ネオドミノのテッペンに立ちたくて   作:ジェム足りない

21 / 34
ツンドラの大蠍

「俺とデュエルか? 俺の方は別に構わないが……」

 

 ツァンによる、突然のデュエル申し込み宣言。それを受けた遊星は、とりあえず了承の返事を返すも──しかしその声色からは、困惑の様子が伺えた。だがまあ、遊星の困惑ももっともだ。

 

「しかし、授業の方はいいのか?」

 

 なぜなら今は、遊星の言う通りに授業時間の真っ最中だからね。ハイトマン教頭の暴走に巻き込まれた、小等部のちびっ子たちは仕方ないとして、他のクラスは普通に授業をやってるからな。遊星はTPOを弁えるタイプだし。

 

「おお、デュエルですかな? 別に構いませんとも。遊星君とのデュエルであれば、得られるものも多いでしょうしな!」

 

 しかし遊星のそんな気遣い&懸念は、上機嫌な校長によってハッハッハと笑い飛ばされた。

 まあこの人、温厚なデュエル好きっていう、いわゆる鮫島校長タイプな人間だからねえ。普段ならそんな校長をハイトマン教頭が諫めるんだが──ツァンにとってはラッキーなことに──今は打ちひしがれていて、その役割を放棄しているんだよな。

 

「ありがとうございます、校長先生! ──さあ、校長先生から許可が下りた以上、もう逃げ道はないわよ! ボクの挑戦、受けてもらうんだからね!」

 

 校長先生からの援護射撃を受けたツァンは、遊星を指差しながらそう啖呵を切った。なんだかわからんが、とにかくすごいやる気だぞ。

 ……いやまあ、理由は普通にわかるんだけどね。遊星自身はあまり理解してなさそうだが、今の遊星は、あのジャックに勝ったニューキング。デュエリストなら、一度は戦ってみたい相手だろう。その顔に、()()()()()()()()()()()()()()

 

 ツァンはなんだかんだでクソ真面目なので、遊星がマーカー付きなのを理由に、俺やアキさんからの『遊星のとこ行こうぜ!』って誘いを断り続けているからな。まあ遊星の人柄がそこそこ知れ渡ってきた、今になっても遊星の事を認めないのは、ただ意地を張っているだけなんだろうが。

 ドヤ顔で『どんな事情があったにせよ、ルール違反はルール違反! きっとろくでもない奴に決まってるわ!』とか俺の前で言っちゃった手前、自分から会いに行くのはばつが悪いんだろう。

 

「いや、しかし……」

 

 だが校長先生からの許可が下りたというのに、遊星は困惑の様子を崩さない。遊星はサテライト出身ということもあってか、学校や教育を尊いものとして捉えているからな。もーちょい遊星の口が上手ければ、『いいえ、学校の授業は大切です。授業が終わってからなら、いくらでも受けますよ』とかそんな感じで意見を表明できたんだろうけどね。しゃーねーなー、ここは俺が一肌脱いでやっか。

 

「遊星、ちょっといいかしら?」

 

 とかなんとか思って俺が動こうとしたら、アキさんが遊星の側に駆け足で寄って行っては何やら耳打ちを。さすがは嫁やね、動きが素早いわ。

 

「……わかった、いいだろう。その挑戦、受けて立とう!」

 

 アキさんから何かを耳打ちされた遊星は、あっさりとツァンとのデュエルを了承すると、デュエルディスクを起動した。それにしてもツァンvs遊星か……珍しすぎる対戦カードに、なんかワクワクしてきたな!

 

「さあ、それじゃあ私たちは教室に戻るわよ」

「ゑ?」

 

 これこれアキさんやい、なんで俺の手をグイグイと引っ張るのかな? これから遊星vsツァンのデュエルが始まるのだよ?

 

「コラ、抵抗しないの。遊星たちの邪魔をしちゃ悪いでしょう? 教室に戻るわよ」

「ええー、別に観戦するくらい──」

「も・ど・る・わ・よ?」

「ハイ……」

 

 笑顔で圧をかけてくるのやめちくり〜。アキさんにビビって思わず同意してしまったが、遊星とツァンのデュエル、見たかったのう……。

 

「ホラ、あなたたちも自分のクラスに戻りなさい。これは一対一の真剣勝負。見世物じゃないんだから」

「はーい」

「ちぇーっ。織田信長がモチーフだっていうシンクロモンスター、見たかったのになぁ」

「ボブ、戦国時代大好きだもんなー」

「あったりめーだろ? 戦国時代は男のロマンだぜ!」

 

 アキさんに促され、龍亞龍可をはじめとするちびっ子勢も、渋々ながら自分たちのクラスへと戻って行く。ハイトマン教頭の件と俺の件を見て、アキさんに逆らってはいけないことを理解したのだろうな。なお校長先生はアキさんから矛先を向けられる前に、とっとと自主避難した模様。かしこい。

