あなたにもう一度毛布をかけるため   作:もしも=ロマンの可能性だよねッ!

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どうも皆さんもしロマです!
本編とは関係ないですが史上最強の弟子ケンイチの続編が決まりテンション爆上がり中の今日この頃。ケンイチに見習ってアルガも達人の崖を転がり落ち続けて行きたいですね。
それでは続きをどうぞ!( ´ ▽ ` )つ


3話 ボニーの妹

 前回のあらすじ、渦の中からボニーともうひとり女の子がいた。以上!……なんて振り返ってる場合じゃねェ!え、でもホントに何でっ!?ジニーさん二人目産んでたの?おめでとう!……じゃない!!

 

「とにかく助けねェと!ルフィ!!」

「おっしゃ任せろ!」

 

 ルフィが腕を伸ばし二人を掴まえる。一瞬、伸びてきた腕を見たボニーが驚くが、俺を見てすぐに助けてくれようとしている事に気付くと抵抗もなくすんなりと救出に成功する。

 

 ひとりを除いて……。

 

「きゃああああっ!!」

「ああっ、しまった!?」

 

 助かると安心してしまったボニーはもうひとりの女の子を落としてしまった。手を伸ばした時にはもう遅く、女の子は落下しこのままでは海へ落ちてしまう。

 

「くそっ!ルフィ、チョッパーとボニーちゃんを頼む!”ギア4(フォース),,なりして飛べるだろ!俺はあの子を助ける!」

「わかっt───あ、おい暴れるな!?変身できねェ!」

「離せ!早く助けねェと怪物が……っ!?まだいるー!!下〜〜っ!!」

 

 何か上で騒いでいるみたいだが、急いで助けるべく海へ向かって急降下していたのであまり聞こえなかった。

 

 今はそれよりもあの子を……!

 

「間に合えェェェッ!!」

 

 ”飛龍翔,,で中を蹴り更に加速させ手を伸ばすと……パシッと女の子の手を掴み急いで引き上げ抱かえる。

 

 あっぶねー!ギリギリセーフだった。後はルフィ達と一緒にサニー号へ戻って……とと!

 

「うわあああっ!?落ちちゃう!落ち……あれ?海に落ちてない……?」

 

 相当パニクっていたのか抱えた後もしばらくジタバタ暴れていたが海に落ちていない事から正気に戻る。

 

 見た感じ10歳もないぐらいの女の子だな。7,8歳ぐらいだろうか。さっきお姉ちゃんと言ってたしボニーちゃんの妹なのかな。

 

「あ、あの助けてくれてありがとうござ……ゲッ」

 

 ゲッ?

 

 助けたお礼を言う途中だったが俺の顔を見るな否や露骨な反応をする。え、何?俺なんかした?

 

 嫌そう……というよりかは何処かバツが悪そうな感じが───

 

「っ!うえっ!うえェ!!」

「うえ?上に何が───ンゴスッ!?」

「「「わああああ!?ゴメーン!!!」」」

 

 下のメカ鮫ではなく上?と疑問に思ったが女の子が必死に上を指差すので顔を上げると上にいたハズのルフィ達が三人揃って俺の顔面へとダイブしてきやがった。

 

 突然の出来事に対応できなかった俺は一瞬視界が暗転しバランスを崩す。そして、踏ん張りが効かなくなり五人仲良く海へと落ちてしまった。

 

「ガボボボガボガポガッ!?」

 

 ただでさえカナヅチなのに海中の温度は氷点下。あまりの寒さに体はかじかんでしまう。女の子も同じく海中で苦しみ口から空気が漏れる。

 

 海中は流れも激しく抗うことができない。このまま溺れてしまうのかと思っていると遠くから一直線に向かってくる影が見えた。

 

「おい皆!わしが来たぞ安心せい!!しっかりしろ海上へ上がるぞ!!」

 

 現れた救世主はジンベエだった。よかった、これで助かると安堵しているのも束の間……。

 

「っ!アルガッ!?危ないぞ!!」

「ゴボォォッ!!?」

 

 突然視界が黒くなったかと思えばものすごい衝撃が顔面を強打する。ジンベエに意識を向け過ぎていたせいで反応が遅れた。思わず肺に残っていた空気をすべて吐き出してしまい視界がボヤケてしまう。

 

 そのまま薄れる意識の中、俺は掴んでいた女の子の手を離してしまうのだった。

 

 

 

 

 …………?ここは、確か俺は海で……っ!!

