あなたにもう一度毛布をかけるため   作:もしも=ロマンの可能性だよねッ!

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どうも皆さんもしロマです!
ついにアニワンでシキが登場し全私が大歓喜!!!
シキがカッコよかったよ〜!!!!
それでは続きをどうぞ( ´ ▽ ` )つ


49話 決戦前の2週間 下

 若様が討たれ、ドンキホーテファミリーが壊滅したと聞かされた時、不思議と悔しさは湧かなかった。

 

 別に若様に忠誠心がなかった訳では無い。むしろ私はあの方の為に力を惜しみなく使った。私達姉妹をファミリーとして受け入れてきたのだから当然だ。

 

 しかし、一つだけ不満があった。それは……お姉ちゃんと一緒にいられる時間があまりなかったこと。

 

 できる役割が違うのだから任務で違う場所に行かされるのは分かっている。でも、それでも私はお姉ちゃんと一緒にいたかった。

 

 普段からワガママ放題の私だけれど、このワガママだけは言えなかった。だってお姉ちゃんは若様に心酔していたから。

 

 それこそ自身の命なんて二の次と言える程に。

 

 私はお姉ちゃんが大事。だけどお姉ちゃんを困らせる事はしたくなかった。だからお姉ちゃんに関してのワガママだけは言わないようにしていた。

 

 だけど、お姉ちゃんを想う内に私は心の何処かでこう思うようになった。

 

 

───いつかお姉ちゃんとずっと一緒に暮らせるようになりたいな、と。

 

 

 そんな思いを胸に秘めていたある日、麦わらの一味とローがやってきてドンキホーテファミリーは壊滅した。

 

 そして、その日の夜ドレスローザの海岸に身を隠していた私とお姉ちゃんの前に一人の男が現れた。聞けばその男は私達を船に乗せてってくれると言う。

 

 ありがたいけど、さっきまで敵だった相手をそう簡単に信じるなんてできなかった。

 

 その男を見るお姉ちゃんの顔を見るまでは……。

 

 その顔はまるで若様を見る時を彷彿とさせるが少し違う、まるで……。

 

「私は───」

 

 そう思っているとお姉ちゃんはある"夢"を口にした。

 

 それは私ですら知らなかったお姉ちゃんの"夢"。それを聞いた時、私は無意識に喜び口角が緩む。お姉ちゃんの"夢"が叶えば、今まで言えなかった私のワガママも叶うかもしれないと思ったから。

 

 だから、私はこの男を信じてみようと思った。

 

 奥底に秘めていたお姉ちゃんの"夢"を引き出きだしたこの男なら───

 

 

 

「今頃お姉ちゃんは会議中かしら。アイツもいるから大丈夫でしょうけど気になるわねー。ハア、私も着いていけばよかったかしら?」

「まあそう言うな。おれ達は言われた通りしっかり店番をやればいい、ガオ」

「そもそも何で店番にミンク族と一緒なのよ。不自然すぎでしょ。サングラスを取れば可愛いけど」

「お前のボディーガードも兼ねてんだ。ワガママ言うんじゃねェ。こう見えておれも強ェんだぞ、ガオ」

「手配書見た時は驚いたわねー。そんな見た目で3億超えなんて……あらお客さんかしら?」

「だな。いらっしゃ───コイツァ!!?」

 

 

 

「よお、人を探してるんだが……この店に"鬼の戦漢"が居るはずだ。連れて来てもらおうか」

 

 

 

 

 ゾロが空腹で倒れた日から数日後、ルフィとトラ男さんを除いたメンバーが九里の編笠村にある森の中で会議を行っていた。

 

 其々の現状を報告する。兎丼を制圧した事で想定よりも戦力が増えて嬉々としたり、ゾロが日和の事を伝えワノ国側の殆どが驚き涙を流す中、ひとりだけ不服そうにある者に視線を向けていた。

 

「………」

「………」

 

 それは、ワノ国に残った赤鞘メンバーのひとりアシュラだった。アシュラは今も無言でカン十郎を見つめる。いや、睨みつけていた。

 

 今でこそ大人しくしているが実は言うと会議が始まる前はそれはもう怒り狂っていた。

 

 理由は主要メンバーが揃ったこの場でカン十郎が改めて己の過去を告白したからだ。

 

 元から知っていた俺達は別だがワノ国に残っていた者達は言葉を失った。天狗山と河松はただただ立ち尽くしお菊は涙を浮かべ両手で口を隠す。

 

 そんな中アシュラだけは悲しみではなく怒りが勝ってしまった。20年と言う長い年月を重ね犠牲となった仲間達の無念を背負い続けた彼だけはカン十郎の諸行を許すことが出来ず告白し終えた瞬間に掴みかかったのだ。

 

 すぐに周りの皆で取り押さえたがカン十郎は当然とアシュラの逆鱗を受け入れる姿勢でその場から動こうとはしなかった。

 

