オタク文化の創造神と呼ばれた俺がVtuberになった訳   作:ユリガスキー

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案件でトレカ配信!(後編)

 そんなこんなではじまった俺と凛ちゃんとのデュエル。

 

 あらかじめ俺たち3人はルールやカードの効果を覚えてきているが、まだそれらを知らないリスナーのためにも1つずつルールを確認しながら進行していく。

 

 

 

 初期手札は5枚、マリガンは任意で1回のみ行えてデッキボトムに全て戻して5枚ドロー、その後デッキトップから5枚をシールドとして置いたら準備完了!

 

「というわけで先攻は貰ったッ! 俺のターン、ドロー!」

 

「先攻はドローできないからカードを引いちゃだめよ?」

 

「というかなに勝手に先攻を取ってるにゃ。まぁいいけど」

 

「ぐぬぬ、ならば仕方ない。マナフェイズで手札から好きなカードをマナエリアに1枚置くぜ」

 

「マナフェイズには手札の好きなカードをマナエリアに置くことができて、マナエリアのカードの枚数がそのまま使用できるコストになるのよね」

 

「カードの中にはマナに置いた時発動するカードもあるけど……どうやら引けなかったみたいだにゃあ」

 

 そう言ってにやけ顔を浮かべる凛ちゃん。そのにやけた顔をフッ飛ばしてやる!!

 

「俺は手札からエオラプトルを召喚してそのままバトルだ!」

 

「にゃはは、先攻はバトル出来ないしそもそも召喚酔いが──」

 

「このゲームに召喚酔いなんて概念はないし先攻も1体だけバトルできるわよ。というわけで凛ちゃんのシールドを墓地に送るわね」

 

「そんにゃー」

 

先攻殴れるとか珍し

凛ちゃん完全に棒読みじゃねぇかw

既存のトレカとちゃんと差別化されてんのね

 

「この時墓地に送られたカードにシールドトリg……咆哮の効果を持っていたらコストを払わずに効果を使える、と……あらシールドトリガー持ちね」

 

「いや、結局言っちゃうんかーい」

 

「咆哮にゃ、シールドなんちゃらにゃんて凛たちは知らないにゃ。というわけで「墓地に送られたこのカードをマナエリアに置く」にゃ!」

 

「ぐぬぬ、やるじゃないか」

 

 バトルフェイズが終わったらそのままエンドフェイズに移行する。この時色々と処理を行うんだが、まぁ今はやることもないから普通にターンが渡るぜ。

 

 

 

 しかし、運がめちゃくちゃ悪い自分にしては普通にいい手札。4ターン目以降はわからないけど、3ターン目までなら十分に動ける手札。

 

 これはひょっとすると……ひょっとするかもしれませんぞ!

 

 

 

「いくにゃ! 凛のターン、ドロー!」

 

「まずは手札からマナを置いて、マナエリアに置かれた「白亜紀の原生林」の効果発動! 手札からもう1枚マナエリアに置けるにゃ」

 

「そして手札からレベル3の「狡猾なハイエナ」発動! 1枚ドローして……にゃにゃ、今引いた「狡猾なハイエナ」をもう1枚発動するにゃ!」

 

「カードを発動するのにカードの右上に書かれたレベルの分マナエリアにカードがないと使えないけど、逆にカードの枚数が足りていれば何枚でも発動できるのよね」

 

マ?

コスト支払うわけじゃないってことなん?

このターン中なら3コス以下のカード使い放題ってことか

ちょっと面白そう

 

「更に「神秘の卵」をマナエリアに2枚置くにゃ。これはメインフェイズに置けるカードにゃんだけどこのターンはアンタップ……マナとして使うことが出来ないにゃ」

 

「けどこのカード「蘇る恐竜伝説」発動! アンタップ状態のカードを全部起こして、起こした枚数ドローするにゃ」

 

「そしてラストの「狡猾なハイエナ」を発動して1枚ドローするにゃ!」

 

「ど、同名カードはデッキに3枚まで入れられるわよ」

 

ちょwww

動き過ぎだろオイ

これまだ後攻1ターン目なんですよね?

