熱き太陽 静かなる雪の輝きに照らされて   作:BURNING

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燃え盛る想い アサヒの決意

プリキュアに変身したソラとユキ。それを見たカバトンは早速ランボーグをけしかける。

 

「ランボーグ!」

 

「行きますよ、スノー!」

 

「うん!スカイ!」

 

スノーとスカイは二人揃って飛び出すと空中から飛びかかるランボーグへと向かっていく。

 

「「はあっ!」」

 

二人からのダブルパンチとランボーグの腕からの一撃が激突するとそのパワーは互角。ランボーグはそのままぶつかった拳を利用しつつ二人を飛び越えるようにしてジャンプし、降り立つ。

 

「ッ!スカイ、多分来る!」

 

スノーがランボーグの動きを見て何かをすると判断してスカイに注意を呼びかける。その直後、ランボーグはいきなり両腕を地面に突っ込んだ。

 

「嘘だろ!?あの動きって!」

 

「ランボーグ!」

 

その瞬間、ランボーグが突き刺した腕からエネルギーが流れ込むと次々に地面から竹が生えて二人を襲おうとする。しかも、先端はしっかりと尖っているために当たればひとたまりも無い。

 

「分かれて避けましょう!」

 

「うん!」

 

すると、スカイは後ろに回転しつつ素早い身のこなしで後退。スノーはスカイとは別方向に行くために真横へと横跳びで回避する。そんな中、竹による攻撃はスカイのみを追撃した。恐らく、スノーが横に避けた影響でランボーグの視界から逃れたためである。

 

「ッ、しつこいですね!」

 

ただ、ランボーグの視界に残っていたスカイへの攻撃は割と長時間継続されていたために彼女自身もしつこさを感じていた。

 

「えるぅ……」

 

「大丈夫、きっと二人が守ってくれるよ」

 

そんな中でプリキュアが押されている現状にエルは不安な顔つきになる。

それをましろやアサヒの二人が彼女を元気づける形で安心させようとした。

 

場面は再びスカイへ。スカイはどうにか近くに大きめな岩があるのを見つける。

 

「あれを使いましょう!」

 

スカイはどうにか竹の槍から逃れるために岩へと登って一息吐く。それと同時にスノーはランボーグからの攻撃を止めるために逆にランボーグへと一気に距離を詰めた。

 

「下は危険ですね……」

 

「ランボーグ、あの岩ごと砕くのねん!」

 

カバトンはスノーの動きには気がついてないのか、スカイを集中的に狙うように指示。ランボーグはそれに応える形で力を込めるとスカイが逃げた先の岩の中を竹が貫通。

 

「まさか!?」

 

スカイは自分の立っている岩に振動が伝わる感覚がすると咄嗟に空中へと飛び出す形で離脱。次の瞬間には岩は竹によって完全に粉砕されてしまった。

 

「うわあっ!?凄いパワー!」

 

「良し、ランボーグ!着地狩りしてやれ!」

 

カバトンは空中で身動きが取りにくいスカイを狙わせるとランボーグは地面から生えた竹の何本かを伸ばさせて空中にいるスカイを貫こうとする。

 

「しまった!?」

 

スカイは攻撃を回避できずに喰らってしまう……かに思えたが、その瞬間にランボーグの足元が凍りついた。

 

「ラン!?」

 

「私の事ノーマークにし過ぎだよ!」

 

そのタイミングでランボーグの懐に入っていたスノーがランボーグのガラ空きの腹に向かって拳を叩き込む。

 

「ランボォ!?」

 

ランボーグがスノーからの攻撃に思わずよろけてしまうと地面に刺していた両腕を離してしまう。これによってスカイを襲おうとしていた竹も消失する。

 

「攻撃が消えた……スノー、ありがとうございます!」

 

「うん!」

 

それからスカイはよろけたランボーグへと体勢を変えつつキックを繰り出す。

 

「このまま行きます!」

 

「ランボーグ、迎え撃て!」

 

