熱き太陽 静かなる雪の輝きに照らされて   作:BURNING

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怒涛の反撃 絆の技達

こちらではカバトン、バトラー、ランボーグに対してスカイ、プレシャス、サマー、スターの脳筋四人組が戦闘をしていた。

 

「だああっ!」

 

スカイが飛び出すと目の前に迫った電車のランボーグが拳を放つ。スカイもそれに対抗して拳をぶつけるとその力は少し拮抗するが押し戻されてしまう。

 

「ッ……やはりあのランボーグは強い」

 

ただ、前の自分ならぶつけた瞬間に吹き飛ばされただろう。スカイも着実に強くなっている証拠だ。

 

「隙を見せる場合ですか?」

 

するとバトラーが手にしたステッキを剣のように着地したスカイへと振り下ろす。

 

「はあっ!」

 

だが、それをサマーがカバー。すかさず横からスターがプリンセススターカラーペンで技を使う。

 

「プリキュア!うお座!スターパンチ!」

 

スターがペンで星を描き、星座の紋章を胸に浮かばせてから繰り出した左腕でのパンチは巨大な星のエネルギーを前に打ち出すと同時に水を纏った魚のエネルギーとしてバトラーへと命中すると吹き飛ばす。

 

「っ……」

 

「お二人共、ありがとうございます!」

 

「バトラーの相手は私達に任せて!」

 

「はい!」

 

「おっと、俺様もいるのを……」

 

「はあっ!」

 

「のわあっ!?」

 

カバトンが自分もと言いかけたタイミングで丁度プレシャスがドロップキックを叩きつける。

 

「そっちこそ私を忘れないで!」

 

完全に言いたい事を取られたカバトンは苛立つ。カバトンは仕方ないとばかりに指を鳴らした。

 

「だったらスピードアップなのねん!」

 

すると電車の表記が急行から特急へとパワーアップ。更なるスピードを手にするとスカイへと突撃。

 

「確かにあなたは早い……ですが!」

 

スカイは横にステップしてランボーグからの突進を回避。そのまま通り過ぎた列車の後ろの方を掴むとそのまま後ろに引かれそうになるが、その場に踏ん張って踏み留まる。

 

「くうう……」

 

「ランボ!?」

 

「な!?何だと!?」

 

「そのスピードでは遅すぎます!大・回・転!プリキュア投げ!」

 

そのままスカイは電車のランボーグを遠心力で振り回すとランボーグを真上に投げ飛ばす。スカイはスピード面ではあのヒューストムの動きを見てきているのだ。それを考えればこのランボーグの動きは遅い方なのである。

 

「ぐぬぬ……だったら!」

 

「ランボーグ!」

 

ランボーグが空中で立て直すと特急が超特急へと変わると本気モードになる。

 

「このパワーでお前をぶっ潰すのねん!」

 

「スカイ、一緒にやろう!」

 

するとプレシャスがスカイの隣に立つとスカイはプレシャスの存在に頼もしさを感じて頷く。

 

「はい!」

 

「行け!ランボーグ、アンダーグ悪役パンチなのねん!」

 

「ランボーグ!」

 

するとランボーグは真上から二人を押し潰そうとアンダーグエナジーを纏った黒い拳となる。

 

「ヒーローガール!」

 

「体の芯を意識して!」

 

スカイとプレシャスは飛び出すとスカイが雲を吹き飛ばして青空をバックに青い拳へ。プレシャスも右腕に彼女の最高火力である2000……いや、更にその倍の4000の文字が浮かんだ。

 

「スカイパンチ!」

 

「4000キロカロリーパンチ!」

 

二人から繰り出されたダブルパンチは超特急のランボーグを容易く撃ち破るとそのままランボーグは撃墜。二人は降り立つ。

 

「カバトン。私達は……絶対に負けません!」

 

「ぐぬぬ……だったらランボーグ!」

 

するとランボーグがアンダーグエナジーの塊に変わるとそれをカバトンが直接吸収。そのまま巨大化するとスカイとの決闘で見せたカバトンが擬似的なランボーグ化した。

 

「こうなった俺はTUEEEんだよ!」

 

そのタイミングでバトラーと戦うサマーとスター。二人からの同時のラッシュをバトラーは杖で捌く。

 

「少しはやりますね」

 

「やっぱりバトラーは強い……」

 

「ねえ、何か弱点は無いの?」

 

「うーん。あんまり無いかも……」

 

前にサマー達がバトラーを倒した時は彼が本気を出した時は先代のプリキュアの力も具現化させた五人のカオスというに相応しい最強技という最後の補正ありきで倒した敵。真正面から何も無しに勝つとなると難しい。

 

「だったらそのカオスをイマジネーションで!」

 

「え?」

 

するとスターが想像力を働かせると彼女は何かを閃いた。それをサマーへと話す。

 

「そうだ!だったらこんなのはどう?」

 

「オッケー!凄くトロピカってる!」

 

そんな二人の相談を見たバトラーは彼女達への警戒心を高める。するとその瞬間、スターから飛び出したプリンセススターカラーペンをサマーが持っているハートルージュロッドへと後ろから差し込まれる。

