ。何ならそっちはキツネから人間になってるし」

「種族からして違ェのかよ」

 

 思わず突っ込んでしまった。

 

「ねえアルガ、結局その人は何者なの?」

「そうだね、紹介するよ。この子はオニ丸。ヒトヒトの実を食べて今は人間に成ってるけど正体は可愛いキツネちゃんだ」

「キツネちゃんはよせ。某は武士である」

「へえ、そうなの。可愛いキツネがこんなオジサンに……元に戻ってほしいわ」

「マジそれな。因みに元々はここ鈴後の大名"霜月牛丸"の相棒だったんだ」

「霜月だと……?」

 

 霜月と言うワードに反応してしまう。それって確かおれの祖母の……。

 

「オニ丸に会えてよかったよ。決戦前に一度お前の主人の墓参りに行こうと思っててな。ゾロもいるしちょうどいいや。一緒に行こうぜ?お前仮にも親族だろ」

「あ、やっぱそうなのか?」

「いや待てい。今何と言った?シンゾク?……親族!?此奴が霜月!!?」

「エエッ!?嘘っ!!」

 

 オニ丸だけでなく女も一緒に驚いている。

 

「まあ、おれもそれを知ったのはつい最近なんだが……」

「オニ丸、義理あってお前にも紹介しよう。ここにおわすはかの大名、霜月牛丸の姉君のお孫さん!正統な霜月の血を引くロロノア・ゾロ様だ〜!控えおろ〜」

「どういうキャラ演じてんだお前は……」

 

 何だそのノリノリな前口上は。

 

 まあ、何にしろ話が丸く収まりそうでよかった。さっさと刀を返してもらうか。

 

「変なノリに付き合わされたぜ。と言う訳……じゃねェが秋水を返してもらおうか」

「それは断る。アレはワノ国の宝ゆえ」

「よしわかったなら斬るか」

「ふり出しに戻るなよ!?」

 

 どいてろアルガ。やっぱコイツは敵だ。

 

 せっかく穏便に済ませてやろうとしたが向こうがその気ならこっちももう容赦はしねェ。さっさとコイツをブッた斬って……。

 

「お待ちください!」

「アン?」

 

 そこへさっきの女が割って入る。睨みつけてビクビクと怯えるが決して引くことはなかった。それどころか前へ足を進める。

 

「今、秋水とおっしゃいましたか?」

「それがどうした?」

「貴方がホントに霜月家の後継者だとしても、「秋水」はワノ国にとって国宝と呼ばれる存在。お返しください」

「お前までそう言うか!!あれはおれのなんだよ!!!」

 

 どいつもこいつも同じ様な事言いやがって……!

 

 煩わしくなりつい怒鳴ってしまうが女は意外な事を言いだした。

 

「代わりを差し上げます」

「何……?」

「私が亡き父から譲り受けた刀。名刀「閻魔」!カイドウに唯一傷をつけた伝説の刀です!!」

 

 カイドウを……!

 

 代わりの刀かと考えると、そこにオニ丸がワナワナと肩を震わせ女に近づく。

 

「その刀の名前……!貴女様はもしや……ッ!!?」

「何だ?有名人なのか?」

「まあ、花魁に興味ないゾロはそうだよね」

「え!待ってアルガひょっとしてこの人……」

 

 モネも誰か気づいたようで女を見て慌て出す。元よりアルガはこの女を知っているみたいで皆に説明した。

 

「この人は先日死んだハズのワノ国一の花魁小紫。でも、その本当の名は───」

「"光月おでん"が娘、光月日和。亡き父の仇を討ち将軍にとなる光月モモの助の妹です」

「モモの!?」

「まあっ!やはり兄をご存知なのですね!!」

 

 おれが思わずモモの名を口にすると日和と名乗る女は嬉々として駆け寄ってきた。

 

 モネは少し驚いた後にアルガをジロリと見る。

 

「思わぬ人物に会ったわね。と言うよりアナタ知ってたの?」

「うん、ヘタに言い広めても彼女に危険が及ぶだけだし」

「……それもそうね」

 

 何やら不服そうな顔でアルガを見るがしぶしぶ納得した様子で小さく息を吐く。

 

「にしてもノリがいいね日和さん。俺の前口上に合わせてくれるなんて」

「ええ、私そういった事に付き合うの得意なの♪殿方の話に合わせるのは花魁の必須条件よ」

 

 そう言いイエーイ!とハイタッチする二人。仲いいな、お互い初対面だろ……。

 

「…………」

 

 あと何故かモネから圧を感じる。それに心なしか更に空気が冷え込んできた気が……。

 

───ギュルルルル〜〜……

 

「あ、ヤベ……腹が……」

「えっ!?お侍さん!?しっかり!!」

 

 いっけね、そういや腹減ってたんだっ……た……。

 

 ここ数日ロクに飯を食ってなかったおれはとうとう限界がきてしまい視界がボヤケていく。最後に日和の心配する声だけが聞こえた。

 

 

 

 

 

 アルガの功績により物語は本来の歴史(原作)より良い方へと向かっている。カン十郎を絆した事によりオロチへ筒抜けだった作戦は漏れず康イエの公開処刑はなくなった。

 

 しかし、全てが良い方へと向かうなんて都合のいい話は存在しない。運命とは必ず良いことが起きれば悪い事も起きるようになっている。

 

 麦わらのルフィがカイドウに敗れてしまい捕まった事件は既にワノ国中へと広がっている。それは勿論鬼ヶ島も例外ではない。

 

 となれば当然、他の仲間もいる可能性が浮上する。

 

 その事に対し最も関心を抱く者、それはヤマト。

 

 …………ではなく、もうひとりここ鬼ヶ島に麦わらの一味を、"鬼の戦漢アルガ"を執着する者がいた。

 

 決戦を目前に不穏な影が水面下で動き始める。

 

 

「ゴムゴムの実の秘密を知る存在。絶対に見つけ出してやる」 

 




どうも皆さんもしロマです!
48話をご覧くださりありがとうございます!
ワノ国編はカイドウ戦が長い印象ですが……決戦前のパートもかなり長かったですよね。なので、どうしても決戦前の話を1話分にまとめられませんでした(^_^;)
早く決戦まで書き上げますので今しばらくお待ち下さい!m(_ _)m
では、また会いましょうでわでわ〜( ´ ▽ ` )ノシ
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