 

「ツァンさん、ファイトですよ! 私の分まで、頑張ってくださいね!」

「ええ、任せなさい。絶対に勝ってみせるわ……!」

 

 ツァンの側に駆け寄ったゆまが──ツァンの右手を、自分の両手でガッチリとホールドしながら──熱い声援を送っていた。おーおー、ツァンってば燃え上がっちゃって。まあ気持ちはわからんでもないが……でもツァンには悪いけど、十中八九で遊星の勝ちだろうな。

 ……いや、だからこそアキさんは、俺たちを追い払おうとしているのか。しゃーない。後日こっそり、遊星からデュエルログでも見せてもらうつもりだったが……ツァンの名誉のため、その予定はキャンセルだな。

 

 

 

 

 

 

「……これで邪魔者はいなくなったわね。さあ、行くわよ不動遊星!」

 

 先ほどまでいた人たちが去り、静かになったデュエルコートの向かい側にて、その男はデュエルディスクを起動したボクに対し、デュエリスト特有の闘気を向けてきていた。

 不動遊星──表舞台に現れてからというもの、常勝不敗でキングの名を欲しいままにしていた、ジャック・アトラスをフォーチュンカップにて打ち破った男。……そして、アイツが()()ご執心のデュエリスト。アイツが不動遊星のところに顔を出すようになったせいで、何度寂しい休日を送る羽目になったことか……! 

 でもまさか、その不動遊星が、このアカデミアにのこのことやってくるなんてね。教頭と校長には感謝だわ。ここで会ったが百年目、この機会にこの男を叩きのめして、アイツの目を覚まさせてやる!

 

「デュエル!」

「デュエル!」

 

 そうして始まったデュエルは、不動遊星の先攻から始まった。雪乃(色ボケ)は宣戦布告してくるし、他所の町でアイツと金髪の美少女がデートしてたなんて根も葉もない噂話まで聞こえてくるし……最近はツイてないことばかりだ。

 

「俺は手札から、ジャンク・コンバーターの効果を発動。手札からこのカードとチューナーを捨てることで、デッキからシンクロンと名のつくモンスター1体を、手札に加えることができる」

 

 そう言って不動遊星が手札に加えたのは、ジャンク・シンクロンのカードだった。チラッとだけ見えた、ジャンク・コンバーターのレベルは2……なるほど、さすがはあのジャック・アトラスを倒した男ね。動きに無駄がない。

 

「俺は今手札に加えた、ジャンク・シンクロンを召喚! そしてジャンク・シンクロンの効果により、墓地からジャンク・コンバーターを守備表示で特殊召喚!」

 

 ジャンク・シンクロン

 ATK/1300 星3 チューナー

 

 ジャンク・コンバーター

 DEF/200 星2

 

 不動遊星のフィールドにオレンジ色の小さな機械仕掛けの戦士が現れ、その効果によって墓地から──コンバーター(変換装置)の名の通りに──端子とケーブルを身につけた機械の戦士が蘇る。

 レベルの合計は5……これは来るかしらね、不動遊星の切り込み隊長、ジャンク・ウォリアーが。

 

「俺はレベル2のジャンク・コンバーターに、レベル3のジャンク・シンクロンをチューニング! シンクロ召喚──出でよ、カタパルト・ウォリアー!」

 

 カタパルト・ウォリアー

 DEF/1500 星5

 

 しかしボクのその予想に反し、不動遊星が呼び出したのは、両肩部に巨大なカタパルトを搭載した、巨大なモンスターだった。

 

「レベルと図体の割に低いステータス、そしてカタパルト……嫌な予感がするわね……」

「ジャンク・コンバーターはシンクロ素材となったとき、墓地のチューナーを復活させる。戻れ、ジャンク・シンクロン!」

 

 ジャンク・シンクロン

 ATK/1300 星3 チューナー

 

「くっ……!」

 

 不動遊星のフィールドに蘇ったジャンク・シンクロンを見て、つい眉を顰めてしまう。あれ、どう見ても射出要員よね……。

 

「カタパルト・ウォリアーの効果! ジャンク・シンクロンをリリースすることで、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える! ダイブ・カタパルト!」

 

 カタパルト・ウォリアーの肩部カタパルトの上に、キリッとした表情のジャンク・シンクロンが装填される。そしてその状態で、カタパルト・ウォリアーは高く飛び上がり──ボク目掛けてジャンク・シンクロンを射出。射出されたジャンク・シンクロンは、そのまま猛烈な勢いでボクに激突した。

 

「くうぅ……こ、この程度!」

 

ツァンLP4000-1300=2700

 

 まだ先攻1ターン目だというのに、なかなかに手痛いダメージを受けてしまった。これが現キング、不動遊星の実力……。不愉快だけど、アイツが熱中するだけのことはあるわね。

 

「俺はカードを2枚伏せ、これでターンエンドだ」

 

遊星LP4000 伏せカード2枚 手札2枚

 

「ボクのターン、ドローよ!」

 

 不動遊星のフィールドには、守備表示のカタパルト・ウォリアーと伏せカードが2枚。カタパルト・ウォリアーは強力な効果を持っているが、しかしその代償としてか、ステータスはかなり低かった。ハッキリ言って、壁役を務めるにはかなり厳しい。つまりあの2枚の伏せカードのうち、1枚は防御用のカードのはず!

