熱き太陽 静かなる雪の輝きに照らされて   作:BURNING

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奇跡を纏う者に打ち砕かれていく剣

応援によって奇跡の力を手にしたプリキュア達。だが、シュラを倒すには各地に存在するする剣を破壊しないといけない。ひろプリメンバー5人がシュラとの戦いのために残り、他の3チームがそれぞれの剣を破壊するためにその方へと向かった。

 

対してその場に残ったひろプリの5人は足止めを任されたシュラを相手に戦う事になる。

 

「お前達5人だけでこの我を止められると思うな!」

 

「させない!」

 

シュラは手にした刀を振るうと次々と斬撃波を飛ばす。それに対してスノーが手を翳すと緑の蝶が出てきて攻撃を防いだ。

 

「何!?」

 

「これって、ミントのミントプロテクション……そっか。この姿になれば他のプリキュアの力を使えるんだ!」

 

「馬鹿な……」

 

「皆さん、行きましょう!」

 

5人はそのまま飛び出すとシュラはすかさず三つの顔を活かしてその動きを視界に捉える。

 

「無駄だ、どれだけ分散してもお前達の動きは全て把握している!」

 

「それなら、わかっていても止められない攻撃を出すだけです!」

 

するとプリズムがシュラの左側に立って両手を真上に掲げるとそこにピンク色の巨大な桜の花が模様として入った光のエネルギーボールを作り出すとそれを解き放つ。

 

「ヒーロガール!プリズムフォルテショット!」

 

プリズムが巨大な桜の花の模様が入ったエネルギーボールを射出。シュラは左側の2本の腕で防ぎ、押し合いとなる。

 

続けてはウィングがオレンジの光を纏いながら突進しつつ自身の前にピンク、白、青、黄の4つのリングを生成。それは先程剣相手に使った合体技に似ていたが、威力は段違いに強くなっており、その技を繰り出す。

 

「ひろがる!ウィングロンドアタック!」

 

ウィングの突進にシュラは右側の2本の腕を使って防御。だが、プリズムからの技もあって少しずつ押され始める。

 

「ぐぬうっ……だが、まだまだこの程度であれば!」

 

「それなら私の分もです!」

 

今度スカイが正面にフレプリを象徴する四葉のマークを召喚するとそのマークを後ろ側から押し込む形で水色の拳となりつつ突撃する。

 

「ヒーロガール!スカイフレッシュパンチ!」

 

四葉のマークはスカイパンチに押される形で電撃のようなエフェクトが加わると更なる威力を発揮。シュラは残された2本の腕を使って防ぐものの、最早打ち破られるのは時間の問題だった。

 

「な、何故だ……こんな奴等のどこにこんな……。だが、まだ終わらぬぅううっ!」

 

「ッ!?この状況でまだ力隠してたの!?」

 

だが、シュラは先程取り込んだ胸のリングの力を使うと紫のオーラを纏って踏み留まろうとする。するとそこでシュラの顔面の真後ろから声が聞こえた。

 

「まだ俺達がいるのを!」

 

「忘れてもらったら困るよ!」

 

「な!?お前ら、いつの間に後ろに!?」

 

そこにいたのは攻撃にまだ参加していなかったスノーとサンライズである。そしてシュラは2人がいつの間にか後ろを取っていた事に驚きの声を上げた。

 

「やっぱりお前の弱点は顔の無い真後ろだったか!」

 

「正面と左右は顔があるから視界として使えるけど、真後ろには顔が無いからね!」

 

シュラの弱点。それは三つの顔を持ち、それ故に視野が広いのだが顔の無い真後ろだけは見る事ができない点だ。そして、そこを突かれた際の動揺もどうしても大きくなってしまう点である。

 

「スノー!」

 

「うん、一緒に!」

 

2人は手を繋ぐと繋いでない方の手を真上に掲げる。その瞬間、炎と氷が2人に落下するとそれがキュアドリームの力で巨大な蝶の形へと変化。それは、以前スカイがUFOランボーグを相手にした際にエレメントスクリューをわざとぶつけてもらって使った技である。

 

勿論今回はエレメントスクリューをぶつける必要が無い分負担は小さく済むわけだが。

 

「「プリキュア!エレメント・エクスプロージョン!」」

 

2人が蝶型のエネルギーを纏い突進するとシュラの後頭部辺りに命中。同時にスカイ達3人の攻撃も炸裂してシュラはかなりのダメージを負うのだった。

 

「ぬぐぁあああっ!?」

 

このようにひろプリ組がシュラを相手に優勢を保つ中、他のプリキュア達は剣の方へと到達する事に。

 

〜挿入歌 Let's!フレッシュプリキュア! Hybrid ver.〜

 

剣の破壊に向かったフレッシュプリキュアの面々。すると剣に近づいた彼女達に対抗するように剣から兵士達が悪魔のような翼を武装した状態で出てくる。

 

「ッ、私達を邪魔しに来た!?」

 

「簡単には壊させないって事ね」

 

