熱き太陽 静かなる雪の輝きに照らされて   作:BURNING

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決着 ダークプリキュア5戦

キュアパッションに覚醒したイース。そして、立ち上がったムーンライズ達六人のプリキュア。七人のプリキュアが構える中、ドッキリーヌは指示を出す。

 

「向こうが一人増えたようだが、まだこちらにはダークプリキュア5がいる。そして、能力はこちらが上だ。さぁ、やれ!」

 

ドッキリーヌの言葉と共にダークプリキュア5は飛び出すとそれと同時にスカイ達も飛び出す。

 

「はあっ!」

 

スカイはダークドリームと再度殴り合う中、今度はスカイがダークドリームを押し始める。

 

「嘘、どうして?さっきはこんな奴に負けなかったのに……」

 

「私達は、絶対に諦めません!それに、あなたは確かに強いです。それでもヒーローは最後には邪悪な敵に必ず勝つんです!」

 

ダークドリームはそんなスカイに鬱陶しさを感じると技を発動させる事に。

 

「ダークネスアタック!」

 

ダークドリームが漆黒の蝶によるエネルギー弾を放つが、スカイはそれを真正面から喰らう。

 

「ふふっ。他愛も……ッ!?」

 

しかし、スカイはそれを喰らっても尚それを打ち破って前に出ていった。そして、そのままスカイがカウンターの一撃を放つ。

 

「ヒーローガール!スカイパンチ!」

 

スカイがその一撃をダークドリームに放つとダークドリームは防御を固める。だが、スカイはそのまま彼女へと拳を命中させて一気に押し込むとそのままダークドリームは壁にまで叩きつけられることになる。

 

「どうして……どうしてあなた達はそんなに強いの?」

 

ダークドリームの問いにスカイは彼女の目を見てしっかりと答えを返すことになった。

 

「それは、私達が決して諦めず、正しい事を最後までやり抜くヒーローだからです」

 

「ヒーロー……ね」

 

その言葉を最後にダークドリームは浄化されて消滅していく。同時刻、ムーンライズとダークルージュの戦いはそれぞれが光のエネルギー弾と火炎弾の撃ち合いをしていたのだが、ムーンライズは気弾を相殺しながらダークルージュを追尾する気弾でその動きを常に捕捉した。

 

「ふざけるな。ドッキリーヌ様から力を貰った私が……負けるはずがない!」

 

「それはどうかな?」

 

「何!?」

 

「確かにお前らには疲れって概念が無い。普通にやり合えば俺達に勝ち目はねーよ」

 

「だったら……」

 

「いや。お前らは一つ勘違いしてるよ。……幾ら疲れ知らずのお前らでも俺達に勝てない要素が一つある。それは、誰かのために戦う意志だ!」

 

ダークルージュはそれを聞いて怒りに目を染めるとそのまま突撃してくる。

 

「黙れ!これで燃え尽きろ!ダークネスファイヤー!」

 

ダークルージュが炎を放つ中、ムーンライズはそれを見て自らの浄化技で返す。

 

「ひろがる!ムーンライズドリーム!」

 

ムーンライズから放たれたエネルギー波が炎を押し返すとそのままダークルージュを飲み込み浄化させていく。

 

ダークレモネードと交戦するプリズムはダークレモネードから繰り出される蹴り技の連発を悉く躱していく。

 

「嘘よ。この私達がアンタ達に押されるわけが……」

 

ダークレモネードはプリズムへと踵落としを放つが、プリズムはそれを両手で抑えるとそのまま彼女へと話しかける。

 

「歌は誰かを苦しめる物じゃないよ。あなたのオリジナルは……誰かのために歌うのが大好きで……」

 

「はぁ?そんなの知らないわ。それにそれはあなた達の都合でしょ!」

 

それから二人は距離を取るとダークレモネードはヤケクソと言わんばかりに騒音とも取れるほどの不快な音楽で攻撃する。

 

「ダークネスフラッシュ!」

 

その不快な音波攻撃に対してプリズムは耳をやられそうになるが、何とか両腕を掲げて技を放つ。

 