 

「しまったあの子……っ!?イデデデッ!」

「お、目を覚ましたか」

「まだ安静にしてないとダメだぞ。お前割とシャレになんねーデカさの氷が頭にぶつかっちまってんだ」

 

 ジンベエの説明を聞くと何でもサニー号を襲った爆撃で砕けた氷山の一角が激流に流れて来て見事俺の頭部にクリーンヒットしたらしい。

 

「だから沖に上がってすぐ診たんだけど……おでこに大きめのたんこぶができてるだけだった」

「あっひゃっひゃっ!アルガは頑丈だもんな〜」

 

 若干引き美味のチョッパーにそれを聞いて爆笑するルフィ。俺も自身の額に手を添えると少しズキッとするがそれ以外は特に問題はない。

 

「何がぶつかったのかと思ったが……まあ、だてに鍛えてないからな。頑丈さには自信があんだ」

「にしてもだろ……。氷山ぶつかってたんこぶで済むとか硬すぎだろ。お父さんかっての……」

「お、くまさんと比較してくれるのか嬉しいねー。それより皆、自然乾燥じゃ時間かかるだろ。(ダイアル)持ってっから早く乾かそうぜ」

 

 そういいポーチから"風貝(ブレスダイアル)"と"炎貝(フレアダイアル)"を取り出した。2つを使い熱風で服を乾かす。

 

「何だこれ!?ただの貝から風とか火が!」

「ボニーちゃんは(ダイアル)を見たのは初めて?他にも色々あるから後で見せてあげるね」

「ホントか!?わーい!」

「存在は知っとったが現物を見るのはわしも初めてじゃな。すまんのうアルガ助かる。それと悪かったな。わしがもう少し早う助けていれば……」

「いやいや大丈夫だって」

 

 ジンベエが落ち込むがとんでもない。むしろ、当たったのが頭部だけだったのは幸運だったと言える。

 

 問題なのは……。

 

「それより……気を失う直前まで掴んでいたあの子はどうなった?」

 

 本当は起きてすぐにでも安否を確認したかったけど何故か皆が楽しげに談笑をしていたから問題はないのかと聞くのが遅れてしまった。

 

 案の定ジンベエは問題ないと答え説明してくれた。

 

「そこは安心せい、あの後海流に流されてしまったがサンジが駆けつけて救助しとった。今はサニー号におる筈じゃ」

「そっか、よかったー……」

 

 でも、手離してしまった事には変わらない。そこはしっかり謝罪しないと。

 

「悪かったなボニーちゃん。助けるって言っといてこんなザマで」

「いや、あいつが無事ならそれでいい。でも、あいつ人見知りの泣き虫だからなァー。向こうで縮こまってなきゃいいが……」

「そういや、あの子は誰なんだ?どことなくボニーちゃんとジニーさんに似てるけど」

 

 ずっと気になっていた事を聞いてみると、ボニーちゃんはフフンと自慢げに胸を張った。

 

「おうよ、似てて当然だ。名前はバーソロミュー・バニー、あたしの可愛い自慢の妹さ」

 

 

 

 

 あっばばばばばばばばば!!!!!!

 

「あっばばばばばばばばば!!!!!!」

「おい、コイツ大丈夫か?船に乗せてからずっとこんなんだぞ……」

 

 私の名前はバーソロミュー・バニー。ボニーお姉ちゃんの妹でまだ知らないことが多い7才です。何で私がパニクっているのか。それを説明するにあたりお伝えしないといけないことがあります。

 

 

 それは、私にはこことはちがう世界で生きた()()()を持っているということです。

 

 

 こことはちがうべつの世界、日本と言う国でちがう女の子として生きていました。そこにはこことは比べ物にならないほどアニメやマンガの文化が発展ししてて、中でも私はONEPIECEという作品が大好きで大好きで大好きで……つまり、なんて言えばいいのでしょう……。

 

 今の状況が神々し過ぎて頭が変になりそうです!ですっっっ!!!

 

「助けた時に何かしたんじゃねェのかアホコック」

「ア"ア"ッ!?おれがレディーにどうこうする訳ねーだろクソマリモ!!てめェこそナミさんとロビンちゃんを助けんのがおせーんだよその筋肉は見せ筋かァ?」

「「上等だゴルァア!!!」」

「はわわわわっ」

 

 キャ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ(歓喜)!!!!ゾロの生アホコックとサンジの生クソマリモ頂きましたァアアァアア!!!それでもって生喧嘩だァ〜〜!!!

