ネオドミノのテッペンに立ちたくて   作:ジェム足りない

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粗挽き肉団子にしてやるぜ!

「俺はレガーティアでダイレクトアタックだ!」

「こ、こんなバカな……!? ぐわあああーっ!?」

 

 峠のDホイーラー LP3000-3500=0 Lose

 

 俺の攻撃宣言を受けたレガーティアが、俺の後ろを走るDホイールへと、ドリルのように高速回転する魔力の槍を叩き込む。

 その一撃で、残りライフを一気に消し飛ばされた──確か犬飼とか名乗ってたような──Dホイーラーは、強制停車する己のDホイールの上で悲鳴を上げていた。

 

「はっはー! これで5連勝だぜ!」

 

 俺はキキッとDホイールを停車させると、後方にて悔しがるお相手さんに対し、ガッツポーズを向ける。

 ここはネオドミノシティからそこそこ離れた、Dホイーラーたちの集う峠。デュエルアカデミアの定期考査を控えた俺は、その最後の仕上げとして、より多くのデュエルをこなすために、この峠へと足を運んできていたのだった。

 

 

 

 ◇

 

 

 

「クッソー! 新参者のガキに負けちまうとか、今日はツイてねーぜ!」

「実力だろ実力ー! 現実を見ろよー!」

「笑えるくらいボッコボコだったじゃねーか!」

「んだとコラァ、上等だ表出ろ! デュエルだぁ!」

 

 峠の休憩所に戻った俺とその対戦相手である犬飼(仮名)を、休憩所の駐車場にたむろっていたヤンキーの兄ちゃんたちが、ギャハハハと笑いながら迎え入れる。ちなみにいきなりやってきた俺が、普通にここの人たちに認められている理由は、雑賀さんにここのまとめ役への紹介状を書いてもらったおかげだったりする。いやー、やっぱ世の中コネだよコネ。

 でも『もっとトゲつけようぜトゲ!』とDホイールの違法改造を勧めてきたり、自分たちの武勇伝(ほとんど違法行為)を自慢してきたりするのは、どう反応を返すべきか迷うから、控えてくれると嬉しいなって。

 

「にしてもやるねえ兄ちゃん。学生の癖に、大した腕前だ」

 

 自販機で購入したスポーツドリンクをゴクゴク飲んでいる俺の元に、ここのヤンチャなDホイーラーたちのまとめ役である、強面スキンヘッドにサングラスを決めたオッサンがやって来た。ちなみに名前は出幕(でまく)さんとのこと。

 いやー、雑賀さんからその名前を聞いた時に、冗談だろと笑ってしまった俺は悪くないハズ。だって、雑賀さん側も口元がニヤけてたんだしさ。

 

「しかしまあ、なんだ……」

 

 しかしそうして近寄ってきた出幕さんは、俺のDホイールのとある一点に目線をやったまま、口ごもってしまう。

 

「その可愛らしいウサギのマークは……いやまあ、兄ちゃんのデュエルを見た今なら、その意味もわかるが……」

 

 しかしまあ、それもそのはず。出幕さんの目線の先、Dホイールの車体後方には、ピンク色の蛍光塗料で描かれた、うさぎチームのエンブレムが……!

 いやー、確かにまあ、なんとなくそんな予感はしていたんだけどね。俺も男の子。自分のかっちょいいDホイールに、可愛いエンブレムを勝手に描かれることに対して、思うところがないと言えば嘘になる。

 

 だが……会心の出来! とドヤ顔でふんぞり返るプリメラや、褒めて褒めてーと嬉しそうに擦り寄ってくるトゥルーデアを前にした途端。俺の右手は、彼女たちの頭を高速なでなでしていたのだった。なぜなら俺は男の子。美少女の笑顔には勝てないのでござる。

 

「なはは……ま、まあ俺もどうかなーとは思ってるんスけどね。でもまあ、このマークを入れてから、調子がいいもんで……」

 

 出幕さんを相手に、『うちの精霊が勝手に描きました』などと馬鹿正直に言うわけにもいかないので、適当に言葉を濁しておく。まあプリメラが喜んでやる気を出す=デッキがより一層答えてくれる……という事なので、まるっきり嘘というわけでもないしな!

 

『馬鹿な……馬鹿なぁぁぁーッ!?』

「オイオイマジかよ……」

「先攻1ターンキル……初めて見たぜ……」

 

 そうして俺と出幕さんが話していると、周囲がにわかに騒がしくなってくる。ちらほらと聞こえてきた声からすると、先攻ワンキルを決めた奴が出てきたっぽい。ロットンかよ。

 とかそんな事を考えていたら、馬鹿みたいにデカいDホイールが休憩所に入ってきたではないか。アレ? あのDホイール、なんか見覚えが……。

 

「まずは一人目だ! さあ、次の相手はどいつだ!?」

「oh……」

 

 ヘルメットを脱ぎ、声高に周囲を挑発するその男の顔を見て、俺は思わず天を仰いでしまう。

 噂をすればなんとやら……まさか、マジでロットンのお出ましだったとは……。ていうかここ、ネオドミノからそれなりに近いんですけど? つまりクラッシュタウンにも近いんですけど? 戻ってくるの少し早くない?