 そして、会議が終えるとアシュラは不機嫌な様子でその場を後にする。

 

「決戦当日はおいどんも手を貸す。だが、コイツとは戦いたくねェ」

「アシュラ……」

「決戦直前まではそいつを自由にさせねェようにしとけ。一度裏切った奴はまた裏切る」

「ッ!!アシュラ聞いてくれ!カン十郎は確かに拙者達を裏切った!!だが───」

「錦えもん!!!」

「ッ!!?」

 

 錦えもんが弁明しようとするもアシュラは遮るように怒鳴りつけてそれを中断させる。

 

 そして、怒りや悲しみのこもった声で小さく呟いた。

 

「お前らとコイツの間に何があったかは知らねェ。だが、お前らもワノ国の20年を……その()()を知らねェど」

 

 そう言い残しアシュラは今度こそ立ち去った。

 

 分かってはいたが、こればかりはどうしようもない。むしろ怒りを顕にしたのがアシュラだけなのが奇跡と言えるだろう。

 

 掴みかかった拍子に倒れたカン十郎は青空を見上げ起き上がる気配がない。場が少し暗いが構わず近寄りカン十郎に手を差し伸べる。

 

「大丈夫か?」

「スマンな。大丈夫だ……覚悟していた」

「そうか」

 

 淡々と言葉を交わす。それ以降会話は続かず静寂が続くとゾロが一言……。

 

「なあ、おれ早く新しい刀が欲しいんだがまだか?」

「ゾロお前さァ……」

 

 …………そのマイペースさ、普段なら引くが今の空気をぶっ壊すお前をホントに尊敬するわ。

 

 

 

 

 ゾロのお陰で空気が変わり天狗山が刀を用意する。

 

 かつて、おでんが使用していた二本の刀。"大業物21工"「天羽々斬」と「閻魔」その中から「閻魔」を受け取ったゾロはニヤリと笑う。

 

「悪くねェ」

「思ったよりすんなりと刀を交換したね。あんなに秋水気に入ってたのに」

「ああ、()()がアレを使い続けても意味ねェとおもってよ」

「と言うと?」

 

 何やら意味深な事を言うゾロに聞き返す。

 

「あのキツネオヤジが言ってたんだが、ひょっとして黒刀ってのは元はただの刀で後から黒刀に変化したんじゃないかってな」

「その通り」

 

 ゾロの推測を肯定したのは天狗山だった。

 

「お主の言う通り、秋水はかつて刀神リューマが扱い黒刀へと成った刀。"流桜"で一時的に黒刀にできても真の黒刀へ至った者はワノ国でリューマ一人よ」

「やっぱそうか。じゃあよ、この刀もおれ次第で黒刀に成れるって訳だ。成程、鷹の目が言ってた「全ての刀は黒刀になり得る」ってのはそういう意味だったか」

 

 ゾロは自身の刀を見つめ不敵に笑う。自分はまだまだ成長できる。強く成れるとその目が語っていた。

 

「おれの刀はおれの力で黒刀に成ってみせる!そうなった時、ようやくアイツと同じ土俵に立てる。おもしれェ……!」

「いよいよ世界一の大剣豪の背中が見えてきたんじゃないか?」

「だといいがな。そういえば、お前も新しい刀を手に入れたんだったな。アルガも鬼徹ってのには驚いたぜ」

「だねー。三代二代揃ったしどうせなら初代も揃えて鬼徹コンプしたいな」

 

 1番有力なのはゴミク星(五ミクズ)のひとりが持ってたあの刀が初代鬼徹っぽいとか考察されてたな。もし、そうならまだまだ登場は先かなー?

 

 案外次の島で出てきたりして?………なワケないか!流石に展開が早すぎるよな!

 

 この後、ゾロが閻魔を試し斬りし改めてその刀の恐ろしさを知ったが俄然やる気をだしたゾロはますます気に入っていた。

 

 時間も経ち日が暮れそうになって来たので頃合いとし今日の所は解散した。各自元の持ち場へと戻り俺達も店へと戻る。

 

 ゾロ迷子になりそうなのでウチで引き取ることにした。

 

「なあ、ふと思ったんだが雪女の妹は一緒じゃなかったのか?」

「モネな。シュガーなら店番を任せてる」

「あんなガキひとりで大丈夫かよ?能力は封じてんだろ?」

「そこは安心してちょうだい。ちゃんと強いボディーガードがいるから」

「ボディーガード?」

 

 ゾロの疑問にモネはフフッと笑う。モネが心配する素振りがなかったのはその為だ。そしてそのボディーガードは誰なのかを話す。

 

「ペコムズだよ。魚人島で財宝をあげたビッグ・マムの元傘下のライオン。意外と強ェんだ」

「アイツか。へー、見かけによらねェんだなァ」

 

 反応が薄いな。うーん……そうだ。

 