 

「ボクは手札から永続魔法、六武の門を発動!」

 

 地面より迫り上がってくる巨大かつ重厚な門を前に、ついつい笑みが漏れ出てしまう。このカードの発動さえ通れば、もうこちらのものだ。後攻1ターンキルだって夢じゃない。

 

「このカードは六武衆が召喚・特殊召喚されるたびに、武士道カウンターを2個ずつ得るのよ! そして──」

 

 しかし、そうしてボクが意気揚々と六武の門の効果について説明しようとしたところ。

 

「武士道カウンターを規定の個数取り除くことで、強力な効果を発揮する……だろう?」

「なっ……!?」

 

 既に知っているとでも言わんばかりに、不動遊星は自分から効果説明を引き継いできた。予想外の出来事に、一瞬だが思考が麻痺する。

 確かにボクはアカデミアの中では有名だけど、外部ではそうでもないはず。たまに大会に出て、優勝賞品を頂いていくくらいはするけど……まあそれくらいだし。アイツと違って、野良デュエルに明け暮れるような真似はしていないしね。

 

「ユージがよく、君のことを話していたんだ」

「え?」

 

 ボクが驚きに目を丸くしていると、不動遊星はそのまま、知識の出所についてを口にした。

 アイツが、よくボクのことを話して……? ま、まあそうよね! 何しろボクとアイツはライバルにして相方(パートナー)なワケだし!

 でも、アイツはボクのことをどんな風に話していたんだろう。面倒臭いとか鬱陶しいとか、そんな風に悪口とか言われてないよね……? 自分で言うのもなんだけど、ボクは相手の不真面目な点を、すぐ正論で殴る悪いクセがあるし……。

 

「一見すると刺々しく、人を寄せ付けない雰囲気だが……実は面倒見が良くて優しい子だと。自分もよく世話になっていると、ユージは言っていた」

「む、むぅ……」

 

 よかった。この言い方だと、実は裏では鬱陶しがられていただなんてことはなさそうね。そうよね、アイツには、あんなに世話を焼いてやったんだもの。感謝される覚えはあっても、嫌われる覚えなんて全くないわ。ボクは何を不安がってたんだろう、バカバカしい。

 でも優しい子とか、他人から言われるとなんか照れるわね……。

 

「……デュエル続行よ! 相手フィールド上にのみモンスターが存在するとき、この六武衆のご隠居は手札から特殊召喚できる! 続けてボクは、六武衆の影武者を通常召喚!」

 

 六武衆のご隠居

 ATK/400 星3

 

 六武衆の影武者

 ATK/400 星2 チューナー

 

 六武の門(武士道カウンター4)

 

 絡繰り仕掛けの輿に乗った老人と、明るい色の派手な具足を身に着けた侍がボクのフィールドに現れる。この2体はステータスが低いので、よく使われる奈落の落とし穴のようなカードには引っかからないし、真六武衆-カゲキのような──効果を無効化され、シンクロ素材が並ばないという──隙もない。まあ激流葬や神の宣告みたいな罠カードは普通に効くので、無敵というわけではないけど……それでも弱点の少なさは大きなメリットだ。

 

「ボクはレベル3の六武衆のご隠居に、レベル2の六武衆の影武者をチューニング! シンクロ召喚──来て、真六武衆-シエン!」

 

 真六武衆-シエン

 ATK/2500 星5

 

 六武の門(武士道カウンター6)

 

「来たか……!」

 

 ボクのフィールドに降り立ち、刀を掲げるシエンを見て不動遊星が身構えた。

 恐らく、伏せカードの発動タイミングでも窺っているのだろう。アイツ経由で六武の門の効果を聞いていた以上、きっとシエンの効果も知っているはずだし。

 

「六武の門の効果を発動! 武士道カウンターを4個取り除くことで、デッキから六武衆の師範を手札に加えて、そのまま六武衆の師範を自身の効果で特殊召喚!」

 

 六武衆の師範

 ATK/2100 星5

 

「六武衆の師範は、自分フィールド上に六武衆が存在する時に手札から特殊召喚できるの。そして六武衆の師範が特殊召喚に成功したことによって、六武の門に武士道カウンターが乗るわ」

 

 六武の門(武士道カウンター4)

 