 

「クソ……調子に乗りやがって……」

「おい、お前行けよ……最近調子がいいんだろ?」

「バカ言えよ。俺のデッキじゃ、あのモンスターには対抗できねえよ……」

 

 ロットンと目を合わさぬよう、顔を俯かせながら、ヒソヒソと話し合う峠のDホイーラーたち。デュエルの内容は見逃したが、先攻1キルやら“あのモンスター”とか言う言葉が聞こえてくるあたり、やはりガトリング・オーガを軸としたデッキなのだろう。

 

「ハッ……! 腕自慢が集う峠だと聞き、胸を躍らせていたんだがな……ん?」

 

 誰も挑んでくる者がいない状況に、苛立ってきたのだろう。大袈裟に肩をすくめながら、ヤレヤレと首を振ってみせることで、周囲を挑発するロットンだったが──ふとその顔がこちらに向けられた。

 

「ほう……いるじゃねえか。骨のありそうなやつが……」

 

 あらやだ、ロックオンされちゃったじゃないの。いや、関わり合いになるまいと目を伏せる野郎どもの中、一人だけジロジロと目線を向けてりゃ、そら目立つわな。こりゃ失敗失敗、テヘペロ。

 

「おい、どうだ坊主。俺と一戦、デュエルしねえか?」

「俺か? まあ別にいいけど……俺は強いぜ?」

 

 挑まれたデュエルから逃げるなど、デュエリストとして失格。ニヤリと笑いながら、ロットンの申し出を受ける俺だったが……内心では普通に焦っていた。

 

 ──ロットンといえば先攻ワンキルだけど、これ俺がこのタイミングで防いじゃってもいいもんなのか? ここでロットンに手札誘発を学習させて、万が一にでも遊星が負けたりなんかしたら……じゃあ手を抜いて負ける? いやそれこそ論外だろう。そんな事をしたら、胸を張ってお天道様の元を歩けなくなってしまう。

 

 ロットンに返事を返してから、Dホイールに乗り込むまでの短い時間を駆使し。名探偵コナンも驚愕する超☆優秀な俺の頭脳が導き出した答えは──!

 

「全ては、大いなる蟹の味噌汁……」

 

 まあ、なんとかなるやろ。

 

 

 

 ◇

 

 

 

 休憩所の駐車場から出たところで、俺とロットンはDホイールを停車させる。峠のDホイーラーたちが俺には応援を、ロットンには煽りを飛ばすのだが……当のロットンは、完全に知らん顔で聞き流していた。まあ、武者修行って事で色々な場所を荒らしてきたようだし、こういうのには慣れてるんだろうな。

 

「マニュアルモードでやるのが、ここのルールらしくてな。あの第1コーナーを制した方が先攻だ」

「ああ、構わねえぜ。それにしても……3輪から2輪に切り替わるとは、なかなか面白いDホイールじゃねえか。特注品か?」

 

 先攻を奪いに行くために、より高速走行に適した、2輪モードへと切り替えた俺のDホイールを見て、ロットンが愉快げに笑う。

 

「そういうアンタこそ、なんだよそのバカでけえDホイールは。めっちゃイカすし羨ましいぞコンチクショー」

 

 でもオモシロ変形の度合いじゃ、お前のDホイールには負けるんだよなあ。縦に伸びる追い越し形態はともかく、大量のデュエルディスクを展開する、あの謎形態はなんなんだ。

 

「それじゃあ行くぜ……スピード・ワールド2、セット!」

〈デュエルモード・オン〉

 

 まあとにかく先攻だ、先攻を奪うんだ。そうすれば奴に手札誘発を学習させずに済むし、逆にこっちが『ロットンっていう先攻ワンキルの使い手と出会ってさ〜』てな感じで、遊星たちにガトリング・オーガの情報をリークできるんだ。そうだ、それしかねえ!

 ロットンが元から手札誘発を知ってて対策済みだったら? 流石にそれは知ら管。

 

「ライディングデュエル・アクセラレーション!」

「ライディングデュエル・アクセラレーション!」

 

 Dホイールのモニター上に表示されていたカウントがゼロになると同時に、俺とロットンはアクセルを全開にする。

 

「加速力ならコッチの方が──何!?」

「ハッハァ! ソッチの方が何だってェ?」

 

 我ながらナイスなロケットスタートを決めた俺に、しかしロットンは平然と並んできた。

 クソッ、でけえ図体の癖になんて加速力だ。こっちはメ蟹ック作のマシンなんだぞ!?

 

「おーっとすまねえ、手が滑っちまったぜ!」

「くっ……!」

 

 そのデカい車体と重量を活かし、俺に横から体当たりを仕掛けようと、ハンドルを切ってくるロットン。重量では奴の方が圧倒的に上なのだから、それを武器に攻めてくるのは、当然のことだろう。だが、しかし。コーナーが近づいてきた事で、ほんの少しだけ、ロットンはDホイールのスピードを緩めていた。いや、緩めざるを得なかったというべきか。

 

 まあ、こちらも当然の事だろう。何しろロットンの乗るDホイールは、とにかくデカいのだ。つまり小回りが利かない。もし全速力でコーナーに突っ込んで行ったら、そのままガードレールを突き破って、崖下に真っ逆さまなのは確定的に明らか。だからこそ、その隙を補うためのラフプレーなのだろう。ならば……逆にこここそが、俺の攻めどころ!

