熱き太陽 静かなる雪の輝きに照らされて   作:BURNING

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ゲームを攻略せよ 仕掛けのぶつかり合い

最初のステージであるPK対決をクリアしたプリキュアチーム。続いてはサイコロを振る時だ。

 

「じゃあ、行きます!」

 

それからスカイがサイコロを投げると出た目は三。三マス進んで次のゲームになる。今度は鉄骨渡りだ。

 

「って、鉄骨渡り!?」

 

「何でそんな地味なゲーム入れてるの!」

 

「そんな事言われましてもねぇ〜」

 

ドッキリーヌはあくまで雑に通すつもりなのかどこ吹く風とばかりの顔つきだ。

 

「取り敢えずルール説明してくれ」

 

今回は二人が代表となり、全長30メートルの鉄骨の上を渡る。そして反対側の陸地に着けば良いのだ。ちなみに地面からの高さは20メートル。それなりに高い位置なので恐怖心があるようだと無理だろう。

 

「30メートルの鉄骨かぁ……」

 

「でもさっきの事があるから油断はしない方が良いよ」

 

「ちなみに今回も助っ人はありです」

 

「……じゃあこの人にしよう」

 

クラウディからの提案に一同はなるほどと頷く。そして選択されたのはキュアレモネードだ。

 

「弾けるレモンの香り!キュアレモネード!」

 

「おやぁ?その人で大丈夫なんですかねぇ」

 

ドッキリーヌが煽る中、挑戦者を二人出す。一人はキュアプリズム、もう一人はキュアオーロラだ。

 

「じゃあ行くね」

 

最初に挑戦するのはキュアプリズムだ。彼女が鉄骨を渡り始めると突如として鉄骨がガタガタと震え始めてプリズムのバランスを崩そうとする。よくよく見ると鉄骨はランボーグ化しており、プリズムを邪魔者として落とそうとしているのだ。

 

「やっぱりか……」

 

「だから卑怯だっての!」

 

「知らないですねぇ。それにあなた方に対策なんて無いでしょう」

 

「……は?あるけど」

 

その瞬間、プリズムがジャンプするとその瞬間レモネードが技を発動させる。

 

「プリキュア!プリズムチェーン!」

 

そのままプリズムは鎖に巻かれて投げられると反対側の陸地に着地。鉄骨渡りとは名ばかりだったがクリアすることができた。

 

「お前ら!それは無いんだけど!」

 

「はぁ?先にズルしたのはお前だろーが。逆ギレされる理由がわからないんだけど」

 

「ムーンライズ、凄い怖い顔になってるよ……」

 

オーロラがそういう中、双六はまだまだ続く。次は水泳対決だ。隣のレーンを泳ぐランボーグよりも早く25メートルプールの反対側に到着すれば勝ちらしい。

 

「さてと、対戦相手のランボーグは……って、え?」

 

そこにいたのは泳ぎがとにかく早いカジキの姿をしたランボーグだった。ちなみに挑戦可能人数は三人である。つまり、三人程度など楽勝だと言わんばかりなのだ。

 

「尚、そちらは飛び込みからスタート。こちらは水中からのスタートです」

 

「これは流石に……ズルすぎ……」

 

「これ、飛び込みスタートの時点で悪意あるよな?」

 

「取り敢えずどうする?今回の助っ人は二人呼べるみたいだけど」

 

「あ、それなら泳ぐ選手は私が行く」

 

するとオーロラが前に出る。更にこちらが呼ぶプリキュアの助っ人はこの二人だ。

 

「光の使者!キュアブラック!」

 

「光の使者!キュアホワイト!」

 

役者が揃った所で早速スタートだ。ドッキリーヌはスタート地点に並ばせると笛を鳴らす。

 

「よーい、ドン!」

 

その瞬間、ランボーグが泳ぎ出すがオーロラはスタートさえしない。それを見てドッキリーヌは嫌な予感がした。

 

「「プリキュア!マーブルスクリュー!マックス!」」

 

