スカイランドでの一件が始まる前。時刻は明け方頃まで遡る。彼がいたのは薄暗い空間であった。周りに灯りは無く、そこはただただ闇が広がるのみであった。その中に少年は……虹ヶ丘アサヒは一人立っている。
「ここは……どこだ?」
しかし、問いかけても答えは返ってこない。アサヒはひとまず出口を探すために歩き出そうとすると突如として地面に黒い液体が湧き出すとそれが実体化していく。
「何だよコイツら……」
アサヒが困惑する中で突如として現れる巨大な闇の兵士達。彼らは謎の鳴き声と共にアサヒを包囲していた。
『ランボーグ!』
そして、闇の兵士達は突如としてアサヒをこの場における異物と判断したのか襲いかかってきた。
「な!?何だよコイツら!?」
アサヒはひとまずこのままではやられてしまうのでその場から走り出す。ランボーグは逃げ出したアサヒを追いかけていった。アサヒはランボーグからの攻撃を必死に躱し続けるが、彼には体力の限界がある。
「ッ、こんなのどうしろって言うんだよ!」
時間が経つごとにアサヒの動きにはキレが無くなってくると兵士からの拳が近くの地面に命中。その衝撃波にアサヒは吹き飛ばされると地面を転がった。
「はぁ……はぁ……もうダメだ……逃げきれない」
暫く粘ったものの、アサヒはとうとう体力の限界となってその場に膝を付いて座り込んでしまう。そして、それを見計らって闇の兵士達は一斉に拳を振り下ろす形で襲いかかって来た。
『はあっ!』
するとその瞬間、突如としてアサヒの真横に何かが落ちてくるとアサヒは目を見開く。その影の周囲は炎が燃え盛り、周りにいた兵士達は慌てて飛び退いた。
「ランボーグ……」
そこには赤とオレンジのブーツに薄い赤のハイソックス。赤をベースにピンクの差し色が入ったスカート。ワンピーススタイルなので上半身にもそのまま衣装があるが、そちらは赤ベースに白、ピンクのカラーリングである。また、衣装の至る所に炎を連想させるような模様が入っていた。
加えて両手には白い手袋。左腕には追加で炎の紋章の入ったバンテージが装着され、小さな太陽のような髪飾りも付いている。髪はウェーブのかかったロングヘアでアサヒへと笑顔を向けてくる少女であった。
「何だ……」
『初めましてね。アサヒ君……まぁ、私はずっと側であなたを見てきたのだけど』
「……あなたは?」
『……今は私の事を知るべき時じゃ無い』
すると怪物達がアサヒ達へと向かって来ようとし、少女がそれを見て拳を振ると巨大なエネルギーの炎の腕が一撃で敵の軍団を薙ぎ払い、焼き消していった。
『いずれ私の事はわかる……その時にまた会いましょう』
その直後、アサヒの意識は覚醒。目が開くとそこにあるのはいつも通りの部屋の天井に隣には自分を起こした幼馴染の姿だ。
「もう!また寝坊して!アサヒってば偶には自分で起きてほしいよ」
「んぁ?ましろ……ごめん、ちょっと夢を見ていて……」
「夢?それでも今日は早起きする約束でしょ?」
「そういや、今日おつかいに行くって日だったよな」
「そうだよ。ほら、早く起きてご飯食べるよ」
それからアサヒとベッドから出ると下に降りてましろやヨヨと朝食を摂り、準備を済ませてから街へと買い物に出かける事になる。
「「行ってきます!」」
「ふふっ、行ってらっしゃい」
二人は街への道を歩いているとアサヒはましろへと話しかける。それはヨヨの事だ。
「そういえば、昨日も気になったけどヨヨさんはなんで今日買い物に行かせたんだろ。何だかヨヨさんの思う通りに転がされてるような……」
「えぇ……。おばあちゃんがそんな事する?」
「いや、勿論考えすぎとかだったら別に良いんだよ?でも、何だか色々と掌の上で転がされてるような……そんな気がしてならないんだよ」