 

「──舐めんなコラ!」

「減速しねえ……!? まさかそのスピードでコーナーに突っ込む気か!?」

「うおぉぉぉーっ!」

 

 俺はDホイールを減速させることなく、コーナーへと突っ込んで行き──コーナー直前でDホイールを3輪モードへと変形させ、車体を転倒ギリギリまで傾ける。

 くぉー! プロテクターとアスファルトがカリカリ擦れてやがるぜ! でも俺ならイケる、大丈夫! 仮に失敗しても、俺には大天使プリメラがついているんだ。いざとなれば、精霊界への転移という荒技でなんとかなってしまうのだワハハー!

 

「イィヤッホォウ!」

「ヤロウ、曲がり切りやがった……!」

 

 減速することなく、コーナーを無理矢理に突破した俺を見て、ロットンが驚きの声を上げる。ヒュー、あのリアリストに一泡吹かせてやった! いやあ、気分がいいぜ!

 

「先攻は俺だ! 俺のターン!」

 

 雄二LP4000 手札5→6 SPC(スピードカウンター)0

 

 ロットンは遊星と鬼柳のコンビを相手に、互角の戦いを繰り広げたほどのデュエリスト。出し惜しみは無しだ、最初から全力で行かせて(パワカを押し付けさせて)もらう!

 

「俺は重騎士(センチュリオン)プリメラを召喚!」

 

 重騎士プリメラ

 ATK/1600 星4 チューナー

 

 ウィンクを決めながら現れたプリメラは、即座にその手に握る槍を掲げ、サーチ効果を(勝手に)起動した。よーしプリメラ、いつもの頼むぜ!

 

「そしてプリメラの効果で、デッキから騎士魔防陣(センチュリオン・ファランクス)を手札に加え……カードを2枚伏せて、ターンエンド!」

 

 雄二LP4000 伏せカード2枚 手札3枚

 

 先攻からパワカを押し付けると言ったな。あれは嘘だ……。いやだって、ライディングデュエルだと魔法使えないしー。というわけで、もう1ターン待っててね! 次のターンこそパワカ見せてあげるから!

 

「まあいい……そういつも都合良く、先攻が取れるとは限らねえ。後攻の鍛錬だと思えば丁度いい。オレのターン!」

 

 ロットンLP4000 手札5→6 SPC0→1

 

 ロットンは不敵な笑みを浮かべると、デッキからカードをドローした。だが先攻さえ取っちまえば、ガトリング・オーガの脅威度は激減なんだよな。普通にフリチェの罠で対応すりゃいいだけだし。

 ……まあ念には念をということ&先攻奪取が失敗した時に備えて、初期手札には効果ダメージ対策のクリアクリボーを引き込んでおいたのだが……できれば、最後まで使わないようにしておきたいな。

 

「オレは手札からガトリング・オーガを召喚!」

 

 ガトリング・オーガ

 DEF/800 星3

 

 ロットンのフィールドに、ロングコートを着用して、腹部からガトリングガンの生えた、紫色の肌の悪魔が召喚される。

 

「そして、カードを5枚伏せる……!」

 

 ロットンが魔法&罠ゾーンにカードをセットしていくたびに、ガトリング・オーガの弾倉に、弾薬が装填されていく。おお、こわいこわい。

 しかしこのギミックって、ある意味ネタバレだよね。勘のいいデュエリストなら、バーン効果を見抜いてきそう。まあ格好いいから俺は好きだけどさ。

 

「ガトリング・オーガは魔法&罠ゾーンのカードを1枚墓地に送るごとに、相手に800ダメージを与えることができる! とはいえ……さっきオレのデュエルを見た、お前さんはもう知っているだろうがな」

 

 だから必死に先攻を奪いに行ったんだろう? としたり顔のロットンだったが……悪いな、元から知ってたんだわ。だってお前のガトリング・オーガって(アニメ視聴者から)めっちゃ有名だし。ていうか、さっきのデュエル見逃してたし。

 

「ファイア!」

 

 俺が下らない事を考えているうちに、ロットンはガトリング・オーガの効果を発動。伏せカードをコストにして、ガトリング・オーガが大量の銃弾を撃ち出してくる。

 効果ダメージを受けたことで、その衝撃に揺れるDホイールを制御しつつ、俺は伏せカードを発動する機を窺う。さすがに5枚も伏せがあるのは怖いからな、少しは減らしておかないと。800、1600──今だ!