「因みにシュガーは22歳だ」

「見かけによらねェにも限度があるわっ!?え!アイツおれより歳上かよ!?」

 

 ペコムズの事を言ってもあまり驚いてくれなかったのでもうひとつぶっ込むと予想以上の反応をしてくれて満足する俺。うん、分かる。ビビるよな。

 

 因みに、ペコムズはワノ国に着いてからはミンク族達と活動していたがシュガーの護衛を兼ねて店番をお願いしているのだ。

 

 まあ、ウチの評判はいいのであまり心配しなくても大丈夫と思ったが念の為に一応な。

 

 しかし、その決断は誤りだったと気付くのはボロボロとなったお店が見えてからだった……。

 

 

 

 

「何が、あった……っ!?」

「いったい何が……!?シュガー!シュガーは無事なの!!?」

「中もかなり荒らされてやがる。ヒデェ惨状だ」

 

 店に着くと変わり果てた店に驚いた俺達は慌てて店内へと入る。しかし、中もあちこち荒らされており何者のかの衝撃にあったのは間違いない。

 

 いったい誰がこんな事を……!

 

「お前らか……ガオ……」

「っ!ペコムズ!」

「すまねェ、おれがいてこんな失態……!」

 

 店の奥から現れたのは全身傷だらけでボロボロとなったペコムズだった。急いで駆け寄ると悔しそうに苦渋な顔で口を開く。

 

「どこから情報が漏れたのか分からねェ。だが、アイツは確信を持ってこの潜伏先を見つけやがった。ガフッ!ハァハァ……そして、シュガーを拐った後にこいつを置いていったんだ……」

 

 そういい渡されたのは一枚の手紙だった。

 

「シュガーが拐われたですって!?」

「ホントに面目ねェ……」

「謝らなくていい。それよりその拐った奴は誰だ?」

 

 シュガーが拐われたと聞かされ動揺してしまうモネ。そこで冷静にゾロが状況の説明を要求する。

 

 そして、ペコムズの口から意外な名前が出てきた。

 

「店を襲撃してきたのは"飛び六胞"の一人……フーズ・フーだ!」

「アイツか!」

「アルガ、"飛び六胞"ってのは何だ?」

「百獣海賊団にいる能力者の中でも実力者とされる"真打ち"。その中でも最強と言われる6人の総称だ。つまり幹部のひとり」

「幹部か、決戦前に厄介な事になってきやがった」

「ガオ、そして店を荒らされたのはある人物を探していたから。その人物ってのが……アルガお前だ」

「何だと?」

 

 フーズ・フーが俺を探していた?いったい何故。心当たりがないことは無いがまさか……。

 

 俺は手紙の内容を拝見する。その内容は大まかに言えば呼び出しだった。

 

『鬼の戦漢、今夜この村付近の森に一人で来い。

 

 もし他に誰かを連れてきたり、今夜現れなければ連れ去ったガキを殺す。

 既にお前らの情報は粗方調べた。それを理解した上で来るといい。

 

飛び六胞 フーズ・フー』

 

「明らかに罠の臭がするが……。他の仲間達を呼ぶ暇もない。既に日も落ちてるし……行くか」

 

 シュガーの安否が心配だ。急いで向かわないと。それに、後半の内容が気になる。そこまで調べたかによっては作戦が失敗に終わってしまう。

 

 それだけは阻止しなければ。

 

「相手は俺をご指名だ。悪いがゾロとモネはここに残っててくれ。ペコムズの手当てを頼みたい」

「わかったわ。ホントは私も行きたいけど、下手なマネは却ってシュガーを危険にさせちゃう。アルガ……どうか妹を助けて」

「任せろ。それとコレを」

 

 そういい俺はモネに電伝虫を渡す。

 

「もし何かあればすぐに連絡する」

「ええ、わかったわ」

「ゾロ、敵が来たら2人を守ってくれ」

「お安い御用だ。敵は全員斬る」

 

 この場は2人に任せて俺はすぐに駆け出した。そして、森にいるフーズ・フーの元へと向かうのだった。

 

 

 

 

 綺麗な月明かりが森の夜道を照らす。

 

 森に入り"見聞色"を使ってどんどん奥へと進むと怪しげな洞窟を発見する。

 

「あそこから2つの声が聞こえる。恐らくシュガーとフーズ・フーだな」

 

 他に手下を連れている感じもない。やはり俺ひとり呼び出した理由はアレか。

 

 さっそく洞窟へ入ると中から殺気が飛んできた。

 

 どうやら向こうも気づいたようだな。なら真正面から行ってやろうじゃないか。

 

 一気に洞窟の奥まで走ると通路のような洞窟から広い場所へと出る。その先には拘束されたシュガーと不敵に笑みを浮かべる赤いスーツに角の生えたマスク男がいた。フーズ・フーだ。

 

