熱き太陽 静かなる雪の輝きに照らされて   作:BURNING

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ウィングの策 新しく開けた景色

バタフライへと不意打ちを決め、再びランボーグ二体を合体させてキョーボーグにしたヒューストム。そんな彼は笑みを浮かべており、再度プリキュア達を挟む状態を作っていた。

 

「バタフライ、大丈夫か!?」

 

「うん……でもごめん、体が動かしにくくて……」

 

するとバタフライの体に一瞬だけ電撃が走っているのが見える。どうやら、先程ヒューストムが攻撃を当てた際に彼女へと一瞬で多量の電流を流して体を麻痺させてしまったようだ。

 

「これじゃあバタフライが戦えない……」

 

「それに、バタフライが動けないって事は……」

 

「そういう事。お前達はミックスパレットとかいう武器を失った事になる」

 

ヒューストムが下衆な笑みを浮かべる。相手の嫌がる事だと思ったらすぐに実行する辺り、本当に性格の悪い男だ。

 

「ひとまず状況を整理しよ。今目の前にいる敵はヒューストムとキョーボーグ。双方共に強さはかなりのものだ」

 

「うん。でも、ヒューストムの方はスピードに慣れてきてるからまだ多少は戦いやすくなってる」

 

「ただ、キョーボーグが常に上を取ってるっていうのが厄介だね」

 

キョーボーグは双頭の鷲をモチーフにしているため、常にプリキュアの上空を飛行している。それだけでプリキュアからしてみたら大きなプレッシャーとなってしまう。しかもこちらはバフ掛け及び盾要因のバタフライが麻痺による一時的な離脱状態だ。

 

「ひとまず、ヒューストムは引き続き私とムーンライズ、アポロンで止めます」

 

「……いや、プリズムもこっちに来てほしい」

 

「私も?」

 

ムーンライズからの言葉を聞いてプリズムは首を傾げる。先程オーロラが行こうとした時は拒否されたのだが、今度は来てほしいと言われたために先程と何の違いがあるのか気になったのだ。

 

「ああ、俺に考えがある。……上手くいけばヒューストムを一時的に止められるはずだ」

 

それを聞いてプリズムは頷くとヒューストム戦線の方へと移動。これにより、ヒューストム相手にムーンライズ、スカイ、プリズム、アポロンの四人。キョーボーグ相手にウィング、オーロラ、アルテミスの三人という振り分けとなる。

 

「あのさぁ。長々と話しているとこっちは暇なんだけど?」

 

「悪いな。話し合いは終わりだ。反撃行くぞ!」

 

ムーンライズの言葉と共にスカイとアポロンが飛び出すとヒューストムへと真っ向から攻撃。それをムーンライズとプリズムが気弾で援護する。

 

「キョーボーグ!」

 

それと同時にキョーボーグが空中から残されたオーロラ、ウィング、アルテミスへと迫る。

 

「はあっ!」

 

それに対応するようにオーロラが気弾で迎え撃つものの、キョーボーグは物ともせずに突っ込んでくる。

 

「ッ!」

 

三人は咄嗟にバラバラに避けると直後に三人がいた所に凄まじい音と共に鷲の強靭な爪が突き立てられる。

 

「やっぱり凄い力……」

 

麻痺して逃げられないバタフライはウィングが抱えて離脱しているので彼女の方は心配無い。

 

「チャンス!」

 

そんな中でアルテミスはバタフライを抱えているウィングの方に攻撃が行かないように一気にキョーボーグへと接近。キョーボーグが飛び立つ前にその背中に乗ってペギン直伝の高速連打を使用した。

 

「だだだだだっ!」

 

「キョーボーグ!?」

 

その手数とダメージにキョーボーグが怯むとそのままアルテミスがトドメの一発とばかりに脚を振り上げる。

 

「キョーボーグ!」

 

しかし、そのタイミングでキョーボーグが動いてしまうとアルテミスは振り落とされてしまう。

 

「ッ、渋とい!」

 