 

「……む?」

 

「ハートルージュロッド!」

 

そのままサマーはハートルージュロッドを構えるとそれにキスをしてハートを巨大化。巨大な太陽のエネルギーを生成する。

 

「その技ですか……ですが、私を倒すには火力不足も良い所ですよ!」

 

バトラーが今更サマーの個人技如きには遅れを取らないと言わんばかりに構えた。それに合わせてスターも再度別のペンを使用する。

 

「プリキュア!おひつじ座・スターパンチ!」

 

スターがスターパンチを繰り出すと星のエネルギーがバトラーへと降り注ぐ。その攻撃はバトラーへのダメージにならなかった。

 

「む……?何だか眠く……やる気も無くなって……」

 

そのままバトラーの体がダランと垂れ下がる。先程スターが命中させたスターパンチでバトラーへと強烈な睡魔を浴びせたのだ。

 

「サマー!今がチャンスだよ!」

 

「オッケー!プリキュア!おうし座・おてんとサマーストライク!」

 

その瞬間、サマーの技エフェクトに灼熱の猛牛が浮かび上がるとサマーが跳び上がりながらハートルージュロッドの先端を太陽に付けてそれをぶっ放す。

 

そして、エネルギーを打ち破るように猛牛はバトラーへと突進。大爆発を起こす。

 

「決まったね!」

 

「キラやばーだよ!」

 

二人がハイタッチをすると場面は再度変わる。巨大化したカバトンに対してプレシャスとスカイはカバトンの周囲を散らばって走った。

 

「こっちです!」

 

「ほらほら、私もいるよ!」

 

そんな風に二人はカバトンの周りを走って撹乱。図体がデカくなったものの、スピードまではそこまで速くなってないカバトンの死角を取るような動きにカバトンは苛立つ。

 

「ぐぬぬ……お前ら、調子に乗るななのねん!」

 

カバトンが拳を振るうものの、二人はそれを回避。そのままスカイは接近するとカバトンへと足払いをかけた。

 

「はあっ!」

 

「なっ!?へぶっ!」

 

カバトンが顔から転ぶ醜態を晒す中、すぐにスカイはカバトンから離れるとプレシャスがすかさず右腕のハートキュアウォッチにタッチして技を使う。

 

「プリキュア!プレシャストライアングル!」

 

プレシャスが正三角形を描いてそこから放たれるエネルギービームをカバトンへと命中させる。

 

「ッ……この俺様が、こんな程度でやられるか!」

 

だが、まだパワー不足なのか浄化までには至らない。カバトンがエネルギーをオーラで弾くと立ち上がる。

 

「しぶといですよ!」

 

「へん。言ったのねん!俺様はまだ終わらないってな!」

 

するとカバトンは更に巨大化。二人を殴って押し潰そうとする。二人はそれを受け止めると必死に持ち上げようとした。

 

「「ううっ……」」

 

だが、二人の思った以上のカバトンのパワーにどんどん押し込まれる。このままでは二人揃って潰される……そう思ったが、そこにサマーとスター二人が拳の下に入るとスカイ、プレシャスの負担を減らした。

 

「ッ……お二人共!」

 

「お待たせ!」

 

「一気に行くよ!」

 

そのまま四人揃って拳を押し返すとカバトンはあまりのパワーに後ろに吹き飛ばされる。

 

「皆さん、行きますよ!」

 

「く、俺様はTUEEEんだぁああっ!

 

三人が頷くとカバトンがエネルギー砲を放つ。だが、スカイ達は同時に跳び上がると技を放つ。

 

「ヒーローガール!」

 

スカイが雲を吹き飛ばして青空を出すとその横にプレシャス、サマー、スター、更にこの場にいないグレースの幻影が並ぶ。

 

「「「「「スペシャルパンチ!」」」」」

 

五人で発動するスカイパンチは虹のエネルギーを纏うと普段以上の拳へと変わる。

 

「「「「「はぁあああっ!」」」」」

 

五人からのパンチはカバトンのエネルギー砲を撃ち破るとそのままカバトンへと命中。その力は彼を浄化していった。

 

「ま、まさかこの俺様が……また……スミキッタのね〜ん」

 

そして、五人が降り立つとカバトンは完全に消滅。それと同時にこの場にいないグレースも幻影としての参戦だったので消えた。

 

「やったぁ!」

 

「超キラやばな技だったよ!」

 

「こっちも終わったし皆の所に行こう!」

 

プレシャスの言葉に四人は次の場所へと行こうとする。しかし、そうはさせないと地鳴りが鳴ると先程倒したはずのバトラーが巨大化。かつてサマー達の前に最強の敵として立ち塞がった力を発揮して現れる。

 

「……これ以上先には行かせませんよ。あなた方にはここで消えてもらいます!」

 

バトラーが口にエネルギーを溜めるとエネルギー砲として放つ。それを四人は何とか回避するが、未だに彼が健在なので構えを取るのだった。

 

その頃、ジェントルーと戦うスノー、フィナーレ、フラミンゴ、フォンテーヌの四人は四人がかりでもジェントルーに押されていた。

 