「ヒーローガール!プリズムショット!」

 

プリズムショットが放たれるとダークレモネードへとまっしぐらに向かっていき、彼女に命中。その体を浄化した。

 

更にオーロラと戦うダークミントの方は緑の気弾を次々と放ってくる。だが、その気弾が命中する度にオーロラの体は薄く溶けて消えていく。その度にオーロラの場所は変わり、まるでダークミントを翻弄していた。

 

「ちょこまかと。どうしてそこまで他人のために必死になれるのよ!私は自分さえよければ良いのに!」

 

「……人は誰だってそうだよ。私にだってその気持ちは無いわけじゃない」

 

その瞬間、オーロラはダークミントからの気弾を弾き飛ばす。そして、それを見たダークミントは本体を捕捉したと集中砲火を放つ。

 

「ダークネススプレッド!」

 

その連続弾が次々とオーロラに命中するが、今度はオーロラの体がまた薄く溶けて消えた。

 

「ッ!?しまっ……」

 

ダークミントは行動を誘導されてしまったと考えるが、もう遅い。オーロラはダークミントを取り囲むように五人に増えていた。そしてそれは彼女の技が炸裂する事になる。

 

「ヒーローガール!オーロラミラージュ!」

 

そのまま地面から発生した光の柱がダークミントを浄化していく。そのままダークミントが倒れ込む中、オーロラが彼女を抱きしめた。

 

「ごめんね……」

 

「どうして?アンタが謝るの……」

 

「あなたにはわかって欲しかった。……オリジナルはとても優しかったから。だからきっとあなたにもわかると思ってたから」

 

「そういう所が……甘いのよ」

 

そのままダークミントは完全に消滅。消え去る事になった。最後のウィングとダークアクアの戦闘はダークアクアが手に水の力で作った刃を構える中、圧倒的にリーチが足りないウィング。

 

「そんなので私に勝つ事は……」

 

「ええ。確かにこのままじゃ勝てないですね……でも!」

 

それを見たオーロラは氷雪拳を応用して氷の剣を作り出すとウィングへと投げ渡す。

 

「ウィング!」

 

「ありがとうございます!これで互角ですよ!」

 

ウィングとダークアクアは剣を何度もぶつけ合わせるとそのまま二人共距離を取る。

 

「チッ……同じように剣を手にしたからと言って調子に乗るな!」

 

二人は再度激突。そのまま何度も剣をぶつけ合わせる中、ウィングがダークアクアの剣を遂に弾き飛ばした。

 

「なっ!?」

 

「ボクはプリンセスの騎士。あなたのような邪悪な戦士には負けません!」

 

「くっ。ならば受けてみろ!ダークネスストリーム!」

 

ダークアクアが激流で攻め立てる中、ウィングは氷の剣を構えるとそのままエネルギーを纏う。

 

「ひろがる!ウィングアタック!」

 

ウィングは普段のウィングアタックに貫通力を加えるかのように回転しながら剣を突き出して突撃。そのままダークネスストリームを押し返すと攻撃はダークアクアに命中。浄化されていく事になった。

 

「ま、まさかダークプリキュアがやられるとは……こうなったら増援を……」

 

ドッキリーヌが慌てる中、そこにクラウディとパッションが突っ込んでいく。

 

「僕のノートを……返してもらう!」

 

「はあっ!」

 

二人による攻撃のラッシュにドッキリーヌはそちらに対応。何とか迎え撃つが、執念に満ちたクラウディからの攻撃を受けきれずに態勢を崩したところにパッションがハートの形をしたハープのようなアイテム。パッションハープを手にし、そのまま技を発動させる。

 

「吹き荒れろ!幸せの嵐!プリキュア!ハピネスハリケーン!」

 

パッションを起点に吹き荒れるハートや羽のエフェクト。それが竜巻となってドッキリーヌを襲うと彼を吹き飛ばし、彼が手にしていたクラウディのヒーローノートを全て空中へと放り出させる。

 

「なっ!?しまったぁ!!」

 

「今よ、クラウディ!」

 