キョーボーグは耐久性一つ取ってもランボーグより一味も二味も違う。更にキョーボーグは口から超音波のエネルギーを放つとアルテミスとそのフォローに入ろうとしたオーロラへとその不快な音を聴かせる。

 

「ああっ!?な、何この音……」

 

「耳が……おかしくなるわ!?」

 

二人の窮地にウィングは急いでバタフライを降ろす。こうなったら余計に先程自分が提案したミックスパレットによる温度の力が欲しくなる。だが、バタフライはまだ麻痺で動けない。

 

「どうにか耐えるしか無いのか……」

 

「ねぇ、ウィング」

 

そこに声をかけたのは麻痺でダウン中のバタフライだ。彼女の声にウィングは耳を傾ける。

 

「どうしました?バタフライ」

 

「……ミックスパレットをウィングが使うのはどう?」

 

「え……」

 

その提案にウィングは驚く。確かに以前、ウィングはドリームホテルでミックスパレットを使用した。だがあの時はドリームホテルの仕組みのおかげで使えたと思っていたのだ。ホテルの外である今も使える保証は無い。

 

「ボクにできるんでしょうか……」

 

「何言ってるの!元々パレットは私とウィングの二人で出したアイテムだし、それにウィングなら上手くやれるって信じてるから」

 

バタフライは体を上手く動かせない状況下にありながらも、ウィングの事を鼓舞していた。そのため、ウィングはバタフライの言葉に頷く。

 

「わかりました。ボクに任せてください!」

 

バタフライはウィングの言葉に安心して微笑む。そんな中、ムーンライズ達との戦闘中にその話を聞いたヒューストムは笑みを浮かべる。今ならウィングの動きはある程度予想しやすいと。ミックスパレットが使えるプリキュアを完全に潰せれば有利になると考えたのだ。

 

「そう簡単にやらせると思うのか?……ヒューストストム!」

 

ヒューストムは目の前にいるスカイ、アポロンが同時に攻撃するためにパンチを繰り出してくるタイミングに合わせて瞬間移動した。

 

これは並行世界にいるキメラングの得意戦法であるワープを戦闘目的で使う事に起因したやり方だ。ヒューストムはそれを利用して瞬間移動すると落ちているミックスパレットへと向かって飛んできたウィングの進行方向に姿を現した。

 

「「なっ!?」」

 

「ヒューストム!?」

 

「バレバレだっつーの!」

 

ヒューストムが消えた事にスカイとアポロンは驚き、ウィングもパレットへの最短距離の途中にヒューストムが出てきた事に動揺してしまう。

 

「しまっ!?」

 

「貰ったぜ!」

 

ヒューストムがウィングへと待ち伏せと言わんばかりに無防備な腹を狙った拳を構えた瞬間だった。

 

「ああ、俺達の狙い通りだ!」

 

その瞬間、ヒューストムの周囲に五人に分身したオーロラがいた。それを見てヒューストムは唖然とした顔つきを見せる。

 

「はぁ!?」

 

「ヒーローガール!オーロラミラージュ!」

 

そのまま下から放射されるオーロラ色の浄化の光。ヒューストムは突然の事に動揺して完全に無防備な状態を晒してしまっていたために攻撃をまともに受けてしまう。

 

「ば、馬鹿な!?オーロラはさっきキョーボーグに……」

 

「私の瞬間移動、忘れたなんて言わせないよ!」

 

オーロラはその特殊能力として瞬間移動が可能である。超音波の攻撃を受けていてもオーロラが移動先をちゃんと設定できれば移動は可能となる。つまり、ヒューストムがここに来た直後にそれを認識して彼の元に移動すれば確実にその裏をかけるのだ。

 

「ぐっ……だが、こんな程度……」

 

「スカイ、私達も行くよ!」

 

「何!?」

 

「スカイブルー!」

 

「プリズムホワイト!」

 

「「プリキュア!アップ・ドラフト・シャイニング!」」

 