 

 雄二LP4000-800-800=2400

 

「罠発動、騎士魔防陣(センチュリオン・ファランクス)! ガトリング・オーガを、次のターンのスタンバイフェイズまで除外する!」

「何ィ!?」

 

 罠カードから飛び出してきたエメトⅥのシールドバッシュを受けて、ガトリング・オーガが吹き飛んでいく。さてさて、これでとりあえずこのターンは安心だな。しかし2枚の伏せカードを弾丸として消費させることには成功したが……ロットンは墓地効果持ちの罠を多数採用しているからな。これが吉と出るか凶と出るか。

 

「さらに! 俺は手札にいる重騎兵(センチュリオン)エメト(ゼクス)の効果を発動! プリメラを魔法&罠ゾーンに移動させることで、手札のコイツを特殊召喚する!」

 

 重騎兵エメトⅥ

 DEF/3000 星8

 

 フィールドに現れたエメトⅥにプリメラが飛び乗り、1人と1機が揃って決めポーズを取る。さすがのロットンも、突然出てきたエメトⅥには面食らっている様子だった。

 

「チッ、伏せカード(弾丸)を消耗させるのが狙いだったか。しかも……守備力3000のモンスターまで呼び出すとはな。仕方ねえ、オレはこれでターンエンドだ」

 

 ロットンLP4000 伏せカード3枚 手札0枚

 

「俺のターン!」

 

 雄二LP2400 手札3→4 SPC1→2

 

 グネグネと連続するカーブを曲がりつつ、俺はデッキからカードをドローする。

 こうコーナーが多い道を走っていると、3輪モードの安定性が実に頼もしい。やはり、遊星にリバーストライクを頼んだのは正解だったようだ。

 

「このスタンバイフェイズ、前のターンに俺が除外したガトリング・オーガが、お前のフィールドに再び特殊召喚される!」

 

 ガトリング・オーガ

 ATK/800 星3

 

「なに、表示形式が……」

 

 黒いモヤモヤとした除外空間を通って帰還したガトリング・オーガを見て、ロットンが眉を顰めた。除外前は守備表示だったガトリング・オーガが、攻撃表示になっていたからだろう。

 

「俺のカードで除外されて、帰ってきたんだ。その表示形式は、もちろん俺が選べるに決まってるだろ?」

「チッ、食えねえ坊主だぜ……!」

 

 首を振り向かせながら、チッチッチと指を振る俺を見て、ロットンが舌打ちをする。まあ低攻撃力を晒さぬよう、わざわざ守備表示で出したガトリング・オーガを、攻撃表示にされたんだ。当然の反応だろう。

 

「俺は魔法&罠ゾーンにいるプリメラを、自身の効果で特殊召喚し──プリメラが特殊召喚に成功したことで、デッキから従騎士トゥルーデアを手札に加える!」

 

 重騎士プリメラ

 ATK/1600 星4 チューナー

 

「魔法&罠ゾーンとモンスターゾーンを反復横跳びするカードか。面倒くせえカードだな。しかもチューナーという事は……」

「ご明察! ご褒美に、俺のとっておきを見せてやるぜ! 俺はレベル8のエメトⅥに、レベル4のプリメラをチューニング! シンクロ召喚──降臨せよ、騎士皇(センチュリオン)レガーティア!」

 

 騎士皇レガーティア

 ATK3500 星12

 

「ほう……レベル12のシンクロモンスターか。随分とレアなカードを持ってるじゃねえか!」

「レガーティアの効果! レガーティアは特殊召喚に成功した時、デッキからカードを1枚ドローし、その後相手フィールド上の最も攻撃力の高いモンスターを破壊できる!」

「なんだと!?」

 

 レガーティアの腰部アーマーが分離し、空中にて再度合体。一門の巨大砲台と化したそれから、極太の光線が放たれ──ガトリング・オーガを蒸発させた。

 

「そして俺は、従騎士トゥルーデアを通常召喚!」

 

 従騎士トゥルーデア

 ATK/1000 星4

 

 俺のフィールドに現れたトゥルーデアは、まだバトルフェイズにすら入っていないというのに、両手に炎を集め出す。これこれ、気の早い娘さんじゃのう……ホッホッホ。

 

「さっき受けたダメージを、まとめて返させてもらうぜ! バトルだ! 俺はまず、トゥルーデアでロットンにダイレクトアタックだ!」

 

 トゥルーデアが待ちきれないようなので、俺はさっさとバトルフェイズに移行。俺の指示を聞いたトゥルーデアが、『待ってました!』とばかりに、溜め込んだ火炎を解き放つのだが。

 

「させねえよ! その攻撃宣言時に罠発動、バックアタック・アンブッシュ! バトルフェイズを終了し、お前の攻撃モンスターの数まで、オレのフィールドにアンブッシュ・トークンを守備表示で特殊召喚する!」

 

 アンブッシュ・トークン

 DEF/100 星1

 

 アンブッシュ・トークン

 DEF/100 星1

 

 しかし、トゥルーデアの放った炎は、ロットンの発動した罠によりかき消され。その直後、ロットンのフィールドにアンブッシュ・トークン──西部劇でコロコロ転がっている枯草に、顔と手が生えたような見た目だ──が特殊召喚された。

 

「そしてアンブッシュ・トークンをリリースすることで、1体につき500のダメージを相手に与える! 食らえぃ!」

 

 アンブッシュ・トークンは、両手に持つ松明の火を自身に引火させると、そのまま猛スピードで俺目掛けて転がってきて……直撃。俺のライフを1000ポイント削っていった。ロットン、やはり一筋縄ではいかない相手だな。

 

 雄二LP2400-1000=1400

 

「ならば俺は手札からSp(スピードスペル)-運命の呪縛*1を発動! レガーティアに呪縛カウンターを2つ乗せ、1つ取り除くごとに、攻撃力の半分のダメージを相手に与える!」

