ちなみにこの世界線の知波単学園の男子学部は男塾です。
知波単学園の学校生活は個性社会とはいえ普通の学校とは隔絶している。
基本、入学するのは無個性や他の学校が持て余した問題児なので普段の学校生活もほぼ命がけなのだ。
学校付近にヴィランが出現するのは日常茶飯事のこの個性社会。
と言うわけで知波単学園では自己防衛や自衛のための教育・訓練が徹底されている。
「いーちいーちーいちに!」
「「「「「そーれ!!」」」」」」
「いーちいーちーいちに!」
「「「「「そーれ!!」」」」」」
なので体育の時間は基本自衛隊方式の行進訓練が行われたのちに各種格闘術や銃火器の運用訓練を行い、サバイバル訓練も平気で行われる。
まぁ基本教師が元自衛官だったりするので自衛隊の訓練にのっとったものが多いのだ。
「さっさと走れーーー!!!」
「「「「「うわぁぁあぁ!!!」」」」」
‥‥どういうわけかイギリス製のヴィッカーズ・クロスレイ装甲車に追い掛け回されてはねられても無事にいる訓練もある。(誰だこれ考えたバカは!!)
知波単学園 生徒会室
「おはようございます!」
「お、おう西。おはようっは、ハークション!!」
「だ、大丈夫ですか?辻先輩」
「な、なぁに今朝から熱が三十九度あるだけだ」
普通に風邪である。
「ちょっと!?もしもし!医務室か?今すぐ辻先輩を搬送してくれ風邪をひかれている」
そのため西の今日の最初の業務が医務室に校内電話を掛けることとなった。
その後、バーサーカーの異名を誇るとある医務室勤務の女子生徒が『治療!!』と言いながら遠慮する辻を医務室に無理やり搬送していった。
「さて、玉田。今日の業務は何かあるか?」
「は!まぁ面倒な案件が一つ…(-_-;)」
「??」
そう言って玉田が渡してきたのはある封筒であった。
「なんだこれは?誰からだ??」
そう言って差出人を見ると‥‥
『国立雄英高等学校 校長 根津』
「‥‥は?」
この時、西の内心は気象で表せば風速80メートルの台風と猛暑の日光が同居しているような地獄絵図であった。
彼女自身が転生者であることから原作にかかわれるというのは多少なりとも嬉しい話なのだが、この世界に転生してからすでに17年。
アニメで見ていた世界と実際の世界が全く違うのは理解しているし、様々な問題によって無個性者やはみ出し者が蔑まれたり、ヴィランになるしかない光景をいやと言うほど見てきた。
そのため、今の父の思想にあこがれ知波単学園に入学したのだ。
それなのに今更この個性社会にしてヒーロー飽和社会の中枢ともいうべき学校が今更方針が真逆の知波単学園に何の用か?
とはいえ気は進まないが内容を見ないことには話しにならない。
と言うわけで西はいやいやながら封筒の封を開けて中身を読んだが‥‥
「‥‥いやはやこれは」唖然
「ど、どうしたのでありますか!?」
西の驚愕と唖然が合わさった顔に玉田と並んで西の片腕と言われている細見が心配する。
「要約すると今年の雄英高校の体育祭に我が知波単学園も参加しないか?という申し出だ」
「「はぁ!?」」
次回 陸海男女大会議