すかさずそのタイミングでスカイとプリズムが手を繋ぐと合体技であるアップ・ドラフト・シャイニングを発動。上空からの光の照射を喰らったヒューストム。ヒューストムの抵抗の影響で吸い込まれる事は無かったものの、完全にヒューストムの動きを拘束してしまう。

 

「ウィング、今だ!」

 

「皆さん、ありがとうございます!」

 

ウィングはこの隙を使ってパレットを回収すると自身の分のWフライングのスカイトーンを装填。すかさず温度の能力を使う。

 

「二つの色を一つに!ホワイト!ブルー!温度の力、サゲてこ!」

 

ウィングが筆を掲げるとそれが鷲の横を通り過ぎて空にある雲に命中。すると降っていた雨が一時的に雪へと変化する。

 

「これは……雪?」

 

「この季節に見る雪って珍しいな……」

 

「ふっ……たかだか雪を降らせた所でキョーボーグには何の意味も……」

 

「それはどうでしょうか?」

 

ヒューストムがウィングの返しに疑問を感じた直後。キョーボーグの上から突如としてそこそこのサイズのある巨大な氷の塊が落ちてくるのが見えた。

 

「キョ!?キョーボーグ!?」

 

キョーボーグは上空からの思わぬ落下物に驚くとどうにか飛行姿勢を維持しようとする。そして、下では雨がいきなり凍りついた事に驚きの声が上がっていた。

 

「氷……?」

 

「ウィング、これってどういう事?」

 

「元々、雲は小さな水や氷の粒が集まってできてます。サゲる力で雲を冷やして氷の粒を大きくしたんですよ」

 

「凄っ、ミックスパレットってそんな事もできたんだ」

 

「まだまだ使い方はありそうですね!」

 

ミックスパレットの多彩な能力に驚く一同。ウィングもこのアイテムの可能性の大きさに微笑みを浮かべる事になる。ただ、ヒューストムはやっぱり面白く無いわけで。

 

「チッ……小賢しい真似をしやがって!はあっ!」

 

「「「くっ!?」」」

 

ヒューストムがパワーを込めると三人がかけていた拘束が破壊されてしまう。更に彼はキョーボーグへと指示を飛ばした。

 

「キョーボーグ、コイツらにパワーの差を見せてやれ!」

 

「キョーボーグ!」

 

キョーボーグが翼を大きく動かして凄まじい風を送るとプリキュア達はその風に耐えるので手一杯となり、動けなくなってしまう。

 

「キョーボーグ!」

 

キョーボーグは追い討ちとして羽を飛ばす事による弾幕を動けないプリキュア達へと叩き込もうとする。

 

「させない!」

 

ただ、そこにどうにか立ち上がったバタフライが盾を展開すると攻撃を凌いでいた。

 

「ッ……バタフライ、体は大丈夫!?」

 

「ちょっとまだ痺れてるけど……皆が頑張ってるんだから私にもカッコつけさせてよ……ッ」

 

バタフライは痩せ我慢をしているのか、腕は震えてしまうとキョーボーグからの圧力に耐えきれ無さそうにも見えた。

 

「はあっ!」

 

そこにオーロラがバリアを追加で張るとバタフライのカバーをする。しかし、キョーボーグの攻撃は凄まじい。このままでは押し切られてしまうだろう。

 

「このままじゃ不味いな」

 

「余所見すんなよ!」

 

そこにヒューストムが不意を突く形で横から攻撃するとそれをスカイとムーンライズが受け止める。

 

「だから、お前の不意打ちのタイミングもそろそろ丸わかりだし!」

 

「正々堂々と戦うつもり無しですね!」

 

「戦いに綺麗も汚いも無いだろ普通よ!」

 

そのままスカイとムーンライズがヒューストムの相手をする中でウィングは一人考えていた。

 

「(さっきランボーグが飛べたのは、上昇気流に乗れたから……そうだ!)」

 

「ウィング、待って!」

 

ウィングが飛び出すと同時にアルテミスも彼の考えを読み切ったのか、飛び出していた。

 

