知波単学園に送られてきた雄英からの体育祭への参加要請。
これを受けて西は男女海陸大会議を招集した。
男女海陸大会議。
これは知波単学園における各派閥の代表を集めて学園の方針に対する生徒一同の意向を決めて教師や運営陣に伝える役目を担っている。
陸班 牟田口洋子
海班 山本静子
男子代表 富樫源次
上記同行者 剣桃太郎
女子代表 煌武院悠陽
生徒会長 西絹代
「さて、この要望書にかんする意見をまとめていこうと思う」
そう言って西は会議を始めた。
「しっかしわからんなぁ。なんであいつらが俺らみたいなはみ出しもんにこんな招待状を」
「なぁに簡単なことさ」
「桃?」
富樫は訳が分からない感じだったが付き添いで同席していた剣桃太郎は分かっていたようだ。
「雄英のUSJ一件が原因だろ」
「ああ。警報装置をかいくぐったヴィランに新入生が襲われた一件か」
剣の話に海班の山本が納得する。
まぁ要はヒーローの面子回復のためだ。
「USJでは雑魚は確保できたが主導者と参謀を取り逃がした。雄英の面子は丸つぶれ、市民感情的にもよろしくない。と、くれば生贄が必要なのさ」
「ふざけおって!!」
剣の話に牟田口は憤るがどうにもならない。
「とはいえこの返答を書かねば話が進まん。意見をまとめたい」
「まぁ海班としては陸戦班を出せますけど‥‥」
「陸班としては機甲師団を突入させたいが‥‥」
「機甲師団は却下だ。パフォーマンスで装甲車を出すなら何とかなるが…」
「男子部からは一年生全員だせるぜ」
「女子部としては特に依存はありません」
「‥‥うむ。では出るか!!」
「「「「おう!!」」」」
ここで時系列は封筒が届く二日前にさかのぼる。
「では雄英体育祭は予定通りにと言うことでよろしいんですね?」
「ああ。そう言う方針だよ」
「しかし、この知波単学園に参加してもらうというのは‥‥」
「ああ。これは政府からの意向なのさ」
根津はオールマイトの気の進まない声にそう返した。
知波単学園。ヒーロー達からは問題児の集まりの学校のイメージからオールマイトだけではなく、雄英教師たちからも反対の意思が強かったが政府からの圧力が掛かったとくれば渋々納得せざるを得ない。
「これは生徒たちへの経験のためでもあるのさ。雄英の生徒たちは個性が第一だけど、他の無個性でも実力のある子たちとの競争でいい経験になるとおもうのさ」
「しかし、下手に参加させても一方的な結果になるのでは?」
「まぁそこは彼らに頑張ってもらうのさ」
そう言って根津は手紙を書いて封筒に入れて知波単学園に送ったわけである。