ドッキリーヌが慌ててノートを回収しようとするが、そこにクラウディが間髪入れずにドッキリーヌへと技を繰り出す。

 

「ひろがる!クラウディスマッシュ!」

 

クラウディから放たれたキックはドッキリーヌの鳩尾に命中。そして、それを喰らったドッキリーヌは堪らず飲み込んでいたサイコロを吐き出した。

 

「ゲホッ!?ゴホッ!?ば、馬鹿な……」

 

「はあっ!」

 

更にパッションは自らの能力でサイコロ及びノートを全てワープさせる。そして、サイコロとノートをキャッチしたクラウディはすかさずサイコロを振った。

 

「頼む!出てくれ、六!!」

 

クラウディが投げたサイコロは転がるとその願いに応えるように六を示した。

 

「やった!これで!」

 

「ゴールだよ!」

 

そして、プリキュア達の姿がゴールのマスに移動するとそのままゲームの世界から現実の世界にまで戻ることに。そして、外ではプリキュア達を心配していたヒョウとエル、そして買い出しから戻ってきたかけるである。

 

「やっと戻れた……」

 

「皆!」

 

「良かった。皆無事だね」

 

「えるぅ!」

 

「ヒョウ、かけるさん。心配かけてごめん」

 

ヒョウ達がプリキュアの帰還に安堵の顔を浮かべる中、キュアパッションの体は薄く透け始めていく。

 

「パッション!?どうして……」

 

「……多分こうなっている理由は私が元々死んでいるのと、ゲームの世界から出てしまったからよ」

 

キュアパッションは……イースはドッキリーヌに呼ばれた時点で既に魂だけの状態だった。現実世界ではもう生きられないという事だろう。

 

「……あなた達には感謝してもしきれないわ。それに、私にはこんな私を呼んでいる人達がいる」

 

「そっか。……ありがとう、キュアパッション」

 

クラウディの言葉にパッションは微笑むと彼女は消滅。そのまま魂は彼女が自らが死んだ場所に戻っていく。ドッキリーヌが言う事が正しければ彼女は恐らくこのまま転生して別の人生を歩むだろう。

 

「いつかまた会えるよね」

 

「うん。彼女は生まれ変わってもプリキュアなんだから」

 

「きっといつか会えるよ」

 

ムーンライズ達が別れを惜しむ中、そこに怒り狂った顔つきでゲームの世界から出てきた影が一人。ヒーローノートを奪われた挙げ句、ゲームの世界から脱出されてご立腹のドッキリーヌである。

 

「貴様等ぁあっ!よくもよくも私の邪魔ばかりしてくれて!」

 

「そんなのあなたが勝手にクリアしてみろと言ったんでしょう!」

 

「てか、そんな事で怒るなよ!」

 

ウィングとムーンライズがツッコむ中、ドッキリーヌはこうなったらと言わんばかりにとある呪文を唱えることになる。

 

「こうなったら、私の奥の手です!魔神変幻!○ージ・ジ○マ・○ジ・ジン○!!」

 

その瞬間、ドッキリーヌは魔法陣を潜るとその姿を巨大化させていく。その姿は機械仕掛けのカラフルな体に胸には巨大なMの字を模したマーク。背中に巨大な翼。頭には魔法使いがしているようなMのマークが入った帽子。その姿を見たムーンライズは震え始めた。

 

「……おい、お前それは……」

 

「あははっ!これが私の奥の手、ドッキリーヌ魔神形態!」

 

「いや、これどっからどう見ても○ジキングじゃねーかよ!!」

 

「ふん、バッタモンダーの奴が似たような玩具を持ってたから参考にしたまでだ!」

 

「そんなの知るか!てかバッタモンダーの野郎、○ーオンジャーだけじゃなくて○ジレンジャーのロボットも持ってんのか!!」

 

ムーンライズが怒りを露わにする中、クラウディ達は何とかムーンライズを落ち着かさせる。そして、ドッキリーヌが変身した魔神形態……○ジキングと交戦するのであった。




また次回もお楽しみに。
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