「それでも私達はスカイ達から託されてる」

 

「うん。その気持ちを無駄にしないためにもやるよ!」

 

4人は自分達に向かって突っ込んでくる兵士達を格闘戦で次々と倒していく。

 

「だだだっ!」

 

「たあっ!」

 

「やあっ!」

 

兵士達は数こそ多いものの、やはり厄介なのはその数だけ。一体一体の戦闘力は大した事がない。

 

「想いよ届け!プリキュア!ラビングトゥルーハート!」

 

そのため、4人が両手を自身の前で合わせてハートを作り、それを照射すると眩い光に包まれた兵士達は一瞬で消失していく。だが、兵士達は剣が健在な間はいつまでも出てくるのがまた復活しようとしていた。

 

「このままじゃキリが無い!?」

 

「それなら、あの剣を直接浄化するよ」

 

「「「オッケー!」」」

 

ピーチの提案に3人も了承すると一気に剣を破壊するために4人は大技を発動させる。まずはその前段階としてクローバーボックスと呼ばれる箱型のオルゴールを召喚した。

 

「クローバーボックスよ、私達に力を貸して!」

 

ピーチが手を上に掲げるとそこに現れたクローバーボックスの中が回転すると4つのハートが四葉のクローバーを形どるような位置に移動。そこから光が溢れ出す。

 

「プリキュア・フォーメーション!」

 

ピーチの掛け声と共に4人は横一列に並びつつ右手を上に上げた状態のクラウチングスタートの姿勢を取る。

 

「レディーゴー!」

 

そのままピーチが叫ぶと4人は同時に背中の翼を使って空へと飛び上がりつつ剣を撹乱するように飛翔する。

 

「ハピネスリーフ・セット!パイン!」

 

するとまずはパッションが腰のリンクルンを共鳴させると赤いハートを召喚。それをパインに投げ渡す。

 

「プラスワン!プレアーリーフ!ベリー!」

 

続けてパインがパスを受け取ると正面から見て赤いハートの右側に黄色いハートを付与させる。そのままベリーへと投げ渡した。

 

「プラスワン!エスポワールリーフ!ピーチ!」

 

更にベリーがパスを受け取り、正面から見て赤いハートの左側に青いハートを追加。そして、ここまで3人が繋いできたバトンをピーチへと繋ぐ。

 

「プラスワン!ラブリーリーフ!」

 

最後にピーチがピンクのハートを加えるとこれで4枚のハートが合わさり、四葉のクローバーが完成。それと同時に中心に緑色のキラキラマークが自動的に出てくる。

 

「はっ!」

 

ピーチは完成した四葉のクローバーを投げるとそれは巨大化しつつ高くそびえる剣の更に真上へ。そこに4人が飛行してくると自らのメンバーカラーの葉の上に着地。

 

すると巨大化した四葉のクローバーが剣を上から下にスキャンするように降りていくと4人は手を上に掲げつつ叫ぶ。

 

「「「「ラッキークローバー・グランドフィナーレ!」」」」

 

その瞬間、クローバーによってスキャンされた剣は巨大な水晶の中に閉じ込められるとその中で浄化の光による集中砲火を受ける。

 

「「「「はぁああああっ!」」」」

 

流石の硬さを誇る剣も奇跡の力を纏ったプリキュアの4人がかりの技には耐え切れなかったのか。少しずつヒビが入ると岩石部分が砕け散り、その中にある闇の部分が剥き出しになる。こうして、闇の力も浄化されると剣は綺麗さっぱり消え去るのだった。

 

〜挿入歌 Alright!ハートキャッチプリキュア〜

 

一方、別地点に向かったハートキャッチプリキュアの4人の方でも当然のように兵士達が出てくる。

 

「なんか向かってきたんだけど!?」

 

「さっきシュラは影の兵士の元となるエネルギーを取り込んでいた。だからあの兵士達もシュラの力の元が具現化した存在なのかも」

 

「どちらにせよ、向かってきたのなら倒すだけです!」

 

4人は空中を飛行しながら迫り来る兵士達を迎え撃つ。ただ、やはり兵士達の力では奇跡を纏ったプリキュア相手には通用しない。

 

「プリキュア!」

 

「ピンクフォルテ」

 

「ブルーフォルテ」

 

「ゴールドフォルテ」

 

「シルバーフォルテ」

 

「「「「ウェイブ!」」」」

 

4人はそれぞれのアイテムを構えると自身の前にピンク、青、金、銀の花のエネルギー弾を生成すると一気に射出。それが兵士達を一網打尽にする形で粉砕する。

 

ちなみにサンシャインのフォルテウェイブだが、一応アニメ本編でフォルテウェイブのような技は使っていたので今回は周りに合わせてそちらにしたのだろう。

 

「やっと静かになった!」

 

「これで決めます!」

 

兵士を撃破した4人だが、そのうちまた湧き出てしまうため、出てくる前に決める事にした。

 

そして、既に4人はスーパーシルエットには変身している。よって、早速剣を破壊するべく彼女達の持つ最強の技を発動させる事に。

 