 

 ホントに仲悪ーい!!尊いいいいい!!

 

「っ!っ!!」フンスフンス!

「何かゾロ達のケンカ見て目輝かせてんぞコイツ……」

「血の気が多いのかしら?」

「どことなくバルトロメオみたいな感じがするな」

「それはそうと……あんた達!いつまでケンカしてんの子供が見てるでしょうが!!」

「ウッ!?」

「ハアン♡」

 

 うっひゃああああ!ナミの仲裁パンチ!カッケーです!ほれそーですナミ姐さん!

 

 感極まりまくっているとロビンが近づいて……近づいてっ!!!?

 

「ちょっとごめんなさい」

「ひゃあ///」

 

 うへゃあ///ロロロロビンが私のおでこに手ををををを!!?あっ、ちょっといい匂いがする!おねーさまいい香りがするゥゥゥ!!

 

「とりあえず容体は悪くなさそうね……あら、倒れちゃった」

「我生涯に一片の悔いなし」ガクッ

「悔いを残すほどまだ生きていないでしょう。困ったわね、チョッパーはここにはいないのに……」

「なんじゃ?困っているんならわしが診てやろうか?こう見えて医術も少しはかじっとるぞ」

 

 そこへ変な服をきたモジャモジャ女もやってくる。ついさっきまで私達をおそってきたコワい人だから思わずロビンの後ろへと隠れた。

 

「………」

「おー、急に正常になりおったな」

「まだ貴女を信用してないのでしょうね。私達もそうよ。それより、操縦はしなくていいのかしら?」

「安心しろ。今は自動運転に切り替えとるわ」

 

 ロビンは私をかばうようにしモジャモジャ女を警戒する。

 

 警戒するのは当然です。だってついさっきまで私達はこの女に襲われそうになっていたのですから。

 

 海でおぼれていた私をサンジが助けてくれたけど、その後この女に船ごと襲われそうになった。

 

 でも、ゾロとロビンが強気な態度をとった後、なんでか研究所へ案内してもらうこととなり今はサニー号を持ち上げ空を飛ぶ巨大ロボと一緒に向かっていた。

 

 そんな相手を信用なんてできません。それに……。

 

「自分をベガパンクなんていう頭のおかしい人とは仲良くしたくないです」

「何を〜、わしは正真正銘ベガパンクじゃ!」

「嘘っ!バニー知ってるもん!ベガパンクは頭の大きいおじいちゃんだったもん!」

「それは本当かしら?」

 

 私がベガパンクについて話すとロビンが反応する。でも、モジャモジャ女は面倒くさそうにタメ息をついた。

 

「ハァー、そりゃ本体(ステラ)の事じゃろう。わしは本体(ステラ)じゃなく"PUNK-2"ベガパンク「(リリス)」じゃ」

「……?さっきもそう言っていたけれど、その"PUNK-2"や「(リリス)」と言うのは何かしら?」

 

 意味のわからない返答で頭がこんがらがっていると同じ様に疑問を覚えたロビンがそう質問する。その返答に対しモジャモジャ女は説明する。

 

 ベガパンクは次々と発明を思いつくが手が足りずある日自身を増やそうと考えた。その結果、6人のベガパンクが誕生しそれぞれの役割を果たすことでより効率よく研究に没頭しているとのこと。

 

「ねこのても借りたい。そう思い生まれたのがわしら「(サテライト)」じゃ」

 

 はえ~、天才の考えることはわからんです。でも、だからってさっき襲ったことはまだ怒ってますよ。

 

「それはそうとアナタはベガパンクを知っているの?」

「え、あ、はい。前に少しだけ研究所でお世話になってたから」

「そうなのね。それにしても、何であなた達は二人であんな危険な所にいたの?」

 

 ロビンは今度は私に質問してきた。本当は答えちゃダメだけど、この人達なら信用できると思い話すことにする。

 

「えと、皆さんはジニーとくまって名前をごぞんじですよね」

「ええ、2年前スリラーバークとシャボンディ諸島でそれぞれ会ったわ」

「それじゃ、ジュエリー・ボニーと言う名前は?」

「確かルフィと同じ最悪の世代の一人よね」

「はい、世間ではジュエリーって姓名を名乗ってますけど本当はバーソロミューなんです」

「バーソロミュー……っ!?と言うことはあなた達は!」

 