ランボーグは両腕を突き出すとスカイからのキックを止めようとする。それに対してスカイのキックはランボーグの両腕の間をすり抜けると目の前に着地。これによってランボーグは完全に不意を突かれる形となった。

 

「ラン!?」

 

「たあっ!」

 

次の瞬間、凄まじい音が聞こえるとスカイの拳に吹き飛ばされたランボーグ。ランボーグは吹き飛ばされた影響で近くの岩に激突。かなりダメージを負ったのか、岩が壊れた瓦礫にもたれる形で倒れ込んでしまう。

 

「ラァ……」

 

「むっきーっ!何やってるのねん!ランボーグ!」

 

それからスカイはスノーと合流。二人は再度構えを取る中で岩陰から見るましろは二人の活躍に嬉しそうにしていた。

 

「ほら、スカイもスノーも大活躍だよ。エルちゃん」

 

「えるぅ〜」

 

そんな中でアサヒも先程からランボーグを圧倒する二人を見て自分の心配は杞憂にも思えてきた。

 

「ランボーグを圧倒できてる……あの夢は杞憂だったのか?」

 

しかし、妙な胸騒ぎがしてならない。夢の事が杞憂だとしたらこんなにも毎日毎日同じ夢を見せられないような感じがするのだ。

 

「だったら、ランボーグ。アレを使え!」

 

するとランボーグが攻撃の姿勢を取る。それに対してスカイは一気に踏み込んで前に出た。

 

「ランボーグ!」

 

「だああっ!」

 

するとランボーグの叫びと共に今度はランボーグも地面に腕を突っ込む事なく竹を大量に生やす。ただ、その隙間は先程よりはスカスカであり、スカイの体格なら十分に間をすり抜けられそうである。ただ、その光景にアサヒは既視感があり過ぎた。

 

「嘘……だ。まさか!?」

 

その直後、スカイは跳び上がりつつその隙間をすり抜ける形で回避していく。その動きはアサヒが見た物と完全一致してしまう。

 

「ッ、そんな物に当たりません!」

 

スカイはランボーグへと一気に肉薄。このままスカイパンチを放つ姿勢となる。

 

「ヒーローガール!」

 

「にひっ……。ランボーグ、今だ!」

 

カバトンが笑みを浮かべるとランボーグはいきなり両腕を一気に伸ばすとスカイの今の位置も攻撃の射程圏内に入れてしまう。

 

「ランボーグ!」

 

ランボーグはそのまま伸ばした右腕でその射程圏内を薙ぎ払うかのように動かすとスカイパンチの姿勢に入って無防備なスカイの真横から薙ぎ払ってしまう。

 

「スカイパ……きゃああっ!?」

 

スカイがランボーグに吹き飛ばされると更にその先にはいきなり竹が地面から生えてくる。先端は尖って無かったものの、スカイは竹に受け止められるとそのまま失速。

 

そんな彼女を封じ込めるように地面から竹が追加。腕や脚の隙間に入り込むようにして出てきた竹はスカイの動きを完全に封殺してしまう。

 

「ッ!しまった!」

 

「スカイ!?嘘……何で」

 

「にゃーっはっはっは!今度はこっちが上回ったのねん!」

 

スカイは完全に慢心を突かれてしまった。ランボーグの地面からの竹生やし攻撃を凌げば一気に決めにかかるとスカイの思考を突かれたのである。

 

「やっぱりキュアスカイの思考はわかりやすくて助かるのねん!」

 

「ッ、こんな物!」

 

スカイはどうにか拘束を外そうと生えてきた竹を掴み、力で引き剥がそうとする。しかし、スカイは上手く力を入れられない上に竹は少し曲げてもすぐに元に戻ってしまう。動きが制限された中でこの竹をへし折るのは至難の業だ。

 

「スカイがダメなら……私が!」

 

スノーは走り出すとランボーグへと向かっていく。ランボーグはそれを見てすかさずまた地面から竹を生やそうとする。

 

「その手はもう効かない!」

 

