ありふれたら困る化け物達が世界征服   作:未だに古代兵器(3DS)使って遊ぶやつ

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置かれたモノのイク末は

「うぅ…」

 

南雲ハジメは部屋に籠もって泣いていた。理由は明白、友人の死亡だ。友人─八岐大蛇は彼を庇って死んだ(ように見えてる)ので落ち込みまくっていた。まぁ、その友人はこっそり戦線から抜け出してあっさり大迷宮を攻略しているのだが…生憎、それを知らせる気のない人(?)はいない。

 

『…南雲。客人ガ来タゾ…』

「あぁありがとう百々目鬼君」

 

念話で呼びかけられた声に肉声で返すハジメ。念話は彼等のマスターが消えた後に獲得したものであり、これによって部屋の中のハジメに呼びかけることが可能になっていた。百々目鬼が居座っているのは、一度助けた以上はちゃんやれ!とのマスターの考えと、百々目鬼の雑魚は助け合うもの!という考えがあるからである。

 

「…こんにちは。大丈夫?」

 

来た客人は白崎香織だった。先程八岐に許可が取れたから電光石火、突撃しに来たのだ。時刻は満天の星空が瞬く頃。深夜といっても差し支えない範囲の時間帯である。

 

「…うん。白崎さんこそ大丈夫?今、大分夜なんだけど…」

「いいっていいって。私、ちょっと相談したいんだよね。……駄目かな?」

「うん…」

 

上目遣い+涙目になった白崎に呆気なく陥落したハジメである。百々目鬼は我関せずとばかりに呑気にクッ鬼ーとお茶、テーブルと椅子を用意してティータイムが出来るように整えている。流石雑魚妖魔というべきなのか、それとも青春を見守りたいだけなのか…

それは関係ないこととして。白崎は話しだした。

 

「あのね、ハジメ君が出てくる夢を見たの。最初は変な蛇を追いかけて…それで蛇の影に捕まって…それで…それで…」

「それで?どうなったの?」

ハジメ君が…白髪の女になるの…

「えぇ!?」

「…夢、カ…」

 

これには百々目鬼も含め、なによりもハジメが驚いた。なにせ女になるという非現実的なものがあり得ないと思ったからだ。百々目鬼が驚いたのは治癒師が見た夢、という点。基本的には限りなく正夢なのである。人が消えた後の夢見なら尚の事である。

 

「ねぇ…ハジメ君…」

 

この深刻な発言に対してこれをもたらした特大爆弾が更に投下される。

 

「女物の服っていくつ位なら合うかな?」

「…………?」

「ハジメ君の見た目的に胸のサイズは私と同じくらいだったから下着はいいんだけど服って人の好みがあるでしょ?だから聞いておきたいかなってさ」

「…なんでやねん」

「…、自重シロ」

 

白崎の爆弾にツッコミを入れたい気持ちがあるものの、とりあえず最低限の発言だけをしておいた百々目鬼とハジメ。…しょうがないだろう。なにせ女になっても全然ウェルカム!どんと来い!のスタイルの白崎には呆れしか出ないのだろう。

 

(シカシ、ドンナノガイルカ…?)

 

百々目鬼は白崎の発言で混乱した頭を無理矢理おちつかせる為に夢見の発言に対して思考を巡らせる。蛇、というのは十中八九八岐のことであり、その後ろの影と考えると…

 

(絶望、災厄…)

 

そのニ名である。まぁ、それぐらいで充分だろう。そう思って百々目鬼はある提案をすることにする。

 

「南雲。提案ガ有ル。ガシャヲヒイタラドウダ?」

「ガチャ?」

「お義父…八岐君の部屋にあった?」

「相違ナイ…激ドラ、来イ」

 

百々目鬼は面倒くさくなったのでこの場の収拾を激ドラゴンに押しつけた。…悪手だとは言い切れない、百々目鬼はコミュ障である。

 

「…呼ばれたからこさせてもらいました。おや、南雲殿に白崎殿。…百々目鬼殿、ガシャを?」

「ウム…」

「わかりました。それでは不肖この私めが説明させていただきます。わからなければなんなりと質問を」

「「………」」

 

しょうがないことである。普通、激ドラと聞いてどんな厳つい輩が来ると思ったら、目の前の学校のマドンナと同じような格好且つ敬語で話しているのである。気絶しないだけましであろう。

 

「さて、百々目鬼殿。こちらの方で引き継ぐので暫し休息してくださいませ」

「…了解」

「では、ガチャのところまで案内します。ついてきてください」

 

そういって先導する激ドラゴン。二人は顔を見合わせてクスリと一度笑ってから傍について行った。

 

百々目鬼はその様子を陰ながら見守りつつ、一人の首を絞めた。彼の本来の任務は『犯人の確保』。元から危険な輩を察していたので殺さずにいれるだけである。本来は血すら残さない。

人仕事終えた後、百々目鬼は主人の部屋で寝ることにした。

一番彼が安心できるのがそこなのである。

 

「ささ、南雲殿。このガシャに十枚のコインをどうぞ」

「は、はい…」

「ねぇ、激ちゃん。5連してもいい?」

「えぇ、構いません」

「じゃあ引いてみてもいい?」

「うん、どうぞ…」

 

なぜか先に白崎が引く流れとなっている室内。激ドラゴン個竜としては問題ないと感じ、許可している。

しかし悲しいかな、チート技能の定め。この『召喚』の技能は危険過ぎる技能だった。叡智…永夜がいたから気付けなかったものだが、このガシャ、致命的な欠陥があった。

人の感情を反映するものなのだ。仮に、八岐が『全てを滅ぼすもの』を望んだらその通りのやべー奴等を呼ぶのだろう。

そして今の白崎は『TSしたハジメ君見たい!』なのだ。つまり…

 

ギギギ…ギギ…ギギギギギ…ガシャン!

 

「わっ、わっ!」

 

影のカプセルが五つ。しかも集合して一つになった。それを危なっかしい手つきでカプセルを開封した。

そして聡明なる読者の方は気づいているだろうか。『統率』スキルがなければ召喚された者がヤバイことに。さらにいうなら、永夜が召喚を制御しており、鬼と竜しか出ないよう制限していたのだ。では、それが外れたらどうなるのか。勿論結果は決まっている。暴走である。

 

「うわっ!?」

 

その影はハジメにとりつき、ナニかをモゴモゴと動かしている。まるで餌がかかったハエトリグサのように。

 

「う〜ん、ちょっとばかし駄目な体だね♡」

 

ハジメが喋り始める。先程とは雰囲気の変わった彼を見て、激ドラゴンは素早く判断を下した。八岐に伝える為に。

 

『大蛇殿、やばいです。南雲殿が危篤です』

 

そうして事態は動き出す。三日月はゆらりと、はめ殺しの窓から彼らを嘲笑っていた。




※南雲ハジメがTSを始めました

どれがいい?

  • どんどろ〜
  • 豪鬼
  • ジャック
  • 聖鬼士
  • 百式連打!
  • トリッピー!
  • 曇らせ最高!
  • サッキコワクネアラクネ
  • 召喚将官
  • ヤンデレ化させちゃう?
  • ガシャ召喚で胃を痛めさせたい
  • メルド団長助けろ
  • 近藤とかいうモブを救え
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