そこにプールに向かって放たれたマーブルスクリュー。それが水に入った瞬間大量の電撃がプールの中に浸透。それによりランボーグはあっという間に感電すると機能停止してしまう。

 

「良し!相手の動きが止まった!」

 

「だが、相手を止めても自分がゴールできなきゃ意味は無い!今のプールに飛び込めばお前らも感電する!」

 

「だったら飛び込まない!氷雪拳!氷ノ型!」

 

オーロラが飛び込み台を殴るとそのままプールの水は凍結する。その上をオーロラはスケートをするように滑って進み、反対側の飛び込み台にタッチしてゴールした。

 

「ぐぬぬ……お前ら!真面目にゲームをしろ!」

 

「そう言うならもっとまともなゲームを作ってくださいよ!」

 

ウィングからそう言われ、ドッキリーヌはぐうの音も出ない。更に次のゲーム。それは走り高跳びだ。目の前に存在するバーよりも高く跳ぶことができたらクリア。挑戦人数は二人である。

 

「一人は僕が行くよ」

 

「じゃあ、ボクも行きます」

 

クラウディとウィングがメンバーとして名乗り出る中、まずはウィングだ。ウィングなら最悪バーが勝手に動いても元々飛べるのでズレるのは簡単だからである。

 

「行きます!」

 

ひとまず最初は普通に跳ぶ事にしたのだが、ここで思わぬ誤算が起きた。

 

「やあっ!」

 

ウィングが跳び上がるために踏み切った瞬間だった。その地面がいきなりグニャリと液状化。ウィングの脚がズブリと沈むと跳ぶ高さが足りずに棒の上にまで行かない。

 

「ダメだ!これじゃあ届かない!」

 

「でも、ボクには飛行能力が……」

 

だが、次の瞬間だった。突如としてウィングの体にズシリと重みが走ると飛行能力が強制的に封じられてしまう。そのため、ウィングは思い切りバーに激突。失敗してしまった。

 

「うぅ……こんなの反則ですよ……」

 

「もう何でもありだね……」

 

「どうする?これ、クラウディの能力だけで突破できそう?」

 

「多分大丈夫」

 

それを聞いて一同は疑問に思う。だが、すぐに順番は回ってくるとクラウディは一人駆け出した。すると最後の踏み切りの位置をだいぶ手前で踏み切って跳び上がる。確かにこれなら液状化する場所は踏まずに済むわけだ。

 

「ふふっ。馬鹿め。そこで踏み切ったってバーの手前で落下するだろーがよ」

 

しかし、次の瞬間。クラウディは足元に白い小さな雲を出すと空中で二度目の踏切りを行う。それにより、バーよりも高く飛んでそこを飛び越えるのであった。

 

「何だと!?」

 

「凄い!どうして!?」

 

「さっき見てて思ったんだけどさ。ウィングが落ちたのって飛行能力が無効化されただけだからそれなら僕の空中での二段ジャンプは防げないかなって思ったからだよ」

 

何はともあれゲームの突破に成功した一同。それからも大変だった。ここからは長くなるのでそれをダイジェスト化すると。

 

野球対決では消える魔球を投げてくるピッチャーに対してスカイが並外れた動体視力で打ち返す。

 

モグラ叩きではなかなか出てこないインチキモグラをプリズムがプリズムショットを拡散させて穴の中に突入させ、ダメージで無理矢理起こしてから叩きまくる。

 

知識対決では動き回る解答ボタンをウィングが自慢の機動力で捕まえて押して答えた。

 

ダンス対決ではフレッシュプリキュアの三人に手伝ってもらいつつムーンライズがクリア。

 

スキー対決ではオーロラが妨害に対して変幻自在な対応を見せて勝利。

 

キックボクシングでは息を吸うように反則をしてくる相手にクラウディが自慢のキック力で勝利。

 

そんな感じで十数個の種目をクリアしていくといよいよゴールが見えてきた。

 

「あ!あと六マスぐらいでゴールだよ!」

 

「やっとこの地獄が終わる……」

 