「おお、よく来たな。待ってたぜ?」

「アルガ!気をつけて!コイツかなり強いわ!」

「ようシュガー。とりあえず無事そうでよかった。待ってろすぐ助けるから!」

 

 心配するシュガーを安心させるように明るく振る舞う。そして、フーズ・フーに視線を向ける。

 

「とっととコイツぶっ倒してモネの所戻るぞ。心配してたからな」

「まあ待てよ折角来たんだ。おれと少し話そうぜ?」

 

 そういうとフーズ・フーは笑い獣人型へと姿を変えた。話すとか言いながら戦う気満々じゃねーか。

 

「そういや、よく俺の居所を見つけられたな。中々溶け込んでたつもりだったんだが」

「こう見えておれは元世界政府の諜報部員でな。情報収集はお手の物さ」

「あー、ルッチに並ぶ天才とか言われてたんだっけか」

「っ!ヘェー、てめェこそよく知ってんな。随分昔の話なのによォ」

「俺も情報通なんでね。だからお前が俺を呼んだ理由も察してる」

「ほう」

 

 短く声を漏らす。まさか自身の過去を知っているとは思わなかったのだろう。だが、まだ疑念がありそうだし疑惑を確信に変えてやろう。

 

「"ゴムゴムの実"について、だろ?」

「……驚いた。どうやら本当におれの過去を知ってるみたいだな」

 

 ガルルルと唸り声を上げ臨戦態勢に入る。

 

「だったら話ははえェ。喋って貰うぜ?お前の知る情報全て!」

「ああ、俺も聞きたいね。この短い期間にどれだけ俺達のことを調べ上げたか。お前をぶっ倒した後でゆっくり聞かせてもらうとしよう!」

「構わねェぜ。ただし、おれに勝ったらの話だがなァ!!!」

 

 

 

 

 アルガが妹を助けに行ってる間、私はペコムズを手当てしていたが、やはり気になってしまいずっと落ち着かない。

 

「大丈夫かしら2人とも」

「落ち着けよ。ここでウダウダ考えても時間の無駄だ。もっと気楽に行こうぜ?」

「できるわけ無いでしょ。妹が攫われたのよ?それにアルガも強いとは言え何か危険な目に遭ってないか……」

「アイツはそう簡単にはやられねェから安心しろよ。所で酒ねェか?一杯やりてェんだが」

「無いわよ!!!アルガは酒弱いんだから!!と言うよりよく飲む気になれるわねこんな非常時に……!!」

 

 何なのこのマリモ頭!マイペースには程があるわよ!

 

「アナタは前の島では一緒じゃなかったから知らないでしょうが、アルガは敵に捕まってヒドい目に遭っているのよ?同じ四皇のナワバリなんだから心配しないなんてムリよ」

「まあ、確かに思い返せばあいつ結構敵に捕まること多かった気がするわ」

「えっ、そうなの?」

 

 彼の言葉に思わず聞き返してしまう。

 

 意外だ。あれだけ強いのに……あら?でも、それだと余計変じゃない?

 

「じゃあ尚更心配に思うものじゃない普通?」

「そうだな。だが、不思議とアイツなら大丈夫と思えちまうんだよな」

「何故かしら?」

 

 私の疑問に彼はまっすぐ答える。

 

「アルガはおれ達には見えていない先まで見通して行動してる。そんな気がする」

「先を見通して……。そうね」

 

 なんとなく分かる気がする。私が研究所を破壊しようとした時も彼は全てを分かっていたかのようにタイミングよく現れた。

 

 まるでこうなる事を知ってたかの様に。

 

 先を見通すとは確かに言い得て妙だ。

 

「アイツは常に最善の結果になるように動く男だ。何でそれができるかは分からねェ。何か隠し事でもあんのかもな。だが、おれ達は気にしねェ。だって、あいつが動く時は決まって誰かの為だからな」

「そう、信頼してるのね」

 

 何も分かっていなかったのは私だった。そういう訳ね。

 

「つっても、アイツの考えは分からねェがなっ。けどな、どういう奴かは何となく分かるぜ」

「ヘェ……何かしら?」

 

 何やら含みのある言葉。気になるじゃない。

 

「しゃべり方だな」

「しゃべり方?」

「ああ」

 

 答えになっていない返答に眉をひそめつい聞き返すと彼は頷くとアルガに対する印象を説明する。

 

「おれ達や敵じゃない奴には優しい接し方だが変に丁寧なしゃべり方を意識してる感じがするんだよなァ」

「言われてみれば私もまだどこかよそよそしい話し方だわ」

「だろ?だが、戦う時には活き活きと相手を煽ったり生意気な顔になりやがる。多分だがあっちの方が素に近ェのかもな」

 

 話を聞き思わず納得してしまう。彼の言葉には思い当たる節があるからだ。

 

 ここまで説明すると彼はニヤリと悪そうな顔で結論を述べる。

 

「まあ、何が言いてェかっつうと……アルガは性格が悪い。って事だな」

「結局そこに落ち着くのね……」

 

