熱き太陽 静かなる雪の輝きに照らされて   作:BURNING

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楽しい楽しいレクイエーションpart3

レクイエーションの二つ目のゲームも終わったが、まだまだ続きはある。レクイエーションでやる三つ目のゲーム。その名も……。

 

「三択から当てろ!プリキュアクイズ!」

 

「プリキュアクイズ……?」

 

ユキが首を傾げる中、エンジェリーはニッコリと笑うと彼女へと声をかけた。

 

「はい。皆さんはプリキュアですし、ここにはいない歴代のプリキュアの皆さんの事を知るのも良いかなと。なので、これから皆さんの中の代表者三名に出てもらい、出された問題の答えを三択の中から答えてもらいます」

 

「純粋な知識クイズか……」

 

「でも、私達ってあんまり他のプリキュアの皆さんと接点が無いですよね」

 

そう。ちょっとメタ的な話にはなるが今ここに集められた五つの世代のプリキュア達。彼女は一部の歴代プリキュアとの交流こそあるものの、その全てを知っているわけでは無い。だからこそ来るべき先輩達との交流に備えて今のうちに知識を揃えておこうというのだ。

 

「うーん、なんか地の文の発言の時点で未来予知をされているような気が……」*1

 

アサヒがエンジェリーの発言に嫌な予感を感じる中、ひとまず代表者を決める事になるのだが代表者三名という事でまだゲームを一度もやっていない三人ずつ。

 

Aチーム ソラ ローラ ユニ

 

Bチーム かける ゆい えれな

 

Cチーム アサヒ らん ひかる

 

Dチーム さんご ひなた ララ

 

このメンバーが回答者として出る事になった。このメンバーを見ると知識系の問題を相手に何人か不安が残るメンバーがいるが、それもまたゲームの盛り上がりに必要だろう。ちなみにシンキングタイムは一問につき30秒だ。

 

「それでは早速一問目の問題です!第一問!次に示す三組のプリキュアに当てはまる共通点を持つプリキュアを答えてください」

 

キュアブラック&キュアホワイト

 

キュアミラクル&キュアマジカル

 

キュアメロディ&キュアリズム

 

「選択肢はA.キュアブルーム、キュアイーグレット。B. キュアマシェリ、キュアアムール。C、キュアラブリー、キュアプリンセスの三つです。それではシンキングタイムです!」

 

早速エンジェリーが砂時計をひっくり返す。それを見て回答者達は考えを始めた。

 

「これはなかなか難しい……って、ゆい?」

 

「え、えっとぉ……誰!?わかんないよぉ!」

 

「ひとまず落ち着いて。ゆいちゃん。俺なら全員はわからないけど、ブラックとホワイト、ブルーム、イーグレットなら教えてもらったからわかるよ」

 

ゆいは頭を使う系の問題が苦手なために一旦無理はさせずに問題のメンバーで考えた場合、あげはに教えてもらった知識だが、一番わかるかけるが共通点を探す。

 

「わからないわね……。ユニ、ソラ、わかる?」

 

「うーん。私もパッと見た感じわからないニャ」

 

「あ。でも、キュアブラック、キュアホワイトとキュアブルーム、キュアイーグレットの共通点なら何となくですがわかります」

 

「もうそれに賭けてみる?」

 

ソラ達のチームはソラの直感に頼る形になってしまうが、今はそれに任せるのが一番正解率が高いという判断でそれに決定した。

 

「はにゃにゃ……こんなのわからないよ……」

 

「一部なら共通点がわかるんだよな。ただ、それが正解かって言われたらわかんねーな」

 

「うーん。そういえば、確か前に会った時キュアアムールとキュアマシェリは二人で同時に変身していたよ?」

 

「えっ?じゃあこれ、答えが二つ?いや、そんな事は無いだろ……。エンジェリーさんの調査能力高そうだし、そんなヘマはしないと思う……あっ、もしかして!」

 

らんがわからない問題を前に頭を抱える中、アサヒはひかるからの言葉にヒントを得たのか答えを自分に任せて欲しいと言って書き込む。

 

「およよ……普通にわからないルン!」

 

「うーん。私は直感だけどここにあるいるメンバーって全員が何かしらの共通点がある気がするんだよね」

 

「それを今探すんだけどね?」

 

ひなたがそう言う中、さんごがルール説明の時にそれを言っていたんだよ?とツッコむ。

 

「はい。タイムアップです。全チーム、答えを出してください」

 

Aチーム A

 

Bチーム B

 

Cチーム A

 

Dチーム C

 

「答えはA!共通点はこの四組のプリキュアは二人揃っていて、尚且つ妖精に当たる存在がいないと変身できないという事です!」

 

ブラック達、ブルーム達は小説内で既に出ているので言わずもがだが、ミラクルとマジカルはモフルンが。そしてメロディとリズムは妖精その物が変身アイテムにはならないのだが、変身アイテムの起動にはフェアリートーンと呼ばれる妖精が必要となる。

 

ちなみにマシェリとアムールの二人は二人で変身というのは満たしているが、変身アイテムを起動して変身するのに妖精の力は必要無い。だから今回は対象外となる。

 