「武士道カウンターが4個になった……となれば」

「ええ、もちろん六武の門の効果を再び発動よ。再び武士道カウンターを4個取り除き、今度は真六武衆-キザンをデッキから手札に加えるわ。そして真六武衆-キザンは自分フィールド上にキザン以外の六武衆がいる時、手札から特殊召喚できる!」

 

 真六武衆-キザン

 ATK/1800→2100 星4

 

「真六武衆-キザンは自分フィールド上に他の六武衆が2体以上いる時、攻撃力と守備力が300アップするわ」

「一気にモンスターを並べてきたか。話には聞いていたが、凄まじい展開力だな……」

 

 アイツから話を聞いているってことは、どうせ防ぐ手段も用意しているでしょうに……白々しい。まあいいけどね、ボクの優位には変わりないし。

 ボクのシエンは1ターンに1度、無条件で相手の魔法罠の発動を咎める効果を持っている。つまりボクの攻撃を止めるには、1度に2枚以上のカードを使う必要がある。なので時間が経てば経つほど、ボクが有利になっていく。とりあえず、あの2枚の伏せカードはここで消費させる……!

 

「バトルよ! ボクは六武衆の師範で、カタパルト・ウォリアーに攻撃!」

 

 六武衆の師範 ATK/2100 VS カタパルト・ウォリアー DEF/1500

 

 ボクの指示を受けた師範がカタパルト・ウォリアーへと突っ込んでいき、そのまま居合一閃。横薙ぎに振るわれた刀が、巨大な戦士の胴体を断ち斬った。

 それにしても、不動遊星は伏せカードを使わなかったわね。ダイレクトアタックを受けた際に発動するカードなのかしら。まあいいわ、次は使うでしょ。だって使わなきゃ敗北なんだから。

 

「これで終わりよ! ボクは真六武衆-シエンと真六武衆-キザンの2体で、ダイレクトアタック!」

 

 シエンの効果をいつでも使えるよう注意しつつ、ボクは総攻撃を宣言。刀を上段に構えたシエンと、下段に構えたキザンが不動遊星に向かって突撃していく。

 

「俺は手札から、速攻のかかしの効果を発動! このカードを手札から捨てることで、相手のダイレクトアタックを無効にして、バトルフェイズを終了させる!」

 

 しかし不動遊星の前に、突如として木の棒を持った金属製のかかしが出現。シエンとキザンの攻撃をその身で受け止め、砕け散っていった。

 

「くっ、モンスター効果による防御……!」

 

 シエンが止められるのは魔法か罠のどちらかであり、モンスター効果には対応していない。上手くその弱点を突いて来たわね。

 

「ならボクは手札から永続魔法、強者の苦痛を発動。そしてカードを1枚伏せて、これでターンエンドよ」

 

ツァンLP2700 伏せカード1枚 手札1枚

 

「俺のターン、ドロー」

 

 これで不動遊星の手札は3枚。そして前のターンに速攻のかかしを使ってきたということは、あの伏せカードは展開用の罠の可能性が高い。恐らくシエン1体じゃ止め切れないだろうが……今度はこちらにも伏せカードがある。迂闊に攻め込んで来たら返り討ちだ。

 

「俺は手札から逆境の宝札を発動。相手フィールド上にのみ特殊召喚されたモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しないとき、デッキからカードを2枚ドローする」

 

 手札増強カード……恐らくは本命のカードを通すための“釣り”でしょうね。でも2枚のドローは大きいし、本当に手札が足りなくて困った末の発動という可能性もある。ならばボクが取るべき行動は……。

 

「逆境の宝札にチェーンして、真六武衆-シエンの効果を発動よ! 1ターンに1度、相手が発動した魔法・罠カードの発動を無効にして破壊する!」

「それを待っていた! その効果にチェーンして罠カード発動、迷い風! 特殊召喚されたモンスターの効果を無効にし、さらにその攻撃力を半分にする!」

 

 不動遊星の発動したカードより飛び出してきた黒い風が渦を巻き、そのままシエンへと襲い掛かってきたかと思えば、新品同様だった刀や具足をボロボロにして去っていく。効果を無効にした上で攻撃力も半減させるだなんて、なんて厄介なカードを!