 でも、私は肯定するかのように不思議と笑みが溢れてしまった。

 

「でも、フフッ……そっちの方が彼らしいわね♡」

「だろ」

 

 アルガがどういう人だろうと彼は仲間や友達を大切にする。それだけは揺るぎない事実。

 

 それさえに知っていれば十分。だから私は彼を信頼できるのよ。

 

「あの……おれの手当て、まだ途中なんだが……ガオ」

 

 あら、ごめんなさい。

 

 つい話にのめり込んでしまった私はペコムズの手当てを再開した。

 

「仕方ねェな。そこら辺の夜道に酒売りでもいねェか見てくるわー」

「ちょっと!まだ諦めてなかったの?いつ敵が来るかも分からないのに!!」

「一杯で切り上げるから問題ねェよ。なあ、近くに売ってないか?」

「ハアー、何でアナタ達一味はそんな自由なのよ……。そうね、確か店出た突き当りの近くにお酒の振り売りがあるわよ。そう遠くないから早く戻って来なさいよね」

「おう」

 

 呆れ果てた私は諦めて酒屋を教えた。こうなればさっさと買い物を済ませて戻ってきてくれた方が早そうだわ。

 

 しかし、彼らの船に乗せてからまだ日の浅い私は知らなかった。彼が度を超えた方向音痴だと言うことを……。

 

 

 

 

 

「”嵐脚(ランキャク),,!!!」

「”竜刃(りゅうじん)壊風(かいふう)」,,!!!」

 

 広い洞窟の空間で二人の斬撃が衝突する。

 

 技名は違うが今繰り出した自身の技と酷使しておりますフーズ・フーは思わず顔をしかめる。まあ、仮面着けてるから実際のところ分からないけど。

 

「ッ!おい……今のは明らかに「六式」の動きだろ。政府の人間でもねェくせに使ってんじゃねェよ!」

「別に「六式」は政府の特権でもないだろ。結構色んな奴が使ってんじゃん」

 

 ”月歩,,ならビッグ・マムの所とか”嵐脚,,ならシキとか。

 

「けど、安心しろよ。「六式」全部を覚えてるワケじゃないから、よ!」

「くっ!今度は”(ソル),,か!!」

 

 高速で移動し一気に間合いに入ると拳に覇気を纏わせた。

 

「”朧突(おぼろづ)きィ,,!!!」

「”鉄塊(テッカイ),,!!!──ブゲァッ!!?」 

 

 うっしゃ!まずはオープニングヒットいただきィ!

 

 避けられる距離じゃないと判断したフーズ・フーは”鉄塊,,で身体を硬化させるが俺の覇気は内部にまで浸透する。腹に直撃したフーズ・フーは堪らず嘔吐いてしまう。

 

 思ったんだがわざわざ超高速で移動してるだけの動きに技名つけるのってコスパ悪くね?一定のラインを越えた強者は皆これぐらいのスピードで戦うし。

 

 ルフィでさえ”ギア2,,の状態で移動技とか言わないぞ。

 

「むやみに俺の攻撃を受けてると痛い目見るぜ?」

「そうみたいだな。今のは効いた……ペッ」

 

 口から血の塊を吐くとさっきより一際威圧感が増す。来るっ!

 

 飛び上がると口を大きく開けて牙をむき出しにした。

 

「行くぞ!!”牙銃(ガガン),,!!!」

「おっと!」

 

 牙の形をした斬撃が飛んできたが身体をのけぞり何とか躱す。通過した牙の斬撃は地面を深く抉り底が見えない。

 

「ハハハ!!いい判断だ!()()()()()()()なら食いちぎれる!!だが、いつまで避けられるかな?”牙銃(ガガン),,!!!」

 

 ガキン!ガキン!と今度は単発ではなく連発で飛ばしてきた。……が、それよりも今聞き捨てならない言葉が聞こえた。

 

()()()()()()()……?」

 

 カチーン……。

 

「ちょっと何突っ立ってんのよ!?早く逃げ───」

「フンガァッ!!!」

 

───バキン!!!

 

「「ハアッ!!?」」

 

 覇気に人一倍自信のある俺にとって今の言葉は頂けない。よって真正面から迎え撃つ事にした。両手に"武装色"を纏わせ次々に飛んでくる牙の斬撃を叩き落とす。

 

 それを見た二人は絶句した。

 

「バカな!?どんなふざけた強度してやがんだコイツの覇気は……!!クソッ!”「鉄塊(テッカイ)牙閃(キバセン),,!!!」

「グッ!?……ッ!オ、ォオオオ!!!」

 

 鉄塊で強度を上げた体のまま大砲のような勢いで突撃してきたフーズ・フーに俺は真正面から受け止めた。

 

 牙を掴みズザサーー!と後ろに押されるが徐々に勢いはなくなり完全に停止する。そのまま頭上に掴み上げると相手は慌て出す。

 