スノーは踏み込みの際に自身の冷気を地面に流すと凍らない程度に地面が凍結。ランボーグの竹は氷に阻まれて地面から飛び出すことは無かった。

 

「やぁあっ!」

 

スノーがランボーグに近づくと拳を繰り出そうとする。しかし、その瞬間。ランボーグは突如として両腕を自分の方に向けてきた。

 

「えっ!?」

 

「ランボーグ!」

 

するといきなりランボーグの両腕がミサイルのように発射されるとスノーはまともに喰らって吹き飛ばされてしまう。

 

「しまっ……きゃあっ!?」

 

スノーは不意打ちに近い形でミサイルを喰らうと地面に激突。体に痛みが走る中、スノーは立ち上がる。

 

「まだだよ!」

 

スノーが手を翳すと氷の礫が生成されてランボーグへと飛んでいく。それをランボーグは腕で弾き飛ばすとその一瞬の隙を突いてスノーは一気にランボーグの左側に回ると今度は凍らせた脚によるドロップキックを放つ。

 

「はあっ!」

 

「ランボーグ!、左側だ!」

 

ランボーグはカバトンに言われてそれに対応する形でまたミサイルを放つとドロップキックとミサイルが激突。爆発と共にスノーは後ろに押し戻されてしまう。

 

「ッ、だったら!」

 

スノーは地面を凍結させると滑り込むようにしてランボーグの足元に接近。そのまま脚払いをかけようとする。

 

「ランボーグ!」

 

しかし、今度は両腕を地面に刺した上でストッパー代わりにしたランボーグが逆立ちする要領で攻撃を見事に透かすとそのまま振り上げた脚でスノーを蹴り飛ばしてしまう。

 

「ああっ!?」

 

スノーは地面を転がる中、徐々に彼女の中に焦りの気持ちが出てきていた。

 

「私がどうにかしなきゃ……。スカイは動けなくて、戦えるのは私だけ。私がやらなきゃ……」

 

アサヒはスノーのこの台詞にこの状況の危うさを感じる。やはりあの夢の内容は実際に起きてしまうのだと。

 

「はあっ!」

 

スノーは地面を蹴るとランボーグへと拳を繰り出そうとするが、先程までのように仕掛けを使う事は無い。そんな単調な攻撃は簡単に見切られるとランボーグの腕に防がれてしまう。

 

「ッ!?」

 

「ラン!」

 

「きゃあっ!」

 

ランボーグがスノーを押し返すと竹のしなりからの反発による勢いで吹っ飛び、体を強く打ち付ける。

 

「まだ……まだ!」

 

スノーはそれから何度かランボーグを倒すために攻撃しようと立ち向かう。しかし、その単調過ぎる動きはダメージによる鈍りもあったせいでランボーグから反撃を受けて逆に体の傷は増える一方である。

 

「がはあっ!?ゴホッ……ゴホッ……」

 

スノーが砂煙を吸ってむせてしまう。それから彼女の顔には相当の焦りが溜まっていた。

 

「ダメだ……。スノー、かなり焦ってる」

 

アサヒはそう呟くが、夢の時と全く同じ。自分がプリキュアじゃ無い以上、スノーを助ける事なんてできない。

 

「くっ……」

 

アサヒが握り拳を強く握りしめるとスノーは呼吸を一度整えるとまた手を地面に置く。その瞬間、先程よりも冷気の量を増やす事で地面を完全に凍結させる。

 

「ラン!?」

 

そんな中でランボーグは氷に脚を取られるとそのまま滑って転んでしまう。その一瞬の隙をスノーは見逃さない。

 

「チャンス……!ヒーローガール!スノーインパクト!」

 

スノーがすかさず氷のエネルギーを右脚に集約してボレーシュートをランボーグへと放つ。

 

「はぁあっ!」

 

そんな中、スカイはランボーグが尻もちを付いた際に何をしているか見ると慌てて声を上げた。

 

「スノー、ダメです!」

 

「え?」

 

その瞬間だった。スノーが技を出すために突進するその進路上。地面にヒビが入って氷を砕くといきなり何かが生えてきた。

 

「あれは……竹!?まさか!」

 

「スノー、止まって!」

 

アサヒとましろが声を上げるがもう加速し切ったスノーは技をキャンセルなんてできない。そのまま竹へとぶつかるとそれはスノーの勢いを殺すためにゴムのようにしなる。

 

「あぐっ!?……ッ。でも、このまま押し切れば……」

 

スノーは竹をへし折るつもりで更に前に行こうと力を入れる。しかし、その力は竹をへし折るには足りずに竹はスノーを押し返してしまう。

 

「きゃあああっ!」.

