ユキ……南條愛乃さん
アサヒ……柿原徹也さん
ヒョウ……内山夕実さん
かける……石川界人さん
ひかる……梶裕貴さん
一応こんな感じで設定しました。ただ、ちょっとこの話の投稿の数時間前にあったとある発表を見てかなり驚きました。この話の中でそれにも触れたので気にしながら読んでもらえると嬉しいです。
最初のゲームである借り人競争が終わり、エンジェリーの進行の元、次のゲームへと進んだ。
「続いてのゲームはこちら。心を一つに!以心伝心ゲーム!」
すると一同の前に回答するための台が出現。そして一つの台につき二冊のスケッチブックとペンが置いてあった。
「これから各チームの代表者二名ずつがそちらの回答台に立ってもらうのですが、私が出す質問に対してその答えを台の上にあるスケッチブックに書いて答えてもらいます。ペアの二人で回答が揃えば成功です。全部で四つの質問をしますのでできる限り二人で答えを揃えてください」
要するにペアである相手の答えを予想してそれに合わせるように答えるのがこのゲームのコツと言えるだろう。それからチーム内で話し合うと早速出るメンバーがチームの中で話し合って決められる事になる。
Aチーム ツバサ、アスミ
Bチーム ましろ、みのり
Cチーム ローズマリー、のどか
Dチーム ユキ、あまね
各チームの出場メンバーは以下の通りとなった。話し合いの後にメンバーが出揃ったいうわけで全員が回答のための席に座ると早速エンジェリーが質問を投げかける事になった。
「では一つ目の質問です。お正月に食べるおせち料理と言えば……何?ちなみに餅と答えるのは禁止です」
最初の質問はおせち料理についてである。鏡餅から連想しやすい餅は禁止される事になった。それなりに難易度を高くするための措置である。
「おせち料理かぁ……それなりに難しい問題を出してきたなぁ」
「あ、でもこれスカイランド組は不利じゃない?」
そう、スカイランド組であるツバサやユキはこちらの世界のおせち料理を知らない可能性がある。いや、ツバサは数年間こちらの世界にいるので知ってるかもだがユキはまだこちらの世界でお正月を迎えていない。となるとこちらの世界のおせち料理が何かわからないリスクがあった。
「うぅ……おせち料理って何?……どうしよ。何も出てこないよ……」
案の定スカイランド出身でまだこちらの世界での正月を迎えたことの無いユキが頭を抱えてしまう。そもそもスカイランドでは正月に当たる行事は正月では無くガツショウと読む。おせち料理もオーセチ料理という形となっている。
「確かユキの出身地はスカイランドだったか……なら」
そして、回答時間は終了。ユキは仕方なく名前的に近いオーセチ料理の中でユキが大好きな物を答える事にした。
「それでは皆さん、回答を出してください」
ツバサ……ボコカマ
アスミ……黒豆
ましろ……数の子
みのり……かまぼこ
ローズマリー……エビ
のどか……黒豆
ユキ……ダテマーキ
あまね……ダテマーキ
「「「「「「えっ!?」」」」」」
その答えを見た途端全員の声が驚愕で一致した。ユキがスカイランドでのおせちを答えたのは何も問題は無い。無いのだが、あまねはその回答に見事合わせて見せた。
「お見事です!Dチーム、答えが一致した事で見事正解になります!ちなみにダテマーキはスカイランドにおけるおせち料理に当たるのでミスとしてカウントしません」
「あ、あまねさん!?どうしてスカイランドの料理を……」
「実は少し前の事になるが、シナモン……品田のお父さんに頼んでクッキングダムに行った事があってな。世界中の料理の中から私の実家で出す新しいスイーツの案を探したんだ。その時に偶々スカイランドの料理が出てきてな。ついついそっちに興味が引かれてしまったんだ」
しかも偶々その開いたページにあったのがダテマーキであったのだ。色々と他にもスカイランドでのオーセチ料理を調べたが、後はユキの性格から何となく予想して当てに行った。
「ありがとうございます!あとすみません。私がこっちの料理を知ってたら……」
「ふふっ、このくらい大丈夫さ」
「あまねちゃん凄い!」
「まさかスカイランドの料理を知ってるなんて」
そんな中、ツバサは一人顔を青ざめさせていた。ついつい自分がオーセチ料理の中で好きな物を書いてしまったのだ。あまねは偶々知っていたが、アスミは地球の精霊でヒーリングガーデンの人間。スカイランドについてはよくわからない事が多いということを完全に失念してしまったのだ。