しかし、ゲームをクリアした六人の元にサイコロは置かれていなかった。それを手にするのはドッキリーヌである。

 

「ここから先はご遠慮願おう。もうサイコロは振らせないぜ」

 

「ちょっと!どれだけズルすれば気が済むんですか!」

 

「だったらもう無理矢理取るしか無いよ」

 

するとその瞬間、六人の周りに次々と闇が集まっていくとそれが具現化。そこに現れたのはランボーグ達である。

 

「普通にゲームしても勝てないからってリアルファイトしに来たな」

 

「皆、ここでコイツらを倒してサイコロを奪い取ろう!」

 

とにかくサイコロを振らないことにはゴールはできない。そのためプリキュア達はサイコロを取り戻すべく戦闘を開始。

 

「ランボーグ!」

 

まず飛び出したのはスカイとクラウディ。それを援護するようにムーンライズ、オーロラが気弾を放つ。その間にウィングがプリズムの支援の元でドッキリーヌに仕掛けていった。

 

「はあっ!」

 

スカイとクラウディはこちらでは初めから全力で倒しにかかる。前衛としてスカイとクラウディが強いからか、ドッキリーヌのランボーグを相手にあっという間に相手を追い詰めていく。

 

「ヒーローガール!スカイパンチ!」

 

「ひろがる!クラウディスマッシュ!」

 

二人が直線的な攻撃でランボーグ軍団を蹴散らす中、撃ち漏らした相手をムーンライズとオーロラがカバー。二人が気弾による援護で対応を続けていく。

 

「これで!」

 

ムーンライズは弾丸を拡散させるように放つとそれが全てランボーグを追尾するように戻ってきて次々と命中。ランボーグは倒されていく。

 

「はあっ!」

 

更にオーロラはランボーグに接近するとすかさず技を使って倒しに行く。

 

「ヒーローガール!オーロラミラージュ!」

 

「ひろがる!ムーンライズドリーム!」

 

更にムーンライズも技で敵を浄化。ドッキリーヌが相手の思った以上の強さに驚く中、プリズムやウィングを迎え撃つ。

 

「はあっ!」

 

ウィングが接近して拳を放つ中、それをトランプのカード化して回避すると再度集まってウィングを蹴り飛ばす。

 

「うわあっ!」

 

「ヒーローガール!プリズムショット!」

 

更に使われたプリズムショットには頭に付けている帽子を外してそれを前に出すとその中に吸い込み。そこからすかさず撃ち返す。

 

「ッ!!」

 

プリズムは何とかそれを躱すものの、ドッキリーヌは普通に戦っても強かった。

 

「ふふっ。次はこれですよ」

 

するとドッキリーヌの姿が分身。五人となると手を翳し、5つのエネルギー弾を放つ。

 

「させない!」

 

そこにクラウディが突撃すると回し蹴りで全て弾き飛ばす。そのタイミングでウィングも突撃した。

 

「ひろがる!ウィングアタック!」

 

「おっと危ないですね!」

 

するとドッキリーヌが指を鳴らすと彼の前にトランポリンのような物が出てくるとウィングはそこにぶつかってしまうと跳ね返され、プリズムやクラウディを巻き込んでしまう。

 

そこにランボーグを倒したスカイ、ムーンライズ、オーロラが加わるとドッキリーヌと対峙する。

 

「どうにかしてアイツからサイコロを奪えれば……」

 

「でも、マジシャンみたいに変幻自在のアイツの動きなんて止められるの?」

 

「……普通にやったら無理だ。どうすれば……」

 

そんな中、ドッキリーヌは笑みを浮かべると手にしていたサイコロを魔法で縮小化。そのまま口の中に放り込んでしまう。

 

「「「「「「あっ!」」」」」」

 

「これで君達は私を倒さない限りサイコロは振れなくなった。さぁ、第二ラウンドと行きましょうか」

 

ドッキリーヌはそう言ってプリキュア相手に高笑いを浮かべる事になるのであった。




また次回もお楽しみに。
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