 

 騎士皇レガーティア

 呪縛カウンター2

 

 俺がSpを発動すると、地面から複数本の鎖が飛び出てきて、レガーティアを縛り上げ──レガーティアはその鎖をこともなげに引きちぎる。そして、両の手に鎖の残骸を握りしめると、ブンブンとそれを振り回し始めた。

 

「呪縛カウンターは1ターンに1つしか取り除けず、また取り除く際に、攻撃を行えなくなるデメリットがあるが……今は関係ない! 俺はレガーティアの呪縛カウンターを1つ取り除き、その攻撃力の半分──1750のダメージを与える!」

 

 騎士皇レガーティア

 呪縛カウンター2→1

 

 レガーティアは鎖を振り回したまま、ロットンに向けて突撃し──その勢いのまま、ロットンに鎖を叩きつける。ヒューッ、まるで暴走族(ゾク)みてえな攻撃だぜ。

 

「ぐあぁーっ!?」

 

 ロットンLP4000-1750=2250

 

 ダメージの衝撃で、ロットンはDホイールの車体を、左右に大きく揺らがせる。

 ゲハハハハ! そのまま崖から落ちてくたばっちまいなァ! ……チッ、立て直しやがった。悪運の強い奴め。

 

「ククク……どうだ、これが呪縛の力だ。恐れ入ったか!」

「なぁーにが呪縛だ、ただの物理攻撃じゃねえか……!」

 

 ロットンに対してドヤ顔で勝ち誇ってみせる俺だったが、しかし反論を食らってしまう。やれやれ、これがただの物理攻撃にしか見えないなど……まだまだ()()な。具体的にどこがと言われると困るが、とにかく甘いな。

 

()()()()()()だ。まだまだ心眼が足らぬ。俺はカードを1枚伏せ……エンドフェイズにレガーティアの更なる効果! 墓地のプリメラを、魔法&罠ゾーンに帰還させる!」

 

 雄二LP1400 伏せカード2枚 手札2枚

 

「俺はこれでターンエンド──」

「待ちな! オレはこの瞬間、罠カード裁きの天秤を発動! お前のフィールドのカードと、オレの手札及びフィールドのカードの差の分だけ、デッキからカードをドローできる。よってオレは4枚ドロー!」

 

 オイオイマジかよ、一気に4枚もドローとか自重しろよ。確かに手札を弾丸として一気に消耗する、ロットンのデッキには相性のいいカードだけどさあ……4ドローも許したのは、お前がボード・アドバンテージを無駄に稼ぐからだろって? はい。

 

「ククク……お前さんが、無駄にフィールドを埋め尽くしてくれるおかげで助かったぜ。オレのターン!」

 

 ロットンLP2250 手札4→5 SPC2→3

 

 これでロットンの手札は5枚か。5枚も手札があるのなら、その中には間違いなく、ガトリング・オーガとその弾丸2発があるはずだが……。

 

「オレは手札から2体目のガトリング・オーガを召喚だ!」

 

 ガトリング・オーガ

 DEF/800 星3

 

 やはりあったか。まあ、ロットンのデッキってこいつが主体だしな。そりゃ引いてくるよなあ。

 

「そしてカードを2枚伏せ、ガトリング・オーガの効果を発動! 今度こそくたばっちまいな、坊主……ファイア!」

 

 再び伏せカードをコストとして、ガトリング・オーガが大量の銃弾を撃ち出してくる。これをマトモに受けたら、今度こそ俺の敗北だ。なのでガトリング・オーガの2回目の効果発動に合わせて、ポチっとな。

 

「罠発動、デストラクト・ポーション! そしてそれにチェーンしてプリメラの効果も発動だ! まずプリメラを特殊召喚し、その後レガーティアを破壊して、その攻撃力分のライフを俺は回復する!」

 

 重騎士プリメラ

 DEF/1600 星4 チューナー

 

 雄二LP1400-800+3500-800=3300

 

 レガーティアが光の粒子に変換され、それを浴びたことで、俺のライフが一気に回復する。

 伏せカードのおかげで難を逃れた俺だったが……このデストラクト・ポーションはあまり使いたくなかったんだよな。破壊だからプリメラの耐性付与と被って使いにくいってのもそうだが……なんかこう、表現的にね。でもライディングデュエルだと、神秘の中華なべが使えないので……。まあ何が言いたいかというと、すまねえレガーティア。

 

「コイツ、また俺の必殺コンボを……!?」

 

 1度目は除外、2度目はライフ回復という手段をもって。2度もガトリング・オーガの効果を耐え抜いた俺を見て、ロットンが目を丸くする。ロットンの残り手札は2枚で、場には未使用の伏せカードが1枚。この3枚をガトリング・オーガで撃ち出したとしても、俺の残りライフ3300を削り切るには至らないからだ。

 

「そして俺はプリメラの効果で、デッキから騎士皇爆誕(トゥルース・センチュリオン)を手札に──」

「そいつはさせねえぜ、墓地からブレイクスルー・スキルの効果を発動だ! 重騎士プリメラの効果を、エンドフェイズまで無効にする!」

 