「そっか……そういえばその二人ってメップル達が必要だったよな……」

 

「すみません。私がマシェリとアムールが二人同時変身なんて言って二分の一にしたから……」

 

「いや、AとBの答えを絞れなかったから俺もまだまだだよ」

 

「嘘……答えが当たらなかった」

 

「あはは、まぁ仕方ないよね……」

 

「こんな感じでどんどん行きますね。第二問!次に挙げる三人のプリキュア全員と共通点があるプリキュアは?」

 

キュアビューティ

 

キュアセレーネ

 

キュアアクア

 

「選択肢はA. キュアダイヤモンド B. キュアハート C.キュアスパークルです」

 

「えっ!?私と共通点あるの!?」

 

「正解は一つだけルン。だからあるとは限らないルンよ」

 

「ここは慎重に……」

 

ひなたが驚く中、ララとさんごは冷静に状況を整理しようとする。普段ならララも騒ぐキャラなのだが、自分以上に制御が効かないひなたが相手だと自分は落ち着くべきだと考えたのだ。

 

「あっ、でもさ。多分これ、私が正解だと思うよ。確かキュアセレーネって弓を浄化技にしてるし、私達もヒーリングっどアロー使うから」

 

「確かにそこは合ってるルン。じゃあCが正解ルンね」

 

それからDチームの面々は答えを書き終えるとタイムアップとなり、答えを全チームが提示する。

 

Aチーム A

 

Bチーム B

 

Cチーム C

 

Dチーム C

 

「答えはBのキュアハートです!」

 

「「何で(ルン)!?」」

 

その言葉を聞いてララとひなたは困惑した声を上げる。確かに弓という共通点は正しい。正しいのだが……。

 

「四人の共通点。それは個人技で弓を用いた技がある事です」

 

「あっ!そういう事!?マジかよ。セレーネとアクアまではわかってたのに!!」

 

アサヒはそう言って頭を抱える。そう。キュアアクアはサファイアアロー、キュアセレーネはセレーネアロー。そしてキュアビューティにはビューティブリザードアローがある。一応ヒーリングっど♥プリキュアの四人にはヒーリングっどアローを用いた技がある。しかしそれは四人が揃わないと撃てない技。また、キュアダイヤモンドが弓を使う際も四人が揃わないと発動する事が不可能。

 

なので答えはハートシュートという弓を用いる技を使うキュアハートとなる。

 

「あんなに決めた顔して何間違えてるの?アサヒ?ダサいわね」

 

「うるせっ、ヒョウ。さっきのお返しかよ」

 

「当たり前じゃない。私があんなのを聞いて黙っているとでも?」

 

アサヒとヒョウがまたいがみ合いをする中、自信満々だったひなたも答えを外して項垂れていた。

 

「嘘……私も正解したつもりだったのに」

 

「ま、まぁこれはひなたのせいだけじゃないルン」

 

「私もわからなかったし……」

 

「では三問目行きますね。次に挙げる三人のプリキュア全員と共通点があるプリキュアは?」

 

キュアパッション

 

キュアビート

 

キュアスカーレット

 

「選択肢はA. キュアラメール B.キュアフィナーレ C.ミルキィローズ

 

「このメンバーですか……」

 

「私の名前もあるわね。でも、私が思うに、私はこの中だと被っている何かがあるとは思えないわ」

 

「うーん。また私の勘にしますか?」

 

「それはリスクが高いから一度置いておくニャ。うーん。ただ、パッと見た感じだとそれ共通点が見つからないニャ」

 

そうこうしている間にも時間は過ぎ去っていく。ソラはその中で何となくだが、ある共通点に気がついた。

 

「そういえば、キュアパッションは……。それに、キュアフィナーレも」

 

「わかったの?」

 

「はい。恐らくですが……」

 

「タイムアップです!答えをどうぞ!」

 

Aチーム B

 

Bチーム B

 

Cチーム B

 

Dチーム B

 

このタイミングで全部のチームの答えが揃った。それを見てエンジェリーは答えを話す。

 

「答えはBです。キュアパッション、キュアビート、キュアスカーレット、そしてキュアフィナーレの四人は最初はプリキュアの敵組織の幹部でしたが心を入れ替えてプリキュアに変身した経緯があります!全チーム正解ですね!」

 

この辺りはゆいやらんがチームに入っている関係でBチーム、Cチームは正解するのが容易だっただろう。

 

「第四問!次に挙げる四人のプリキュア全員と共通点があるプリキュアは?」

 

「って、今度は四人ニャ!?」

 

キュアルージュ

 

キュアマーチ

 

キュアマーメイド

 

キュアソレイユ

 

「選択肢はA.キュアバタフライ B.キュアマリン C.キュアサマーです」

 

「選択肢が増えて答えるのが難しいね……」

 

「でも私が入っているのかぁ……何となくだけど私の嫌いな物が関連している気が……」

 

「え?」

 

えれなは僅かに体にぶるっと寒気がする。それはまるで見えない何かから触られたような……。

 

「た、た、多分これ、お化け嫌いな人だよ」

 