「ツバサ……何やってるの」
「あはは、そういう事もあるよね」
「えるる……」
ヒョウは一人浮かれてしまったツバサにツッコミを入れ、あげはは苦笑い。エルも若干呆れたようだった。
「すみません、アスミさん」
「良いんですよ。次は合わせましょう」
そんな中、アスミが優しくツバサへと声をかけ、次の問題へと進む。エンジェリーは質問を出した。
「次の問題は目玉焼きにかける調味料と言えば何?」
今度は割と簡単な質問だ。先程の質問が選択肢が多すぎて難しかったというのもあってエンジェリーはちゃんと難易度の修正をかけてきたのだ。
「目玉焼きかぁ……」
「何をかけても美味しいわよね。でも、ここはこれにするべきかしらね!」
それから全員の回答が出揃ったのでエンジェリーは回答をオープンするように言った。
ツバサ……醤油
アスミ……醤油
ましろ……醤油
みのり……塩コショウ
ローズマリー……ソース
のどか……醤油
ユキ……醤油
あまね……醤油
今度はAチームとDチームが合致して正解。他のニチームは揃わないという結果になった。
「オーソドックスな答えだと醤油になると思ったけど、思ったより揃わないね」
「まぁ、この辺はその人その人の感性の問題だからな」
「相手に合わせようとした結果、合わなかったというのありそうですわね」
「では三問目に行きますね。次のお題はおにぎりの具材の中で一番食べたいと思える物は何?です」
今度はまた選択肢が多い問題だ。この問題を聞いてソラは目を輝かせると答えを言った。
「はい!シャケが良いと思います!」
「いや、答えを返すのはソラじゃないんだけどな?」
「おにぎり!どれも美味しいルン!何にするか迷うルン!」
「ララ、あなたも一度落ち着きなさいニャ」
ララは地球に来た時に初めて食べたひかるのおにぎりが美味しかったためにすっかりおにぎりの虜になっていた。なので思いっきり食いついた形である。
「うーん。でも結構難しいお題ね」
「え?そうなの?」
ちゆが手を顎に当ててそう言う中、ひなたはよくわかってなさそうに彼女へと聞く。
「相手に合わせるのか、それとも自分の直感を信じるか。でも、殆どのペアは今日知り合ったばかりの人達だからそこまで相手を理解できてないはず」
「だから合わせるのは難しいかな〜」
かけるの言葉にえれなも続き、果たしてどうなるのか。それから一同は答えの回答をオープンした。
ツバサ……ツナマヨ
アスミ……シャケ
ましろ……シャケ
みのり……シャケ
ローズマリー……梅干し
のどか……塩
ユキ……たらこ
あまね……たらこ
「という事でBチームとDチームが正解ですね!」
「やっぱりシャケが一番なんですよ!」
「というか、菓彩とユキ凄いな。ここまで全問一致かよ」
「はわわ〜。マリちゃんが梅干しなのは流石大人って感じだよ」
一応今の所の正解数はAチームが1、Bチームが1、Cチームが0、Dチームが3である。こうして見るとやはりユキとあまねの息が相当ピッタリだとわかる。
「では最後の問題を行きますね。最後は水族館に行った際に一番見たいと思う生物は?です」
「水族館か……ユキならペンギンって答えそうだけど」
アサヒはそう言ってユキの思考を読む。彼はこの前の水族館デートでペンギンが好きだと明言している。だからこそ彼女はここでペンギンを選ぶと予想した。
「私も多分ペンギンって言っちゃうかな……ペギタンから連想できちゃうし」
だが、水族館に展示させる生き物にはこれもやはり幅がある。水族館にもよるが、両生類とかも取り扱う場合もある。多くの人は魚とかから選ぶだろうが、やはり絞るのが難しいだろう。
「(うーん。私なら絶対ペンギンだけど……多分あまねさんなら)」
ユキは頭の中でそんな思考をすると答えを書き込む。そして、全員が答えをオープンした。
ツバサ……イルカ
アスミ……ペンギン
ましろ……カクレクマノミ
みのり……アザラシ
ローズマリー……ペンギン
のどか……ペンギン
ユキ……アザラシ
あまね……アザラシ
「ッ!?ユキがアザラシに……あっ、あまねさんに合わせたのか!」
「ユキ、何で……」
「ふふっ。私も何と無くあまねさんの気持ちがわかるのかもしれません。これでさっきのお礼もできました!」