「そんな物か。お前達の力は」

 

「ッ……強い」

 

「やっぱり、前の私よりも遥かにパワーアップしてる」

 

ジェントルーは先程スノーが出してしまった負の感情がトリガーとなってパワーアップしてしまっている。こうなると厳しい物があるのかもしれない。

 

「アイツに隙は無いのかよ」

 

ジェントルーは笑みを浮かべるとまた突っ込んでくる。それを受け止めたのはスノーだ。

 

「ッ……くうう……」

 

スノーは歯を食いしばるとジェントルーからの強烈な拳を耐え切る。そして、ジェントルーは拳の勢いを殺された事に驚いた。

 

「何!?」

 

「チャンスだわ!雨のエレメント!」

 

フォンテーヌが放った雨のエレメントがジェントルーを真上からエネルギー弾として襲う。

 

「だが甘い!」

 

そう言ってジェントルーは後ろに跳んで回避。その先をフィナーレがカバーする。

 

「プリキュア!フィナーレ・ブーケ!」

 

ジェントルーが何とかそれを体を捻って回避するが、そのタイミングで目を見開いた。スノーが先程自分が躱した雨のエレメントが高められたエネルギー弾を蹴る体勢に入ったからである。

 

「ッ!また氷攻撃か!」

 

「はあっ!」

 

ジェントルーは先程のスノーの技から氷の攻撃を想定して体に熱を纏わせる。だが、今度は敢えてスノーは自分の冷気を周囲に逃すと氷の粒が水で溶けるレベルに抑え込んだ。

 

「ヒーローガール!スノーストリーム!」

 

それに合わせてフォンテーヌもペギタンが変化したステッキを三回タッチして技を放つ。

 

「プリキュア!ヒーリングストリーム!」

 

二つの激流を模した技がジェントルーに命中すると彼女が纏っていた熱をあっという間に掻き消した。

 

「なっ!?ゴボボッ!?」

 

そのまま大量の水に押し流された影響でジェントルーは叩きつけられるとずぶ濡れ状態で咳き込む。

 

「ゲホッ……ゴホッ……ッ……こんな手を使うとは……」

 

「はあっ!」

 

そこに追撃とばかりにフラミンゴが突撃すると拳を繰り出す。それをジェントルーは何とか捌いて上に跳ぶ。だがその間にフィナーレが決め技を溜め切っていた。

 

「プリキュア!デリシャス・フィナーレ・ファンファーレ!」

 

フィナーレが先程モットウバウゾーを浄化した技を放つとジェントルーはこれ以上の被弾は不味いとばかりにエネルギー波で対抗。二つの技はぶつかると拮抗する。

 

「ッ……この私が、ここで終わるわけにはいかない!」

 

「はぁああっ!」

 

フィナーレもこれ以上自分の闇に負けるわけにはいかないと力を込めるが、やはり純粋な力勝負ならジェントルーに分がある。少しずつフィナーレは押し込まれていく。

 

「くうう……このままでは……だが、私にはこれ以上は……」

 

フィナーレはこんな時に闇に打ち勝てない自分の実力不足を恨む。しかし、スノーがそんなフィナーレを支えるように後ろから両手を当てた。

 

「ッ!」

 

「私も手伝うよ!」

 

「だが……」

 

「さっきフィナーレが言ってたでしょ。今度はフィナーレが私達を頼る番だよ!」

 

「……ああ。そうだったな!」

 

更にそこにフラミンゴとフォンテーヌもスノーの肩に手を置く。そして、二人の力をスノーが氷……いや、シャーベットの力として変換。それがクリーミーフルーレに注がれた。

 

「プリキュア!アイシング・フィナーレ・ファンファーレ!」

 

スノーの叫びと共にエネルギーがアイスフルーツパフェの力として進化。それがそのままジェントルーのエネルギーを撃ち破るとその体を白いハートの渦に閉じ込める。

 

「ッ……これが、仲間の温かみ……。ふっ……良い友達を得たな……未来の……私……オナカイッパ〜イ!」

 

ジェントルーはその体をアイスパフェに包まれるとそのまま浄化されて消滅。

 

「「「「ご馳走様でした!」」」」

 

四人が揃って合掌するとその場はシメられた。これにより、四人は目の前にいた敵を撃破。完全にフリーになる。

 

「……済まなかったな、スノー。さっきお前に教えた事を私が教えられるなんて……。まだまだ未熟だな。私も」

 

「ううん……。これはフィナーレが教えてくれた事。多分、フィナーレが教えてくれなかったら……フラミンゴやフォンテーヌも。誰か一人欠けていたら勝てなかった。だからお互い様だよ」

 

スノーがフィナーレに微笑むとフラミンゴ、フォンテーヌも笑いかける。そんな三人にフィナーレも救われた気持ちになった。

 

「それじゃあ、皆の所に行こう」

 

「ああ。さっさと合流しないとだしな」

 

それから四人は空間に歪みができて別の場所への扉が開いたため、そのまま先に進む事になるのであった。




また次回もお楽しみに。
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