「ウィング、アルテミス!?」

 

「アルテミス、何で……」

 

「私だってウィングについて行きたい。……ウィングと同じ景色が見たいの!」

 

アルテミスの声色は必死であり、ウィングはそんな彼女の言葉に笑顔を向けるとミックスパレットを使う。

 

「……でしたら、ボクについて来て下さい!二つの色を一つに!レッド!ブルー!ワンダホーにアゲてこ!」

 

ウィングが使用したワンダフルな力によってアルテミスの背中には翼が生成。アルテミスはその力で空中へと飛び出す。

 

「ッ……ウィング、これって……」

 

「そのまま真っ直ぐです!」

 

そんな中、二人だけ孤立したのを見たヒューストムはこれをチャンスと見て笑みを浮かべた。

 

「キョーボーグ、アイツらを狙え!」

 

「キョーボーグ!」

 

すると、すかさずキョーボーグが送っていた風を二人へと向ける。……それこそがウィングの狙いだった。

 

「……かかったな!強い風が山に当たると……凄い上昇気流が生まれるんだ!」

 

二人が向かっていたのは近くに存在する山であった。そして、そこに当たった風によって発生した上昇気流はウィングとアルテミスを上へと一気に押し上げる。

 

「ウィング、凄い……って、ヤバっ……制御が追いつかない!」

 

アルテミスはいきなり下から吹き出した強い上昇気流に慣れない翼での飛行の制御が追いつかずにバランスを崩しそうになる。しかし、その手を取ったウィングがアルテミスを上へと連れて行った。

 

「ウィング!」

 

「ボクと一緒の景色が見たいんでしょう?だったらボクがそこに連れて行きます!」

 

アルテミスはそんなウィングの頼もしい顔つきに思わず顔が赤くなっていた。ただ、そんな事を考える間にも二人は雲を突き抜けていく。

 

「キョーボーグ、今なら二人を潰すチャンスだ。追え!」

 

「キョーボーグ!」

 

キョーボーグが翼をはためかせながら二人を追いかけて上空へと移動。そんな中で先に行っていた二人は雲を突き抜けるとそこは雲の下とは違って眩しい程に雲の上の青い空が広がっていた。

 

「ふわぁあ……。綺麗……」

 

「えぇ。それに……プリキュアの力だけじゃ、ここには来れなかった」

 

ウィングの飛行能力も高度限界があるために、雲の手前までは来ることができてもその先には行けなかった。ウィングの学んだ事は決して無駄では無かったのである。

 

「……言ったでしょ。ウィングの、ツバサの努力は無駄じゃ無いって!」

 

アルテミスの言葉にウィングは嬉しそうに頷く。すると後追いで雲を突き破って来たキョーボーグが二人の前に立ちはだかる。

 

「キョーボーグ!」

 

「ッ、やっぱり来た!」

 

「大丈夫です。ボク達なら行けます!」

 

二人は頷き合うと突進してきたキョーボーグの翼を片方ずつ受け止める。そのパワーに二人は押し負けそうになるものの、アルテミスの体に光が宿る。

 

「はぁああっ!」

 

するとそのパワーがウィングにも分けられていく。ウィングがアルテミスの方を向くと一瞬だけここにはいないはずの先代のプリキュアであるキュアライトピラーが重なって見えた。

 

今まで特に意識して無かったが、ライトピラーの雰囲気や顔立ちはよくよく見るとアルテミスことヒョウに似ているのだ。

 

「え……。まさか、ライトピラーって……いえ。今はそんな事より!」

 

二人は増幅されたパワーでそのままキョーボーグを地上へと押し戻すとそのままキョーボーグは落下し始める。

 

「キョオオ!?」

 

「アルテミス、このまま決めますよ!」

 

「って事はアレね!うん、やろう!」

 

アルテミスはウィングが自分を信頼してくれる事が嬉しかった。そのため、あの技を使う事を快く承諾。ウィングはすかさずミックスパレットで使えるもう一つの大技を使う。

 