 

スノーは竹をへし折るために力を無理に込めたためにその反発も大きく。そのまま吹き飛ばされて近くにあった岩に強く体を打ち付けてしまう。

 

「ううっ……」

 

スノーが体への激痛に顔を歪めた。そんな中、カバトンはスノーへと勧告する。

 

「YOEEE!お前もちょっと強くなったからって粋がり過ぎなのねん!やっぱり弱虫は弱虫のままなのねん!」

 

「違う……私は、私は……弱虫なんかじゃ……」

 

するとスノーの胸がドクンと高鳴るとその脳裏に幼い頃、自分に向けられた同年代の子共達からの罵倒の言葉が聞こえてくる。その中には自分が弱いという言葉も含まれていた。

 

「嫌だ、嫌だ……捨てられたく無い。もっと頑張らきゃ……使える女だって示さなきゃ……」

 

スノーは何かに取り憑かれたかのように呟くと立ち上がる。しかし、体の痛みでフラフラと足元が震えていた。

 

「スノー……震えてる?」

 

「えるぅ……」

 

ましろがスノーの心配をする中で、彼女の腕の中にいるエルはプリキュアがピンチになったために涙目になっていく。

 

「さて、このままそこのプリンセスを渡せばこのまま帰っても良いのねん。もし、それができないなら……」

 

ランボーグはカバトンの意思に応えるようにそのターゲットをましろとエルの方に向ける。それを見てアサヒは目を見開く。夢の通りならターゲットは自分に向くと思っていたために余計に困惑した。ただ、すぐに自分の見た夢とこの現実で違う点に思い至る。

 

「ッ、そうか!夢の時にましろ達は……」

 

そう、ましろ達は夢の時にはいなかった。そして、本来のカバトン達のターゲットは自分では無くエルである。そのためにアサヒは反応が遅れてしまった。

 

「……時間切れなのねん!ランボーグ!」

 

「ランボーグ!」

 

カバトンがこれ以上は待たないとばかりに指示を出すとランボーグが腕のたけのこによるロケットパンチを飛ばす。

 

「止めろ!」

 

「ましろさん、逃げてください!」

 

アサヒとスカイが口々に言う中、ミサイルはましろと抱えているエルへと飛んで行った。

 

「ッ!?」

 

その直後、ましろの方に行ったミサイルから爆発音が響くとそこから煙が上がる。煙が消えるとそこにはボロボロのスノーが立っていた。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……あ……うっ」

 

スノーはダメージをかなり背負った状態でましろとエルを庇ったために激しいダメージを受けてその場に崩れ落ちてしまう。

 

「う……くうっ……」

 

スノーは疲れ切った様子で息切れを起こしており、もう戦う事などできなかった。アサヒはまた既視感のある光景を見て動揺し始めた。このままではスノーは負けてしまう。

 

「ヤバい……せめてスカイが動ければ……」

 

「ユキさん!そんな……このっ!」

 

スカイはスノーが倒れたのを見て彼女自身も動揺しており、必死に竹を壊そうとする。ただ、スノーの浄化技の突進を止めるくらい頑丈な竹だ。そう簡単には折る事ができない。その間にランボーグはましろの元に歩いていく。

 

「えるぅ!」

 

エルが涙を浮かべつつ叫ぶ中でランボーグは地響きを立てながらましろへと近づいた。

 

「ひっ……」

 

「ましろさん、逃げてください!」

 