「もう、アサヒは考えすぎだよ〜」
そんな風に苦笑いするましろ。アサヒはこれ以上言っても仕方ないとばかりに一旦この話を終わる事にした。
それから二人が移動しているとあるお店にあるショーウィンドウ。見てましろは目を輝かせた。そのお店の名前はPretty_Holic。主に女の子をメインターゲットにしたコスメ店である。
「あっ、あれ!」
「え?」
ましろはその視線の先にある物を見て駆け寄るとアサヒは困惑。そこにあったのは二枚の白い翼の絵が描かれた可愛らしい見た目の手帳であった。
「可愛い!前々からチェックしてたけど、やっと発売日を迎えたよ!」
そんな風に興奮するましろ。アサヒは少し言いづらそうだったが、言わないといけない事なので声をかけた。
「……ましろ?」
「はっ……。ごめん、まずはおばあちゃんのおつかいだったよね!」
ましろがそう言って我を取り戻すと慌ててアサヒの所に戻ってくる。そんな彼女にアサヒはジト目を向けるが、あまり言っても仕方のない事なのでこの辺りで止めておいた。
「それで、ヨヨさんから頼まれてる物って?」
「え?えーっと、ローズオイルにシナモンスティック。あと干したカエルだね」
「……ん?待って。干したカエルってどこで売ってるんだ?それ?」
「さぁ……?」
流石に干したカエルに関してはましろもよくわからないらしい。そのため二人は揃ってヨヨから頼まれたよくわからないおつかいの内容に戸惑う。すると二人の前に突如として空から何か一つの物体が落ちてきた。
ましろがそれを拾って、二人で見ると使い古したのかボロボロになっている手帳であった。
「何これ……」
「多分手帳だと思うけど……こんな文字初めて見るな」
二人はまずは手帳の方を確認。そこには二人が見た事無いような文字が書かれており、二人は揃って首を傾げる。
「んー、でも何だか懐かしさを感じるんだよな。遠い昔、どっかで見たような感じがして……」
アサヒは記憶を遡ってみるが、やはりこんな文字は記憶のどこにも見当たらない。
「それにしてもどうして空からこんなものが落ちてくるんだろう?」
「飛行機から落ちたとか……は無いか。飛行機の中から窓は開けられないし」
「だね。でも、だとしたら何で……え?」
「ましろ、どうし……は?」
先にましろが上を見て固まるとアサヒもそんなましろが気になって思わず上を向く。それから彼も思わず固まってしまう。何故なら二人の視線の先。そこには空から人が落ちてくるのが見えたのだから。
「「うわぁああああああ!!」」
「え?何、何、何、何!?」
「まさか、本当に人が落ちてきてるのか!?」
最初こそ二人は何が起きているのかわからずに唖然とするものの、本当に人が落ちてきてしまっているのを見て流石にヤバいと感じ取る。
「すみません!そ、そこ!退いてください!」
「急にごめんなさい!でも本当に危ないんですぅうう!」
そんな風に叫びながら落ちてくるのはエルを抱えたソラと隣にいるユキであった。空から人が落ちてくる。この異常事態にましろやアサヒは驚きのあまり二人は慌てるものの、焦って頭の処理が追いつかずに二人は揃って咄嗟に動けなかった。このままでは二人揃って地面に激突するコースまっしぐらだ。そうなればエルの命も無いだろう。
「ッ、ソラちゃん!」
ユキは咄嗟に手を伸ばしてソラを掴むとグイッと自分の方に引き寄せながら自らはソラの下に回り込んだ。
「ユキさん!?何を……」
「私が下敷きになるから。ソラちゃんとその子だけでも助けるよ!」
「そんな!?ダメですよ!それじゃあユキさんが……」
ユキは自分を犠牲にしてでもソラを守ろうとする。そんな彼女に止めるように言うソラだが、もう激突まで時間が無い。