「花よ咲き誇れ!」

 

4人はそれぞれのタクトとタンバリンを掲げつつ掛け声を放つと彼女達の後ろにピンクの長髪に白いドレス姿をした巨大な女神を召喚。

 

「プリキュア!ハートキャッチ・オーケストラ!」

 

4人はそのままタクトを指揮棒のように振るい、タンバリンを叩くと技名を叫びつつ巨大な女神を剣のある方へと突撃させる。

 

「ふっ!」

 

まずはムーンライトの掛け声と共に女神は更にその体を巨大化させると剣とほぼ同格の大きさへと変化。

 

「はっ!」

 

続けてサンシャインの掛け声と共にその力を高めつつ右腕の拳を後ろに引っ込める。

 

「はあっ!」

 

更にマリンの掛け声と共に右腕の拳に力を集約するとそれがピンク色に発光。

 

「やあっ!」

 

最後はブロッサムの掛け声と共に女神の全力を込めた鉄拳が巨大な岩石の剣を襲った。

 

その一撃は見た目通り強烈だったのか。岩石は女神の拳でワンパンされて粉砕。同時にブロッサムとマリンはタクトのクリスタルドームを回転。サンシャインとムーンライトはタンバリンとタクトをクルクルと回す。

 

「「「「はぁああああっ!」」」」

 

これにより残された闇の力は浄化の光に包まれると女神が下から両手で包み込み、その周囲には桜、青いコスモス、ひまわり、紫の薔薇そして何故か4人の誰でもない黒い薔薇が現れるとその力が闇の力を浄化していく。

 

「ッ!ダークムーン……」

 

この黒い薔薇を見て恐らくこれはムーンライトの中に戻ったダークムーンが力を貸してくれているのだろうと察すると彼女は優しく微笑み、同時に闇の力も消失するのだった。

 

〜挿入歌 ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪ ∞UNLIMITED∞ ver.〜

 

また場面が変わってスイートプリキュアの4人へ。4人の元に来る兵士達。ただ、彼女達はその数を見ると顔を見合わせた。

 

「凄い数……」

 

「それなら私達も最初から全力で行こう!」

 

「そうね、スカイ達を待たせるのも申し訳無いし!」

 

4人はこの数の兵士を倒すのと剣破壊を両立するには中途半端な攻撃では途中で技のパワー切れを起こしかねないため、いきなり4人での大技を使う事になると彼女達の前に先程も使用したヒーリングチェストが現れつつ開くとそこから8色の光が彼女達に注がれる。

 

先程はミューズ抜きで放っていたため、彼女の持っていたシリーとドドリーが補われたが故の8色の光であった。

 

「「「「出でよ、全ての音の源よ!」」」」

 

すかさずメロディが鍵盤部分をスワイプするように触ると4人の中に存在するクレッシェンドトーンが姿を現すとそのまま4人の体がそのエネルギーに包まれる。

 

「届けましょう!」

 

「「「「希望のシンフォニー!」」」」

 

それから4人はクレッシェンドトーンの中での掛け声を言い放つと彼女達の前に虹色の鍵盤の道が生成。4人を取り込んだクレッシェンドトーンはその鍵盤の上を飛ぶような形で進みつつ突進を開始。同時に自身の前で両腕をクロスさせつつ更に技名を叫ぶ。

 

「「「「プリキュア!スイートセッション・アンサンブル・クレッシェンド!」」」」

 

直後に4人の力によって増幅されたクレッシェンドトーンが一段と巨大化しつつ一気に加速。その超スピードによる負荷に4人は耐えながらターゲットである剣へと向かって行った。

 

「「「「はぁああああっ!」」」」

 

当然のようにその途中で影の兵士達が立ちはだかるが、それごと纏めて薙ぎ倒すように次々と跳ね飛ばしては撃退。

 

その一撃が剣へと到達し、激突するとその凄まじい火力を前に岩石部分はひとたまりも無く粉砕されていく。そして、中の闇の部分が露出するとそれも纏めて消失していった。

 

「「「「フィナーレ!」」」」

 

更にダメ押しとばかりに掛け声を加える事でクレッシェンドトーンの力は一気に巨大になるとそれが周囲に衝撃波として駆け抜け、周囲に残っていた兵士を消し去っていった。

 

これこそがスイプリ最強にして最大の技、“スイートセッション・アンサンブル・クレッシェンド・フィナーレ”である。

 

特徴としては兎に角技名が長い。・の部分を除いて32文字という歴代でも屈指の長い技名だ。そしてこの技名の長さを超える技名というのは登場から約10年程先であり、しかもそれは1話限りのおふざけ回のネタ技ぐらいしか無い程である。

 

それ以外では未だにこの記録を超える技名は無い程にこの技の名前は長かった。

 

そんな余談はさておき、これでシュラに力を供給していた3本の剣は完全に破壊されるとシュラに注がれていた力の源泉は断たれる事になる。




また次回もお楽しみに。
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