ありふれの世界に柳生十兵衛ぶち込んだら、八重樫の強化になって面白いことになりそうだなぁ、て。
1日交代で執筆します。
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「・・・夜明けだ・・・」
俺は灰都と東耶の手向けに月を斬ってみせた。
最も忌み嫌い使うまいと決めた斬撃『
だからこそ、灰都たちにこれを見せた。決して情を忘れ、刀を振るなと戒めを込め放つ。
あぁ、これで悔いなく、そして笑って逝ける。
「どこにゆくのかな。『無』の待つ剣の
と思っていたのだが、何故か俺は現代日本の中普通の服を着て街の中で立っていた。
「・・・スゥーハァー。落ち着け柳生十兵衛、俺は確かにカエサルにつけられた傷が開いて失血死したはずだ。どうしてこんなことに----」
「----それについては俺が説明しようか」
聞き覚えがある声が聞こえ、自然と居合の構えを取る---
---が使い慣れた刀は出てこず、花弁も一切待っていない。
「やはり出てこない、か」
「当たり前じゃないか。君はもう廻り者じゃないからね、柳生十兵衛」
「久しい、と言えばいいか。長い間会っていないというわけではないが、アラン・スミシー」
1968年から1999年にかけて架空の映画監督の名前として使われていた偽名。
森で出会った後、俺を含む一部の人間以外は奴の存在自体を忘れられていた。
こんなところで会うことができるなんて誰が予想ができるだろうか。
「それでお前は何か知っているのか?俺の記憶が間違っていなければ俺は散ったはずだが」
「Exactly!そして何の因果かは知らないが君この世界に流れつき記憶が残った状態でそこに立っているわけだ」
「ここに流れ着いた理由はわからないのか。・・・じゃあ何でお前はここに居るんだ」
「そんなの激励するために決まっているじゃないか!!」
「激励?」
「・・・前世で君は少年少女の心に炎をつけ、君の未練を断ち切った。晴れて君は廻り者の輪から離脱することができ、無事にこの世界にたどり着いたのさ。今度は現世をしっかりと生きてみようぜ」
大袈裟に体全体を使って熱弁する。現世は前世の力を使わずに生きていけと正体不明はニヤリと笑う。挑発するように笑う顔に対して柳生も鋭い目で男を見つめながら笑い返す一寸の極。
「お前に言われんでも俺は現世は行きたいように生きるとするさ」
「それはよかった。ではそろそろお暇しよう」
帽子を脱ぎ胸元に持っていき礼をする姿は紳士そのものだ。顔があったらの話だが。
「では早速、道場を探すとするか!」
その発言に前に倒れる顔無し。柳生は不思議そうに「何をしてるんだ?」みたいな目を向けている。
「・・・まぁ、うん。君はそんな奴だったね。うん。確かヤエガシ流の道場がおすすめだよ。師範の娘さんが君と同じ年だったはずだ」
「ヤエガシ・・・八重樫か。ではそこにするとしよう」
柳生十兵衛は数歩歩き、ふと足を止め振り返る。そこには花弁が舞っているだけだった。
「・・・昔を思い出すような道場だ」
街を行き交う人々に八重樫の道場はどこかと聞きながらやっとの思いで辿り着いた道場。
時刻は約16時頃、稽古の時間についてはわからないため道場ではなく家の方へ向かいインターホンを押す。
『はい、どちら様でしょうか?』
「名前は柳生
『わかりました。少々お待ちください』
少し待てば扉越しに足音が聞こえてくる。人数は2人だろうか。1人はインターホンで対応してくれた女性で、もう1人はおそらく・・・
「どうも初めまして。俺の名前は柳生 光世だ」
「これは丁寧にどうも。私の名前は八重樫 鷲三。八重樫流の師範をさせてもらっている。こっちは娘の雫です」
「初めまして、八重樫 雫です」
「礼儀正しい娘さんだ。灰都にも見せてやりたいよ・・・」
「?どうかしましたか?」
「いや、何でもない。こっちの話だ」
灰都には礼儀作法が全く無く、会えばやれ試合をしろ、やれ死合をしろとうるさかった。
場所を玄関から居間へと変え、話を始める。
「それでどのようなご用件でしょうかな?」
「3つほど頼みたいことがあるのだが、この場ではつ言わせて欲しい」
「聞きましょう」
「まず一つは俺を道場で共に修練をさせて欲しい」
「・・・理由を聞かせていただけますか?」
「俺の知人から勧められたのが一つ。そして名があるのが一つ、といったところだな」
「・・・なるほど・・・」
鷲三は手で顎を撫で少しの間思案する。
数秒経った頃姿勢を正し、目を合わせる。
「わかった。おそらくだが八重樫流を学びにきたわけではないのだろう」
「そうだな。俺は既に独自の流派を持っている。『柳生新陰流勢法』という」
「柳生新陰流勢法・・・柳生新陰流とは違うのか」
「確かにどちらも上泉 信綱殿に指南してもらった物だが、柳生新陰流勢法は完璧な間合いと返し技を追求した守りの戦型であり、『無縫』を目指す流派だ」
「『無縫』というのは・・・」
「縫い目がない自然で美しいことだ」
「縫い目がなく・・・自然・・・美しい、か・・・」
「・・・・・・柳生さん」
「何だろうか」
「その剣術を見せてもらうことは可能でしょうか」
「ああ、構わない。八重樫流の剣術も見たかったのだから丁度いいだろう。鷲三殿、答えを聞かせてほしい」
「・・・・修練に参加することを許可します。それで残り2つはいつ」
「演武、いやシアイをした後でいいでしょう」
「・・・それはどちらの意味ですかな」
「勿論」
鷲三と雫はすぐさま立ち上がり、柳生から距離を取る。目の前の少女は一切動いてない。しかし彼らには確かに首を斬ろうとする彼女の姿が見えた。
「こういう意味だ」
どうだったでしょうか?
結構無理矢理だった気がするんですよねぇ〜。
「そんな考えで大丈夫か?」
大丈夫じゃない大問題だ。
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