このままユキはソラのクッションとなって地面に叩きつけられてしまう……その瞬間だった。
「える!」
エルが何かの力を込めると突如として二人の体が何かの力によって薄紫色に光り、フワリと浮くとゆっくりと着地に成功。そして、後から降りて来たエルをソラがキャッチした。
どうやらエルが不思議な力で二人が叩きつけられる事から守ってくれたようである。
「「せ、セーフ」」
「えるぅ〜!」
「……色々とアウトな気がするのは気のせいか?」
安心したようにホッと息を吐く二人にアサヒがそう言っているとソラの方は我に返った様子で慌ててましろへと詰め寄っていく。
「……はっ!ご、ごめんなさい!びっくりしちゃいましたよね?実は私達も相当びっくりしてて!偶然誘拐現場に出くわしてこの子を二人で追いかけて不思議な穴にえいやと飛び込んだら空の上にポコって!!それでピューって!!」
「……た、たいむ」
ソラから繰り出されるマシンガントークにましろが完全に思考停止してしまってタジタジになる。それからユキはそんなソラに苦笑いを浮かべた。
「ソラちゃん、そんないっぺんに話しても困っちゃうんじゃ。それにしてもこの街……え?」
ユキがどうにかソラを落ち着かせようとして、まずは辺りを見渡すとその街の様子がスカイランドと比べて全く違う事に顔が一瞬凍りついてから混乱した様子で声を上げる。
「え……え?ここは何!?え?取り敢えずスカイランドじゃないよね!?あれは何?あれは?あれは?」
「ちょ、君もマシンガントークに入るのか!?」
まさかのユキもソラと同様にマシンガントークに参戦。ユキの方はアサヒへと詰め寄って話し始める。こうなるとタダでさえ先程の空からの来訪者にましろとアサヒの脳みそはパンク寸前。そして、そうなると二人はこんな時における強引な話の区切り方をやらざるを得なかった。
「「もしかしてここ、魔法の世界ぃいい!?」」
「「ターイム!!」」
二人は慌てて両手を使い、Tの字を作るとユキやソラの話を強制的に遮って止めさせる。そして、それから少しの間が空いてソラとましろの二人が導き出した結論を同時に口にした。
「「これ、夢だぁ……」」
「いやいや、ソラちゃん。気持ちはわかるけどこれ多分現実だよ?」
「そうだぞ。ましろ、何を言ってるんだ」
尚、ユキとアサヒの二人の方はどうにか落ち着けたのかソラとましろが夢と思い込むという名の現実逃避をする中で冷静にツッコミを入れる。
「またまたぁ。ユキさん、鉄の箱が道を走るなんてよくできた夢としか思えませんよ」
「そうだよ。アサヒ、こんな空から人が落ちてくるなんて非現実的な事。普通なら起きないもん」
そう言って現実逃避を続ける二人を見てユキもアサヒもダメだこりゃとばかりにどうしようもできないと察した。
「こんにちは、夢の中の人。私はソラ・ハレワタールです」
「私はユキ・ハレワタールです」
「私はましろ。虹ヶ丘ましろだよ」
「俺はアサヒ。虹ヶ丘アサヒだ」
「あれ?お二人は兄妹なんですか?」
ソラは名字が同じだという事で疑問に思うと二人へと聞くとアサヒは首を横に振る。
「いや、ましろとは同じ家に住んでるけど血は繋がってないよ。俺、幼い頃にましろの家に預けられてから家族同然に育ちはしてるけど、本当の家族では無いんだ」
「あ。それなら私もだよ。私も小さい頃にソラちゃんの家に預けられてそれからソラちゃん達と一緒に育ったから」
「って事は二人は似た者同士って事になるね」
ましろからの言葉を聞いて二人はニッコリと笑うとシンパシーを感じる。お互いに幼い頃から他の家に預けられた子だから気持ちがわかると思ったのだろう。
「それにしても、鉄の箱が道を走るなんて夢の世界は凄いですね。この夢の街はなんていう名前なんですか?」