 ちっ、サーチ効果は止めてくるか。さっきのターンに、弾丸として墓地に送っていたんだろうな……やはり、デッキの完成度が高い。

 

「やるじゃねえか……いや本当にやるじゃねえか坊主。オレはカードを2枚伏せて──」

「メインフェイズ終了時に、俺は墓地のエメトⅥの効果を発動! プリメラを魔法&罠ゾーンに移動させることで、墓地から復活する! 再び立ち上がれ、エメトⅥ!」

 

 重騎兵エメトⅥ

 DEF/3000 星8

 

 ターン表示がエンドフェイズに切り替わろうとしていたので、その前に墓地からエメトⅥを蘇らせておく。これで次のターンの準備はバッチリだ。

 

「また出てきやがったか、しつこいヤツだぜ……。オレはこれでターンエンドだ」

 

 ロットンLP2250 伏せカード3枚 手札0枚

 

「俺のターン、ドロー!」

 

 雄二LP3300 手札2→3 SPC3→4

 

「オレはこのスタンバイフェイズに罠カード発動、覇者の一括! これでお前はこのターン、バトルフェイズを行えない!」

 

 ロットンが発動したのは、最初のターンから奴が伏せていた罠カード。うっわ、面倒なカードを使ってくれるじゃねえか……。

 それにしても覇者の一喝じゃなくて覇者の一括なのって、一体なんでなんだろうね。誤字なのか、それとも誤字じゃないのか。俺はもうわからないけど、OCG次元では修正されたりしたのかな?

 

「なら俺は永続罠扱いのプリメラの効果発動! 魔法&罠ゾーンより、プリメラを特殊召喚だ!」

 

 重騎士プリメラ

 DEF/1600 星4 チューナー

 

「そしてプリメラの効果により、デッキから騎士皇爆誕(トゥルース・センチュリオン)を手札に加え……俺はレベル4のトゥルーデアに、レベル4のプリメラをチューニング! シンクロ召喚──現れろ、スクラップ・ドラゴン!」

 

 スクラップ・ドラゴン

 ATK/2800 星8

 

 廃材でその身を構成した竜が、俺のフィールドに現れて咆哮を上げる。いやあ、本当に頼もしいドラゴンだぜ。

 

「フン、随分とみすぼらしいドラゴンだな。だが忘れてねえだろうな? 俺が発動した覇者の一括の効果によって、お前はこのターンバトルを行えない!」

「ああ知っているぜ! だがバトルを行えないのなら、お前のフィールドを荒らし尽くすまでのこと! 俺は続けて手札からチューナーモンスター、マジカル・ハウンドを通常召喚!」

 

 マジカル・ハウンド

 ATK/500 星1 チューナー

 

 続けて俺のフィールドにポンと現れたのは、何とも可愛らしい機械犬。成長後の姿(メカニカル・ハウンド)も格好いいけど、子供時代のこっちの方が俺は好きだな。ん? 機械が成長するわけねえだろって? ……こまけえこたあいいんだよ!

 

「チューナーだと? まさかテメエ……」

「そのまさかよ! 俺はレベル8のエメトⅥに、レベル1のマジカル・ハウンドをチューニング! シンクロ召喚──来い、灼銀の機竜(ドラッグ・オン・ヴァーミリオン)!」

 

 灼銀の機竜

 ATK/2700 星9

 

 ウサギマークの眩しい、重武装した戦車型の機械竜が、スクラップ・ドラゴンの横に並び立つ。ちなみにこのエンブレム、精霊との交信能力が無い人には見えないらしい。龍亞と龍可で見え方が違ったもん。

 

「灼銀の機竜の効果発動。墓地からマジカル・ハウンドを除外する事で、お前の伏せカードを破壊する!」

「チッ……墓地のスキル・プリズナーをゲームから除外する事で、伏せカードを破壊から守る!」

 

 伏せカードを破壊すべく、灼銀の機竜が主砲を放ったのだが……しかしその弾丸は、命中直前に張られたバリアによって弾かれてしまう。わざわざ守り抜くとは、よほど重要な伏せカードだったのだろう。

 

「……ならば墓地の罠カード、騎士魔防陣の効果を発動! 墓地のこのカードを除外する事で、墓地からレガーティアを復活させる!」

「ノーコストで墓地からシンクロモンスターを蘇らせるだと!?」

 

 騎士魔防陣の墓地効果を聞いたロットンが、驚愕の叫びを上げる。

 

「もちろんデメリットもあるさ。騎士魔防陣で召喚されたレガーティアの攻撃力は、1500ダウンしてしまう……が」

 

 騎士皇レガーティア

 (ATK/3500→2000)DEF/2000 星12

 

 とはいえ、今は守備表示だし……それにレガーティアの効果発動がメインなので、あんまり関係ないんだがな。

 

「特殊召喚に成功した事で、レガーティアの効果が発動! 俺はカードを1枚ドローし、その後ガトリング・オーガを破壊する! ガトリング・オーガよ、消え去るがいい!」

「クソ、1回きりの能力を上手く活用しやがる……! リバースカードオープン、メタル・コート! 自分フィールド上のモンスター1体の装備カードとなり、装備モンスターはカード効果では破壊されない!」

 