「えっ。でも、あまねちゃんは入ってないしなぁ」

 

「……うーん、あげはさんはお化け嫌いとは一言も言ってないしなぁ……確かピーマンは苦手らしいけど」

 

「そうなの?じゃあ後でここねちゃんやコメコメと一緒にピーマンの美味しさを教えないとね!」

 

ゆいはかつて自分のパートナーであるコメコメと仲間であるここねがピーマン嫌いだったのを克服した事がある。なのであげはにもピーマンを好きになってもらいたいと声を上げたのだ。

 

「あの、二人共」

 

「「何?」」

 

「時間……」

 

「「あっ!」」

 

それからかけるが急いで答えを書くとエンジェリーが回答をオープンするように指示する。

 

Aチーム C

 

Bチーム B

 

Cチーム B

 

Dチーム C

 

「はい。答えはCのキュアサマーです。共通点は話題にも出ていましたが、お化けが嫌いな人達です」

 

エンジェリーがそう言っているとソラの体がブルリと震える。そんなソラを見てローラが聞く。

 

「ソラ、あなた大丈夫?」

 

「ふえっ!?だ、大丈夫です……」

 

「……まさかあなたも?」

 

「い、い、い、いえ。べ、べ、別に……」

 

更にアサヒも体が僅かにガタガタと震えていた。そんな彼を見たヒョウがましろへと問いかける。

 

「ねぇ、アサヒがさっきから凄く震えているんだけど何でなの?」

 

「あー……そういえばアサヒ、昔からお化けが嫌いなんだよね。特にお墓で肝試しをした時なんて皆を置いて先に一人で逃げちゃうくらいに……」

 

「ふーん」

 

ましろの説明に納得するヒョウ。そして、ソラもお化けが嫌いだと知っているユキは苦い顔をしていた。

 

「あはは……そういえばソラちゃんってお化け嫌いだったっけ」

 

「では次で最後の問題です!次に示す三組のプリキュアに当てはまる共通点を持つプリキュアを答えてください

 

キュアエール&キュアアンジュ&キュアエトワール

 

キュアグレース&キュアフォンテーヌ&キュアスパークル

 

キュアプレシャス&キュアスパイシー&キュアヤムヤム

 

「選択肢はA. キュアブラック&キュアホワイト&シャイニールミナス B. キュアフローラ&キュアマーメイド&キュアトゥインクル C.キュアピーチ&キュアベリー&キュアパインです」

 

「最後は三人チームが三つか……」

 

「うーん。私達も選択肢に入ってるのが気になるね」

 

「このメンバーを見た感じだと、三人での合体技が使える……というのが答えになりそう。ただ、だからってブラック達を選ぶのは違う気がする。らんさん。ひかるさん。そっちのチームで三人技を撃つ時ってどうする?」

 

「私達には三人での合体技は無いしなぁ」

 

「そっか。らんさんは?」

 

「私達はハートジューシーミキサーを使ってるね」

 

「となると、多分ブラック達は不正解だと思うな」

 

アサヒが思考を重ねた結果。答えに辿り着いたためにそれを書いた。チームごとの答えは以下の通りである。

 

Aチーム C

 

Bチーム B

 

Cチーム B

 

Dチーム B

 

「答えはBです!この五つのチームの共通点は三人がそれぞれが同じ形状のアイテムを使った上で発動させられる技の固有名のある三人での合体技持ちのチームになります」

 

ブラック達は一応三人技にはなるが、普段アイテムを用いるのはルミナス一人だけ。ブラック、ホワイトがアイテムを使う技もあるにはあるが、アイテムが被らないのでダメである。

 

ちなみにキュアエール達三人はアイテムの名称こそ違うものの、アイテムは同形状の物を違う用途で使っているだけなのでこのアイテム違いには該当しない。

 

となるとフレッシュプリキュアは答えに該当しそうなのだが、彼女達の場合は正式な合体技では無く三人がバラバラに技を放った上で後から合わせているに過ぎない。この問題のルールとしては固有の技として最初から合体した技になっている事が条件である。なのでこの三人は該当しないという事だ。

 

「くっ。まさか最後でミスしてしまうとは」

 

「なかなか難しかったわね」

 

「それでは全ての問題を出したのでクイズは終わりになります。また、そろそろ予定していたお時間が終わりましたので、レクイエーションもこれにて終了です。お疲れ様でした」

 

エンジェリーの案内と共にレクイエーションの時間は終わり、プリキュア達はまたそれぞれの部屋割りの班に分かれるとまた自身の部屋へと戻っていく事になるのであった。

 

その頃、このドリームホテル・エンジョイーズのシステムを担う動力空間では。動力を担うメインシステムの近くに小さな黒い液体のような物が存在していた。しかしその事はプリキュア達は勿論、管理人のエンジェリーさえも気が付かない程の小さな異常だったのだ。

 

そして、その液体は首を傾げると動力の中に入り込んでしまうのであった。

*1
※小説の世界での数ヶ月後にプリキュアオールスターズFにて歴代プリキュアが全員集合予定




また次回もお楽しみに。
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