「ソラシド市だよ」
「良い名前だね!」
「まぁ、ここに初めて来る人だからそういう感想も出てくるか」
ふとソラとユキの視界にましろが持つ手帳が目に映るとそれに見覚えがあったのかソラが声をかける。
「ああっ!その手帳……」
「これ、もしかして……」
「私のです!拾ってくれてありがとう!とても大事な手帳なんですよ!」
ソラが嬉しそうにするとユキはそんなソラを見て微笑ましい顔つきになる。するとユキとアサヒの視線がお互いの胸の辺りにある色のくすんだ丸い宝石のような物に行く。
「「あっ!それって……」」
「ユキさんの持ってるそれと全く一緒……」
「凄い、こんな事ってあるんだね」
ソラとましろは二人の持つアクセサリーが同一な物だと察すると驚きの声を上げる。それからユキが話し始めた。
「これは私を預けた人が言ってたらしいんだけど……先祖代々から伝わる大事なアクセサリーだって。何でも、私の生まれた家の主人が引き継ぐ物らしくて……」
「え?そんな風に言われてるって事はもしかしてユキちゃんは身分の高い家の出身だったりするの?」
「主人とか言われてるし……そうなのかな?」
「どうだろ……。ソラちゃんの両親から聞いただけだし。それに、正直私なんかがそんな高貴な家の子だとしても……家を継げるような実力は無いし。きっと何かの間違いだよ」
ユキはそう言ってまた過度に自分を下げようとする。それを聞いてアサヒは何かを言いたかったが、それよりも先にソラが質問した。
「そういえば、アサヒ君のそれは?」
「これ?ユキさんと一緒で俺が預けられた時に持ってたんだ。なんか預け主の人曰く、困った時に俺の事を守ってくれるお守りだってさ」
「そうなんだ。それにしてもやっぱり二つ共何だか似てるよね」
そんな風にユキとアサヒの方で話が盛り上がる中、ましろはふとソラの手帳について改めて聞くことにした。
「そういえば、その手帳。見慣れない文字で何か書いてあるけど、なんて書いてあるの?」
「これですか?これはスカイランドの文字で私の……」
そこまで言った途端、突如として何かが落下して物凄い音が鳴り響くと共にそこから凄まじい煙が立ち上る。
「夢の中、ホント何でもありだよ!」
そんな中で、落下して来た物体が動き出す。それから煙が晴れてその姿を現すと出てきたのは傷だらけになったカバトンであった。
「……ぐぬぬ……ここまでコケにしやがって。許さないのねん。ソラ!まずはお前をボッコボコにして、それからプリンセスをいただくのねん!」
「えっと、お前は誰だ?」
アサヒからの質問にカバトンは調子が狂うとばかりに滑ると改めて四人の前で名乗る。
「俺様の名前はカバトン!良いか、よ〜く覚えておくのねん!」
「カバトン……」
ユキはその名を聞いて緊張感を感じつつ構える中、ソラが抱えているエルはカバトンのその目を見て怖がる。
「えるぅ……」
「怖く無いですよ。私が守ります」
そう言うソラに対してカバトンはどこからか出したピンクのハートの刺繍がされたハンカチを使って顔を拭く。
「ふん。守れるかな?」
カバトンは不敵な笑みを浮かべると彼は近くで行われている工事現場のショベルカーを見やった。
「……え?あのプランクトンがなんかする気だぞ?」
アサヒが警戒心を高くしつつそうやってカバトンへと聞こえるように話す。それを聞いてカバトンは再び滑ってしまう。
「おい、お前!なんでそんな弱そうな名前に改悪するんだ!俺様の名前はカバト……」
「大丈夫です。オフトンが何をして来たってこの子を守り抜いてみせます!」
「のはあっ!?」
カバトンは追撃とばかりにソラにまで名前間違えを受けたせいで額に青筋を立ててしまう。
「だーかーら、俺様の名はカバトンだっつーの!」