 

 真六武衆-シエン

 ATK/2500→1250

 

「逆境の宝札の効果により、カードを2枚ドローだ」

「……やられたわ。あらかじめシエンの効果を無効化するためのカードを伏せておき、こちらの攻撃は速攻のかかしで防ぐ。最初からこれが狙いだったのね」

 

 ボクの恨み節を聞いた遊星は、特に何も言うことなく小さな笑みを浮かべた。……この男、なんか腹立つわね。『その通りだ』とか『所詮は学生だな』とか、なんでもいいから言いなさいよ。顔が良いせいで、無駄に似合っているところがまたムカつく。まあアイツなら『クールだぜ……』とか言って喜びそうだけど。

 

「通常罠、ロスト・スター・ディセントを発動。墓地のカタパルト・ウォリアーを、レベルを1つ下げ守備力を0にすることで特殊召喚する!」

 

 カタパルト・ウォリアー

 DEF/1500→0 星5→4

 

 もう1枚の伏せカードは蘇生罠か。やっぱり高レベルのシンクロ召喚に繋げるつもりね。でもボクのフィールドにある強者の苦痛は、相手のモンスターをレベルに応じて弱体化させる永続魔法。つまり高レベルモンスターのメタカードであり、不動遊星がこのカードを突破するには……。

 

「俺は手札からライティ・ドライバーを召喚し、その効果を発動。このカードの召喚に成功した時、デッキからレフティ・ドライバーを特殊召喚できる!」

 

 ライティ・ドライバー

 ATK/100 星1 チューナー

 

 レフティ・ドライバー

 ATK/300 星2

 

 不動遊星のフィールドに、右肩にプラスドライバーを付けたロングヘアの小さな女性型ロボットと、それとは逆に左肩にマイナスドライバーを付けたショートヘアの女性型ロボットが現れた。

 

「ライティ・ドライバーはシンクロンと名のつくチューナーの代わりになることができ、そしてレフティ・ドライバーは特殊召喚に成功した時、ターン終了時までレベルを3にできる!」

 

 レフティ・ドライバー

 星2→3

 

 これでレベルの合計は1+3+4で8。来るわね、フォーチュンカップでアイツを倒した、あのシンクロモンスターが。

 

「俺はレベル4のカタパルト・ウォリアーと、レベル3となったレフティ・ドライバーに、レベル1のライティ・ドライバーをチューニング! 集いし闘志が、怒号の魔神を呼び覚ます。光さす道となれ! シンクロ召喚──粉砕せよ、ジャンク・デストロイヤー!」

 

 ジャンク・デストロイヤー

 ATK/2600→1800 星8

 

「来たわね、ジャンク・デストロイヤー!」

 

 強者の苦痛によってジャンク・デストロイヤーの攻撃力が800ダウンするが、しかしそれも今だけの話だろう。あのシンクロモンスターは強力な破壊効果を持っているし。

 

「ジャンク・デストロイヤーはシンクロ召喚に成功した時、素材としたチューナー以外のモンスターの数まで、フィールドのカードを破壊できる! 俺が破壊するのは、六武の門と強者の苦痛だ! タイダル・エナジー!」

 

 ジャンク・デストロイヤーの胸部から放たれたエネルギーの奔流が、ボクのフィールドにあった2枚の永続魔法を破壊していく。強者の苦痛はともかく、六武の門を破壊されたのはかなり痛い。かなり痛いが……まあ相手からしても最優先で破壊すべきカードなので仕方ない、か。まあ伏せカードが残っただけよしとしよう。

 

「やってくれたわね……」

「強者の苦痛が破壊されたことで、ジャンク・デストロイヤーの攻撃力は元に戻る」

 

 ジャンク・デストロイヤー

 ATK/1800→2600

 

「バトルフェイズ。俺はジャンク・デストロイヤーで、真六武衆-シエンを攻撃だ。デストロイ・ナックル!」

 

 不動遊星から攻撃の指示を受けたジャンク・デストロイヤーが、その4つの腕で連続パンチを繰り出し──それによって発生した拳型のエネルギー弾が、ボクの真六武衆-シエン目掛けて飛んでいく。

 

「甘いのよ、罠カード発動! 聖なるバリア-ミラーフォース!」

「何っ!」

 

 しかしシエンの前に光り輝くバリアが張られ、ジャンク・デストロイヤーの放ったエネルギー弾を反射。跳ね返ってきたエネルギーを受け、攻撃を仕掛けたジャンク・デストロイヤーが逆に破壊されるという結末に終わった。ざまあみなさい!

 

「やるな……ならばここは、一時休戦といこうじゃないか。魔法カード、一時休戦を発動。互いにデッキからカードを1枚ドローする。そしてその後、次の相手ターン終了時まで、お互いに受けるダメージはゼロとなる」

「自分から殴りかかってきておいて、不利になったら休戦とか……随分と虫のいい話ね。ていうか、まるで誰かさんみたいなこと言うじゃない」

 

 こちらもカードをドローできるのはありがたいが、しかし1ターンの間、あらゆるダメージを与えられないというのは面倒くさいわね。アイツから不動遊星は防御が上手と聞いていたけど、まさにその通りね。

 

「誰かさん……? ああ、ユージの事か。そうだな、これはあいつから貰ったカードだからな」

「は?」

 

 カードをドローしようとデッキトップに手をかけたちょうどその時、不動遊星は聞き捨てならない言葉を口にした。

 

「アイツからのプレゼント……?」

「いや、語弊があったな。正確にはトレードしたカードだ。それでトレードした際に、このカードを発動する時はこういう台詞を言うと洒落てるんじゃないかという話になってな……」