スカイがましろへと逃げるように叫ぶが、ましろは脚がすくんでしまい動き出せない。そんな時、スノーはピクリと指を動かすと残ってる力を振り絞るようにしてフラフラと立ち上がるとアサヒを守るために両手を広げて立つ。

 

「ダメ……ましろちゃんは……エルちゃんは、私が助けなきゃ……守らなきゃ」

 

「止めろ!ユキ!そんな体で無理したら……」

 

「私が……守るんだ……私が、私が……」

 

絞り出したような弱々しいスノーの声色がアサヒの耳に入る中でランボーグはゆっくりと接近。彼女の前に立つ。

 

「まず一人撃破なのねん!ランボーグ、そのYOEEEプリキュアを倒せ!」

 

カバトンは上機嫌な様子でランボーグへとトドメを刺すように声を上げる。そんな時だった、アサヒの脳内にまた嫌な光景が浮かぶ。

 

それは、この直後に訪れるスノーへと叩きつけられる重い拳やそのせいで気を失って変身解除。無惨な姿となったユキの姿だった。

 

「……嫌だ、そんな未来……俺は、俺は……認めたく無い!」

 

「トドメだ!」

 

「止めろ!!」

 

そんな時、アサヒは意を決すると倒れているスノーの前に立って両手を広げている。そんな様子を見たスノーは不安そうな顔になるとか細い声でアサヒへと声を上げた。

 

「アサヒ君……何してるの……逃げて」

 

「何だぁ?今度は俺様の事を何回も馬鹿にした脇役ボーイか。怪我したく無かったら……」

 

「これ以上、俺の大切な人達を傷つけさせたりなんてさせない!」

 

アサヒはそう言ってスノーを庇うようにして負けじと声を上げる。そんな中でスカイはそんなアサヒに逃げるように叫ぶ。

 

「ダメです!アサヒ君、逃げてください!」

 

「ぷっ、プリキュアになれない脇役が調子に乗ると痛い目を見るのねん。それとも、力の差がわからないお馬鹿さんになったのねん?」

 

「……俺は確かにプリキュアになれない。だけど、大切な人達を傷つけられて、黙っていたなんて……俺はそんなの嫌だ!」

 

アサヒの言葉にカバトンは苛立つ。そんな中でスノーはアサヒへと止めるように言う。

 

「ダメだよ……アサヒ君……戦ったらダメ……。私が、頑張るから。どうにかするから」

 

そんなスノーの目は恐怖に染まっていた。それはアサヒが戦って傷つくのを見たく無いと言わんばかりである。

 

「……心配してくれてありがと。ユキ」

 

アサヒはスノーの前にしゃがむと彼女を安心させるように優しく見つめる。

 

「……でも、俺もユキと同じだよ。皆を守りたい。その気持ちに付いた火を消したく無い。だから俺はこの気持ちで強くなる」

 

「……え」

 

すると、スノーはアサヒの首から下げられたスカイトーンのようなアクセサリーが一瞬赤く光ったのを見て目を見開く。そんな中、アサヒの反抗を見たカバトンはランボーグへと指示を出した。

 

「ほう?そんなに怪我がしたいのねん?だったらお望み通り、潰してやる。ランボーグ!」

 

「ランボーグ!」

 

ランボーグはカバトンからの指示を受けてアサヒへと拳を突き出そうとする。その瞬間、ユキ達と初めて出会ったあの日と同じようにアサヒから燃えるような赤いオーラが迸るとランボーグの拳を跳ね飛ばす。

 

「ランボーグ!?」

 

ランボーグもまさか攻撃を防がれるとは思っていなかったのか、ランボーグは拳を弾かれて驚いたような声を上げると後ろに下がる。そして、アサヒの胸に夢の少女の声が聞こえてきた。

 

『あなたの熱い気持ち。確かに受け取ったわ……』

 

それから少女が指を鳴らすとアサヒの意識が一瞬だけ精神の世界へと移動。その先でまた夢の少女と出会うことになるのだった。




また次回もお楽しみに。
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