二人は優しくハイタッチすると全問一致できた事を喜ぶ。ちなみに他のメンバーの中でヒープリ組はちゆと同じでペギタンのイメージの関係でペンギンを選択。ローズマリーはのどかがペギタン繋がりで恐らくペンギンを選ぶと予想して答えた。みのりはくるるんからアザラシを連想したのだろう。
「あっ、そっか。みのりさん、くるるんから」
「うん。合わせられなくてごめん」
「ううん。私こそ、何でそれを考えられなかったんだろ……」
「以上で以心伝心ゲームは終了です。見事全問一致したDチームの二人に拍手をお送りください!」
エンジェリーの言葉に一同が拍手を送る。そして、それが収まると次のゲームへと移る事になった。
〜おまけ〜
体育館でのレクイエーションの前。ユキ、あまね、あすか、ちゆの四人で料理を作っている時だった。ペギタンはそのサポートである。
「ユキ、そこで蜂蜜を入れるんだ」
「え?でも、カレーなのに蜂蜜を入れるんですか?」
「大丈夫。カレーには隠し味として蜂蜜を入れる場合もある。蜂蜜を適量入れる事でカレーが美味しくなるんだ」
「は、はい……」
それからユキがあまねに言われた通りに蜂蜜を入れる。それから四人とペギタンでカレーを食べるとユキはその美味しさに目を見開いた。
「はむっ……お、美味しい!!前のレトルトカレーも美味しかったけど、このカレー、私が家で作って食べるカレーよりもっと美味しくなった。あまねさん、ありがとうございます!」
「良かったな。ユキ」
そう言ってユキの頭を撫でるあまね。そんな彼女を見たあすかはある事を口にした。
「そうやって見ると二人は姉妹みたいだな」
「え?」
「私も。何だかあまねさんも心なしか気持ちが楽に見えるわ」
「そうか?……でも何だかこうやって見ているとユキがお月様のように静かに周りを照らしているように感じるな」
「ふえっ!?アサヒ君から“雪の結晶みたいな美しさがある”みたいな事は言われるんですけど……お月様ですか?」
「ああ。何だか近くにいるだけでそんな安心感を感じる」
「……うう、何だかそう思うとあまねさんはやっぱりアサヒ君みたいに太陽のような温かさを感じます。……何でかわかりませんけどあまねさんに撫でられるとアサヒ君と同じような安心感を感じますし」
そう言われてあまねは僅かに恥ずかしそうにする。普段はクールな彼女も年相応にこんな顔をする時があるらしい。するとあまねとユキの脳裏にそれぞれ二人の少女の言葉が唐突に響いてきた。
『調〜。何だか調と一緒にいるだけで安心するデスよ!』
『私も。切ちゃんといると安心できる』
そんな風にまるで月と太陽を表したような二人がイチャイチャする光景を想像したユキとあまね。中でもあまねはデスという語尾の声に親近感を感じながらもその光景の想像に見惚れたようになった。
「あまねさん、何だかとってもキラキラしてるプリ!」
その瞬間、突如としてユキがプリという語尾を使った事にその場の全員がユキの方へと顔を向ける。
「……あれ?あれ?どうして!?わ、私も意識してこんな事言ったわけじゃ……」
ユキが無自覚でそんな事を言ってしまった事に困惑。しかし、それ以降ユキがプリという語尾を使うことは無かった。同時刻。これまた“はなみちタウン”での事になるのだが、茶色のロングヘアにピンク色のカチューシャを付けたアイドルを目指す少女の近くで“キラキランド”からやってきた白を基調として額に音符マーク、胸にはリボン、肩から小さなバッグを下げた可愛らしい妖精がクシャミをしてしまったらしい。
「どうしたの?プリルン」
「な、何だかプリルンの噂をされているプリ」
というやり取りが少女と小さな妖精、プリルンとの間であったのだがユキ達は知る由も無いのである。
前書きで話した事の意味がわかりましたかね?まさかの来週から始まるキミとアイドルプリキュアに出てくる妖精ことプリルンの声を南條愛乃さんが担当する事になったというのをこの話を書く少し前に知りました。実は昨日の時点で南條さんの声をユキの声のイメージにするというのは決めていて、次の投稿でそれをお伝えしようと思っていた矢先にこの発表があって……。慌てて話を完成させました。なので決してわざと被せたというわけではないのでご了承ください。また、前書きに書いたイメージCVは設定の所を更新して載せますのでよろしくお願いします。また次回もお楽しみに。