「ウォラアァアア!!!」

「オイオイオイ!?待て待て待て!?コレも止めちまうのか───ヨブガッ!!?」

 

 持ち上げた巨体を地面にオモクソ叩きつけた。それを見ていたシュガーは驚きのあまり開いた口が塞がらない。

 

「強ッ……!」

「全身に「鉄塊」を纏わせ攻撃か。悪いがそれはジャブラも使ってたから知ってるよ。どうやらただ六式を使えるわけじゃなくCP9の得意な技も使えると見た。流石に"元"エリート様だな」

「誰が"元"だテメェ……。ゲフッ、まだまだこっからだっつーの」

 

 ガラガラと瓦礫を払い立ち上がる。ダメージはある様だが思った程ではなさそうだ。

 

 結構強めに叩きつけたつもりだったんだが、流石は古代種の"動物系(ゾオンけい)"と呼ぶべきか。タフさが尋常じゃない。

 

「ただタフなだけの猫が意気がんなよ」

「ア゙ア゙!!」

「せっかく古代種の"動物系(ゾオンけい)"悪魔の実を食ったってのに使い手がこんな奴じゃ宝の持ち腐れだよなァ〜。ポテンシャルが発揮できてないのが残念でならない」

「言ってくれるじゃねェか。奴隷風情が。おれはあのロブ・ルッチにも引けを取らないと言われていたんだぜ……!」

「いつまでも昔の栄光にすがるなよ落ちぶれCP」

「コ、コイツ……!!」

 

 さて、そろそろコイツのコンプレックスを弄るだけいじってやろうかな。

 

「だってさ〜、実はこの間ドレスローザでルッチと戦ったんだがその時アイツもう覚醒まで至ってたんだぜ〜?それに比べてお前はどうなん?んん〜〜?」

「ッ!?……ッ!!〜〜ッ!!!」

 

 ルッチと同格だった事が自慢だった男がすでに差をつけられていることを知ると悔しさで言葉にならない声をあげる。

 

 うん、いい表情だ♪ニチャー

 

「んね〜んね〜どしたん?仮面越しでもわかるぐらいピクピクしちゃってェ〜。怒ったん?んね〜怒ったん〜?」

「ウガァアアア!!!黙れ黙れェェエエエ!!!」

「アッハッハ〜!傑作!」

 

 俺の薄ら笑いを見て激昂したフーズ・フーは怒りのまま突進し両手の指を突き立てた。

 

「”指銃(シガン)(マダラ)」,,!!!」

「〜〜♪」

「このっ!!ちょこまかと……!!!」

 

 冷静さを欠けちゃ終いだなァ。

 

 俺は"見聞色"で相手の攻撃を先読みし容易に躱し続け、ある程度続いてから両指を掴んだ。

 

「クソが!!離しやがれ!!!」

「真面目な話さ。確かに俺はアンタの知りたい秘密を知ってるよ。だがな……覚悟はあるか?」

「───ッ!!?」

 

 俺の言葉に、俺の迫力に呑まれたフーズ・フーは勢いが止まった。思わず立ち退く相手に圧をかける。

 

「言っとくがこの秘密はCP0ですら知られてはいけないトップシークレットだ。そんな情報をお前は聞いてどうする?───最悪死ぬぞ」

「ッ!?」

 

 ないとは思うが突如空から謎の光線が降り注いだりとかな。イムビームってネタで言ってるが俺アレに一番狙われてる立場にありそうだし笑えないな。

 

 まあ、今の所は大丈夫だろ。ここにも古代兵器あるし下手に手出しは出来ないよな。

 

 そんな事を考えているとフーズ・フーは狼狽えながらも俺に向かって吠える。

 

「う、うるせーよ!じゃあ、何でテメーはそんなに色々と知ってんだよ!!」

「そこ聞いちまうか。へー……」

 

 苦し紛れの虚勢に対し淡々とした態度で返す。ホントはまだ遊んでもよかったが……悪いな。俺のトップシークレット(原作知識)だけは言うわけにはいかねェんだわ。

 

「まあ、お前が他人の歴史に土足で入るのは勝手だがな……」

「ウッ!?う、お!おい!おれの尻尾!!」

 

 俺は両指を放すと慌てて距離を取ろうとするが、今度は尻尾を俺が踏んずけて動けなくする。これで後は強烈なのを一発かますだけ。

 

 しかし今回は”降霊・呼憑ぎ,,を使わない。

 

 この数日、ただマッサージしてたワケじゃないぞ。

 

「生半可な覚悟で踏み入るもんじゃねェよ」

 

 俺は拳に"武装色"と大気中の水分を纏わせた。

 

「魚人空手!!”朧瓦正拳(おぼろがわらせいけん),,!!!」

 

───ボッ!!!バリバリッ!!ズガァアアン!!!