「ふ、ふーん。そうなの……へぇ……」

 

 なんだ、ただのトレードか。それならボクはもう、既に何度もやっているから問題ない。ボクのデッキにはアイツのカードが何枚も入っているし、アイツのデッキにもボクのカードが入っているからね。……でもボクとはそういう話をしたことないクセに、不動遊星(この男)とはするんだ。

 

「……どうかしたか?」

「ふ、ふふふ……なんでもないわよ……!」

「…………そうか。なら俺はカードを1枚伏せ、ターンエンドだ」

 

遊星LP4000 伏せカード1枚 手札1枚

 

「ボクのターン、ドロー!」

 

 決めた、この男は完膚なきまでに潰してやる。ダメージを与えられない? ならば次のターンにこの男が身動き取れないよう、フィールドを制圧してしまえばいいのだ。一時休戦の効果によってドローしたこのカードと、今ドローしたこのカードを合わせればそれができるのだし。

 

「ボクは手札から速攻魔法、六武衆の理を発動! フィールドの六武衆を墓地に送ることで、墓地の六武衆を復活させるわ。この効果でボクは真六武衆-シエンを墓地に送って、墓地から真六武衆-シエンを特殊召喚よ!」

 

 真六武衆-シエン

 ATK/2500 星5

 

 真六武衆-シエンが地面に描かれた法陣に吸い込まれていったかと思えば、そのまま何事もなかったかのようにまた法陣からせり上がってくる。一見するとシュールな光景だが、しかし法陣を通ったことで、真六武衆-シエンの刀と具足はその輝きを取り戻していた。

 

「墓地を経由することで、迷い風の影響をリセットしたのか」

「そうよ! そして紫炎の依子を通常召喚!」

 

 紫炎の依子

 ATK/300 星1 チューナー

 

 侍のような具足を身に着け、槍を手にした小柄な猿がボクのフィールドに現れる。

 

「ボクはレベル4の真六武衆-キザンに、レベル1の紫炎の依子をチューニング! シンクロ召喚──来て、真六武衆-シエン!」

 

 真六武衆-シエン

 ATK/2500 星5

 

「2体目か……だがこの瞬間、墓地にある迷い風の効果も発動する。相手がエクストラデッキからモンスターを特殊召喚した時、墓地にあるこのカードを再びセットできる」

「墓地から再セットされる罠カード……厄介ね」

 

 2体の真六武衆-シエンであの男の魔法罠を2回無効にできるはずだったのに、そのうちの1回はあのカードに使わされることが確定してしまった。まあ、最強のカウンター罠である、このカードがあれば問題ないとは思うけど……。

 

「ボクはカードを1枚伏せ、これでターンエンドよ」

 

ツァンLP2700 伏せカード1枚 手札0枚

 

「俺のターン、ドロ―!」

 

 あの男も、ここが正念場だと思っているのだろう。このドローであの男の手札は2枚となり、そしてフィールドには伏せカードが2枚。真六武衆-シエンの効果と伏せカードを合わせれば、こちらは3枚まで相手のカードを無効にできるのだから、たぶん勝った……と思うんだけど、何か嫌な予感がする。

 

「俺は手札からモンスター1体を墓地に送ることで、クイック・シンクロンを特殊召喚! このカードは、シンクロンと名のつくチューナーの代わりにシンクロ素材となれる効果を持つ」

 

 クイック・シンクロン

 ATK/700 星5 チューナー

 

「そして今墓地に送ったボルト・ヘッジホッグは、自分フィールドにチューナーが存在する時、墓地から特殊召喚できる!」

 

 ボルト・ヘッジホッグ

 ATK/800 星2

 

 魔法も罠も使わず、モンスター効果のみでフィールドにシンクロ素材を揃えるとはね。でも、これであの男は手札を使い切った。あとはシンクロ召喚からの攻撃さえ防いでしまえば……。

 

「俺はレベル2のボルト・ヘッジホッグに、レベル5のクイック・シンクロンをチューニング! 集いし怒りが、忘我の戦士に鬼神を宿す。光さす道となれ! シンクロ召喚──吠えろ、ジャンク・バーサーカー!」

 

 ジャンク・バーサーカー

 ATK/2700 星7

 

 針の代わりにボルトを生やしたハリネズミが、クイック・シンクロンの変化した光の輪をくぐり抜け。弾ける光の中から姿を現したのは、刃こぼれした巨大な斧を持つ真っ赤な狂戦士だった。

 攻撃力2700……初めて見るシンクロモンスターだけど、防がなければならないカード(マストカウンター)は間違いなくこれだ!