 ここまで聞いて一つの真実に気づいたロビンは目を見開く。他の皆も同じ反応だった。

 

「はい、さっき一緒にいたのは私のお姉ちゃんバーソロミュー・ボニーで、ママはジニーなんです」

『っ!!!』

「……?」

 

 そうハッキリと答えると角のお姉さんを除いた他の皆は驚きを隠せずにいた。だけど、ただ一人ロビンだけはすぐに冷静になり何かを察する。

 

「だから私達はパパを変えたベガパンクに会うためにきました」

「そうか、だから彼はあの時……」

「あのー、僕には何が何やら……」

 

 ロビンがそう呟くとこの中で一人だけまったく分かっていない様子の人が手を挙げた。

 

「そっか、ヤマトは知らねーんだっけか。ちっとばかし長くなるからおれが説明するぜ」

「お願ーい!」

 

 そういいヤマトと呼ばれるお姉さんはウソップと一緒に少し離れた場所で話を始める。2人を見ていたらロビンが声をかけてきた。

 

「そういえば、2年前シャボンディの時に母親のジニーと一緒じゃなかったけれどどこにいたのかしら?」

「えーと、船でおるすばんしてました。あぶないと思って……」

「そう、それもそうね……」

 

 納得するとロビンはありがとうと答え再び考え事を始める。そんなロビンに私は少し罪悪感が出てしまう。

 

 船でおるすばんをしていたのは本当です。でも、理由は別にあった。シャボンディの時が麦わらの一味と会える千載一遇のチャンスではあったけど、その中にとある存在がいて会うのは中断しました。

 

 それが"鬼の戦漢アルガ"だった。

 

 その人のことは知っていた。だって、パパとママが揃って恩人と呼んでいたから。今の二人がいるのは彼のおかげだって。だから悪い人じゃないって言うのはわかるけど……。

 

 たぶん、私と同じ生まれ変わった人だよねェ……。

 

 そう思うと途端に足が止まってしまった。何を考えてこの世界で生きているのか分からなかったから。私と同じただこの世界を楽しんでいる人とかならいいけど、人の弱い部分に付け込んで悪いことを企んでいる悪人さんだったらと思うと……。

 

 でも、さっき助けてくれた時に私を心底心配してくれたようすだったしやっぱりちがうのかな?

 

「あの、私も聞いてもいい?」

「何かしら?」

「よくパパとママからアルガってお兄さんの話を聞くんだけど……仲間から見てその人はどんな人なの?」

「…………」

 

 ええい!こうなってしまったらもうやぶれかぶれだー!どの道この後嫌でも会うことになるんだ!どうか悪い人ではありませんように!

 

 その為にもまずは仲間内の評価を聞こうとロビンに尋ねたら……。

 

「へえ、聞きたいのね」

 

 すごくいい笑顔で距離を詰めてきました。

 

「まだ研究所まで時間があるみたいだし……彼について話してあげるわ。───いっぱいね♪」

 

 その後、目の色を変えたロビンは研究所に着いてからもずっと彼の話が止むことはなかった。

 

 

 

 

 

 服を乾かした後も色々あった。エッグヘッドで未来体験を楽しんでいた所にベガパンクの「(アトラス)」や本体(ステラ)と出会う。

 

 くまさんを戻そうと躍起になっていたボニーちゃんは最初本体(ステラ)を見てビームサーベルで襲いかかるが副作用の虫寄せ効果で大量の虫に囲まれてしまい気絶してしまった。

 

 その後、本体(ステラ)がまた研究所で会おうと言い残し消えてしまう。その時に真空ロケットの行き方を教えてもらったのでそこへ向かっていたのだが───

 

「アルガ♡」

ストーカー(ルッチィィイイ)!!!!」

 

 原作を知っていた俺はこの予測可能回避不可能な事態に絶叫した。




バーソロミュー・バニー
年齢 : 7才
悪魔の実 : ????の実
くまとジニーの間に産まれた子供だがジニーの血が濃く身長は普通の為12歳時のボニーよりやや小さい。クリっとしたお目目にジニーのような薄ピンク色の癖っ毛ロングヘアーの少女。
前世では病弱だったせいもあり会ったことのない人や知らない人には極端に人見知りになるお姉ちゃんっ子。
後、すごく食べる。めっちゃ食う。小柄な身体でルフィぐらい食う。
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