 

「ギャァアアア〜〜〜〜!!?」

 

 "武装色"の内部破壊と人体の中にまで衝撃を浸透させる魚人空手の合わせ技によりフーズ・フーは堪らず吐血しブッ飛ばされた。

 

 そして後方の壁にぶつかりその場に倒れ込んだ。

 

「アルガ〜!」

「待たせたなシュガー。さ、店に戻ろう。ケガはないか?」

「ええ、元々アンタを誘き寄せる為に連れてかれただけみたいだから。というよりアンタあんなに強かったのね。普段はお姉ちゃんにデレデレの癖に」

「やかましい」

 

 それはそれ、これはこれ。だが、何か引っかかるんだよなー。

 

 俺が着実に強くなってきてるのは分かるがそれにしてもあっさり勝ってしまった。一応"見聞色"で確認しても敵意は聞こえない。

 

 辛うじて意識は保ってるって状態か。でも、あの状態はできることなんて───あッ!!?

 

 この時、俺はもう襲って来ることはないと油断していた。事実、奴はもうまともに動けない。しかし、意識もあり少しだけだが腕も動かせる。

 

 そんな状態でできる最悪の選択を俺は許してしまった。

 

 振り返りフーズ・フーをの方を見ると奴の手には……電伝虫、いやスマートタニシがあった。

 

「アイツッ!!?」

「───アア、そうだ。今言ったことを鬼ヶ島へ伝えろ。カイドウさんによろしく頼んだ」

 

 駆け出した時には遅く、要件をいい終えたフーズ・フーは電伝虫の通話を切った。そして、胸ぐらを掴み持ち上げた俺は問い質す。

 

「今どこに連絡をしやがった!?」

「白舞さ。そこには親分タニシがいる。ここからじゃ直接鬼ヶ島へは回線が届かねェから今の話した事はそこから鬼ヶ島へ伝えられるのさ」

「何を伝えた……!!」

「お前ら侍どもの決戦日時と場所さァ」

「〜〜ッ!!やってくれたな畜生が!!!」

「ハハハハハッ!!いい顔になったじゃねェか!忘れたか!?おれは元諜報機関の人間だ!!有益な情報を得て上へ報告するまでが仕事なのさ。おれ個人の闘いは敗けたがその代わりにもっとデケェ手柄を上げるとしよ───ブハッ!!?」

 

 勝ち誇ったフーズ・フーの顔面を殴り気絶させる。しかし、状況は最悪と言える。くそ、試合に勝って勝負に負けた気分だ。いや、事実そうだ。このままでは決戦前にカイドウの戦力が押し寄せて全滅だって可能性も出てきやがった。

 

 完全に油断していた。舐めていた。くそが!ここから白舞なんて遠すぎる!何とかして阻止しなければ!!

 

「ちょっとマズイんじゃないの!?早く何とかしなさいよ!」

「わかってる!今考えてる!錦えもんに連絡?いや、した所で間に合わない……!!いったいどうすりゃあ……!んっ?」

 

 その時、懐に忍ばせていた電伝虫が鳴る。受話器を取るとモネが慌てた様子でかけてきた。

 

『今大丈夫かしら!?』

「うん、ちょうどシュガーも助けた所だけど」

『ホント!?よかったわアルガありがとう!!!でも、今はそれよりもあのマリモ剣士よ!!』

「お、おおう。どうしたのそんな声荒げて……」

 

 モネがここまで怒るなんて何をしたんだゾロの奴……。

 

『アイツお酒買ってくるとか言って店を出たっきり帰ってこないの!!すぐそこだって言ったのにもう!!!』

「oh……」

 

 マジすかモネさん。いや、そういや伝えてなかったなーゾロの方向音痴……。

 

「モネこの際ゾロのことは忘れてくれ。多分もう見つからない場所で迷子になってるから」

『ハア!?ひょっとしてアイツ方向音痴なの!!?あんな自信満々に店出ておいて!!?バカなのかしら!!!』

「言い返す言葉もございません」

 

 いや、今はそれどころではない。この際モネにも事情を伝えて他の皆に連絡を……。

 

 すると今度はフーズ・フーの持つスマートタニシが鳴った。何か向こうの情報が聞けるかもしれないと俺の持つ電伝虫をシュガーに渡す。

 

「スマンがモネに今の状況を説明しててくれ。俺はこっちの連絡を取って何か聞き出せないかやってみる」

「ええ分かったわ」

 

 モネの連絡をシュガーに任せて俺はすぐにスマートタニシの通話を開始した。だが、向こうから聞こえてきた声は聞き覚えのあるような。と言うか……。

 

『よお、お前がコイツらの頭か?何やら怪しい事やってんじゃねェか。生憎、ここに居る連中は全員ブッた斬って……』

「何でそこいんだよゾロ」

『んお?何だアルガか。何で敵の通信に出てんだよ?』

「そりゃこっちのセリフだわ!!!?」

 

 花の都から何がどうなって白舞にいんだよ!?オカシイだろ!!?