 

「カウンター罠、神の宣告を発動! ライフを半分支払うことで、ジャンク・バーサーカーの特殊召喚を無効にして破壊するわ!」

 

ツァンLP2700÷2=1350

 

 勝った! あの男が迷い風以外に、どんなカードを伏せていたのかはわからないけど……それでも、こちらには無条件で相手の罠カードを打ち消す真六武衆-シエンが2体もいる! 蘇生罠だろうと、時間稼ぎの防御罠だろうと、何であっても無効にしてやれば──。

 

「こちらもカウンター罠、カウンター・カウンターを発動! カウンター罠の発動を無効にして破壊する。この効果によって、神の宣告は無効となる!」

「な、なんですって!?」

 

 そ、そんな! なんてカードを伏せてんのよあの男……! でもジャンク・バーサーカーの攻撃力は2700、たとえシエンを戦闘破壊したところで、ボクの残りライフは削り切れない!

 

「俺はジャンク・バーサーカーの効果を発動! 墓地からジャンクと名のつくモンスターを除外する事で、相手フィールド上のモンスターの攻撃力を、除外したモンスターの攻撃力分ダウンさせる! 俺は墓地からジャンク・デストロイヤーを除外!」

 

 真六武衆-シエン

 ATK/2500→0

 

 しかしそんなボクの強がりをあざ笑うかのように、ジャンク・バーサーカーは墓地からジャンク・デストロイヤーを引っ張り上げ。それをボクの真六武衆-シエンへ向かって投げつけてきて、その攻撃力を一気に2600もダウン──つまりゼロにしてきた。

 

「そ、そんなぁ……」

 

 こちらにはもう、ジャンク・バーサーカーの攻撃を止める手段はない。敗北を確信したことで、思わず全身から力が抜け……ボクはその場にへたり込んでしまった。

 ああ、なんかアイツがこんな状況を指す言葉を言ってた気がする。なんだっけ、勝てるかもという希望を相手に与え、それを奪い取る……ファンサービスデュエルだっけ? これのどこがファンサービスなのよ、適当ぶっこきすぎでしょあのバカ。まったく、いい加減にしなさいよね。

 

「……そう落ち込むな。どちらが勝ってもおかしくはない、いいデュエルだった。……バトル。俺はジャンク・バーサーカーで、真六武衆-シエンに攻撃!」

 

 ジャンク・バーサーカー ATK/2700 VS 真六武衆-シエン ATK/0

 

 攻撃力がゼロとなったシエンに、真紅の狂戦士が襲い掛かる。ジャンク・バーサーカーの振り下ろした巨大な斧が、シエンが防御の為に掲げた刀をへし折り、そのままシエンを両断。そしてその勢いのまま、地面へと叩きつけられた斧によって地面は抉れ、巨大な瓦礫が周囲に飛び散り──。

 

「きゃああーっ!?」

 

ツァンLP1350-2700=0

 

 瓦礫の散弾を受け、ボクのライフがゼロとなった。

 これが現キング、不動遊星の実力……。アイツの目を覚まさしてやるどころか、一撃も入れることができないだなんて。悔しい、悔しいなぁ。

 

「大丈夫か?」

 

 敗北のショックに、へたり込んだまま立ち上がれないボクを心配してか。こちらへと歩み寄ってきた不動遊星が、そのような声をかけてきた。衝撃増幅装置を使った地下デュエルでもないんだし、大丈夫に決まっているでしょうに。

 

「く、くぅぅ……! 次は、次こそは負けないんだからね!」

「フ……ああ、楽しみにしている」

 

 素直に敗北を認め切れず、思わず憎まれ口を叩いてしまうが……しかし不動遊星は、そんなボクの態度を咎めることなく、小さく笑いながらそれを受け流していた。

 

 

 

 

 

 

「お、戻ってきた戻ってきた。どうだった? 遊星とのデュエル」

 

 あれから不動遊星と何言かのやりとりをして、教室に戻ったボクを、アイツは笑顔で迎え入れながらそう口にした。元はといえば、あんたがフラフラしてるのが全ての原因でしょうに……そう思うと、なんかムカついてきたわね。

 

「いてっ」

「負けたわ、完敗よ。さすがは現キングね」

 

 アイツの脇腹に軽く肘を入れながら、ボクはそう答えた。あの時は千載一遇の好機と息巻いていたが、冷静になった今思い返せば、無謀な挑戦だったなと改めて思うわね。

 

「うぅ〜、やっぱりキングの壁は厚かったんですね……ドンマイです!」

「でも、なんだか晴れやかな顔ね。悩みは解決した?」

「まあ、ね……。全部解決ってワケじゃないけど、折り合いはつけたわよ」

 

 こちらを慰めてくるゆまと、訳知り顔で語りかけてきたアキさんに、そう返しながらボクは不動遊星とのデュエルを思い返す。逃げも隠れもせず、真正面からぶつかってきて、最終的にはこちらを圧倒する──あの男とのデュエルは、確かに面白かった。それに正々堂々と負けてしまった以上、言い訳のしようもないし……それに、最後には言葉でも諭されてしまったし。