まるで遊⚪︎王だな

渚の顔が完全に死んでるwww

彗月ちゃんもドン引きじゃねーかwww

 

「……準備は整ったにゃ。凛は手札から5コスのタルボサウルスを出して効果発動!」

 

「手札から7コスのティラノサウルスを特殊召喚するにゃ!」

 

「タルボサウルスの効果で出たティラノサウルスはこのターン2回攻撃出来るにゃ」

 

「更にティラノサウルスの効果発動! 自分のシールドを2枚割ることで連撃を自身に付与するにゃ!」

 

「連撃は1度の攻撃で2枚のシールドを割ることが出来るわ」

 

「最後に手札から「ナノティラノス」を出してバトルに入るにゃ!」

 

凛ちゃんの盤面の圧つえぇwww

マナ性なのに後攻1ターンでエース出せるのやべーな

ティラノ+タルボ+ナノティVSエオラプトル

↑絶望的過ぎて草も生えませんよ

がむばえー、えおらぷとるー!

 

 

 

「…………アポ?」

 

 

 

「まずはナノティラノスで攻撃にゃ!」

 

「…………ハッ! そ、その攻撃はエオラプトルで止めるぜ!」

 

「バトルは攻撃力が高い方が勝つのよ。この場合だとナノティラノスが2000、エオラプトルが1000だからエオラプトルは破壊されるわね」

 

「このままガラ空きになった場面を殴るにゃ! タルボサウルスとティラノサウルスでアタックにゃ!」

 

「タルボサウルスの攻撃とティラノサウルスの連撃+2回攻撃で渚ちゃんのシールド5枚を全部割ったわね」

 

「な、なんとか生き残った……」

 

 正直こっから盤面返せるとは思えんけど、まだライフは残ってる。最強のデュエリストはこれしきのことでは挫けないんだZE☆

 

「なに勘違いしてるにゃ。凛のバトルフェイズはまだ終了してないにゃ!」

 

「ナノティラノスはこのターンにバトルで相手の恐竜が破壊されてるともう1度殴ることができるにゃ!」

 

「いけ! ナノパーンチ!」

 

「グ、グオオオォォォ!!!」

 

「勝者、凛ちゃん!」

 

「やったにゃー!」

 

おめでとう

恐竜でパンチってなんだよ

いやー接戦でしたね

接戦……?

シールドの枚数だけ見たら2対0だから(震え)

 

「にゃはは、渚ちゃんよわよわだにゃ」

 

「うーん、よーく考えたら渚ちゃんの運の悪さだとこうなっちゃうのね」

 

「にゃ? 渚ちゃんって運が悪いのにゃ?」

 

 おやま、どうやら凛ちゃんは例の配信を見てないようだ。

 

「ぷふーw、普段の行いの悪さのせいにゃんじにゃいかー渚ちゃーんw」

 

 

 

 カッチーーーン

 

 

 

 はいキレた、もうキレたぜ俺は。激おこぷんぷん丸だぜ!

 

「おいこら凛この野郎、リベンジだリベンジ。今度はぎったんぎったんのぼっこぼこにしてやんよ!」

 

「受けてたつにゃ……と言いたいところにゃんだけど、今度は彗月ちゃんが相手するにゃ」

 

「ほう……部下に任せて高みの見物とはいい性格をしてやがる。

だがいいだろう! 速攻で彗月ちゃんを倒してやるからな。首を洗って待ってろ!」

 

「えぇ……いつのまにか私凛ちゃんの部下にされてる……まぁいいわ、渚ちゃんお手柔らかにね」

 

「はっはっはっ! そうはいかねぇぜぇ?

今の俺は気がたってる。怖い目に会いたくなければママのママんとこに帰るんだなァ!」

 

 

 

♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎

 

 

 

「じゃあ私はアパトサウルスとイグアナドン、ケントロサウルス全員で渚ちゃんにアタック!」

 

「マ、ママーーー!!!」

 

知ってた

フラグ達成

ママなら今お前と戦ってるだろうがwww

まさか1体も召喚出来ないで終わるとは

 

 

─────

 

───

 

 

 

 

   この配信は終了しました




この「恐竜王」はオリジナルのトレカですが「百均が販売しているトレカ」は実際に存在しています。
それぞれ「昆虫」と「偉人」をモチーフにしたトレカでルールの一部を参考にさせていただきました。
とても面白いので是非皆さんも遊んでみてください!(アンケンジャナイヨ
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