 

『それがよー酒を買いに少し店を出たらいつの間にかここに来てて。そしたらネコみてェな変な連中を見つけてよォ。ソイツに酒が何処か聞いたら襲いかかってきたから……斬った』

 

 さすが不思議迷子(ファンタジスタ)

 

 何言ってんのかさっぱり理解できねーわ。移動距離と時間が気になってしゃーない。迷子中お前の周囲だけ時空歪んでんの?

 

「まあ、何にしてもナイスだゾロ。お前がいなかったらかなりマズイ状況になってた」

『そうとは限らねェぜ』

「ん?どゆこと?」

『実はここにカン十郎もいてよ。聞いてみりゃここにいる連中が得た情報は全部コイツが撒いたものらしい』

「ハッ!?カン十郎が?何で……」

『……っと、何かお前と話してェみたいだから代わるぞ』

「あ、ああ。頼む」

 

 そう言うと向こうから別の声が聞こえてきた。カン十郎だ。

 

『アルガ、此度は騒がせてしまったみたいですまない』

「いや、別にいい。それよりどういう事だ?情報を撒いたって」

『ああ、それは皆ウソの情報だ』

「ウソ?」

『その通り。某はまだオロチに赤鞘のスパイと思われている。故に今もこうしてウソの情報を伝えて油断させている。しかし、先日からカイドウの情報部員らしき者が現れた為こうしてウソの日時や場所を広めておったのだ』

『コイツが言っているのは事実だ。斬った連中が持ってる情報はどれも錦えもんが言ってたのとは違ェものばかりだ』

「なるほど」

 

 ゾロも確認してるとなると嘘は言ってないみたいだな。と言うかさ。

 

「別に疑ってるわけじゃないからそんな畏まらなくてもいいぞ」

『そうなのか?』

「うん、だって俺達友達じゃん」

『ッ!!……ああ、そうだな』

『へー』

 

 何やら向こうが静かになる。ゾロがニヤついてそうな声が聞こえたが何かあったかな?

 

『とと、そうだ……それと、これも伝えようと思っててな』

「何だ?」

『これ以上ウソの情報を送ると流石に向こうも矛盾に気づいてしまうから今回でオロチに情報を渡すのは最後にしようと思う。そして、某は姿を消す』

「姿を消す……?」

『如何にも、某が消えた事で仲間達にスパイとバレ消されたとオロチに思わせる作戦よ。あ、錦えもんには伝えてあるのでそこは気にしないでくれ。』

「そうか」

『だから次会う時は決戦の時となる。その時は共に戦おうぞ』

「おう、武運を祈るよカン十郎」

『ああ…………おヌシこそ、な』

 

 そこで通話が切れる。とりあえず最悪の状況は回避したって事で一息ついた。

 

 しかし、カン十郎の最後の言葉に何やら引っかかりを覚えていた。

 

 何か含みのある言い方だったな……。まさか……。

 

「いや、確証もないし今考えても仕方ないか。まずはモネ達に事情を話さないと」

 

 そう結論をつけた俺はシュガーの元へと向かい二人に説明した。

 

 こうして、波乱が起きかけた夜だったがそれ以降は順調に作戦は進み数日後……。

 

 

───俺達は動き出す。全てを賭けた戦へと。

 

 

 

 

 聖地マリージョア。ここでも少し違う未来へと進もうとしていた。

 

『「マザーフレイム」を使いたい……』

「確かに、試してみなければアレが本物かどうかもわからない」

「実験結果如何でエッグヘッドへの対応も考えるとしよう」

「実験は海よりも森などがある方が……」

 

『ワノ国───』

 

「ッ!!?」

「あそこには貴重な資源、何よりあの古代兵器が……!?」

『構わぬ……』

「……わかりました。世界は創造主の思い通りゆえ……」

「そこを選んだ理由は?」

『"奴"がいる』

「確かに」

「然るべく……準備にかかります。お待ちを」

「"鬼の戦漢"は我々にとって爆弾そのもの。速やかに対処しなければ……」

「念の為にCP0も配置している。これで万が一奴が生存する事は不可能」

「ああ、何より麦わらも最早無視できぬ者となっている。いつあの実が覚醒するか……」

 

 

「そうなる前に危険分子は───一斉排除に限る」

 




どうも皆さんもしロマです!
49話をご覧くださりありがとうございます!

よかったねアルガ!君のおかげでルルシアの人達生存フラグが立ったよ!……え?俺はどうなるって?


………………ファイト♪p(⁠.⁠ ⁠❛⁠ ⁠ᴗ⁠ ⁠❛⁠.⁠)q

それではまた会いましょうではでは~( ´ ▽ ` )ノシ
※ここ最近投稿できなかった事について活動報告を載せています。長らくお待たせしてしまい申し訳ありませんでした。
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