「全ての色を一つに!ミックスパレット!レッド!イエロー!ブルー!ホワイト!」

 

ウィングの手にした筆で四色のボタンを押すとパレットで混ぜ合わせる。それと同時に虹のエネルギーが筆に高まるとそこからオーロラの光が飛び出した。

 

「混ぜ混ぜカラーチャージ!」

 

その光はアルテミスへと降り注ぎ、巨大な氷の鳥へと変身。鳥の上にウィングが乗ると氷の鳥となったアルテミスは空高く飛翔。オーロラのエフェクトをバックに美しい幻想の輝きを纏う。

 

「プリキュア!アウロラレインボー!」

 

ウィングの掛け声と共に更なる光に包まれたアルテミスは巨大な氷の女神の姿をしたヒョウへと変わる。

 

「ッ、クソが!戻れ!」

 

ヒューストムは咄嗟に自分の分のアンダーグエナジーを回収。キョーボーグから模型が一つ分分離するとランボーグへとパワーダウン。そのタイミングで技が発動される。

 

「ブレイク!」

 

ヒューストムの影響でパワーダウンした挙げ句、身動きが取れないランボーグへと鉄槌が命中すると更に加速した勢いで地上へと叩きつけられて浄化されていった。

 

「スミキッタァ〜」

 

これにより、ランボーグが浄化されるとキラキラエナジーへと転換。それをスカイがミラーパッドで回収する。

 

「ミラーパッド、オッケー!」

 

それから地上に降り立った二人にプリキュア達は喜んで駆け寄る。二人のまさかの技に驚きもあったのだ。

 

「ウィング、アルテミス、いつの間にあんな技を」

 

「あはは、ホテルの時に使った技なんだけど……まさか本当に外でもできるようになってたなんて……」

 

「アルテミス、女神さんになって可愛くてアゲアゲだったよ!」

 

「アルテミスが女神って、ちょっと想像しただけでも……ぷっ」

 

「ちょっとムーンライズ!?私には女神が似合わないって事!?」

 

尚、いつも通りムーンライズは余計な一言を言ってはアルテミスの逆鱗に触れて睨まれる事になっていた。

 

「……クソっ。何でそんなに楽しそうなんだよ……。俺の事を捨てたくせに、俺の事を見向きもしなかったくせに……」

 

ヒューストムの怒りの目はオーロラに向けられるとそれが赤黒い憎悪の感情として溢れていく。そして、戦闘後で完全に油断していたオーロラへと先程ランボーグとして使っていたアンダーグエナジーを構える。

 

「潰してやる……潰してやるぞ、ユキィイイっ!」

 

ヒューストムがアンダーグエナジーを飛ばすとオーロラは完全に油断したせいでそれをまともに喰らう……。

 

「があああっ!?」

 

その瞬間、ムーンライズが彼女を押し退けるとその身代わりとしてアンダーグエナジーを受けてしまった。

 

「え……」

 

「ムーンライズ!!」

 

その影響でムーンライズの心の中にいたカゲロウが力を増幅させるとムーンライズはまたいつもの暴走状態に入ってしまう。

 

「がうぅ……」

 

ただ、何故かいつもと違う点としてムーンライズは飢えた獣のような唸り声を発していた。

 

 

「嘘。ムーンライズ……そんな、私を庇って……」

 

オーロラの顔が青ざめる中、ヒューストムはそんなムーンライズへと声を上げる。

 

「キュアムーンライズ、そいつらを纏めて潰せ!」

 

ヒューストムもヒューストムで憎悪で周りが見えなくなってるのか、作戦もクソも無い力による蹂躙をカゲロウという人格がいるはずのムーンライズへと命令。

 

「ぐうぅ……潰す」

 

「ムーンライズ、落ち着いて!」

 

どうにか彼を止めるために声を上げたオーロラの呼びかけも虚しく、ムーンライズはその場にいる他のプリキュア達相手に攻撃を初めてしまうのであった。




また次回もお楽しみに。
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