 

「『仲間を信じて、待つのも絆』ねぇ……」

 

 うまくはぐらかされたような気もしないでないが、一理あることは確かだ。でも『君が思っている以上に、ユージは人気がある……かもしれない』とボクの危機感を煽ってくるのは余計なお世話だ。だって、そんなことは理解しているし。大衆受けのいい派手なデュエルスタイルで、なおかつその腕前も高くて、性格にこれといった問題もないとくれば……人気は出るのは当たり前だし。

 

 元から広く浅く交友を持っていた男子連中はともかくとして、最近は──ボクの的確な指導で外見が改善されてきたのも合わさり──女子人気も高まってきているからね。でも大半の女子は、ボクやゆまが睨みをきかせて追い払ってるから、アイツ自身は気付いてなさげだけど。

 

「うふふ、おはようボウヤたち。いい朝ね」

 

 うわでた。ボクやゆまが睨みを効かせても、一向に逃げない例外が。噂をすれば……とはよく言うけれども、内心でちょーっと考えただけで出てくるのは、レギュレーション違反じゃないのかしら。

 

「げ、雪乃……」

 

 上機嫌な雪乃の顔を見て、つい反射的に“嫌なものを見た”という声を漏らしてしまったが、ボクは悪くない。なぁーにが『我慢できなくなったから奪りにいくわね♡』よ! 

 

「もう1限目は終わったんだけど……まあいいや、ゆきのんおいすー」

「おはようございます、雪乃さん!」

 

 アイツもゆまも、暢気に返事なんかしちゃってるし……まあデュエル以外抜けてるとこのあるアイツと、のんびり屋のゆまに雪乃の相手は難しいでしょうけど。でもこうなったら、あの色ボケ女をなんとかできるのはボクしか──。

 

「ゆきのん、なんか眠そうだなー。夜はちゃんと寝なきゃ、健康に悪いぜ〜?」

「あら、心配してくれるの? ありがとう……でもボウヤこそ、昨晩は夜更かししていたんじゃないのかしら?」

「HAHAHA、何を根拠に……俺ちゃんは毎日、早寝早起きの優等生──」

ピノコニー

「こ、これで勝ったと思うなよ……」

「フフフ、完全勝利よ」

「スゴイです雪乃さん!」

 

 べ、別に“ちょっと楽しそうだな”とか思ってないんだからね! ていうかなに馴染んでんのよ! ボクを差し置いて盛り上がってるんじゃないわよ!

 

「……で、雪乃はなんか用なの?」

 

 そうやって、腹立ち紛れに声を上げたからだろうか。思った以上に刺々しい声が出てしまい、内心で少し慌てるボクだったが……しかし当の雪乃はあまり気にした様子を見せることなく。いつも通りの余裕に満ちた表情を浮かべながら、ボクの言葉に答えた。

 

「そうそう、今回は宮田さんに用があって来たのよ。……ね?」

「ゆまに用事……?」

 

 あの藤原雪乃が、ゆまに用事ねぇ。本当かしらと思って、ボクがゆまの方に目線を送ってみると。

 

「はい! 実は雪乃さんに──もがが!」

「ネタバレはまだダメよ、子猫ちゃん♡」

 

 勢いよく頷いたまま、何事かを口走ろうとしたゆまの口に、雪乃が勢いよくナニカを突っ込んで黙らせていた。あれは……購買のドローパン? しかもあのパンの色から見るに、意味⭐︎不明(ハズレ)な具が盛りだくさんの復刻版じゃない! うわあ、雪乃ってばあんなのよく買ったわねえ。

 

「これは……カレーパンです! 美味しい!」

「あら、おめでとう。ちなみに私は前回、激辛麻婆パンを引いて地獄を見たわフフフ」

 

 自慢なのか自虐なのか、よくわからないセリフね……。まあいいわ、どうやらゆまに用事があるというのは本当みたいだし。

 

「なら、始業のチャイムが鳴る前に、さっさと終わらせなさい」

「ええ、そうさせてもらうわ。それじゃあ、子猫ちゃんを借りていくわね」

「行ってきます!」

 

 そうしてゆまを連れて、雪乃は教室から出て行く──寸前でこちらの方へと振り返り。

 

「そうそう、ツァン。あなたもそろそろ、準備したほうがいいんじゃないかしら?」

 

 そんな事を口走ったのだった。

 




ツァンvs遊星でした。実は最初はストーリーを手早く進める為、主人公以外のデュエルシーンは全カットの予定だったのは密に密に
ちなみに遊星は本当はツァンに「あいつプリメラ√一直線だぞ」と伝えたかったのを、精霊やらの情報を伏せたまま伝えようとして失敗した感じ
なおプリメラ√応援派の龍可ちゃんはニッコリ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。