古典・・・あいつは強敵だったよ(一敗)
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病院に行き検査してもらった結果、大事には至っていないが今後はしないでほしいと伝えられた。
「心配をかけてしまって申し訳なかった」
「いえ、最悪失明の可能性もあったと言っていたので・・・。あまり無茶をするものではありませんよ」
鷲三はやれやれとしながらも、もう一度死合ってみたいと顔に出ている。
鷲三と光世は一つの机を挟み、話を進める。
「では死合の前に言っていた頼みたいことを言わせていただこうか」
二つ目、養子にしてもらいたい。
「養子、ですか」
「俺はある事情があってこの
前世の話を全て話す。廻り者、輪廻の枝、偉人の杜、項羽軍、灰都と東耶、自分の死について全て話した。
鷲三は笑いもせず真剣に話を聞いてくれる。最後には涙を流しながら聞いてくれた。
「---一つお尋ねしたいことがあります」
「後悔はございませんでしたか」
後悔、か
柳生 十兵衛は鷲三と目を合わせ、笑いながら
「悔いは一切無い」
と力強く告げた。
満足したかのように鷲三は微笑み、光世の二つ目の頼み事を受け入れた。
「では最後の頼み事だ。というよりかは聞きたいことだな」
「聞きたいことですか」
「八重樫流には秘密があるだろう。裏稼業、それも国家が絡む」
鷲三は「バレてしまいましたか」と軽く流しているが、そんな軽く流していいものでは無い。
「どこで気づいたのですか?」
「まずは死合の時だな。足運びや気配の消し方が剣士のものではなく暗殺者のものに感じた。病院の時、あれは八重樫専属の医者でしょう。そして今、天井に1人、俺の後ろの壁に1人、と言ったところだな」
「あらら、バレちゃってたのね」
「只者では無いと思っていたが・・・ここまでとは」
天井からは女性が後ろからは男性が出てきた。
女性の名は八重樫 霧乃、雫の母親で大和撫子を体現したかのような女性で一本芯の通った雰囲気を感じる。
男性の名は八重樫 虎一、雫の父親で八重樫流師範代。頬には斬り傷がある渋い中年男性だ。
「ところで、雫にはこのことを伝えているのか?」
「「「伝えてない」」」
「・・・伝えといた方がいい。自分の家が普通じゃないって知ったら彼女恐らくだが何秒間は白目を剥いて止まるぞ」
そんなことないわよぉ〜と冗談で言っているのか言っていないのかわからないからこそ少し怖い部分はあるのだが・・・そういうものは家族に任せておけばいいか。
「それでは今から私たちの家族ということになるのだが、苗字は柳生か八重樫か、どっちの方がいいだろうか」
柳生と八重樫。光世は即答した。
「八重樫でお願いする。柳生というのは正確には俺の名前では無いからな」
「わかりました。ではこれからもよろしく頼むぞ光世」
「よろしくお願いします、叔父上」
ところで叔父上は本当に人間ですか?
正真正銘、人間だが?
・・・そうですか・・・
八重樫家はおかしい!!!