これでパルスィの人気投票順位UP間違いなし…!!
この作品の目標である月間入りとお気に入り数1000は達成しましたので、あとは支援絵のみ…()
思ったより伸びてて私、少し混乱しています
クリスマス、それは企業の稼ぎ時である
「パルスィさん〜、明日は何の日か知ってます〜?」
もはや週に一度は訪れている、コユキの部屋…もとい、ミレニアムにある反省室。
いつものように軽く遊んだ後、いざ帰ろうと部屋を出ようとした所にそう聞かれたのだ。
こういう聞き方をするという事は絶対に何かがある…それも、コユキにとって利となる何かが…
「…コユキの誕生日…?」
「にはは〜・・・冗談…ぇっ、素で言ってるんですか?」
「いや、だから何の事…?」
違うらしい、適当に言ったが駄目だったか。
と、なると何だろうか…明日は何日だったか、というかキヴォトスに来てからまだ日が浅い私にも分かるような行事なのだろうか。
「明日は12月24日!!クリスマスイブですよ!?」
「…あぁ、キヴォトスにもあるのね…?」
クリスマスとは元々、キリストの誕生を祝う日だ。
トリニティにシスターフッドという団体がいた記憶はあるが、アレが存在するという事はキヴォトスにもキリスト教は伝わっているのだろうか。
普通に気になるので機会があれば調べてみようか…
ヒマリに聞くのも手だが、関係ない事まで話し始める気がするのでやめておこう。
…勘違いされがちだが、私はクリスマスが好きだ。
クリスマス…聖なる夜だか性なる夜だか知らないが、その日にはとんでもない量の嫉妬心が街中に蔓延る。
嫉妬を糧に生きている私にとって、一気に嫉妬心を回収する事が出来る素晴らしい日なのである。
というより私は基本的にクリボっちになる事がない、それ故に特に妬むような理由がないのだ。*1
「…で、なんで急にそんな事を?」
と、問い掛けてみれば。
「プレゼントください!!」
と、答えが返ってくる。
純粋である、とんでもなく純粋である。
変に取り繕わずにこうして要望を語るコユキ…こういう所は案外、好きだったりする。
子供らしいというか…いや、コユキもヒナも年齢的には2、3歳しか変わらない筈なのだが…
まぁ、年相応の反応は分かりやすくて良い。
「素直でよろしい…まぁ、別に良いけど」
「やったぁ〜っ!」
「でも、私にせびる必要ある?」
嬉しそうに跳ねる彼女を見て、そう疑問に思う。
コユキは別に友人がいない訳じゃない…セミナーのメンバーや先生、C&Cのメンバーとも交流がある。
わざわざピンポイントで私に頼む必要はあるのか。
はたまた、私以外にも既に頼んでいるのか。
「…ユウカ先輩やノア先輩にせびるのはちょっと…気が引けると言うか〜・・・怖いって言うか…?」
切実な理由だった、ツッコミづらい。
完全に頭から抜け落ちていたが、そもそもコユキが此処にいる理由自体、結構なやらかしなのだ。
どの面下げて案件である、普通に頼めるようなメンタル強者は中々いない…出来そうではあるが。
「…リオ会長は?」
「逆に頼める要素あります!?」
…これ、リオ会長が聞いたらショックを受けそうだ。
なんでもっと上手くやれないのだろうか…と思うが、私が言える事ではないので心の内に留めておく。
彼女だってそう怖い人ではないのに…寧ろ私からすればあのチビメイドさんの方が怖い、本当に。
「ん…まぁ、覚えとくわよ…25日、また来るわね」
「にはっ!!楽しみに待ってますよ〜!!」
こういうプレゼントというものは何を渡せば良いのか、あまり経験がないので分からない。
勇儀はお酒で満足していたし…普通はどうなのか。
コユキに渡す為のプレゼントもそうだが…私はキヴォトスに来てから色々な人の世話になっている。
彼女らに渡すプレゼントも、考えなければいけない…
それを知る為にも私は友人へ連絡をし、ミレニアムから離れるのであった。
◇◇◇
「で、私が呼ばれた…ってワケっすか?」
「御名答!最近の女の子が喜ぶ物がなんだか、私には分からないから…頼らせてもらうわよ?」
ヒナを頼る事も考えたのだが…折角の機会だ、ヒナとケイには何も言わないでプレゼントを渡したい。
そんな訳で友人の手を借りようとしたのだが…どうやらトキの方もクリスマス前は忙しいらしい。
彼女にもリオ会長の下やC&Cのような居場所はある、無理に付き合ってもらうよう頼んだりは出来ない。
そんなわけで、今回頼ったのはイチカである。
明日や明後日はまだしも、今日は何とか予定が空いているというのでこうして頼らせてもらった。
化粧品や菓子類など、多趣味な彼女ならプレゼント向きの物も知っているだろう、という訳だ。
「…まぁ、別に良いっすけど…」
「…機嫌悪そうじゃない…何、拗ねてるの?」
「あぁ、いや、別にそんな事ないっすけど〜・・・」
「冗談よ冗談…ほら、折角のクリスマスなんでしょう?貴方にも何か買ってあげるから…ね?」
というより、元々そのつもりであった。
寧ろ私にとって唯一のトリニティの知り合いである彼女にどうやってプレゼントを渡そうか、と迷っていた。
こうして直接渡す機会が出来たというのは、私にとってとても都合の良い事なのであった。
「物で釣ろうったって…上限金額は?」
「常識の範囲内なら、何円でも」
風紀委員会顧問という立場になってから、マトモに働いていないのにお金が入ってくるようになった。
自分でもどうかと思うが、そういうものらしい。
普段はお酒くらいにしか貯金を使わない私は、こう見えて結構な量のお金を持っているのだ。
ある程度の金額なら、余裕で払える。
「…言質、取ったっすからね…?」
「チョロいわねぇ…」
そんな訳で、私達はプレゼント選びを始めた…
結果として、コユキにはボードゲーム、イチカには化粧品、トキには筋トレグッズ…
一応、リオ会長やヒマリ、エイミや先生…アビドスのメンバーにも配れるよう菓子類も買っておいた。
黒服には買っていない、というか買いたくない。
ヒナとケイへのプレゼントは…まぁ、折角のプレゼントだ…ここでは伏せさせてもらうとしよう。