 先ほどと同様にレガーティアのごんぶとビームがガトリング・オーガを襲うが、今度はロットンの発動した罠カード──ロットンがわざわざスキル・プリズナーで守った伏せカードだ──によって、破壊から免れた。

 効果破壊と戦闘破壊の両方に対応してるし、あれもなかなかいいカードだよな。OCG環境では流行らんだろうが、こっちの世界だとかなり便利そうだ。俺は持ってないけど。

 

「ガトリング・オーガを守ってきたか。なら俺はカードを伏せ、スクラップ・ドラゴンの効果を発動! 俺の今伏せたカードと、お前の最後の伏せカードを破壊させて貰うぜ!」

「おのれ、ガトリング・オーガの弾丸を……!」

 

 スクラップ・ドラゴンの吐いたブレスに破壊されたのは、永続罠のグラビティ・バインドだった。ふぅん、いいカードを葬った……。

 ちなみに俺がスクドラのコストに伏せたカードは、Sp-ハーフ・シーズ*2だ。強力なカードではあるが、ロットンはバーン主体だから刺さんないだろうし。

 

「どうだ、これでお前のフィールドにはガトリング・オーガが1体だけ! 撃ち出す弾が無けりゃ、何もできねえだろ! 俺はカードを1枚伏せて……エンドフェイズにレガーティアの効果を発動。墓地から魔法&罠ゾーンにプリメラを呼び戻し、ターンエンドだ!」

 

 雄二LP3300 伏せカード2枚 手札2枚

 

「舐めるなよ小僧……オレのドローで、この状況をひっくり返してやる! オレのターン!」

 

 ロットンLP2250 手札0→1 SPC4→5

 

「……オレはカードを1枚伏せ、ターンエンドだ」

「そのエンドフェイズ時、レガーティアの効果が発動。墓地から魔法&罠ゾーンに、トゥルーデアを呼び戻す!」

 

 ロットンLP2250 伏せカード1枚 手札0枚

 

 威勢よくカードを引いたロットンだったが、しかしカードを1枚伏せただけでターンを終了した。まあ、あのデッキで手札1枚じゃあ、やれることも特にないだろうしな。問題は何の罠を伏せたかだが……こちらには万能無効の騎士皇爆誕がある。勝ったな。

 

「俺のターン!」

 

 雄二LP3300  手札2→3 SPC5→6

 

「俺はカードを伏せ、スクラップ・ドラゴンの効果を発動! 今伏せたカードと、お前の伏せカードを破壊する!」

「させねぇよ! オレは罠カード、つり天井を発動! フィールド上にモンスターが4体以上存在する時、全てのモンスターを破壊する!」

 

 つり天井、さっきのドローで引き当てていたのか。メタル化したガトリング・オーガは効果では破壊されないのを活かし、こっちのモンスターだけを一方的に破壊する算段だったのだろう。やはりボスを務めるだけあって、かなりのドロー力だ。だが残念だったな。

 

「これでお前のモンスターは全滅──」

「カウンター罠、騎士皇爆誕を発動! 魔法&罠ゾーンのトゥルーデアを墓地に送ることで、つり天井の発動を無効にして破壊する!」

「──なんだと!?」

 

 半透明のトゥルーデアの祈りを受けたレガーティアが、その魔力槍を振り上げ、落ちてくるトゲ付きの天井を破壊する。これでロットンの対抗手段はゼロ──いや、まだ墓地に()()カードがあるかもしれんな。視聴者を爆笑の渦に叩き込んだ、例のカードが。でもまあ、この状況じゃあ使われても変わらんか。

 

「俺は永続罠、ディメンション・ゲートを発動。フィールドのレガーティアをゲームから除外し……手札からSp-起爆化*3を発動! ディメンション・ゲートを破壊することで、相手モンスター全ての表示形式を変更する!」

 

 ガトリング・オーガ

 ATK/800 星3

 

「ガトリング・オーガが攻撃表示に……!?」

「それだけじゃねえぞ! ディメンション・ゲートが墓地に送られたことで、除外されていたレガーティアが、俺のフィールドに特殊召喚される!」

 

 騎士皇レガーティア

 ATK/3500 星12

 

 次元の壁を打ち砕いて現れたレガーティアは、騎士魔防陣のデメリットが打ち消され、本来の攻撃力に戻っていた。あとはレガーティアでガトリング・オーガをぶん殴るだけで終わりなのだが……。

 

「そしてレガーティアの効果で、俺はデッキからカードを1枚ドロー!」

「ククク……ハハハハハッ! なんだよ坊主、テメエ滅茶苦茶やるじゃねえか! お前さん、何て名前なんだい?」

 

 流石にもう勝ち目はないと踏んだのだろう。突然爆笑し始めたロットンに、俺は困惑するが──それもそうか。ロットンにとって、このデュエルはあくまで武者修行の一環。別に負けたところで失うものは何も無いのだから、そういう意味でアニメ本編とは違った余裕があるのだろう。

 

「……雄二、相川雄二だ。未来のデュエルキングの名前だ、覚えておいて損はねーぜ?」

「フ……キングとは大きく出たな。ま、せいぜい頑張れや。少しぐらいは、オレも応援しといてやるよ」

 