「あわわ……カバトンが更に怒っちゃってるよ」
カバトンは名乗ったにも関わらずアサヒやソラに立て続けで名前を間違えられて憤慨。ユキが慌てる中で早速ある呪文を唱えた。
「くっ、まともに正解したのはあっちの脇役ガールだけだし。もう良い!カモン!アンダーグエナジー!」
そう言ってカバトンが地面に手を置いた瞬間、突如とした真っ黒なエネルギーが溢れ出るとそれがショベルカーの中に入っていく。その直後、ショベルカーを模した怪物……ランボーグが姿を現した。
「ランボーグ!」
「えっ!?」
「アイツ……夢で見た!!」
その姿を見たユキ達は驚くとそれと同時に周囲にいた人々はいきなり現れた怪物から逃げるどころか興味津々な様子でそれを見ている。中には写真を撮ろうとする者もいる程だ。しかし、ランボーグが両腕をぶつけ合わせるとそれによって発生した衝撃波が駆け抜ける。流石にそれを見たらこの状況への危機感を覚えたのか人々は慌てた様子で逃げ惑った。
「普通に痛いよ!?これ、夢じゃ無いの!?」
ましろはまだ夢だと思っているのか、頬をつねる事で目を覚まそうとする。しかし無常にもこれは現実であるために全く効果は無い。するとソラが真剣な顔つきでましろを見た。
「ましろさん。この子を頼みます」
ソラはそう言ってましろへと赤ちゃんを預けるとゆっくりとランボーグの方に行こうとする。
「ソラちゃん……だっけ?一緒に逃げ……行っちゃダメ!」
ソラが何をしようとしてるのかましろは理解するとソラの手を掴む。するとましろは気づいた。ソラの手が震えている事に。
「(ソラちゃん……怖いんだ)」
ユキも心の中でそう思うと一度深呼吸をしてから自分の気持ちを整理。そして、ユキも覚悟を決めるとソラの隣に並んだ。
「ユキさん!?まさかあなたも……」
「無茶だ!そんなことしたら君は……」
夢の中であの怪物……ランボーグに追いかけ回されたアサヒも二人を引き止めようとするが、二人の決意は変わらない。
「……ソラちゃんだけに戦わせない。私だってソラちゃんの役に立ちたい。ソラちゃんが危険を犯すなら私はソラちゃんの力になってみせる!」
その言葉にアサヒは目を見開く。それと同時に一度頭を軽く掻いてからある事を考えた。
「そっか……。そうだよな。夢の中では逃げる事しかできなくて、結局助けられちゃったけど……。いつまでもそんな調子なのはダメだよな」
アサヒは夢の中で出会った少女のあの言葉を思い出す。今はまだ自分の事を話せないと言った少女。つまり現状のアサヒでは教えるに値しないということだ。だったら自分が変わるしか無い。そう直感したアサヒは決意を固めるとユキ達と並ぶ。それを見た二人は目を見開いた。
「アサヒ君!?」
「ダメだよ!ここは私達に任せて……」
「俺だって男だ。女の子二人だけに戦わせたりなんてできるかよ」
それを聞いて二人は無関係なアサヒを巻き込む事を躊躇する。しかし、アサヒの目を見て二人は彼の気持ちを受け入れる事にした。そして、アサヒは唯一戦わないましろへと戦闘前に声をかける。
「ましろ、お前は逃げろ」
「でも皆は……」
「今逃げられるのはましろだけだ。できるだけ遠くに逃げろ。絶対に振り向くなよ」
「……ッ」
ましろは少し躊躇したが、それでもアサヒの気持ちを無駄にはできないとそのまま走っていく。それを見届けてから三人が構えるとソラは自分の中に持つヒーローとしての心構えを口にした。
「……相手がどんなに強くても、正しい事を最後までやり抜く。それがヒーロー!」
「何をゴチャゴチャ言ってるのねん!ランボーグ、やれ!」
カバトンがそうやって指示するとランボーグが三人に襲いかかる。それを見て三人もそれに対処するのであった。
また次回もお楽しみに。