 そうかい、アンタに応援されるってのは、なんか複雑だが……ま、ここはありがたく受け取っておくか。

 

「……バトルフェイズに移行。俺はスクラップ・ドラゴンで、ガトリング・オーガを攻撃だ!」

 

 スクラップ・ドラゴン ATK/2800 VS ガトリング・オーガ ATK/800

 

 スクラップ・ドラゴンの吐いた火球が、メタル化したガトリング・オーガ目掛けて飛んでいく。

 

「装備されていたメタル・コートを墓地に送ることで、ガトリング・オーガは戦闘による破壊を免れる!」

 

 しかしメタル化を解除──つまり装備カードであるメタル・コートを墓地に送ることで、ガトリング・オーガはその火球に耐えてみせた。

 

「だが戦闘ダメージは受けてもらう!」

「ぐううぅぅ!」

 

 ロットンLP2250-2000=250

 

「続けて俺は灼銀の機竜で、ガトリング・オーガを攻撃だ! フルバースト・ショット!」

「墓地から罠カード、ダイナマイト・ウォールの効果を発動! 墓地のこのカードを除外する事で、相手の攻撃モンスターと、オレのフィールド上の全てのカードを除外する!」

 

 でたわね。遊星と鬼柳と──そして()()()()()()を吹き飛ばした、問題のカードが。いやあのシーンはマジで笑ったな。お前まで吹き飛ぶんかーいって。

 ……いや、カードには問題ないか。問題なのは、発動と同時にリアルダイナマイトをぶん投げた、ロットンの方であって。いかん、思い出したらなんか笑えてきた。耐えろ、耐えるんだ俺! ここで吹き出したら不審者だぞ!

 

「……墓地から罠か。だがそれも悪足掻き、今度こそ終わりだ! 俺はレガーティアで、ロットンにダイレクトアタックだ! ヴァリアント・スマッシュ!」

 

 肩のシールドパーツをビームランスに変化させたレガーティアが、ブースターを吹かして、ロットンに向かって突撃する。既にダイナマイト・ウォールを使ってしまったロットンに、レガーティアのランスチャージを防ぐ手段はなく。

 

「うおおぉぉぉー!?」

 

 ロットンLP250-3500=0 Lose

 

 今度こそ、俺の勝利が確定した。ふー、心臓に悪い相手だった。先攻を奪い、レガーティアを押し付けまくってこれとはな。

 いやしかし、ロットンはバーンカードが主体で、妨害札の数自体は少なかったから……よく考えてみれば、割と相性がいい相手だったのかも? まあいいや。帰ったら遊星に、ロットンの使用カードをチクったろ!

 

 

 

 ◇

 

 

 

 俺はロットンを下した後も、峠で数多くのデュエルをこなし……その疲れからだろうか。夜ベッドに入った俺は、圧倒的な睡魔に襲われていた。

 そうして隣にプリメラの体温を感じつつ、俺が意識を微睡ませていると。

 

『ミツケタ……ワタシノ……!』

 

 プリメラや俺の知り合いとはまた違う、別の少女の声が聞こえてきた……気がした。

*1
SPCが2個以上の時発動可能

*2
SPCが3個以上の時発動可能

*3
SPCが2個以上の時発動可能




デュエル中のステータス表記を、その表示形式のステータスのみを表記するよう変更。攻撃表示の場合はATKのみを、守備表示の場合はDEFのみを書くようにしました

そしてセンチュリオン新規イヤッホォォォウ!!!!
エクシーズやリンクなら諦めてましたが、シンクロなので問題なく(この小説に)出せるのも嬉しい!同時にプリメラとトゥルーデアの天下終了のお知らせ。せっかく(勝手に)書いたDホイールのマークも、ガーゴイルⅡのパイロット娘に消されてしまうことでしょう

ただ単独カードや設定画が無くて、どんな娘さんなのかよくわからないので…分かる範囲以外は適当にでっち上げます。そしてあまりにも違いすぎる部分が判明したら、歴史改変をします
実はね、既につるぺたロリッ娘のつもりでね、出会い編を書いていたらね、ウェイクアップ・センチュリオンの拡大イラストが公式Xに上がってね…。はい、予想以上に大人びた娘さんでした。書き直しになりました


ロットン戦→色々試して勝てる相手じゃねえ!と判断してレガーティアを押し付けるデュエルを決行。ただし本編前ということで少しデバフ状態。物量で押し潰されるヤバさを実感したので、次からは極悪アニオリの狭小の地下道を使ってくる。

プリメラの干渉力→どっかのおじさんのせいでバカみたいに高い。リアルファイト最強。

センチュリオン新規キター!→うれしい!うれしい!うれしい!

センチュリオン新規来たけど、プリメラちゃん大丈夫?→プリメラと同格なので、プリメラが嫌がっても無理矢理割り込んできます

ジャックのブリューナク→まあキング時代があったし、手に入れていてもいいかなーと思って投入しちゃいました

ワイゼル君デレてね?→プロキシに魂が宿るかどうか、全ては大いなる蟹の味噌汁…

ターボ・ウォリアー君→とりあえずの機皇帝対策枠となるも、しかし遊星はこれだけでいいのか?もっと他にも…と可能性を模索中。
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